Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

息子の7年生のバスケットボールリーグ大詰め

2008-02-18 | バスケットボール・リーグ
今日は、夕方上の息子の7年生のボーイズ・バスケットボール・リーグの試合が、バッファロー・グローブ・ハイスクールであった。今シーズンこのリーグは、全部で10試合あるのだが、今日は7試合目。その後、トーナメントもある。

このバスケットのリーグは、バッファロー・グローブ・パーク・ディストリクトのプログラムなのだが、トーナメントを行うのは、7年生からなので、リクレーショナルな目的とはいえ、ややコンペティティブになっているかなとも感じる。1月初めから始まったこのリーグももう大詰めを迎える。

息子のチーム、コネッティカットは、今まで5勝1敗で、結講強い。しかし、今日の相手チームは、ノース・カロライナというチームで、コネティカットが唯一負けたチーム。たしか接戦の末、1点差で惜敗したと記憶している。昨日、野球のクリニックで息子のチームの監督バリーに会った時、「明日は負けられない!」という感じのことを匂わせていた。

バリーとこのとき初めてゆっくり話したのだが、(最近、私も他のアメリカ人の親たちと同じようにドライブスルーのように息子を練習場の中学校にただおろし、迎えに行くだけなので、監督とあまり話す機会がない)バリーの息子のジューディは4人兄弟の末っ子なので、バリーはいろんなスポーツで監督の経験がかなりあるようだ。野球のリーグでも監督をやっていたのを主人が記憶している。バリーが言うには、このところさまざまなスポーツで、年々トラベルチームに入る年齢が低くなり、その数も増えているという。トラベルチームなどに入って、子供たちが小さな頃からコンペティティブな環境に入り、プレッシャーを感じるのはよくない。しかし、スポーツを楽しみながら、ある程度コンペティティブになるのも必要である。そのバランスのとり方がむつかしいねとバリーは強調していた。私も同感。

そして、バリーが、息子がこのところリバウンドやカットに積極的になっていて、技術が向上していることを言ってくれたので、「鋭く一人一人を見てくれているんだ。」とうれしくなった。うちは、野球一家で、息子も野球に賭けていて、バスケットは冬のトレーニングだと割り切っている。でも、やるからには、チームに貢献できるようがんばってほしいのが親心。

さて、試合の方だが、強豪チームを相手に、コネティカットはかなり善戦。リードしたかと思うと、逆転の繰り返しのシーソーゲームというすごい試合になった。相手のチームの3人の選手たちの動きがかなりシャープで速い。確実にシュートを決める選手が1人いて、リードされがちになる。

息子も、素早くコートを横切って、いい場面でロングシュートを何回か試みるが、なかなか決まらない。他のメンバーも相手チームにちょっと押されぎみなのをどうにか阻止しようと必死にボールを取り返している。すごい接戦の試合になっていった。

後半過ぎに、ちょっとしたことで、点数を広げられ、「ああ、これまでか!」と思ったら、またまたあきらめずに、コネティカットが追いつきそうになる。そして、残り数十秒で、バリーが背の高い2人の選手に3ポイントシュートの指示をだす。しかし、その2人がミスってしまい、相手にボールがわたり、また数ポイント入り、最後は45対41でコネティカットが負けた。

終わって、全力を尽くしたという感じで、みんなうなだれ気味。バリーがミーティングだとみんなを集めるが、最後にミスって、シュートができなかった背の高いジェイクが顔を上げず、ひたすら泣いている。ミーティングの最中、もう1人指示がだされて、シュートが最後できなかったアレンも責任を感じて、顔を上げて泣いている。

みんな勝つことに一生懸命だ。試合中もバスケットというスポーツはみんな走りっぱなしで、全力を尽くしているのが、見ていてわかる。いいチームに息子は入ったと思うし、息子の動きが毎試合よくなっているので、親としてとてもうれしい。アメリカって、いろんなスポーツを楽しめる国で、その国でスポーツを頑張っている息子が、私はうらやましい。

バスケット・リーグ、今季初ショット!

2008-01-21 | バスケットボール・リーグ
昨日ほどではないが、今日も昨日に続いて、厳しい寒さだった。今日は、上の息子が参加している、1月6日から始まったバッファロー・グローブ・パーク・ディストリクトの7年生のボーイズ・バスケットボール・リーグの3試合目を応援しに行った。

野球少年の息子は、小学4年生から冬はこのバスケットのリーグに参加していて、4月から始まる野球のシーズンに備えている。野球に使う体の筋肉とは違う筋肉を使って、俊敏性も養われるので、息子はバスケットを野球のトレーニングの一つにとらえている。息子は、通常1月から練習が始まる野球のトラベルチームには入らず、バスケットでほかの団体スポーツを楽しんでいる。以前、元メジャーリーガーのピート・スタニセック氏の野球のクリニックを取った時、ピートが「冬は、野球をせず、他のスポーツをしたほうがいい。僕もそうしてた。」とアドバイスをしてくれていた。この辺の考え方が、一つのスポーツをとことん追求する日本の学生スポーツのシステムと大きく違う。

今日の試合は、去年息子が在籍したチームのヘッド・コーチ、マークのチームと対戦した。相手チームに去年の秋の野球のチームで一緒だったブライアンがいた。ブライアンとは、野球もバスケットもなぜかちょくちょく同じチームになっている。お互いどのくらいバスケットの腕が上がっているか、虎視眈々としている。

試合は、うちのチームが着実に点を重ね、相手チームがなかなか点が入らない。9点差ぐらいの時に、息子がでた。1月6日から2試合行われたが、息子は久し振りのバスケットの試合だったせいか、動き方がスムーズでなく、とまどっていたような感じだった。しかし、今日は動きがきびきびして、いいパスをしている。おっ、そうこうしているうちに、長めのシュートが決まった!その直後も絶妙な長いパスを通して、それを受け取った子が見事にシュートを決めた。よし!その調子!思わず、こちらも小躍りしてしまう。

相手チームも盛り返す展開が一瞬あったが、後半もうちのチームがほとんど一方的に攻め、37対20の圧勝だった。うちのチームに一人シュートを確実に決める子がいて、その子がうちのチームの半分以上の点を稼いでいた様な感じだった。シュートをして、そのリバウンドも長い手で奪い去り、またシュートを決めるという動きに私たちは、感心していた。

このバスケットのリーグは、リクレーション目的なのだが、みんなそこそこうまく、この子のように中にはトラベルチームに入ってもいいようなうまい子もいる。

さて、肝心のブライアンも長いシュートを見事に決めていた。息子との対決も5分5分といったところか。息子と同じく野球が一番好きなブライアンも、春の野球を心待ちにしているのだろう。でも、美形のブライアンのバスケット姿もさまになっていた。

来週も日曜日が試合。来週は、どんなチームで、どんな息子の友達と対決するか楽しみだ。