Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

「子ども国会」冬の討論イベント「ほっとカフェ」12月22日(日)開催!

2013-12-19 | 日本の教育一般
皆さま、大変ご無沙汰しております。
今年も12月であわただしくなってきました。

我が家は長男大学1年生、次男中学2年生なのでクリスマスもあっさりと過ごしそうです。
長男は早稲田大学文化構想学部に所属しており、本格的な純文学とサブカルとのはざまで両方を行き来しつつ、軟式野球、特撮評議会、ガンダム研究会のサークルで充実している模様。
次男はせまりくる中二病と闘いつつ(笑)、中学から始めた剣道を続けています。

今日は長男が所属する子ども国会の冬のイベント「ほっとカフェ」の情報をお知らせします。
(子ども国会のサイトより抜粋 http://kodomokokkai.web.fc2.com/003.html)

日時:2013年12月22日(日)

場所:askawaスタジオ
   (スローガン株式会社本社 東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル 3F)
     ※当日は道案内のスタッフが立ちます。

参加費:無料

対象:小学生・中学生・高校生

時間:開会10:00(開場09:30)
   閉会16:30

Q.ほっとカフェってなに??

 子ども国会ほっとカフェは、子ども国会が主催する冬の討論イベントです。
夏に開催される一泊二日のイベントとは異なり1日のみのため、誰でも気軽に身近なテーマで討論に参加することが出来ます!
討論未経験で不安な方も、討論会ベテランの方も楽しめる、興味深いテーマを予定しています!

開催分科会

 ・女子力 とは?(ファシリテーター あいきち)
 ・コミュ力(コミュニケーション能力) 分科会(ファシリテーター つばさ)
 ・電子書籍 分科会(ファシリテーター ちなっちゃん)

参加されたい方は、子ども国会のこのページから申し込みしてください。http://kodomokokkai.web.fc2.com/003.html

長男は11月に子ども国会の事務局長から副代表となり、精力的に動いています。
高校時代に生徒会で一緒に活動していたみどり君があいきちさんからバトンタッチして代表になり、軍曹(長男の通称)・みどりコンビで子ども国会を支えている模様。


活動報告会での代表のバトンタッチ、みどり君があいきちさんにご苦労さんの花束を渡す。

10月28日に子ども国会の活動報告会があり、私も参加してきた。
子ども国会実行委員たちが、子ども国会の今までの活動を映像などを使って詳しく説明され、参加した社会人の方々も熱心に聞き入っていた。
今後の活動をよくしていくためにどうしたらいいかという議論もグループに分かれてなされ、より一層の広報活動に力をいれることの必要性を感じた。


第10回代表あいきちさんによる説明

第10回子ども国会本会の活動記事 http://daigaku.shingakunavi.jp/p/contents/student/mizukara/case09.html#co-top

第9回子ども国会本会の活動記事  http://daigaku.shingakunavi.jp/p/contents/student/mizukara/case01.html#co-top

私もささやかながら、長男が卒業し、現在次男が通う中学の校長先生や教頭先生に広報活動した。
朝の集会で長男たちが生徒たちに広報活動を行えるよう交渉中である。

この10月の報告会から第10回子ども国会実行委員から第11回子ども国会実行委員へとバトンタッチ。
今後の実行委員の人数も必要なので、興味がある高校生や大学生がいたら子ども国会にぜひ連絡をしてください。


第10回子ども国会実行委員メンバー10人
 


 





第10回子ども国会開催!~小泉進次郎議員も応援に駆けつける

2013-08-22 | 日本の教育一般
報告が遅れました。
今年も8月15日から16日の1泊2日にわたって、国立オリンピック記念青少年総合センターにて、「第10子ども国会」が開催され、全国から集まった小中高校生たち24人が、6つの分科会に分かれ、多岐にわたる社会問題に関する討論をかわした。

残念ながら、私は都合で取材できず、子ども国会実行委員である長男の話やメディアのリポートをもとにここに投稿している。
一度息子が実行委員をしているうちに取材しにいきたい。

1日目の開会式には、小泉進次郎衆議院議員がかけつけ、応援メッセージを子供たちに届けてくれるという思いがけないうれしい励ましもあったり、TBSテレビの「Nスタ」の取材も入り、参加者や分科会のファシリテーター(ファシリは実行委員たちが担当)の士気も大いに上がったことだろう。


小泉進次郎氏のフェイスブックの8月16日のページの写真より https://www.facebook.com/photo.php?fbid=525024047568765&set=a.484282258309611.1073741825.481606878577149&type=1&theater  

テレビに流れた「Nスタ」の映像では、「これからのエネルギー問題~原発事故をふまえて~」の分科会の様子を詳しくリポートし、TBSの全国ニュースでも再び流れた。
唯一参加した1人の小学生が堂々と意見をぶつける様子や高校生たちの活発な意見を伝えていた。
http://www.youtube.com/watch?v=h4zQbrKIccs

1日目徹底議論の後、各分科会が議論をまとめ、2日目に社会への提言を参議院会館で発表し、参議院模擬ホールにて宣言書の採択を行った。
このときの内容は、速やかに実行委員によって「第10回子ども国会宣言書」という形で印刷され、発表時には参加者に手渡されたというから、なんという手際の良さ!

6つの分科会は、「本当にあるべき先生の姿とは」「これからのエネルギー問題~原発事故をふまえて」「仕事と育児~子育ては誰がする?~」「改めて考える選挙制度とこれから~今、僕らにできること~」「これからの震災とどう向き合うか」「わたしたちとメディア」
宣言書には、さまざまな角度から子どもたちの視線で社会問題を考え、なるほどと思うような提案がなされている。

そして、21日には実行委員メンバーや参加者3名がこの宣言書を携えて、関係機関に行き、担当者たちと意見交換を行った。

小泉氏のフェイスブックの8月16日のページにも子ども国会のことがこう紹介された。

「昨日は「こども国会」に参加しました。主に中高生が全国から集まり、社会問題について討論するイベントです。最年少の参加者はなんと小学生。夏休み、泊りがけで社会問題について深く考え、意見をぶつけあい議論するという貴重な機会ですね。私は開会の挨拶を務めさせていただいたんですが、皆さんの真剣な眼差しに気が引き締まる思いがしました。」


「第10回子ども国会」開催!~中高校生が熱い討論をかわす!~8月15、16日オリンピックセンターにて

2013-08-13 | 日本の教育一般
ブログに長いことご無沙汰ですみません。
いろんなことはさておき、今日はこの夏の中高生の重要イベントの一つ「第10回子ども国会」の紹介をしたい。

子ども国会とは全国から中高校生たちがオリンピック記念青少年総合センターに集まり、1泊2日をかけて、各分科会に分かれて討論し、「子ども国会宣言書」をまとめ、参議院会館にて発表し、模擬ホールで本会議を開き、採択を行うというエキサイティングな行程をたどる。
参加した子どもたちが子ども議員として議員や各省庁に政策提言として提出する、という社会的に大変意義のある活動である。
文科省も後援し、企業からの協賛や3つの団体が協力している。

私が子ども国会を知ったのは、長男が高1の夏にこのイベントに初めて参加したときだ。
息子は充実した時間を過ごし、すぐに子ども国会実行委員となり、このブログでもそのことにふれた。
あれから3年・・・その間息子や実行委員の友達たちが学生生活と両立させながら、隔週の週末コツコツと活動を展開する姿を見てきた。

去年の夏の「第9回子ども国会」は、中学生の次男も初めて参加し、次男の小中学生の友達も参加し、充実した時間を過ごしたようだ。
次男の分科会では、「日本xスポーツ」という分科会で討論し、日本のスポーツ政策への提言を時間をかけてまとめた。



その他の分科会は、「働くとは」「教育~伝わる仕組みを作ろう~」「日本の難民と私たち」「経済格差」「成人~大人ってなんだろう~」
この時の子ども国会の模様は進学ナビ(日経進学Navi改め)が取材し、詳しくレポートしているので、興味がある方はぜひ一読を!http://daigaku.shingakunavi.jp/p/contents/student/mizukara/case01.html

さて、今週15日から16日まで開催される子ども国会の分科会は、「本当にあるべき先生の姿とは」「これからのエネルギー問題~原発事故をふまえて」「仕事と育児~子育ては誰がする?~」「改めて考える選挙制度とこれから~今、僕らにできること~」「これからの震災とどう向き合うか」「わたしたちとメディア」と私たち大人も参加したくなるような興味深い内容ばかり。
子ども国会実行委員のメンバーたちが時間をかけてリサーチや準備をし、各分科会ファシリテーターとして、討論をリードしていく。

15日の開会式には、衆議院議員小泉進次郎氏も応援にかけつけて、参加者にメッセージも届けてくださるという。
毎年衆参両議員からの応援メッセージも文書で届き、去年は文部科学大臣の下村博文氏や世田谷区長の保坂展人氏からのメッセージも冊子の中に入っている。


冊子「第9回子ども国会へのメッセージ」 井上信治氏、小川勝也氏、神本みえ子氏、城井崇氏、下村博文氏、鈴木寛氏、橘秀徳氏、谷博之氏、橋本きよひと氏、保坂展人氏、松木けんこう氏、横光克彦氏からのメッセ―ジの中の一部、p8-9

過去の子ども国会では、議員や省庁の人々にロビイング(意見交換会)活動を行っていて、2012年は厚生労働省の職員の方々と意見交換会をし、2011年に保坂氏、2009年に小沢一郎氏や原口一博総務大臣など、2008年は文部科学省徳永保高等教育局長、前川喜平審議官にロビイング活動を行っている。(「第9回子ども国会報告書」p20より)

子どもたち自身がとことん社会問題を考え、子どもたち同志で徹底的に討論し、自分たちの考えをまとめていき、政治家や省庁の人々へその意見を提言するという貴重な経験を与えてくれる子ども国会という場所。
いつか子どもたちの意見が国の政策を変えるヒントになるかもしれない。
そして、子ども国会の一番の大きな宝は、中高大学生たちのネットワークの輪が広がるということだろう。
今年も子ども国会の成功を祈っている!
実行委員の皆さま、本当にご苦労さまです。

「子ども国会」に関する問い合わせ: 子ども国会実行委員会

〒157-0062
東京都世田谷区南烏山6-6-5 安藤ビル3F(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン内

E-mail: info@kodomo-kokkai.net

HP: http://kodomokokkai.web.fc2.com

Twitter: @kodomo-kokkai








英語のプライベートレッスン~個性をのばしていければ・・・

2011-11-08 | 日本の教育一般
小学6年生3人、中学生1人と数が少ないのだが、英語のプライベートレッスンを続けている。
小田原にいるときが多いので、そのときは埼玉に住んでいたときの生徒たちをスカイプを使ってレッスン。
週末埼玉にいるときは生レッスン。(月に1、2回)

スカイプレッスンは大変だが、3人が頑張ってついてきてくれている。
小学生の時期にしかフォニックスをする時間がとりずらいため、保護者の希望もあって、8月終わりぐらいからフォニックス中心のレッスン。
シカゴ日本人学校で使っていたワークをアマゾンで探したが、見つからず、自分で探してアメリカ人の小学1年生用のをえいやっとやり始めた。
このワーク1000円ぐらいだったか、アマゾンで注文するととにかく安くてすぐに送られてくる。
同僚のALTのマットも似たようなテキストを使っている。
円高の影響もあり、アメリカのテキストはすごくいい!とお互い言い合っている。

しかし、限られた時間内でスカイプで3人にフォニックスや他のテキスト、絵本の読みなどをやるため、なかなか苦しい。
それでも先週どのくらいフォニックスが身についているかテストをしたら、みんな結構スラスラと書けていた。
全問正解をやってのけた子もいてびっくりした。
聞いたらまったく書く練習はしてないというから、フォニックスのすごさを実感。
絵つきワークで何回も繰り返してやったおかげであろう。
みんな少しづつ英語のセンテンスも出始めて、簡単な英文を読み始めた。
本当はもっと絵本を多読させたいのだが、時間が足りない!

美しく書くことが好きな子は、何も宿題をださなくても教えてなくても自分で文法などをまとめて、そのノートを提出。
この子を見ていると小学校高学年の英語って、自分で考えながら楽しく勉強がしたくなる教科なのかなとも思う。
3人とも好きな教科に英語をかかげてくれたので、やってきてよかったと強く思った。
なんせ自分で模索しながら、毎回プログラムを考えてきたから大変だった。

カリキュラムがしっかり決まったECCのクラスなどとは比べものにならない内容かもしれないが、少人数の生徒たち一人一人の個性を見てそれをのばしていけるところがいい。

完全な個人レッスンの中学2年生の女子は英語に対する興味が高く、今回の英検でダブル受験し、4級合格、3級一次合格。
現在日曜日の二次の面接に向けて準備中。
夏休みに3級も受験したいと決め、2か月半で中3の内容をざっと叩き込み、なんとか消化し、どうにか英検に間に合った。
部活の大会や定期テストで超忙しい中での素晴らしい結果だったので、私もいたくうれしかった。
とにかくスポンジのように教えたことを飲み込んでいく柔軟性のある生徒。
準2級も受けたいとの意欲満々。
既存のカリキュラムに頼らずどうやってこの生徒にあった勉強法で英語力をのばしていくか、やりがいのある仕事である。

いい生徒たちに恵まれて本当によかった!

大学付属高校文化祭ミニレポート~後夜祭は紺碧や!

2011-10-31 | 日本の教育一般
秋たけなわハロウイン・ウィークエンドは、息子の通う大学附属の私立高校の文化祭。
私は風邪気味でしんどかったが、息子が踊りのパフォーマンスをするというのでビデオ片手にはるばる埼玉の最北端、本庄まで行ってきた。

なんせ遠いので、ほとんど教室は回れず、パフォーマンスを見たり、初めての噂の後夜祭も見たのだが、ものすごい盛り上がりで、この学校の結束力をまじかに見れた感じ。
お客さんも本庄周辺から関東各地からはるばるきてくださっている感じ。
受験生の数も半端じゃなく多いから、集客力が高い注目の高校文化祭の一つといえるだろう。



少し見たファッションショーはみんななかなか凝っていて素敵だった。
いまどきの奇抜なファッションセンスと高校生っぽさもでていて、いいバランスをかもしだしていました。
やっぱり頭のいい女子は、自分自身なにが一番似合うかわかっていますね。

ダンス同好会22人による本格的なダンスパフォーマンスは目がくぎづけに!
複雑な動きもピタッと決まっていて、観客からも驚きの声が続出。
24時間テレビのイベントのダンス大会(?)では400組中15番目に選ばれたほどの実力とあって、ほれぼれするほどでした。
ルックスもセクシーな衣装センスも動きもすべて気に入りました!
最後に3年生のリーダーが、先生たちを含めてみんなに対するお礼の言葉を誠実に述べたのも非常によかった。
今後の活躍が楽しみなグループです。

後夜祭では、本邦初の「イケメンコンテスト」にて、「Mr. 早稲田」が選ばれた。
投票で5人残り、それぞれ一発芸を見せて、こつこつ頑張って見せた3年男子が拍手で選ばれた。
私もこのがんばり男子に拍手しました。
空手のすご技を見せてくれた1年男子もカッコよかった。(この学校イケメン君や美形女子が多いんだよね)

その後、恒例の「一発芸コンテスト」の決勝に2年のクラス代表で息子と女子2人が出場。
土曜日の予選で勝ち残り、学年代表に。
前日と同じ黒の衣装で嵐「モンスター」とPerfumeのナンバーを踊り、後夜祭を盛り上げてました。
雨で床が濡れていて、息子も滑っていたが、松潤のパートの手足をついて足をける所作はしっかり決まっていた。
女子が嵐を踊り、男子がPerfumeをやるという男女混合の踊りも面白い。
メンバーの女子が、踊りの指導をしてくれて、短い練習時間ながらなんとか形になっていたのでよかった。
この女子の踊りが抜群にうまくて、今後もご指導願いたいです。
MCの盛り上げ方も終始上手で、ありがたかった。

その後の後夜祭の主役は、もちろん慶援部による圧巻の演技。
主将はアメリカの学校出身の帰国生。
この団長が一声吠えると、みんな「そうだ!」「そうだ!」の連呼。
薄暗い夕方の中庭にて、興奮の絶頂をむかえるとき、「紺碧の空」で気分は空のかなたへ。
2階から見ていたのだが、全員肩を組んで左右に揺れながら、紺碧を歌い上げるそのさまは早稲田そのものではないか!
団長の生徒全員を見事にまとめあげるその威厳に満ちたその姿は、ガクインの誇りでもある。
これ以上のことは書きたくても書けないが、団結力必至の学校である。

前日の一発芸予選のビデオを見た主人が、「みんなで(パフォーマンスを)盛り上げるいい雰囲気の学校だな・・」と一言。
生徒たちが自由に個性的な自己を表現できる環境。
それを一生懸命サポートする他の心優しい生徒たち。
多様な価値観を認め合う生徒たち。
このふところの大きなところがこの学校の特徴であり、生徒たちの居心地のよさであろう。
そして、いつも先生たちや後援してくれた人々への感謝の気持ちも忘れないところがこの学校の一番いい所だと痛感した。
充実した学生生活を送っている生徒たちのさわやかな笑顔や個性的なパフォーマンスを見れて、私も一人幸せな気分でした。














The Logial Song by Supertramp

2011-10-07 | 日本の教育一般
友達と日本の学校について語っていたら、スーパートランプの「The Logical Song」(1979年)が急に聞きたくなった。
若い頃この曲を聴いて、歌詞をかみしめて軽い衝撃を受けて、お気に入りの1曲になった覚えがある。

When I was young, it seemed that life was so wonderful,
a miracle, oh it was beautiful, magical,
And all the birds in the trees, well they`d be singing so happily,
joyfully, playfully watching.
But then they send me away to teach me how to be sensible,
logical, responsible, practical.
And they showed me a world where I could be do dependable,
clinical, intelelectual cynical.

(from Breakfast in America by Supertramp)


小さな頃、僕にとって、人生はすばらしく、奇跡のように美しく魅惑的だった
木々にさえずる鳥たちは、僕を見て幸せそうにうれしそうに歌った

でもそれから親たちは僕を学校に送った
分別のある、論理的で、責任のある、現実的な人間になることを学ぶために
そして、世間は分析的で知的でシニカルな頼れる世界を見せてくれたんだ (translated by Kuni)

こんな出だしで始まる歌だ。
どんな世代にも通じる名曲。
ああ、子どもたちよ、よき人生を!





高校生の上の息子の夏休み~リア充ってことで・・・

2011-09-13 | 日本の教育一般
このところ夏休み後半から忙しくなってきて(といってもいたってマイペース)ブログ更新できてなくてすみません。
夏休みの投稿は小学生の下の息子との自然での活動ばかりで、読者も「高校生の上の息子はいったいどうなっているの?」と気にしているだろう。
ちょこっと説明してみよっと。(といっても時間がないので、さっと)

上の息子はいたって元気で夏休みも彼なりに活動を広げ、しっかりとあつ~い夏を彼なりに謳歌した模様。
1学期の成績もそれなりに納得がいったような感じでほっとする。(苦手な物理や化学がよかったのがなによりです)
委託ホームの面倒をみてくださっているホストさんのおかげで、1学期無遅刻無欠席だった。
そして、1学期終了後、7月半ばに小田原に帰ってきて、たしか記憶では政経部の課外活動を企画し、警視庁や皇居などを部で見学。
警視庁ではその武器を見て興奮!(こういう男の子の気持ちは理解できん!)

その後、慶応義塾高等学校主催(慶応女子共催)の招待討論会に出席。
息子の話では「かちっとしている」(硬い感じなのかしら?)感じの討論会。
石神井の早稲田高等学院主催の討論会は柔らかい(?)印象だから、討論会では歴史のある慶応とは対照的。
両方の大学の校風が付属高校の活動にもでるのだろうか・・・
議長として息子の高校の女子の先輩も参加していた。
息子もさまざまな討論会に参加して、高校2年生にして、すでに討論会ではベテランの域になりつつあるのかな?(本人は否定するだろうが)


8月は沖縄旅行の後、こども国会の本会で国際関係の分科会を担当し、せっせと資料作りにいそしみ、分科会のファシリテーターとして1泊2日の日程をこなし、満喫した模様。
先日そのときの写真を見せてもらったが、大学生とともに活動している、どう見ても高校生に見えない息子ともう一人の女子高校生ファシリテーターコンビに思わず、「(似たものコンビで)合っている!」と叫ぶ。
子ども国会の代表のきれる大学生の人がイケメンなので、「やっぱり」と思わずうれしくなる。
毎回来ている小学生の男の子も発見!熱心だな・・・将来が楽しみだ!

8月の終わりは自転車部の2泊3日の合宿に参加。
茅ヶ崎から湯河原、熱海、伊東あたりまで湘南・伊豆エリアを自転車でひさすら60キロぐらい(もっとかな?)走ったらしい。
温泉付きの施設のいい旅館や早稲田大学のセミナーハウスに泊まって、充実していた模様。
詳しくは今週あたり息子がブログで長々と報告するだろう。
やつのブログはため込んで吐き出すので長い!ながすぎる!とおばあちゃんが嘆いていた。→久しぶりにアップされた息子のブログでは、私のアドバイス通り細切れにされていた。

なんかもっといろいろあったような・・・年のせいか覚えてないわ。
夏休みの課題もクリアしたとか、昨日息子からメールがきた。
息子の学校はメリハリがある。
大学の付属校なのでのんびりできるかと思っていても、やることをしっかりやらないと赤点くらう。
結果をださないと留年までいってしまうという恐ろしさがあるから、親たちは学年末にはハラハラしながら結果を待つ。
教科書の数も他の学校より多く、4倍ぐらいの値段がかかるからきっと高度な内容をしているのだろう。
ユニークな先生も多く、授業も十二分に楽しめるらしいが、点のつけ方はかなり厳しい学校である。

そうそう、3月に卒業した先輩の中にAKBメンバーがいたらしいという事実にびっくり。
芸能活動と学業との両立、卒論までこなして卒業し、無事大学に入学したようだからその根性に脱帽。
学部も政経部らしいから(?)いい成績をキープしていないと人気の政経部には入れないから、その努力は本物だ。
正規メンバーに昇格しているみたいだから、今後大学と芸能活動をうまく両立させて頑張ってほしいもの。

息子よ、2学期も決して1科目も落とさず、頼むぜ!(ホームにいるから私たちはどうすることもできないので)
ホームのホストさん、くれぐれも息子のことをよろしくお願いします!




酒匂川生き物観察会

2011-08-27 | 日本の教育一般
今週は月曜に勤めている小学校の英語の授業の校内研修後、水曜は下の息子と酒匂川の生き物観察、昨日は息子二人と湯河原の吉浜海水浴場へと残り少ない夏休みを満喫した!
同時に息子たちは夏休みの宿題の追い込み中。
下の息子は昨日自由研究と自主学習の夏休みドリルを終了!
夏休みのドリルは簡単すぎた!!基本問題ばかりで、もっと難しいのにすればよかったと後悔・・・
中学受験をしないので、この夏休みは生物採集やら趣味で飼っている60センチ水槽の海水魚研究などに専念。
あちこち行ったので、そこそこ充実した夏休みだった。
なんといっても家が小田原にあるというのは、魚好きの息子にとって大ラッキー!

水曜日の酒匂川の生き物観察会も大いに楽しんだ。
NPO神奈川県環境学習リーダー会が主催し、計25組の親子が参加し、小田原アリーナ近くの酒匂川に5班に分かれて生物採集。
毎年夏休みに行われ、5人の年配の方々が採集の仕方を教えてくれた。

本流の酒匂川の裏手の分かれたせまい川の方で採集したが、最初とまどっていた小さな子たちもすぐに慣れて積極的にあちこち網で魚をすくっていた。
一番多くとれまくったのは、オイカワの稚魚。
小さくてひとすくいで数匹とれてしまう。
みんなでドジョウ、ゲンゴロウの幼虫、ハゼ、ツチガエルなどさまざまな生物を見つけた。

ツチガエルをとった低学年の男の子とお母さんに、息子は水を入れたバケツの中に入れておくとおぼれてしまうので、石を入れて休む場所を確保するようアドバイス。
みんな真剣に息子のアドバイスを聞いている。
「うちの子ずっとカエルを飼っていたので・・・」と私が言うと、「へーえ!」とびっくりしている。
みんな意外と家で生物を飼ったことがないのかもしれない。
こんなに素晴らしい環境にいるのに、息子の周りの友達も生物好きの子がいない。
誰かいないかしら・・・

採集が終わって、アリーナでとってきた大量の生物を大きな水槽に入れ、神奈川県環境科学センターの齋藤和久氏から1匹づつ観察しながら丁寧な説明を受けた。
今回5センチくらいのアユの稚魚が1匹とれていたし、ナマズのひげが4本あるのも確認。(子どものときは6本のひげなんだそうだ)
酒匂川というとアユが有名。
アユの放流もあり、6月1日からアユ釣り解禁。
アユ釣りもしてみたいなぁ・・・

さまざまな種類の魚の説明があって、短時間にいろんな魚がとれたことにびっくりしていると、カメだと思っていた1匹の生物がなんとスッポンだった。
齋藤氏の話によると、酒匂川はスッポンが多く、歩いているところも見られるという。
ちょっと驚きの事実!
これって外来種っぽいが、「そんなわけない」と息子に言われた・・・

酒匂川には絶滅危惧種のメダカやアカハライモリも生息し、その水がいかにきれいかが証明される。
この日は講義の前に、神奈川県環境科学センターから「かながわ田んぼの生きものウオッチング」という冊子が配られ、小田原の田んぼの生きものの様子もよくわかった。
リーダー会の方からエビやカニなどの生き物の生息場所も教えてもらい、私もすます川採集に興味を持つ。
日本の貴重な生態系を守って、多様な生物が生息し続けるような努力をしなければならないと強く思った。
神奈川県環境学習リーダー会の皆さま、神奈川県環境科学センターの方々、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。

観察終了後、またまた息子はセンターの齊藤さんにいろいろと質問し、大満足。
今回はとくに飼いたい生物がなくて、手ぶらで帰るかと思ったら、近くの蛍川で大量の水草を発見!(蛍川というぐらいだから蛍もかなり生息するのだろう)
アリーナ近辺の駅が富水駅と蛍田駅という自然を生かした美しい名前だから、このあたりは環境抜群なわけだ。
飼っている3匹のテナガエビのエサになるので、長いきれいな水草を数本ゲット。
南伊豆から持って帰ってきた2本の水草のうち1本を食べてしまっていたので、ちょうどよかった。
家に帰って水槽にさしたら、早速テナガエビが食べたり、新しいじょうぶな水草に登ったりと精力的に動き回っていた。











南伊豆合宿終了その4~養殖の普及か!~学校とNPOの交流活動

2011-08-25 | 日本の教育一般
南伊豆合宿3日目は外での活動はなく、生徒たちは研究報告会をやり、みなみの荘を10時ぐらいに出発し、電車で帰って行った。
私たちは報告会には参加せず、魚の卸売業者で今回の合宿指導者一人、齊藤浩一さんがみんなが採集した生物をせっせと梱包するのを見ていた。(齊藤の卸売業者名は「豊宝大幸」という)

酸素をビニール袋に入れ、きちっと厚めのゴムで閉じ、袋の底の両端を大型テープで張り、徹底的に密封。
いくつもの生物の入った大きなビニール袋を発砲スチールの箱にきれいに並べ、所々に水を凍らせたペットボトルを入れる。
息子は橋本先生が取ってくれたテナガエビ3匹を飼おうと決め、齊藤さんに電車の中でも持って帰れるように梱包を頼む。
何枚も厚いビニールを重ねて水がもれないようにする。
それでもテナガエビなのでビニールを破ってしまう場合があるので、新聞紙でくるんでビニールを重ねるのがいいらしい。
最後、電車の中でもれては困るので、念のため、みなみの荘から2枚大きなビニールをもらった。

後日橋本先生からのメールでは、「齊藤さんは、大変熱心な方で全力で生徒たちの指導にあたってくれます」と書かれていた。
齊藤さんの話では、現在NPO日本養殖振興会を立ち上げ、それを法人化しようとしていて、養殖を学校教育に広めて、子どもたちが魚や養殖業に興味を持つようにその普及に努力しているということだ。

いくつかの学校とも交流活動をしていて、齊藤さんがいろいろと協力されている。
学校に海洋生物のタッチプールなども設定しちゃうんだそうだ。→後日浦和実業の文化祭でも中学部に齊藤さんがタッチプールを設定し、お客さんに触らせながら生物の説明をしていた。
今回の浦和実業生物部の合宿では本格的に協力されていて、こんなふうに民間の業者の方と学校が提携して、さまざまな活動を教育に生かせるのはすごいと思ったし、これを機にいろんな学校ともネットワークを作り、日本に養殖業がしっかり根付くきっかけになるといいなと思う。
橋本先生のメールでは、浦和実業は国からの予算を受けて、実験室における水産技術の確立というテーマで3年間活動する予定だという。
簡単にいうと、水産業を家庭菜園のように楽しむ企画なんだそうだ。
指導者は、齊藤さんを始めとして、近畿大学の先生、水産試験所の方々にお願いしているという。

今年度浦和実業生物部では、齊藤さんの指導でヒラメとトラブグの稚魚を自作の2台の大きなオーバーフロー水槽で育てている。(このオーバーフロー水槽の作り方も100円ショップの材料でどう作るか橋本先生に息子は実演してもらった)
この魚たちを2回違う時期に見たが、見事に大きく成長している。
文化祭でも披露するというからその成長が楽しみである。

「これからの日本は、魚を取るというより育てるという方向へ持っていくべきだ・・・」みたいなことも齊藤さんは言われていた。
いつもいつも採集のことばかり考えていた私たちにとって、またまた新しい発見があった南伊豆合宿であった。

齊藤さんが理事長をしている「NPO日本養殖振興会」に連絡をとりたい場合は、齊藤さんの卸売業「魚介の豊宝大幸」へ連絡してください。
この新しいNPO活動をさまざまな学校に広めていかれたいそうです。


魚介の「豊宝大幸」 代表 齊藤浩一

〒345-0003 埼玉県北葛飾郡杉戸町木野川400-2
TEL/FAX 0480-38-0292 
E-mail: info@houhoutaikou.jp
http://www.houhoutaikou.jp



追伸

家に戻ると、疲れも見せず、息子は早速水槽を用意し、石やフィルターをセットし、あらかじめ作っておいた2本のペットボトルの汽水にせっせと汽水を作り、汽水をたし、あっという間にテナガエビ用の水槽を完成。
3匹のテナガエビは、水槽の上の方に登ったり、脱皮を繰り返したり、煮干しを食べたりして、元気いっぱい。
齊藤さんのしっかりとした梱包のおかげで、帰宅途中弱ることなく無事に飼うことができた。
ありがとうございました!
そう、生物採集は採集するのは楽しく割と楽に取れるが、難しいのは時間がかかる家までどう生かせるかだ。
そんなことも学んだ合宿でした!

みなみの荘の皆さん、浦和実業生物部関係者の皆様、今年も大変お世話になりました。
ありがとうございました。
また、家族で行ってみたいです。

水産総合研究センター、磯採集、川採集~浦和実業生物部南伊豆合宿その3

2011-08-22 | 日本の教育一般
翌日の南伊豆の浦和実業生物部合宿は猛暑の中、水産総合研究センター「増養殖研究所」(南伊豆庁舎)、磯採集、川採集と3か所を回るというまたまたハードなスケジュール。
とくに石廊崎の海に面した水産総合研究センターでの活動は、すさまじい暑さと湿気の高さゆえ、生徒たちも大変だったと思うが、養殖されているイセエビ、セミエビ、アワビなどを説明を受けながら熱心に観察していた。
詳しく説明を書きたいのだが、私たちは後ろの方にいたので、説明が聞こえず、詳しくリポートできなくてすみません。

ここで日本で初めてイセエビの養殖があったとか。
アワビを説明してくださった担当者の話では、日本のアワビは絶滅寸前で、もうとるべきではないという。
しかし、漁業が企業化している他の国とは違う漁業システムをとっている日本では禁止することがむつかしいと。

増養殖研究所の施設は日本に6箇所。http://nria.fra.affrc.go.jp
日本の魚たちを守るためにさまざまな努力がなされているのだと実感した。

くらくらする暑さの中、大急ぎで研究所の前の磯で採集開始。
生徒たちはこの後ランチを食べたら即海藻標本の作製が待っているので、生物部顧問深見先生の指示で、グループに分かれて色の違う海藻をとる。
私たちは、いつものようにタイドプールを物色するが、この日は採集する時間も限られていたため、見つけた生物の種類が少なかった。
今までさまざまなタイドプールで採集をしたが、一番種類が多いと思ったのが、去年の浦和実業の春合宿場所の三浦半島油壺。
地形も広くタイドプールが横に多く点在し、ウミウシやウメボシイソギンチャクなど美しくて、珍しい生物がたくさんいて、感動した。

この日の浦和実業生物部の活動は次の日の伊豆新聞の一面に掲載された。

生徒たちは、海藻標本作成のため、大急ぎでみなみの荘に戻っていったが、プログラム自由参加の小学生の息子は、齊藤さんにサンゴイソギンチャクが生息する場所にシュノーケリングで連れて行ってもらった。(本当は生徒たちも齊藤さんが一緒に連れて行く予定だったらしいが、プログラムの関係上時間がなくなってしまったらしい)
息子が家で飼っているカクレクマノミとサンゴイソギンチャクを共生させたがっていて、どうしてもサンゴイソギンチャクが採集したかったらしい。
沖縄ではしょっちゅうさまざまなイソギンチャクに遭遇できるが、関東周辺ではダイビングをしている人や専門家でないとなかなか見つけられないのではないか。
そういう意味で、齊藤さんのような魚の専門家にそういうスポットを教えてもらえるのが誠にありがたいもの。

しかし、齊藤さんの話では、そこそこの深さなのでもぐって岩底にへばりついているイソギンチャクを採集するのは難しいらしいとのこと。
採集できないと知り、息子もややこわがったため、二人はしかたなく引き返した。
齊藤さん、せっかく行ってもらったのに、すみません。
私は二人が沖に出ている間、自由に自分でシュノーケリングを楽しんだ。
海藻だらけでたしかにちょっとこわかったが、数匹ブルーの海水魚を見かけた。
齊藤さんの話だと、最近水がかなり汚れて水かさも増してしまったとか。

この日はブログ投稿「南伊豆合宿~その1」で紹介した青野川での川採集も行われたが、あまりの暑さでみんなが疲れているため、自由参加となった。
私も午前中の活動でヘトヘトになっていたので、昼寝をしてから川採集に参加した。
息子は疲れをものともせず、去年経験して川の様子がわかっているので、あちこち川を歩き回りながら生物を物色していた。
数人の男子が川釣りにも挑戦。
初めて釣りをしたという中学生も齊藤さんの指導で数匹つれたので、釣りにはまったらしい。

帰りの電車の中で、橋本先生が「図鑑をよく読んでいて知識はすごいが、(採集)体験がない・・・こういう子に(この合宿で)実際に(採集を)体験させてやりたい」と話していた。

息子は、この時に話しかけた外部の埼玉の高校教師をしている藤井先生からは、ヘビの生態や毒のことを詳しく教えてもらう。
有毒生物を研究していた息子のマニアックな質問にもスラスラ答えてくださっていた。
カメの研究者でもある藤井先生は、体が大きいので合宿参加者の中でも目立ち、独特のオーラを放っていた。
息子の質問に気さくに詳しく答えてくれていたので、まさか学校の先生とは思わなかった
「お兄さんはどちらで研究をされているのですか?」とつい聞いてしまい、実際の職業を聞いてびっくりしてしまった。

爬虫類に詳しい藤井先生からトカゲの捕まえ方のコツなども教えてもらう。
トカゲは動きが早く捕まえにくいが、どちらかというと朝のほうが活動がゆったりしているので捕まえやすいんだそうだ。
伊豆にしかいないというオカトカゲというトカゲを捕まえたら見せるように言われた。