Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

息子たち、日曜日のシカゴ日本人学校全日校の運動会に燃える!

2008-05-31 | シカゴ日本人学校全日校
いよいよ、シカゴ日本人学校全日校の6月恒例の運動会が日曜日に行われる。今日が最後の練習だったようで、子供たちは、準備万端の様子で、見所を詳しく教えてくれる。うちは、息子たちが2人共白組。白組は、なぜかずっとこのところ優勝から見放されている。私の記憶では、勝った年を覚えていないほど。息子たちが、白組のためよけいに、今年は「白が勝てない!」というジンクスを破って、勝ってほしい。

下の息子は、徒競走から、団体競技、はたまた応援合戦まで、手の抜き様がないほど、燃えに燃えている。いつもは、おっとりした息子が、「絶対、勝つ!」という感じで、はりきっている。中学生のお兄ちゃんと一緒の白組で戦うということで、なんともいえないほどの心の高まりと連帯感があるのだろう。いつも熱血に燃えている子供たちに人気の担任の先生の子供たちへの扇動も運動会でひときわ高まっているに違いない。

さて、上の息子はというと、これが、今までになく、意気がハイの頂点。すべての競技の見所、自分の活躍できるポイントをくまなく説明し、燃えに燃えている。今年は、全日校の運動会の大目玉の応援合戦の応援団をやる。今までの運動会でやったセリフが全部頭に入っているので、やりやすいらしい。いまどきの中学生をここまでのせる中学部の先生たちの技量は、すごいものがある。今年の応援は、かなりの趣向の模様。とにかく、見てのお楽しみ!

最大の盛りあがる競技は、やはり騎馬戦のようだ。小学校5、6年と中学部でやるため、毎年かなりの迫力なのだが、今年は、「川中島」がテーマなので、すごいことになりそうだ。こちらも先生たちの趣向をこらした企画を息子がいたく興奮しながら、説明。息子の話を聞いているだけで、ドラマティック!いつもは、「敵は、本能寺にあり!」などと叫びながら、闘うのだが、今年はいったいどんなセリフが飛び出すか!

こういう話を息子から聞くと、またまた記者魂がもくもくと沸いてくる。私の中のジャーナリストとしての血が騒ぐ。一眼レフ片手に、取材しなくては!

とにかく、全日校の日々の汗と涙の結集の運動会。これを見ずにして、何を見ようか!6月1日、日曜日、晴れの双葉会グランドで会いましょう!


シカゴ日本人学校全日校運動会 

6月1日(日) 9:20ー14:50 シカゴ日本人学校グラウンドにて
                   雨天の場合は、6月3日(火)に延期


写真は、下の息子がパソコンの授業で、作成した運動会の招待状。「お父さん、お母さん、ぼく全力でがんばってやるから、絶対きてね!」とかわいらしいメッセージがはいっている。「大所帯のクラスなのに、こんなことまでしてくれるのか」と母はいたく感動した。一生、この招待状を取っておきたくなった。先生、ありがとう!

ハーパー・カレッジの春学期の成績来る!

2008-05-31 | ハーパー・カレッジ
昨日、ハーパー・カレッジの春学期取っていた「デッサン2」のクラスの成績表が送られてきた。今回は、忙しくて、日本に3月一時帰国して、クラスも休み、プロジェクトによって、メタメタの評価があったので、「B」を覚悟していた。

しかし・・・封を切ると、なんと「A」。ウーン、最後のコラージュ作品で、思い切り盛り返し、その作品が教授のペリーも気に入り、サンプル作品として大学に保管されたとはいえ、不思議だ。かなり、ペリーの恩恵ありか。ペリーに感謝!

ペリーとは、「デッサン1」からの付き合いで、お互い性格も良く知り合うほど、仲良くなっている。(ちょっとした喧嘩もするほど)ペリーは、アーティストゆえ、教授くさくない。突然、床に寝そべったり、とんでもない言葉を発したり、ハーパーの教授陣の中でも、ユニークな部類だろう。

「まあ、いっか。取ってしまえば、こっちのもの。」と私は、一気に心配が吹っ飛び、GPA(今までのクレディットのクラスの成績の平均値)をチェック。30時間(1科目3時間なので、10科目取ったということ)で、3.90ポイント。「A」が4ポイントなので、限りなくオールAに近い成績。1回だけ文学の「創作詩」のクラスでBを取ったためだ。「フィクション」のクラスでもBを取ったことがあるのだが、もう一度別の教授の「フィクション」のクラスでAを取ったので、「フィクション」の評価はいいほうのAとめでたくなった。

アメリカの大学の成績というのは、一生生きているようで、大昔、留学していたときに取ったクレディットのクラスの成績というのも、その大学に頼めば、その時の成績をハーパーに送ってくれて、加算されるクラスもある。たとえ、日本に帰国しても、ハーパーでとったこの成績は、ずっと生き続け、いつかまたアメリカの大学に通うときがあれば、加算される。まさに、生涯教育だ。同じクラスを何度も取るおばちゃんもアート・ディパートメントにはいるようだ。ハーパーのようなコミュニティ・カレッジは、学費も安く、低所得者の家族に属する学生たちや年配の人々にも入りやすい。いつでも、簡単に入れて、一つのクラスだけでも取れて、いつでも継続できるアメリカのコミュニティ・カレッジのようなシステムが日本にもできるといいのに。留学して、日本にずっといて、アメリカの大学にもどるのが夢だった私。「いつの日かアメリカの大学を卒業できたら、いいなあ。」とかなわない夢をいだいている私なので、多少つらくても、ハーパーに通い続ける日々だ。


写真は、教授のペリーと同級生のヒロミさんと、ハーパーのアート・ディパートメントにあるギャラリーにて。今学期が終わって、みんなほっとしている。ことのきは、ハーパーの学生のいい作品が展示されていた。このギャラリーは、各地から有名なアーティストの作品展も行われる。

ポトラックパーティーで豪華なランチを楽しむ!

2008-05-30 | 食べ物・レストラン
今日は、近所の友達、ナカムラさんの企画で、彼女の自宅でポトラックパーティが開かれ、豪華版のランチをみんなで楽しんだ。下の息子の友達のお母さんたち11人が腕をふるい、さまざまな料理とデザートを持ち寄り、試食してお腹が満腹になった。

タイ風のココナッツミルクが入った栄養満点のあまーいスープ。ちょいカレー味のたれに漬け込んだチキンウイング。手作りのパスタ、紅茶を利用して煮込んだ豚ロース。メキシカンの(手の込んでいそうな)味付けごはん。豚に野菜や梅が入ったこったコロッケ。(どう表現したらいいのかな?)牛肉のドレッシング和え。蒸し鶏のサラダ。和風の野菜のピクルスなどなど。さすがは、駐妻のポトラックと思わせるほどの超豪華版のメニューがずらりと並んだ。

しっかりとランチをした後は、デザートタイム。口に含むととろけるような柔らかい感触のシフォンケーキに2種類の色合いのいいグレープフルーツと絶妙に合うゼリーがふるまわれ、リッチな気分に!

うちは、息子なので、あまり女の子のお母さんと話す機会がないので、今日は耳を傾ける。ムードメーカーで、いつも明るいイホリさんの話が思い切り聞けて、楽しかったです。ハツミさんがうちと同じ埼玉の浦和出身なので、上の息子のために、公立高校の情報も聞けて、よかったあ。

今回企画してくださったお料理上手なナカムラさんは、1ヵ月に1回は、このようなポトラックパーティーに参加しているという。明日もあさってもポトラック三昧だそう。小さなお子さんがいるため、なかなか外食がみんなとままならず、こういう形がいいのだそうだ。私たちの仲間とも去年から声をかけてくれて、去年は4回ほどやり、今年は今日が第一弾。今後も企画してくれるらしいので、乞うご期待。

私は、いつも大学や記事を書いていて、なかなかこういうポトラックに参加する機会がなかったのだが、今回参加して、みんなのお料理なども拝見して、そのおいしさでとても幸せな気分になり、いい刺激になった。残ったお料理を少し持ち帰ったので、今日は息子たちに食べさせてみよう。

参加の方へ: お料理のレシピですが、もしこの書き込みでしてくださるなら、ぜひお願いします!

ダウンタウンのグリーク・タウンからシカゴ・ボード・オブ・トレード(シカゴ商品取引所)へ

2008-05-29 | シカゴダウンタウン
今日は、まだややひんやりした空気のただよう快晴のダウンタウンに、全米一と言われるグリーク・タウン(ギリシャ街)を訪れてみた。いつものように、アーリントン・ハイツ駅から9時32分発のメトラに乗って、オゴビー駅でおり、湖とは反対の方角に4ブロックほど歩き、90の高速を越して、ホルムステッドという通りへでると、「GREEK TOWN」というあの角ばったギリシャ文字風の英語で書かれた旗が見えてくる。

ギリシャ風の神殿の柱のミニチュア版の休憩兼オブジェがあり、いかにもギリシャ街といった趣。その通りをずんずん南に向かって歩くと、グリーク・レストランが建ち並ぶ。だいたい、オゴビー駅の前のマディソンからバン・ビューレンあたりまでのとても短い距離。途中、東側を見ると、目の前が開けて、シアーズ・タワーの裏からと新しそうな双子のホテルの建物が立ち並ぶビューが圧巻。こんな風景も面白い。オゴビー駅からいつも湖に向かって歩いていくのが恒例なので、こんな摩天楼の姿を見るのは初めてだ。ダウンタウンもいろんな角度から眺めてみるといい。いつもと違った発見がある。

さて、何か面白いレストラン以外のギリシャのお店があるかどうか探索したが、ハルステッド通りより1つ向こう側に行くと何もないようだ。なーんだ、単に短いレストラン街なのね、と一緒に来た日本人の友達とちょっとがっくり。なんで、これが、全米一のギリシャ街なのか疑問だ。すでに、11時前だったので、時間も限られているので、すぐにランチをするレストランを物色。

高そうに見えたけど、新聞の記事が並ぶレストランへエイやと入る。お店の人に聞くと「全米一のギリシャレストラン」だと言う「グリーク・アイランズ」。まだ、人もまばらだった。地中海風のインテリアで、音楽もギリシャ系か。気分転換にもってこい。受付の若いお兄さんもいかにもギリシャ人っぽいし、数の多いウエイターは、みんななまりがあって、みんなギリシャ人と思われる。いったい、どこにこんなにギリシャ人がシカゴに住んでいるのだろうかと思わせるほど。

友達と2人で、ギリシャ風のオリーブオイルであえたサラダとエビとカラマリのアプタイザー、そして、ジャイロといわれるサンドイッチをオーダーする。2人で各料理を分けたので、かなりリーゾナブル。これで、チップ込みで、1人12ドル50セントなり。カラマリとエビがさっぱりしていて、とても美味だった。ジャイロは、ぱさぱさしていて、私にとってイマイチ。ちょっとかじっただけで、ほとんど残してしまった。これを薦めてくれた友達は、しっかり全部食べ終わる。

レストランを出て、肌寒いダウンタウンを湖の方に向かって歩く。川沿いに見えるかつて私が働いていた先物取引所、シカゴ・マーカンタイル・エクスチェインジの双子のビルの前で記念撮影。勤めていたアメリカの通信社のオフィスが10階にあった。シアーズ・タワーまできて、1階を偵察。鉄骨のシカゴ在住の彫刻家の作品が展示されていた。

ラサール・ストリートまできて、私が勤めていたもう1つの古い先物取引所、シカゴ・ボード・オブ・トレード(CBT)をまじかに見る。取引所の中を見学できるかどうか確認のために寄ると、1階にビジターセンターがあり、取引所のちょっとした歴史が一目でわかる。この建物は、1920年代後期アートデコ様式といわれる幾何学的な単純さと磨きのかかった鏡のような表面が、いたるところで見られるという。1930年、当時シカゴで最も高いビルとしてジャクソンとラサールの交差点に誕生。ビルのてっぺんにアルミ製のケレス(ローマの穀物と収穫の女神)の女神像がシンボルとなって、人々の目を引く。

私が、1992年最初シカゴに赴任してきて、始めのころ、CBTに勤めていたときは、ナイトボンドという夜の債券先物のマーケットの動きを通信社の記者としてカバーしていたので、夜の11時過ぎにここをでると、シーンとして、人っ子1人いないシカゴの金融街をさびしくタクシーに乗ったものだ。昼間は、こんなににぎやかなのに、夜は一変して、こわかった。シカゴ滞在中に、2つの取引所のトレーディング風景をもう一度見てみたいが、そんな機会があるだろうか。9・11以来、観光目的では、見学も許されていないという。

そんなことを考えながら、オゴビー駅に向かって帰る。帰りは、1時半のメトラに乗る。この時間に乗ると、小学生である子供たちのお迎え3時半に充分間に合う。誰に迷惑をかけるでもなく、私たちのようなダウンタウンに車でこれない駐妻でも、約3時間のダウンタウン探索ができる。「また、ダウンタウンに来ようね!」と友達と約束しながら、気分は爽快であった。皆さんもたまには、タウンタウンにでて、ぜひ英気を養ってください。


Greek Islands 200 S.Halsted St. Chicago
312-782-9855

写真は、グリーク・アイランズではありません。こんな感じのグリーク・レストランが並ぶハルムステッド通り。



シカゴカブス戦、リグレー・フィールド内野3塁側からの観戦記

2008-05-28 | メジャーリーグ
メモリアルディの快晴の昨日は、気温もぐんぐん上がり、パーフェクトな野球観戦日。またまたやってきた、リグレーフィールド。カブス対ドジャーズ戦。リグレー自慢のフェンスをおおうグリーンのアイビーが際立って美しい。4月の始めに観戦しにきたときは、ほとんどはえていなかった。今年は例年より肌寒い5月の日々だったのに、アイビーは、しっかりシカゴの春の光を吸収している。

私たちの席は、内野の一番前のセクション4で、カブスのダッグアウト側(3塁側)。ライトを守る福留選手とは遠いけど、まあいいか。グラウンドがすぐ目の前なので、やたら球場全体がせまく感じるほど。せっかくなので、カブスの選手たちの試合前の練習を見ようとかなり早めに着くが、すでにカブスの選手たちのバッティング練習は終わって、ドジャーズのバッティング練習中。ドジャーズの選手は、誰が誰だかわからない。つまらんなあ。

その練習も終わった後に、主人が「デンプスターだ!」と叫ぶ。カブスの先発のピッチャー、デンプスターが私たちの目の前をうろうろしている。ちょっとこわさのあるすごい貫禄の面構え。外野のフェンスで、なぜかたった1人でストレッチをしている。そして、軽くキャッチボールをしている。こちら向きで投げていたので、しっかりドアップで投球フォームを写真に収められた。

しばらくすると、カブスの選手たちがでてきて、ウオーミングアップを始めた。短めの距離を走ったり、ストレッチをしたり。勿論、我らが福留選手もソリアーノやテリオとともにやっている。観客は、すごく騒ぐわけでもなく、見慣れた風景といった感じで、淡々と見ている。上の写真のショットは、そのときの福留選手とソリアーノ、テリオとの貴重なじゃれあい風景。福留選手みんなとこんなになじんでいるんだなあと安心。

デンプスターは、私たちの内野席のまん前のブルペンで、黙々とピッチングのウオームングアップ。一直線に矢のような速さで、投げる。手を抜いて投げているはずなのに、恐ろしく速い。やっぱり、内野ねえ、こんなにまじかでメジャーリーガーの迫力ある動きが見れるなんて。

試合前の恒例のナショナル・アンサムの歌が流れた時は、メモリアルディのため、突然外野の方から、アメリカの象徴である鳥、アメリカンイーグルが羽ばたき、ダイヤモンドにいる係の人の手に見事に止まる。すごい演出で、みんな拍手かっさい。

さて、試合の方は、1回裏、いきなり3番デレク・リーのツーランホームランがでて、2対0とカブスがリードする。しかし、投手戦となり、なかなか追加点が入らない。途中ドジャーズが1点返し、反撃しようと何回かチャンスを作るが、うまくいかない。その後、4番のラミレスのホームランで、3対1となり、カブスは、9回、守護神ケリー・ウッドがうまくしめて、快勝。

ケリー・ウッドも出る前、目の前でウオーミングアップをしてくれたので、まじかにきれいな投球フォームが見られた。これが、あの1試合20三振をとったピッチャーの投げ方かあ。途中、でてきたときは、内野の一番前のファンたちにこぶしをぶつけて、サービス。ケリー・ウッドも感じのいい人だ。勿論、クローザーとしての彼の主題歌は、私の大好きなガンズ・アンド・ローゼスの昔のヒット曲、「ウェルカム・ツー・ザ・ジャングル」でした。(なぜ、メジャーのクローザーは、ヘビメタ好きが多いのか)

3塁側にいて面白かったのは、ソリアーノと外野の観客とのコミュニケーションの良さ。レフト側に陣取っているのは、ソリアーノファンが多いのか、「ソリアーノ!ソリアーノ!」と叫んで、ソリアーノも守備に着く前、観客に向かって、何やらしゃべっている。裸で、お腹にソリアーノのスペルをアルファベットで1人1人1字づつ書いて、アピールする男の人たちのファンのグループの応援もすさまじかった。ライト側の福留選手の近くにも1人1人FUKUDOMEとみんなでお腹に書いていたグループがときどきテレビに映し出されるので、同じ人たちかもしれない。そういう熱狂的なファンに対して、ソリアーノは、ボールもぽんぽん観客席に向かって毎回毎回投げまくる。とてもファンに対してサービス精神が旺盛な選手のようだ。

それに対して、福留選手は、淡々と守備についている。この日は、前日に続いて、残念ながら、ノーヒットに終わった。ちょっと疲れているのだろうか。ドジャーズの黒田は、今日のカブス戦に登板。今日は風が強く寒そう。ドジャーズの守護神の斉藤投手もドジャーズが負けていたので、出る機会がなく、この日は終わった。前回のカブス戦では、福留選手の大活躍を堪能できたので、まあ毎回毎回そういうわけにはいかないか。さて、うちの次の狙いは、ホワイトソックス対タンパベイ戦か。1位同士で、タンパベイには岩村選手がいる。みんなは、レッドソックス戦狙いだろうが。勿論、松坂選手に当たるようなら行きたいですけど。ホワイトソックス戦は、いつでも席が取れるので、状況に合わせて行ける。

リトルリーグ、パイレーツのグッドラックは、靴下にあり!

2008-05-25 | リトルリーグ
今日は、美しいシカゴ本来の5月の気候の下、息子たちのリトルリーグの試合がバッファローグローブのエムリックというフィールドであった。午前中は、下の息子たちのチーム、インディアンズ対カブスの試合。

なんだか今日は、みんな元気がなく、ボールもぽろぽろ落とす。こんなに天気がいいのに、打線もイマイチ。よって、7対2で、5点差がついたので、5回でコールド負けをくらう。息子もヒット性のあたりがファールになり、三振して、がっくり。

さて、上の息子のパイレーツは、このところ連敗中。打線はいいんだけど、守備にミスが重なり、せっかくピッチャーが頑張っていても、あと少しで負けてしまっていた。今日は、前回負けているナショナルズとの対戦。

今日は、キャプテンでキャッチャーのケンの提案で、なんと靴下を右左黄色と黒をバラバラにはいてこいとのメールでの指示。なぜか、今シーズン、靴下が黒と黄色と2種類支給された。パイレーツの基調がこの2つの色だからか。最初の頃、監督の指示で、いやいやながら黄色をはかされていたが、負けが多いため、黒にみんな変えたのだが、これまただめ。よって、ケンが苦肉の策で、奇想天外の左右違う色にしてみたよう。出て行くときの、息子の後ろ姿が妙にマヌケに見える。だって、右左バラバラの靴下でプレーするなんて・・・ちょっと恥ずかしいし、どう見ても、勝てそうに見えない。こんなバカらしいことをまじめな息子がするなんて、やはり、チームの一員だ。「キャプテンのケンの言うことだから、しょうがない。」と、全然気にしてない。

しかし、なんとなんと、これが、当たった!息子が先発で、わりといい調子。3回まで好投し、4回で守備の乱れとフォアボール連発で、5点差になってしまったが、パイレーツの打線が爆発し、ひっくり返した。息子も鋭いシングルヒットと外野の深いところまで持っていった大きな2塁打と俊足で、両方とも本塁を踏む。このところ打順は1番で、足の長さを生かした歩幅のチーム一速い足で引っ掻き回している。「どうやったらあんなに速く走れるんだろう?」と超太っちょで恐ろしく鈍足のケン(キャプテンではないほうのケン)が、真剣に主人に聞くほど速いらしい。主人は、ケンの後に息子の打順は絶対持ってこれないと言う。ケンが塁に先にでると、息子が追い越してしまう恐れがあるためだ。

息子の大きな2塁打の後、3番マイケルも全開のすさまじいスウイングで、3塁打を放ち、うちの息子とマイケルとで、相手のピッチャーにスラッガーのこわさを見せつけた。ああ、なんて気持ちのいい試合だろう!マイケルのお母さんのコーニーと思わず、母親同士ハイファイをしまくった。なんて、子供っぽい親たちだろうね。相手のチームの子供たちに悪いけど・・・

結局、12対10で、久し振りにパイレーツの勝利。私たち親もすっきり気分は最高!子供たちのチームが試合に勝った日ほど、うれしいことはない。試合が終わって、キャプテンのケンに「また、この(違う色の)ソックスで行こう!」と言い合いながら、ケンを写真に収めた。ケンのユニフォームの左胸には、キャプテンであるパイレーツの象徴、海賊のがい骨のマークがはいっていて、すごくカッコいい。長身長髪のケンに合う。(最近のこのあたりのアメリカ人の男の子のティーンは、長髪好みだそうです。うちのチームもみんな髪の毛をたなびかせて、プレーしている)やっぱり、キャプテンだから、わかっているのね。皆さん、ケンの足元に注目!

郵便局で、2008年版シカゴカブスのこんなプレート見つけました

2008-05-24 | メジャーリーグ
じゃ~ん!こんな2008年シカゴカブスの選手の記念プレートを郵便局で見つけました。ルー・ピネラ監督を含むカブスのレギュラー陣14人の写真とリグレー・フィールドの写真に2008年3月31日今季のカブスの開幕戦の日付のスタンプが入っている郵便局ならではの貴重なグッズ。

今日、郵便局でこれを見かけて、ホワイトソックス版もおいてあり、両方買おうか迷いながら、カブス版だけ買った。中央左下に福留選手がやや微笑んでいる写真。その横にケリー・ウッド。左の1番上に2番でショートのライアン・テリオ。(しつこいようだが、私の一押し)その真横に強打者で頼りになるデレク・リー、その下にやくざの大玉のようなカブスのエース、カルロス・ゾンブラーノ。今日は4打数4安打だったそうな。ピッチャーにしておくのが、もったいないほど。カブスは大差でパイレーツに勝利。このプレートも売れるはなあ。最近ゾンブラーノの形相が、ますます凄みを増してきたような気がするのは、私だけでしょうか。

このたぐいの写真っていつもイマイチなんだけど、このプレートは、みんな自然な感じで写っている。もしも、今の勢いが続いて、今年カブスがワールドチャンピオンになれば、この2008年3月31日の日付の意味も大きなものになり、福留選手のあの同点ホームランと共に、後世に語り継がれるであろう。

うちは、26日のメモリアル・ディにリグレーで、カブス対ドジャーズ戦を見に行く。ドジャーズは、黒田選手が先発の予定。主人が、「黒田対福留を見られるのは、これで、もう一生ないかもしれないな。」と先ほどつぶやいた。5月23日付けの日経新聞に、好投しながら、なかなか勝ちにつながらない黒田選手をチームは評価していると書かれていた。その黒田選手と我らが福留選手の対決を見ることができる。カブス側の内野の一番前のセクションだ。みんなこのウィークエンドは、旅行に行く家族が多い。「いいなあ、うちも旅行に行きたい。」と言ったら、「リグレーで(生の)黒田と福留を見れるなんて、サイコーじゃないか。」と主人。そうだよなあ。また、ブログで報告します。

ジューイッシュ・デリーでブランチ!

2008-05-23 | 食べ物・レストラン
今日は、息子の英語の家庭教師、アイリーンが、ノースブルックの大人気ジューイッシュ・デリー「マックス・アンド・ベニーズ」に連れて行ってくれて、初めて本場のジューイッシュフードにトライした。アイリーンが教えている生徒たちである若いお母さんたちや生徒のお母さんたち5人の日本人が参加。みんな初めて食べる食べ物に舌鼓を打ちながら、アイリーンの説明に耳を傾けた。

このデリーは、ユダヤ人に絶大な人気があるらしく、毎朝来るビジネスマン、ブランチやランチにくる大勢のお年寄り、とくにランチはぞくぞくと人がつめかけ、行列ができていたほど。

私たちは、10時半からのブランチを食べた。大きなお皿に各メニューの食べ物をのせて、バフェスタイルにしたが、アイリーンが選んだ食べ物は全て美味。ホッペル・ポッペルというサラミと卵のオムレツ、ブリンジィという不思議なフワフワした感じのパイのようなデザート、ベーグルに、自分の好きなように、たまねぎ入りのクリームチーズを載せたり、大きく切った新鮮な野菜とスモークサーモンをはさむサンドイッチ。白身魚を細かくつぶして、甘酸っぱく合えた、ヒヤリングとよばれる食べ物もおいしかった。魚系などは、貯蔵できるものが多く、便利だそうだ。

ユダヤ人の生活スタイルの話になった。ユダヤ人の葬式スタイルは、まずグラウンド(地下という意味で言ったのかはわからないが)に遺体を入れるとのこと。日本のように、遺体と一緒にお通夜はしないらしい。みんなが故人をしのぶお通夜は、7日間も続くらしい。しかし、日本のお葬式のスタイル、つまり、火葬をなぜするかということになると、私たちは答えられない。アメリカ人の考え方だと、なんて残酷なことをということにもなるだろう。

宗教は、普段無宗教なのに、仏教で、必ずお葬式も行う日本人。何も考えて見なかったことが、他の人種の人と話すと見えてくる。アメリカにいるということは、ときどき日本の文化・習慣を見直すということにもなる。アイリーンのように、自分の文化をきちんと説明できるようにならんといかんなあと感じた1日だった。


Max amd Benny's restaurant Deli Bakery

461 Waukegan Rd. Northbrook, IL 60062

847-272-9490 www.maxandbennys.com



ヨリドリミドリのアメリカのサマーキャンプ~数千ドルするキャンプも

2008-05-21 | 教育一般
サマーキャンプをそろそろどれにするか決定しないといけない。シカゴ滞在の残り期限が少なくなってきているから、少しでも充実したキャンプをと思うのだが、「親の心子知らず」とでも言おうか。毎年毎年いろんなキャンプに入れてきたせいか、子供たちは、「今年はキャンプはもういい。」みたいな反応だ。

毎日忙しくめいっぱい学校と課外活動をこなしている子供たち。夏休みぐらいのんびり家でボーッとしていたいと思う、というかそうさせてあげたい。でも、こんなに楽しそうなプログラムがあるとついつい親の方が、あれもこれもと手をのばしたくなる。普段、日本人学校に行っているから、サマーキャンプぐらい、ばっちり、英語環境に浸らせたいと思うのが、親心。

上の息子は、こちらにきた最初の年は、短い時間のサッカーキャンプを1週間日本人の友達ととり、その次の年、小学3年生から、日本人がいないバッファロー・グローブ・パーク・ディストリクト主催の人気の「スポーツキャンプ」に挑戦した。USセルラーフィールド、遠い場所のウオーターパーク、ローラーコースターリンク、ミニゴルフなどなど。スポーツと名のついているものをいろいろとやらせてもらい、満喫していた。言葉が通じなくて、困った時もあったようだが、めげずに楽しんでいた。

そのスポーツキャンプを小学4年生もやり、小学5年生では、「セーリング、テニス、ゴルフキャンプ」という超豪華版のキャンプに参加。近所のゴルフ場まで歩いていって、バスでテニスコートに午後移動。それが1週間。もう1週間は、レイク・アーリントンでセーリングを基礎から習い、ライセンスまでもらった。このキャンプは、ランチ付き、ジュース飲み放題で、4時まで預かってくれて、最高に充実していた。

そして、小学6年生では、バッファロー・グローブ・パーク・ディストリクトの中でもお勧めの「サバイバルキャンプ」。テントの張り方、紐の結び方、魚釣り、野外での料理など、さまざまなや野外活動を教えてくれた。息子は、みんなの中でカウンセラーの片腕となり、リーダーシップを発揮できたキャンプだった。

去年の中学1年は、ユニークなバイクキャンプ。自転車で、バッファロー・グローブ界隈、はたまた遠くのアーリントン・ハイツの方まで、進出。炎天下、バイクで競争する。親がなかなか連れて行けないから、道を熟知しているカウンセラーについて回って、普段できない経験をできたようだ。

昨日は、下の息子の野球のチームのアメリカ人の友達が利用しているロング・グローブにあるジェイズ・キャンプの見学に行った。とても家庭的なキャンプで、カウンセラーたちがみんなそれぞれの子供たちの名前を覚えて、面倒見がいいと評判のキャンプ。息子のアメリカ人の友達は、なぜかロンググローブ軍団。そう、みんなそこそこお金持ち。よって、このキャンプも目玉が飛び出るほど高い。

やや高めのバッファロー・グローブのキャンプの倍以上する。よって、家の前にバスがお迎えに来てくれて、スイミングも少人数レッスンを含めたのが1日2回もあるんだと。普通のスポーツ活動以外にロケットを飛ばしたり、レゴを作ったり、はたまた女の子たちは、演劇など、16エーカーの土地で、さまざまなことをやるらしい。あのファームが横にあるロンググローブの環境で、ひと夏を過ごす超幸運なアメリカ人の子供たち。お金があるというのは、まったくもって、すごい!しかし、これに驚いていてはいけない。もっと北の方には、有名なバナーキャンプとかいうのがあって、これは、数千ドルするらしい。去年これに参加したバーノンヒルにいる韓国系アメリカ人の友達がいたが、そこまで、大金持ちには見えなかった。

主人に、最後の年になるかもしれないから、ジェイズキャンプに下の息子を入れたいと切り出したら、値段を聞いて、即却下!「旅行優先だろう。」と言われた。はい、おおせの通りです。昔、ジェイズキャンプのような高いキャンプにキンダーぐらいの男の子を入れた友達が、その年の夏の旅行をあきらめたと言っていた。うちは、やはり、近くのパーク・ディストリクトのキャンプで、充分だということで主人と一致した。

うちの子供たちは、毎年サマーキャンプで、充実した時間を過ごし、私は私で夏はハーパー・カレッジで、充実した時間を過ごした今までの数年間。でも、子供たちは、暑い中かなり疲れていた。下の息子も毎年びっちりのサマーキャンプに飽きているよう。今年は、スポーツキャンプの申し込みは済ませているが、短い時間のキャンプに変えようかと今頭を悩ませている。でも、そうすると、私はどうなるの・・・

ハーパーカレッジ、「デッサン2」のクラスの作品発表会

2008-05-18 | ハーパー・カレッジ
今週木曜日で、今学期私がとっていたハーパーカレッジの「デッサン2」のクラスが終了。最終日は、最後のコラージュのプロジェクトの提出とともに、全員が自分の今までの作品をみんなに紹介し、何を学んだか感想をのべ、みんなから感想をもらいあった。

みんな今学期の各プロジェクトの作品4つを壁に張り、自分の気に入った作品や逆に苦労して嫌いになった作品などを口々に言い合った。中には、度肝を抜くような強烈な作品もあって、学生の個性に驚いた。芸術性のかなり高い作品もあり、そのままアーティストとして、ギャラリーに飾っておきたいような作品もあった。

さて、自分自身の作品はというと、日本に帰国して、プロジェクトの時間がとれず、1日でいっきに仕上げて、まったく不本意な作品となったものが1つある。色をよく考えずにただ置いていっただけなので、ジャシカからは、「ああ、あのレインボウ・ガイの作品」と言われるぐらいカラフルで、けばい。しかし、人間好みがあるもので、男性のアメリカ人の学生の1人は、この作品を気に入ってくれた。教授のペリーからの評価はごまかせず、ひどい点数をくらったが。

ただ、最後の私のコラージュ作品は成功。コーヒーフィルターの粉をとった後のしみ模様と古いフォールダーを引きちぎったのを張り合わせた作品。発表の時も、ペリーから評価され、やれやれだったし、女の人たちから、この作品は気に入られた。ペリーが、前学期の「デッサン1」のクラスで、作品のフロー(流れ)が重要だと説いていたので、それをとくに気をつけて張り合わせていった。作品全体の構想とやってみて生まれる偶然性の兼ね合い。それがうまくお互いはまるか、アートなるものむつかしい。

私が好きな学生の作品は、日本人のヒロミさんのペンギンを大きく引きのばし、さまざまな色にグラジュエーションをつけてダイナミックに仕上げた作品。完成度がかなり高く、みんなの中で、群を抜いてよかった。

ジェシカのコラージュは、雑誌から体のあらゆる部分を切り取り、面白く張り合わせていたのが、シュールな作品に仕上がっていた。色合いもよく、若い感性がにじみでていて、大成功。

また、男性のコラージュ作品で、シカゴのダウンタウンの夜景を細かく切り取り、きちんとしたフォームをつくり、立体的な空間をだしている完成度の高い作品にも驚いた。この人は、最初のプロジェクトなどで、色の出し方などに苦労していて、こつこつやりながら、作品ではあまり目立たなかったのに、最後にこのコラージュで、私たちをあっと言わせた。

というわけで、とりあえず、今回のクラスは、自分の点数は気にせず、みんなの作品過程を楽しんだというか。ということにしておこう。私の大学生活、山あり谷あり。また、ハーパーカレッジのアートのクラスをとれるといいが。これが、なかなか自分のスケジュールにぴたっと合わないもので。いつ帰国になるかわからない身なので、取れる科目を取っていくという感じだ。皆さんも大学のクラスも楽しんでみたらいかがでしょうか。


写真は、日本人ヒロミさんの発表風景。右の作品が、私の気に入ったペンギンの大作。これからのシカゴでのアーティストとしてのヒロミさんの活躍を期待してまーす。ジャーナリスト、kuniの最初のお勧めアーティストです。