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ノートPCのファン回転数制御

 DellのノートPC、Studio15のファンの調子が悪い。

 回転が止まるようで、CPUのジャンクション温度が90度を超えたりして、ブルースクリーンになり、電源が落ちてしまう症状が起きた。

 ファンが正常に動作しているのかPIC Basic基板でPWM波形を作り回転数を制御してみることにした。



 Studio15のファンは4端子。

 赤 +5V
 青 制御信号入力 (PWM)
 黒 Gnd
 黄 回転数出力(open drain)

 ハードウエアはPIC Basic基板のrcポートの2pinをファンの青線に接続。



 プログラムも簡単で、PWM用のレジスタに直接値を書き込むだけ。

Dim i
High rc.Bit2 'led off
Output rc.Bit2 'rcポートの2pinをPWMの出力端子にする。
tris_rd = 0  'LED点灯用にrdポートを出力端子にする。
Poke &h92,&hff  'PWMの周期を50マイクロ秒(20kHz)に設定。
Poke &h12,&b100 'タイマー2を有効化
Poke &h17,&b1100 'CCP1をPWMモードに設定
For i = 1 To 10
 rd = i ^ 255
 Poke &h15,&h2f 'パルス幅の設定。
 Sleep 3000
 Poke &h15,&h3f 'パルス幅の設定。
 Sleep 3000
 Poke &h15,&h4f 'パルス幅の設定。
 Sleep 3000
 Poke &h15,&h5f 'パルス幅の設定。
 Sleep 3000
Next
Poke &h17,&b0000 'CCP1のPWMモード解除

 これを実行すると回転数制御は出来ているようだ。



 また、黄線の回転数出力(open drain)も10kΩの抵抗器でプルアップして測定すると、最高速の場合約8ms(125Hz)のパルスが出ている。回転数に直すと3750rpm。

 秋月で販売していたPIC Basic基板、簡単な実験用に非常に便利だったのだが、いつの間にか販売終了になっていた。あと何回くらい書き込めるだろうか、、、、




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