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松木寒天産業

 「ところてん、タダで食べられます」

 鰻 小林で相席になったこの近くの岡谷にお住まいの女性から諏訪周辺の見所を聞いていたら、こんな話が出てきた。前宮のそばにある松木寒天がおすすめだとのこと。

 前宮前の交差点から歩いて30秒のところに松木寒天産業がある。



 直売もやっていている。



 ところてんの試食ができ、これが美味しい。



 上諏訪に来ると自由市場で寒天をよく買っていたが100グラムで1000円。松木寒天の特売では200グラムで1500円だから随分安い。それにこちらの方が美味しい気がする。



 250グラム入っている糸寒天が1600円なら買うしか無い。店員さんの説明では、普通の寒天に比べ糸寒天はコシが強いので和菓子屋さんなどでよく使われるとの事だった。

 糸寒天を購入意気揚々と諏訪大社、本宮に向かうことにする。鰻とトコロテンが食べ合わせでなければよいのだが、、、、




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諏訪大社、前宮

 鰻でお腹がいっぱいになったら諏訪探検だ。

 鰻 小林で相席になった、岡谷からいらっしゃった女性二人組といろいろ話が盛り上がった。その中で、これから諏訪大社の上社と下社に行こうと思っていると言ったら、是非前宮をおすすめするとの事だった。

 日本最古の神社の1つと言われる諏訪大社は諏訪湖を挟んで上社と下社がある。上社は前宮と本宮、下社は秋宮と春宮からなっている。だいたい本宮へ行っておしまいという人が多いから、是非前宮へいけということらしい。

 ナビに導かれるまま、上から読んでも前宮前の信号前の無料駐車場に車を止め、前宮に向かう。



 全体像はこれ。



 鬱蒼とした木々の下を登って行く。



 前宮本殿。



 御柱祭で運ばれてきた御柱が建っている。



 御朱印を頂いて、本宮へ移動することにする。


 

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土用の丑の日

 鰻の日だ。

 日本鰻が絶滅危惧種に指定された。国際自然保護連合の指定だから何らかの拘束力があるわけではないのだが、これがワシントン条約の規制対象にされると鰻を輸入することは難しくなるらしい。

 来年から食べることができなくなるという噂が飛び交っていて、スーパーには鰻の蒲焼きが山積みになり、鰻の老舗では長い行列ができている。

 食べられなくなる前に食べておこうという気持ちもわからなくないが、日本鰻が絶滅に瀕しているなら今すぐに食習慣を変えるべきなのではないだろうか。今日から日本鰻がレッドブックの指定解除になるまでうなぎは食べないというのが、正しい姿勢だろうと思う。

 ただし、もうすでに蒲焼きにしてしまった鰻を捨てろというのも教条主義に堕するとしか言えず、美味しく頂いて夏場を乗りきるのが良いだろう。

 前置きが長くなったが、鰻を食べようと諏訪まで出かけた。いつもは諏訪湖の近くの古畑だが、今日は鰻の小林で昼食だ。



 住宅地の中の店だが、大勢が入り口で待っているのですぐわかる。土曜日の12時半に着いたら8組待っていた。それでもおよそ15分ほどで店内に案内された。



 メニューは



 2切れの(上)をいただく。鰻ちいさ!というのが第一印象。うな重でご飯が見えちゃあいけない。私の美的感覚に反するのである。



 小鉢、吸い物、おしんこ付がついてくる。



 店の方に勧められたフルーツの寒天寄せをデザートにいただいた。



 そういえば諏訪は寒天の産地だ。

 鰻は小さいが、夏痩せを感じさせないくらい脂が乗っていてとても美味しい。お店の方の客あしらいも気持ちが良いのでおすすめの店だ。

 レジでお会計。二人で7140円。高い。レッドブックの指定解除になろうがなかろうが、鰻を食べるのはこれが最後になりそうだ。


 

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夏だ、

 台風8号が通り過ぎ、夏がやってきた、

 夏がくれば、梅干し干し。



 暑い。
 

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