Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

シカゴすみれ幼稚園の第1回運動会~ミニオリンピック

2008-09-18 | シカゴすみれ幼稚園 (全日制幼稚園)
今日は午前中、シカゴすみれ幼稚園の初めての運動会がシカゴ日本人学校大体育館で行われ、可愛らしい園児たちが元気に全身で動き回り、シカゴの秋を保護者を含めたみんなで楽しんでいた。



年中20人、年長11人と少ないすみれ幼稚園の園児たちだが、運動会の本番前に廊下で待っている姿は、やる気満々。



オリンピックの色とりどりの輪にちなんで、青、黄色、赤、白と4グループに分かれ、競技を競う。

各グループ、その色の大きな布を持って入場。ぐるりと体育館を回る。




カッコいい松平園長(全日校校長でもある)の挨拶は、いつもと違って、ちょっとお茶目に!若々しい!2つの顔を使い分ける男!


全日校のお母さんたちのファンが多い我らが後藤会長 すみれ幼稚園では、会長先生と子供たちから呼ばれているらしい 会長自ら子供たちと一緒に遊ぶこともあるという いつもシブくて、ダンディな会長のイメージと違って、幼稚園では子供好きな優しい面も見せる ますますファンになってしまいますね!

松平園長と後藤双葉会会長の励ましの挨拶に続いて、「力を合わせてがんばります!」という代表園児による「誓いの言葉」を言うと、全員で、「がんばります」と元気に答える声が体育館に響く。



開会式のハイライトは、英語遊び担当のクリスティ先生による聖火台点火。クリスティ先生がオリンピックのように聖火を走りながら持って、かっこよく登場。



全日校中学部保護者であり、私の友達、ミヤケさんのボランティアによる薄い木でできた大きなスクエアのドミノ。昨日1枚1枚丹念になんと1400枚もの板を積み上げながら、この大掛かりなドミノができたという。この1枚をクリスティ先生がとると、右から左へ次々にドミノが倒れ、あっという間にくずれさり、聖火台に火がついた。

最初の競技は、「世界一周」という簡単な障害物競走。といっても、1人1人で走るので、全部の障害をこなすことが目的。1つの障害が終わるときちんと両手をのばして、一生懸命フィニッシュを決める姿がかわいい。



年長さんは、最後の跳び箱も飛び、しっかりしている。

そして、玉入れ、綱引きなどは、みんなで力を合わせて、歯をくいしばって、がんばる姿が印象的だった。



途中、小学部の子供たちも急遽応援に参上。うちの下の息子のクラス、小学3年のイダ学級は先生とともに全員で大きな声で応援!ミュウちゃんの弟、年長のシュート君の応援!他の学年のお兄ちゃんとお姉ちゃんも応援しに来てくれてました。こういうところが、全日校の生徒たちの温かいところ。園児たちも幸せですね。

「七つの海をこえて」というリレーは、年長さんが、二つのグループに分かれて、ひもがついている大きな筒をくるくる巻いていく。少し巻くと、後ろの人に交代し、最後どちらが早く巻けて、自分のところに引き寄せたかを競う。

年中さんは、「うさぎの国からこんにちは」というリレー。みんなかわいらしいうさぎの格好をして、大きなニンジンを二人で持って、次の人たちに渡していく。みんなかなり早かったよ。

とても印象に残ったのは、最後の「親子でパラバルーン」年中さんたちとそのお母さんたちとで、バルーンを揺らしたり、ポーズを決めて踊ったり、大きく膨らましたり。



子供たちは、お母さんと一緒でとてもうれしそう。お母さんたちもとてものってました。息子たちが大きくなってしまった私としては、なんだかうらやましかった光景だった。




私の仲良しの友達、ニシノさんと年中組のシュンちゃん 運動会を無事終えて、二人共ほっとした表情 シュンちゃんはとてもはりきっていて、自分のグループの競技に勝つと人一倍ぴょんぴょん飛び跳ねて喜んでいた シュンちゃんは、ニシノさんにとって4人目の息子さん 最後の子育て、すみれ幼稚園でもうひとふん張り!

すみれ幼稚園ができて、約半年。こんな立派な運動会ができあがり、主任の吉田先生を中心とした3人の先生方の日々の努力と子供たちの力が大きい。アシスタントの若いマキ先生もきびきびとお手伝いされている。年長の担任の清水先生の話では、運動会の準備をするのにかなりの時間を要したという。年中の担任の西藤先生と清水先生の話では、子供たちとともに毎日がとても充実しているという。きっと「これが、私たちが一番やりたかったことだ!」との思いが強いのではないか。清水先生は、「あらゆる方向へ子供たちを引っ張っていける。」と子供たちの無限の創造力の可能性を示唆していた。

先日、年中の教室をのぞいたら、せみのふ化の真っ最中だった。子供たちが、数人残っていて、西藤先生と一緒にじっと見入っていた。せみのふ化を見るのはとてもめずらしい。私も2回目だった。しかし、ここの子供たちにとっては、普段の出来事のようだ。「ほら、これから緑の汁がでてきて、羽の色が変わっていくよ!」と西藤先生。子供たちと見るなんともいえない尊い時間だった。




追伸

今日の運動会で、初めてすみれ幼稚園の保護者の方たちも見たが、みんな若い駐在員の御家族ばかり。お父さんたちも数人いた。若いイケメンのお父さんの姿が!若く美しいお母さんたちばかり。ウーン、全日校とはまた違った雰囲気。(決して美人ではないとはいってませんから)こういう若々しい風が吹くと、また学校も活気がでるのではないか。全力投球のすみれ幼稚園の先生たちとともに、全日校へもいい刺激がもらえるのではないかと思った。双葉会の方たち、及びカストディアンの皆さんもご苦労様でした。

帰国に向けて引越し準備!~絵本はすみれ幼稚園へひきつがれた

2008-09-14 | シカゴすみれ幼稚園 (全日制幼稚園)
さて、引越し業者の見積もりが終わり、現在の荷物では14箱オーバーとのこと。猛烈な勢いで、これまで以上に荷物の処分をしだした。出てくる、出てくるさまざまな不要な物。「なぜ今までこんなものをとっていたのか!」「なぜこんなものを買ってしまったのか!」と叫びたくなる。いらないものオンパレード。

今まで、半年に1回ぐらいのペースで、キャンサー・フェデレーションに大量の不要なおもちゃ、古着、生活用品などを寄付し続けてきたのに、この有様。この団体は、電話で予約を入れると、家の前に荷物を置いておけば、きれいさっぱり持って行ってくれる。免税用の用紙までくれる。ものぐさな性格の私には有難い存在。

現在、うちのガレージは、処分品の山。すでにシカゴ日本人学校には、3回ぐらいに分けて、200冊ぐらいの本を寄付。まだまだ大量に持っていかなければならない。そのたびに司書の白上先生が喜んでくださる。今週、すみれ幼稚園に顔を出したら、西藤先生が、ブックシェルフにきれいに並んだ私が寄付した本を見せて下さった。白上先生がすぐにきれいにカバーをつけてくださったという。うちの息子たちは、わりと本を大事にしてくれたので、本の状態が良かった。いつも「本は大事にしなさい」と息子たちに言い続けた。表紙を見せる収納の本棚なので、とても美しく、子供たちも手にとってみたくなるだろう。見事に本がよみがえった。



昔からのベストセラー、「ぐりとぐら」シリーズ、ほんわかした、いわむらかずお作の「14ひきのねずみ」シリーズ、渡辺茂男作の乗り物に乗る「くまたくん」シリーズなどが並ぶと壮観。みんなうちの思い出の本たちだ。いつもいつもこれらの本で読み聞かせをしていた。上の息子は、「ゆうちゃん」というニックネームだったので、おばあちゃんが送ってくれた思い出の本、「ゆうちゃんのみきさーしゃ」もあった。ゆうちゃんが車で冒険に出かけて、アイスクリームを作って、みんなにふるまうというほのぼのしたストーリー。

息子はこの本をよく読んでいた。この絵本を西藤先生が手にとって、「この本を見てなつかしかったあ。私が小さな頃「こどものとも」版で、よく読んでいました。今はこんな風なきれいな本になっているんですね。」ととても感激されたような感じだった。西藤先生の輝く笑顔を見て、こういう温かい気持ちの童心を持った先生たちに囲まれるからこそ、本も子供たちのために生き返るのだと思った。

さて、家具や生活用品は、会社の後任者に処分するリストをメールで送り、なんと70パーセントもの物を引き取ってくれるという回答がきた。近所の友達も来週見に来てくれるという。なんとかなるかな。

第一便の船便を出すのが10月2日。それまでにかなりの荷物が処分できるといいのだが・・・「エイヤッ!」と見切りをつけて、捨てまくっている。また数日したら、迷っていた分に見切りをつけて、捨てるのだろう。そうじもしながら、荷物が減っていくので、気持ちがいい。そう、こうやって、楽しみながら、引越しの準備をしよう。すみれ幼稚園の関係者にも喜ばれて、本当によかった!ひっこしも楽しまないとね!


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