昨日は、侍ジャパンの動向とWBC優勝の興奮で、1日が過ぎた。今週書いている記事があと少しで仕上がるという所で、WBC決勝戦。いてもたってもいられない。シカゴに住んでいる仲良しの友達、リカさんとその息子で下の息子の親友、リオ君とリク君がうちに遊びに来た。
韓国との決戦を手に汗を握りながら、リカさんと2人で観戦。息子たちは、見たり見なかったり。私たち2人は、ずっとテンションを上げながら、侍ジャパンを応援した。
日本は私の予想通り、岩隈の先発。ときどき、さわやかな笑みをこぼしながら、抜群の制球力で、冷静のピッチング。このWBCの活躍で、私は岩隈の大ファンになった。できれば、MVPを岩隈にあげたかったほどいい内容だった。
日本はヒットを重ねるが、なかなか点に結びつかず、(14残塁)決勝戦にふさわしく、日本のリードを韓国が追い上げる接戦の試合運び。8回裏、3対2と追いつかれ、さすがの岩隈も杉内にバトンタッチ。9回も杉内がそのまま投げるのかと思ったら、ダルビッシュのお出ましとなった。このとき、リカさんと私は、「なぜダルなのか?!」と大ブーイング。1回もヒットを打たれていない杉内を続投させればいいじゃないか。ダルビッシュで大丈夫なのか!という不安でいっぱいだった。やはり、日本のエース、ダルビッシュを最後に投入させ、日本を印象付けたいのだろうか。藤川の調子が悪かったせいなのか。
案の定、予感があたり、ダルがフォアボールを連発し、3対3に追いつかれる。やれやれ、どうしよう!私たちの心臓はバクバク状態で、顔をおおいたくなった。リオ君は心配で別の部屋へ逃げてしまうし・・・
しかし、ダルなんとか逃げ切り、忘れられない10回表の侍ジャパンの攻撃を迎える。2死2、3塁で、イチローが打席。この日はイチロー当たってる。ファールを4発も連発。打ち気満々で、イチローの気迫がみんなに伝わってきた。野球人生のすべてを賭けているような感じで、打席に立っている。イチローのあの独特の構えに入る前のバットを一旦突き出し、顔の半分を隠す儀式が、勝利の儀式に見えた。
パンときれいにセンターに抜けるイチローらしいパーフェクトなヒット。2打点をかせぐ。さぞや、イチロー心の中のもやもやがすべて消えていったことだろう。韓国の監督は試合後のインタビューで、「イチローと勝負したのが裏目にでた」と正直に告白している。ほんと、真っ向勝負したのが、運のつき。でも、このときのヤクルトのストッパーでもある韓国のピッチャーは、あっぱれ、えらい、イチローとの勝負を選んでくれた。とほめたくなるほどだ。
ダルビッシュが10回を無難に抑え、最後の打者を三振にとると、仁王立ちになって、雄たけびをあげた。城島と抱き合う。侍たちがマウンドに集まってきて、大はしゃぎ。イチローが一番はしゃいでいたかもしれない。試合直後もシャンパンファイトでのインタビューも子供のように大声で、興奮状態を隠しきれなかった。びしょ濡れの中、弟分の川崎が横に来る。イチローのことを心底尊敬する川崎の表情が、超キュートだった。ムードメーカーの川崎のひたむきなプレーもよかったあ!みんながイチローのことを心配し、逆にイチローを引っ張り、盛り立てていったWBC。その中で、調子の悪かったイチローの胸の苦しみは、想像を絶する。最後の方は、痛みとなっていったというから、かわいそうだ。苦しみを乗り越え、無邪気に喜ぶ、こういうイチローって人間っぽくっていいなあ。今回のWBC、やはりイチローの苦しみに始まって、イチローの大喜びで終わった感がある。
MVPは、3勝した松坂。前回に続いてのMVP。これで、名実ともに、「世界ナンバー1のピッチャー」となったわけだ。「今回の日本の勝因は、投手力につきる」と新聞に分析されている。日本のピッチャーの防御率が群を抜いてよかったらしいから、ますます日本のピッチャーは、メジャーから注目されることだろう。ダルは勿論すでにたびたびESPNでも紹介されているが、岩隈、杉内、田中マー君なども。岩隈さん、メジャーに挑戦してほしいような、してほしくないような・・・
シャンパンファイトの原監督の掛け声は、まるで時代劇の中の年寄りのお母さんが息子たちにさとすように、「おまえさんたち・・・強い侍になったなあ!」と役者してたね。
韓国との決戦を手に汗を握りながら、リカさんと2人で観戦。息子たちは、見たり見なかったり。私たち2人は、ずっとテンションを上げながら、侍ジャパンを応援した。
日本は私の予想通り、岩隈の先発。ときどき、さわやかな笑みをこぼしながら、抜群の制球力で、冷静のピッチング。このWBCの活躍で、私は岩隈の大ファンになった。できれば、MVPを岩隈にあげたかったほどいい内容だった。
日本はヒットを重ねるが、なかなか点に結びつかず、(14残塁)決勝戦にふさわしく、日本のリードを韓国が追い上げる接戦の試合運び。8回裏、3対2と追いつかれ、さすがの岩隈も杉内にバトンタッチ。9回も杉内がそのまま投げるのかと思ったら、ダルビッシュのお出ましとなった。このとき、リカさんと私は、「なぜダルなのか?!」と大ブーイング。1回もヒットを打たれていない杉内を続投させればいいじゃないか。ダルビッシュで大丈夫なのか!という不安でいっぱいだった。やはり、日本のエース、ダルビッシュを最後に投入させ、日本を印象付けたいのだろうか。藤川の調子が悪かったせいなのか。
案の定、予感があたり、ダルがフォアボールを連発し、3対3に追いつかれる。やれやれ、どうしよう!私たちの心臓はバクバク状態で、顔をおおいたくなった。リオ君は心配で別の部屋へ逃げてしまうし・・・
しかし、ダルなんとか逃げ切り、忘れられない10回表の侍ジャパンの攻撃を迎える。2死2、3塁で、イチローが打席。この日はイチロー当たってる。ファールを4発も連発。打ち気満々で、イチローの気迫がみんなに伝わってきた。野球人生のすべてを賭けているような感じで、打席に立っている。イチローのあの独特の構えに入る前のバットを一旦突き出し、顔の半分を隠す儀式が、勝利の儀式に見えた。
パンときれいにセンターに抜けるイチローらしいパーフェクトなヒット。2打点をかせぐ。さぞや、イチロー心の中のもやもやがすべて消えていったことだろう。韓国の監督は試合後のインタビューで、「イチローと勝負したのが裏目にでた」と正直に告白している。ほんと、真っ向勝負したのが、運のつき。でも、このときのヤクルトのストッパーでもある韓国のピッチャーは、あっぱれ、えらい、イチローとの勝負を選んでくれた。とほめたくなるほどだ。
ダルビッシュが10回を無難に抑え、最後の打者を三振にとると、仁王立ちになって、雄たけびをあげた。城島と抱き合う。侍たちがマウンドに集まってきて、大はしゃぎ。イチローが一番はしゃいでいたかもしれない。試合直後もシャンパンファイトでのインタビューも子供のように大声で、興奮状態を隠しきれなかった。びしょ濡れの中、弟分の川崎が横に来る。イチローのことを心底尊敬する川崎の表情が、超キュートだった。ムードメーカーの川崎のひたむきなプレーもよかったあ!みんながイチローのことを心配し、逆にイチローを引っ張り、盛り立てていったWBC。その中で、調子の悪かったイチローの胸の苦しみは、想像を絶する。最後の方は、痛みとなっていったというから、かわいそうだ。苦しみを乗り越え、無邪気に喜ぶ、こういうイチローって人間っぽくっていいなあ。今回のWBC、やはりイチローの苦しみに始まって、イチローの大喜びで終わった感がある。
MVPは、3勝した松坂。前回に続いてのMVP。これで、名実ともに、「世界ナンバー1のピッチャー」となったわけだ。「今回の日本の勝因は、投手力につきる」と新聞に分析されている。日本のピッチャーの防御率が群を抜いてよかったらしいから、ますます日本のピッチャーは、メジャーから注目されることだろう。ダルは勿論すでにたびたびESPNでも紹介されているが、岩隈、杉内、田中マー君なども。岩隈さん、メジャーに挑戦してほしいような、してほしくないような・・・
シャンパンファイトの原監督の掛け声は、まるで時代劇の中の年寄りのお母さんが息子たちにさとすように、「おまえさんたち・・・強い侍になったなあ!」と役者してたね。