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映画、リアル・スティール

 2020年を舞台とした映画。技術は進歩しているように見えるが文明は退歩している。そんな時代の元ボクサーの父親と息子、そして格闘ロボットの物語。

 この時代、人間同士のボクシングは禁止されていて、ロボット同士の格闘技が興行されている。元ボクサーの父親は借金を重ねてロボットを買い試合に出すのだが、戦術はあっても戦略の無い戦い。負け続ける。

 そんな時別れた妻が亡くなり、息子が彼のところにやってくる。やがて生意気な息子の頭脳と父親のボクシングの技術がうまくかみ合い始め、勝ち始めるのだ。

 そして遥かに格上のロボットとの対戦を迎え、父親と息子の絆はさらに強くなり、、、という物語。

 ロボット同士の格闘技というとSF映画という感じが強いと思うが、10年後という微妙な時代設定にしたことによりSF臭さはあまり無い。人間の生活が現在の延長上にあるので、違和感が無いのだ。

 この映画はスタローンのロッキーを念頭においているようだが、実際のプロボクサーの動きをモーションキャプチャーしたというロボットの動きは、スタローンよりうまい。

 そのロボット、現在は日本のお家芸だが、映画でも日本製のロボットが出てくる。しかし2020年、世界を制覇しているのは残念ながら日本製ロボットではない。ここでも日本の凋落が暗示されている。

 ちょっと残念な気持ちにはなるが、映画は良く出来ていてお勧めだ。


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買ってよかったもの、サーキュレータ

 身の回りには物があふれているが、よくよく考えるといらないものが多い。

 今年も色々無駄なものが増えたが、その中でこれはすごいと思ったのがサーキュレータ。もっと早く買っておけばよかったと思った唯一のものである。

 サーキュレータは床に置く扇風機のようなもので、床付近の空気を天井に向けて噴き上げる。サーキュレータとエアコンの暖房とを組み合わせ部屋の空気を循環させると、部屋中の温度分布が一定になる。簡単にいうと足元が暖かくなるのだ。

 昔から暖房時に部屋の空気を循環させる必要は感じていて、真冬でも食器棚の上に置いた扇風機を回し、上部の暖かい空気を下に噴き出そうとしたことがある。しかし残念ながら他の住人からは「寒い」と不評であった。空気を攪拌する必要性を科学的に説明したのに、冷たい風が当たるの一点張り。まったく非科学的な奴は困ったものだ。

 先日、テレビの番組でエアコンの節電対策として、設定温度を下げ、サーキュレータで空気をまわす方法が紹介されていた。食器棚の上の扇風機の経験から考えると有効性に疑問は残るものの無印良品のサーキュレータ、3900円を買ってきた。




 空調機の反対側の壁の前にサーキュレータを置き、電源オン。

 驚くほど暖かくなる。エアコンの設定温度を3度下げても体感温度は下がらない。それに部屋の中の温度むらが無くなり、いかにも暖房していますという暖かさではなく、ふわっとした自然な暖かさを感じることが出来た。

 なるほど、たとえ扇風機で暖かい空気を無理やり下に向けて吹き付けても床上の冷たい空気は温まらない。ところがサーキュレータは床上の冷たい空気を上に吹き上げるので、床が本当に暖かくなるのだ。

 寝室で使う時、寝る時は暖房を切るが、サーキュレータは回し続けておく。床の冷たさが全く違うという感じだ。

 これはいいということで、台所にもサーキュレータ。カインズホームで1980円。安い。




 カインズホームのサーキュレータは無印良品のに比べると、風きり音が少々大きいのと、消費電力も大きいが、十分その機能を発揮してくれ、台所も足元ぽかぽかになった。他の住人にも大好評。

 サーキュレータ、お勧めの優れものである。

 追記: サーキュレーターはエアコンの真下に設置するとより効率的のようだ。冷房、煖房ともエアコンの真下から真上に吹上げている。

 追記: 2019年3月8日 25,000時間稼働後、カインズホームのサーキュレーターが回らなくなった。軸周りを掃除し、機能回復。


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2011年12月 皆既月食

 透明な空に真っ赤な月、皆既月食。

皆既月食 2011年12月
ISO800 F/5.6 5sec 2011/12/10 23:59 canon eos kiss x2 三脚


 後日、私の撮った写真のほうがいいからと、むりやり押し付けられた写真。


ISO1600 F/5.7 1/4sec 2011/12/10 23:11 ricoh cx4 手持ち

 三脚を使った一眼レフに手持ちのデジカメが完勝した夜でした。但し、手持ちのデジカメの写真で手振れしていなかったのは20枚中2枚だけ。それでもすごいなあというのが正直な感想。



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スロージョギングの問題点について

 人生に目標を持て

 よく言われる言葉である。これは人生の全ての側面にわたって言えることだ。

 会社勤めをしている頃は必ず目標設定をした、それも数値目標を。定量的に測定できない目標など意味が無い。数字がノルマになり、モチベーションの元になった。

 私生活においてもいろいろと測定できる目標を定めていた。たとえばジョギング。30年も前にはジョギングなどというしゃれた言葉は無く、ランニングが一般的だったと思う。皇居一周ランニングとか。

 毎週水曜日、定時間日といって残業しない日に、スキー仲間が皇宮前広場に集結。走れる格好に着替え、脱いだ洋服や荷物はそのまま広場の芝生の上においたままで走り始める。なんともおおらかな時代だった。

 5キロの皇居一周ランニング。初めて走った時は30分を切ることが出来なかった。そこで立てた目標が20分を切ること。万が一このスピードで42.195キロメートルを走れれば、3時間を切ることができるというなかなかの目標である。

 毎回時間を記録し、順調に伸びていくのを見ているとモチベーションは最高に上がっていく。数値目標の絶大な効果だ。

 そして1年余りたったころ、わずかだが20分を切ることができた。たしか19分45秒前後だったと思う。

 さて、目標設定には問題点もある。目標を達成した後のことである。20分を切ったなら次は19分を目標にすればよいかというとそうはいかない。その次は18分、そして17分と永久に目標をあげていくことが出来ないのは自明だからである。

 私はどうしたかといえば、20分を切った翌週からぱったり皇居一周ランニングをやめてしまった。また走ると20分を切れない恐れがあったからだ。私のランニング能力は5キロ20分と確定したかったからだと思う。数値目標の問題点かもしれない。

 それから20年近くランニングとは無縁の生活をおくっていたが、世間にジョギングブームが起こり、腹も出てきたのでまた走り始めた。日に日に体力が衰えてくる年齢になり、記録の向上は望めない。今度は目標設定なしである。

 毎日30分、誰と会話することも無く、無の境地で走る。体と精神のストレス発散だけが目的だ。内省的な静かな時間が貴重であった。

 最近これにも問題が生じた。巷で流行のスロージョギング。仲間と一緒に、わいわい話しながら走らないといけないのだそうだ。

 私は一体どうしたらよいのだ。悩みの尽きないこのごろである、、、、



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単位系とその後のNAS

 1000メートルは1キロメートルである。

 これは誰でも知っている。そして、世間ではあまり言わないが1000キロメートルは1メガメートルといっても間違いではない。同じようにメガの1000倍がギガだしその1000倍はテラになる。

 つまり

1000 = 1k
1000000 = 1M
1000000000 = 1G
1000000000000 = 1T

 ということで、簡単な話である。

 ところがこれで大失敗をした。

 昔、30年も前、8kBitのRAMを8個並べて8kByteのメインメモリーを作ったりしていた頃は、1024bitのメモリーを1kbitのメモリーと呼んでいた。1000bitであろうと1024bitであろうと誤差の範囲内。

 1Mbitのメモリーが出てきた頃、100万ビットも使えるのだと感激したものだが、実際は1,048,576bitを1Mbitと呼んでいたのだ。これも誤差の範囲か。

 我が家ではファイルをネットワーク上に接続したファイルサーバー、Network Attached Storage、略してNASに保存している

 ビデオカメラで撮影したデータが一年で900GB程になった。ビデオサーバーに使っているNASは1TBだから週末に撮影したデータおよそ40GBを追加して、このサーバーへの書き込みは終わりにしようと思って転送したら、データが壊れた。

 なんだと、1TBはいらないのか。

 そう、入らないのだ。

 ハードディスクのプロパティを見てみよう。




 容量に984,697,667,584バイトと書いてあってその横に917GBと書いてある。

 つまりマイクロソフトは情報処理で使う方式で容量を表示いる。しかし、NASのメーカーは984,697,667,584ビットだからほとんど1,000,000,000,000bitと言っても間違いではないだろうということで、1TBのNASですといって売っているのだ。

 結局1TBのNASは実は900GBのストレージであって、我が家では安全のため800GBの容量として使うことにした。




「ハードディスクの不良セクタが危険な範囲に達する可能性があります」と警告されたNASは再フォーマットの後、ファームウエアを再ロードし、現在は問題なく動いている。




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