私がシカゴで滞在するのは、シカゴ郊外北部のGrayslake市のPrairie Crossingという自然保護地区の美しいコミュニティの中のコンドミニアム。
1992年アメリカの通信社のシカゴ支局で記者をしていた時、知り合ったアメリカ人の親友ベスとパートナーのマットが住んでいる。
親友といってもお姉さんのような存在のベスなので、「ベスねえ」と呼んでいる。
当時シカゴのダウンタウンのスタジオを借りて、勤めた通信社に日本人はいなくて、夜になると孤独だった私に「部屋をシェアしないか」とベスが誘ってくれた。
ベスはダウンタウンのレンガ造りの素敵なタウンハウスに住んでいて、家賃も安かったのですぐに引っ越し、そこから通信社のオフィスがある先物取引で有名なシカゴマーカンタイル取引所に通った。
8年後に偶然うちの駐在もシカゴになり、ベスとの交流も復活したというわけ。
つくづくシカゴとは縁があったんだなと思う。
到着の夜中は時差ぼけでウトウトして、鳥のさえずりで目を覚まし、なかなかほかほかのベットから立ち上がれない。
早朝ボーッとした頭でいたが、オーガニックの野菜サラダにマット特製のギリシャ風ドレッシングをかけ、大好きなTrader Joe’s (通称トレジョー)のオーガニックのココナッツオイルをトーストにつけて食べたら、体が浄化されたみたいに元気になってくる。
オーガニック野菜はJewelなどの普通のスーパーに売っているという。
7年前はオーガニック専門店のWhole Foodsで買ってたよなあ…いろんなことが変わっているらしい。
トレジョーのコーヒーにマットオススメのトレジョーの南米産の天然スイーツのsteviaというのをレモンいりの水に数滴垂らして飲んだら、眠気がすう~と消えて、コンドミニアムから見下ろす木々の緑と水色のだだっ広い空を見上げていたら、やたらエネルギーが出てきた。
今日はおそらく昼間猛烈な眠気に襲われるかもしれないので、この美しいコミュニティの自然の草原の中を散歩することにした。
マットの話では、このコミュニティの家々は小さなサイズの部屋が多く、小ぶりらしい。
conservation community (自然保護地区)という珍しい町で、保育所や小学校、牧場や畑などがある。
自然を守るために、あるいはエネルギーや天然資源を節約するために設けたさまざまな規制は守らなければならないが、自然を愛する人々でコミュニティを作っている。
各家々のフロントヤードは美しく花や植物が配置され、プレイリーという名のごとく自然の植物があちこちに広々と茂り、家々ときれいなコントラストを描いている。
おそらく大草原の自然な姿を保ちながら、家々をうまく配置し、道路や公園を築いて行ったのだろう。
コミュニティ内に美しい公園も10個ぐらいあり、バレーコートやテニスコートも隣接されている。
様々な見たことがないような形態の小さな鳥たち。
鳥のさえずりとさやさやと木々を揺らす風の音。
懐かしい芝生を刈る音。
こりゃまさに楽園だわなあ…と心の中でつぶやく。
大好きだったお目あての湖を目指して、突き進む。
シダや葦などで囲まれた湖は、大きなビオトープって感じ。
小さな魚たちがうじょうじょいる。
以前ここで泳いだときに、魚に足を噛まれて痛かった。
砂浜には8羽のカナディアンギース軍団と小さなボートやヨット。
カナディアンギースには近づかない。
昔幼児の次男と襲われそうになった経験から。
私が湖に来たときは、女の人が1人台で日光浴をしていたが、その人がいなくなったら、8羽のギースたちが我が物顔に湖を泳いだり、ビーチで毛づくろいしたりとせわしなく動く。
こんな美しい湖と景色が日常とともにあるなんて、なんと贅沢な生活なんだろう。
季節のいい時期は、毎日が避暑地。
以前ここにきたときにそう思ったが、日本に住んでいる身としては、ますますその思いが強くなる。冬の寒さは想像を絶するし、風も「ウインディ・シティ」の異名を持つシカゴのダウンタウンよりすさまじく強いらしいから、自然の良さ悪さを常に意識させられる場所といえる。
1992年アメリカの通信社のシカゴ支局で記者をしていた時、知り合ったアメリカ人の親友ベスとパートナーのマットが住んでいる。
親友といってもお姉さんのような存在のベスなので、「ベスねえ」と呼んでいる。
当時シカゴのダウンタウンのスタジオを借りて、勤めた通信社に日本人はいなくて、夜になると孤独だった私に「部屋をシェアしないか」とベスが誘ってくれた。
ベスはダウンタウンのレンガ造りの素敵なタウンハウスに住んでいて、家賃も安かったのですぐに引っ越し、そこから通信社のオフィスがある先物取引で有名なシカゴマーカンタイル取引所に通った。
8年後に偶然うちの駐在もシカゴになり、ベスとの交流も復活したというわけ。
つくづくシカゴとは縁があったんだなと思う。
到着の夜中は時差ぼけでウトウトして、鳥のさえずりで目を覚まし、なかなかほかほかのベットから立ち上がれない。
早朝ボーッとした頭でいたが、オーガニックの野菜サラダにマット特製のギリシャ風ドレッシングをかけ、大好きなTrader Joe’s (通称トレジョー)のオーガニックのココナッツオイルをトーストにつけて食べたら、体が浄化されたみたいに元気になってくる。
オーガニック野菜はJewelなどの普通のスーパーに売っているという。
7年前はオーガニック専門店のWhole Foodsで買ってたよなあ…いろんなことが変わっているらしい。
トレジョーのコーヒーにマットオススメのトレジョーの南米産の天然スイーツのsteviaというのをレモンいりの水に数滴垂らして飲んだら、眠気がすう~と消えて、コンドミニアムから見下ろす木々の緑と水色のだだっ広い空を見上げていたら、やたらエネルギーが出てきた。
今日はおそらく昼間猛烈な眠気に襲われるかもしれないので、この美しいコミュニティの自然の草原の中を散歩することにした。
マットの話では、このコミュニティの家々は小さなサイズの部屋が多く、小ぶりらしい。
conservation community (自然保護地区)という珍しい町で、保育所や小学校、牧場や畑などがある。
自然を守るために、あるいはエネルギーや天然資源を節約するために設けたさまざまな規制は守らなければならないが、自然を愛する人々でコミュニティを作っている。
各家々のフロントヤードは美しく花や植物が配置され、プレイリーという名のごとく自然の植物があちこちに広々と茂り、家々ときれいなコントラストを描いている。
おそらく大草原の自然な姿を保ちながら、家々をうまく配置し、道路や公園を築いて行ったのだろう。
コミュニティ内に美しい公園も10個ぐらいあり、バレーコートやテニスコートも隣接されている。
様々な見たことがないような形態の小さな鳥たち。
鳥のさえずりとさやさやと木々を揺らす風の音。
懐かしい芝生を刈る音。
こりゃまさに楽園だわなあ…と心の中でつぶやく。
大好きだったお目あての湖を目指して、突き進む。
シダや葦などで囲まれた湖は、大きなビオトープって感じ。
小さな魚たちがうじょうじょいる。
以前ここで泳いだときに、魚に足を噛まれて痛かった。
砂浜には8羽のカナディアンギース軍団と小さなボートやヨット。
カナディアンギースには近づかない。
昔幼児の次男と襲われそうになった経験から。
私が湖に来たときは、女の人が1人台で日光浴をしていたが、その人がいなくなったら、8羽のギースたちが我が物顔に湖を泳いだり、ビーチで毛づくろいしたりとせわしなく動く。
こんな美しい湖と景色が日常とともにあるなんて、なんと贅沢な生活なんだろう。
季節のいい時期は、毎日が避暑地。
以前ここにきたときにそう思ったが、日本に住んでいる身としては、ますますその思いが強くなる。冬の寒さは想像を絶するし、風も「ウインディ・シティ」の異名を持つシカゴのダウンタウンよりすさまじく強いらしいから、自然の良さ悪さを常に意識させられる場所といえる。