Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

「エイト・メン・アウト」ブラックソックス・スキャンダルの映画を観る~アメリカ野球の歴史のクラス

2008-06-29 | メジャーリーグ
今週は、ハーパーカレッジの「アメリカ野球の歴史」のクラスで、「エイト・メン・アウト」という1919年に実際あった、ブラックソックス・スキャンダルとよばれるワールド・シリーズでの八百長事件を描いた映画を観た。この映画は、この八百長事件にからんで、永遠に野球界を追放された悲劇の選手、シューレス・ジョー・ジャクソンを題材にした不朽の名作と言われる、「フィールド・オブ・ドリームス」と並んで、野球映画の名作中の名作と言われる。



「フィールド・オブ・ドリーム」を観て以来、シューレス・ジョーのことを知り、ものすごく才能のある選手が、八百長事件に巻き込まれ、その選手生命が絶たれたということで、その真相が知りたくて、この映画もずっと観たかった。イチローがメジャーリーグに移った直後、シューレス・ジョーのことを引き合いにだして、イチローを比べていたので、シューレスがどういう選手だったのか、興味があった。

「エイト・メン・アウト」の映画の中でのシューレスは、八百長をしたくなくて、普通のプレーに徹して、他の選手との板ばさみになった彼の苦悩が描かれる。実際、シューレスは、ホワイトソックス対レッズのワールドシリーズで、ヒットをよく打ち、チームで唯一1人、ホームランも1本放っている。エラーもしていない。子供のファンも大事にしたシューレスに、子供のファンが「ウソだと言ってよ、ジョー!」と言った有名な話も重要なシーンとして、映画で流れ、私たちの心はせつなさでつまされる。


"Shoeless Joe Jackson" from Wikipedia (ウイキペディアより)

映画の最大の魅力は、1900年代初頭のアメリカ野球の世界が、時代背景とともに、とてもノスタルジックに克明に描かれていて、ちょっとだぼっとした縦じまのホワイトソックスの古めかしいユニフォームをまとった選手たちの独特の動きが、当時を想像させて、私たち野球ファンにはたまらない。ユニフォームの左胸にある昔のソックスのロゴの方が、いたく味わいがあるし、今のスマートなユニフォームより魅力的にさえうつる。今も昔のソックスのロゴがついた帽子をかぶったファンが多いのは、そのせいであろう。


1919 White Sox team photo
"Black Sox Scandal" from Wikipedia (ウイキペディアより)

ただ、八百長にからんだ選手たちが、わざとフライのボールを落としたり、ピッチングで暴投したりする場面は、正直言って、見ていて、映画の世界とはいえ、とても悲しい。一緒に観ていたクラスメートのスティーブも「あの場面は、見るのが、しのびないほどつらい!」とデパルマ教授にもらしていた。やはり、野球とは、負けてもいいから、技と技とのぶつかりあいで、常に真剣勝負であってほしい。それが、私たちファンの願いだ。

デパルマ教授の話では、オーナーのコミスキーが当時とてもケチで、ボーナスをやるといっておいて、選手たちにあげず、選手たちが八百長に手を染める原因になったという。コミスキーは、ギャンブラーとも通じていて、八百長のことを知っていたという。それなのに、選手たちだけが、球界を追放になるなんて・・・まさに、スケープゴートだ。

さて、やはり、映画の焦点は、「シューレスが無実なのか?!野球殿堂に入れるか?」という部分だ。映画を観終わって、デパルマ教授が、そこの部分をみんなに聞いたとき、私は、「入れる!」と思わず、思い切りうなずいてしまい、どうしてそう思うか聞かれた。「だって、シューレスのプレーの結果が、それを物語っている。」とはっきり言った。でも、八百長をもちかけられて、それを黙認して、プレーをしていた。だから、同罪だとも言える。他の学生たちは、そこの部分でひっかかっているようだった。シューレスは、1908年から1920年までプレーし、通算打率3割5分6厘で、かの有名なタイ・コッブ、ロジャー・ホーンスビーに続いて、歴代打率3位。もしも、この事件がなければ、もっと輝かしい記録を残し、野球殿堂入りはまちがいなかっただろう。

シューレスたち8人の選手が野球界を永久追放されて、数年たった後のシーンが最後に流れる。そのシーンがすごくよかったので、DVDを買って、またゆっくり観たいと思う。


ループでダウンタウンを見よう!~ガーフィールド・コンサバトリ~マーチャンダイズ・マート~CME

2008-06-28 | シカゴダウンタウン
6月末のさわやかな夏の日の金曜日、シカゴのダウンタウンで、久し振りにループを利用して、数時間で3箇所を回った。朝9時にでて、家にもどってきたのが、3時45分頃なので、かなり効率のいいまわり方ができたといえる。

親友のべスとオゴビー駅で待ち合わせして、クリントン駅からループのグリーンラインでコンサバトリ駅で降り、ガーフィールド・コンサバトリという植物園へ行く。残念ながら、今日はカメラのバッテリーを家に忘れ、写真をここで紹介できない。重い一眼レフを運びながら、なんとむなしいこと。でも、写真を撮らなければ撮らないで、じっくりいろんなものが観察できる。たまにはいいよな。

べスの話によると、このコンサバトリは、かなり古くからあり、べスがシカゴのダウンタウンに住みだした80年代は、手入れがなされず、まわりの環境も悪く、荒れ果てていたという。最近になって、改装されて、建物自体が美しく生まれ変わり、訪れる人が増えてきたという。数年前にあったガラスを使ったアーティスト、チフリ(?)の展覧会もここであり、植物とのコラボレーションが素晴らしく、大きな反響があったという。

ガラス張りの建物の中に入ると、所せましとさまざまな植物がうえてある。花もあるのだが、しだやコケなどの緑の植物群の種類がすさまじい。緑、緑、緑・・・サボテンだらけの建物もある。花が多い建物に入ると、なんとまったく不似合いなナンセンスな音楽が鳴っていた。べスと2人で、「植物が喜ぶわけないよな・・・普通ならクラシックだよね。」とぶつぶつ文句を言い合っていた。

タダの植物鑑賞は、そんなに時間がかからず、すんなり終わったので、すぐにループに飛び乗り、グリーンラインからブラウンラインに乗り換え、マーチャンダイズ・マートへ向かう。ここは、一度も訪れたことがなかった。何もイベントがなさそうだったので、ランチをとって、建物を通り抜ける。普通のお店が並ぶ中、シカゴのFMハードロックステーション、97.9のスタジオを見つける。なんだか、うれしい。マートとつながっている隣のビルへ行く。

そこは、なんと有名なサン・タイムズのビル。知らなかった、マートとこのビルがつながっているとは。メトラで、オゴビー駅に着く直前に川沿いに大きくそびえたつあのビルだ。サン・タイムズは大衆紙というイメージが強いが、なんといってもシカゴ・トリビューンと並ぶシカゴの主要紙である。いつも遠くから眺めていたビルの中に入れてうれしい。

その上にホリディ・インホテルがあった。ラウンジロビィーがなんと15階。ずうずしくそこにお邪魔する・・・すると、そこには、思ってもいなかった絶景が広がっていた。摩天楼群は、脇役で、コンドミニアムやアパート群が広がる。その谷間に巨大なフィットネスセンターの屋上に大きな屋外プールが3つ見える。「こんな施設を利用するのは、金持ちよねえ!」とまたべスとぶつぶつ。

地上に降りて、川をはさんだ素晴らしい摩天楼の光景に絶句!写真が撮れないのがくやしい!橋をゆっくりわたり、オゴビー駅の方向に向かって歩く。マディソン通りあたりで、オペラハウスの古い建物が見えるので、べスにオペラは面白いか聞くが、面白くないという。やはりね。

その隣に、かつて私が勤めていたシカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(先物取引所通称CME)の双子のビルが見えてきた。1階の入り口には、CMEの歴史がわかるギャラリーもある。



ここの10階に勤めていたアメリカの通信社のオフィスがあり、私は、金融記者として、SP500(株の先物)などのマーケットの動きをカバーしていた。英語で取材し、1分1秒を争い、すごい勢いで英語で記事をだしていたので、日本人としては、かなり大変な仕事だった。最初は、取引所の中の独特の喧騒の環境に慣れるのに苦労して、みんなに声をかけるのも躊躇した。でも、仲良くなれば、トレーダーの人たちは、みんな親切で、いい人たちばかりだった。シカゴっていう土地柄もあるのだろうか。日本人が1人で、アメリカ人の中で働くのは、私にとって快感だった。どうしようもなく、孤独にさいなまれるときも多々あったけど、充実した日々だった。そんな孤独な私を救ってくれたのが、べスだった。そのときの話は、また別のときにしよう。なんだか、話がそれてしまったなあ。皆さん、許して!

ボーッとべスとCMEのビルを見ながら、オゴビー駅にもどった。今日は、カブス対ホワイトソックスのクロスタウンシリーズがサウスサイドに移った第1戦目。みんなそれぞれのチームのティーシャツを着て、電車から降りてくるのが見えた。中には、4人のグループで、2人づつカブスあるいは、ホワイトソックスのティーシャツを仲良く着ている。なんだか、すごく粋な光景だ。この間のクロスタウンシリーズは、リグレーフィールドで、カブがスイープしたが、今日はUSセルラーで、ホワイトソックスの勝利。私たち日本人は、どちらが勝っても動じないけど・・・

今日は、写真がなくて、すみません。

ジャパン・フェスティバルで、「コール双葉」日本の歌を見事に歌い上げる

2008-06-27 | シカゴ日本人学校全日校
ジャパン・フェスティバルのもう一つの全日校の目玉、「コール双葉」の美しい歌声で、21日のフォレスト・ビュー・エジュケーショナル・センターの会場は日本への郷愁で包まれた。



コール双葉は、シカゴ日本人学校全日校の保護者で構成されるママさんコーラス部。毎週火曜日に、日本人学校のプレハブで、熱心に練習をしている。かなり歴史があるクラブで、私が2002年に来た当初は、さほど人数も多くなかったが、音楽好きの人たちが、いつも活発に活動をされ、毎回終業式では、私たち保護者をその歌声や素晴らしいピアノ演奏で、楽しませてくれる。保護者にとって、ほっとするひとときを与えてくれる貴重な時間。

最近は、急に部員の人数が膨れ上がり、30人以上いるとか。舞台いっぱいに歌う人たちも広がり、歌声も増しているような感じだ。今回は、「花いちもんめ」で始まり、「夏は来ぬ」「荒城の月」「秋祭り」そして、「旅立ちの時」で幕を締めた。



「秋祭り」の歌あたりでは、なつかしい昭和の古き良き時代の日本を思い出し、なんだか郷愁にふけってしまった。周りの観客を見ると、日本人もアメリカ人も熱心に聞き入っている。とくに、日本から離れて、ずっと長年こちらにいる日系人の人たちにとって、日本を思い出すたまらない時間ではないかと思う。



ジャパン・フェスティバルの第1日目のわりと早い時間なので、観客の人数が、少ないのがとても残念に思った。いつまでも、シカゴの土地で、日本人のコーラスが存在し続けるといいなと思う。頑張れ、ママさんコーラス部員たち!

シカゴ日本人学校全日校中学部、ジャパン・フェスティバルにて、ソーランを舞う!

2008-06-25 | シカゴ日本人学校全日校
6月21日、ジャパン・フェスティバルの1日目、フォレストビュー・エジュケーショナル・センターにて、恒例のシカゴ日本人学校全日校中学部のソーランが披露された。今年は、中学部の人数が増え、舞台いっぱいに生徒たちが、エネルギッシュな踊りを見せ、溢れかえった観客に感動の渦を巻き起こした。

最初、ソーランの踊りの前、中3男子による力強い太鼓のパフォーマンスで、気合を入れる。どっしりと構えた足腰を大きく前後に開き、放射状に手がピシッとのびる。汗がほとばしるかのような迫力で、私たち観客を引きつける。太鼓をたたく手が、ピタッとまっすぐのびて決まる。生徒たちの真剣な表情が、本当に美しい。冒頭から、会場全体に「まさに日本!」の雰囲気をかもし出すのに大成功。


最初の太鼓パフォーマンスで、観客の度肝を抜く!

観客が太鼓のパフォーマンスに感心している中、ソーランが始まる。床に手足をついた構え。そして、手を上に交差しながら、つきだす。この動きがきれいにそろっている。このイントロが決まると、後は踊りにまっしぐら!



腰を落とした漁をする漁師たちのイメージが生徒たちを通して、浮かんでくる。この腰を落として、足を広げるポーズが決まるようになるまで、時間がかかるだろう。上の息子は、普段からストレッチをして、体を柔らかくしているので、このポーズがうまくきまっていて、見ていて気持ちがいい。



去年のジャパン・フェスティバルで、当時中1の息子たちが初めてソーランを踊った時は、私たち親たちは、ちゃんとできるかどうか心配であった。息子は比較的早くソーランの動きを覚えていたが、中には複雑な動きをするソーランを覚えるのに時間がかかった生徒もいて、中3が熱心にマンツーマンで教えていた。




1曲目と2曲目の間に、再び、太鼓で気合を確認!カッコいい中3男子に保護者は、ほれぼれ!自慢しちゃいそう!


今年の中1もそうだったろう。2日前に練習を見学したときは、なんとなく自信なさそうな生徒もいて、ぎこちなかったのが、本番では、見事みんなそろっていた。去年の中1も本番では、ばっちりだったから、不思議だ。本番で、実力以上の力がでるのだろうか。




フィニッシュの富士山のイメージ決まる!大漁のイメージも!

ソーランは、7年前ぐらいに、当時の中学部のオガタ先生が、(すでに日本に帰国されている)全日校に紹介した。オガタ先生は、たしか横浜の中学から赴任されて、赴任前の横浜の中学で、ソーランを取り入れ、荒れた学校を再生されたと聞き、全日校にはすごい先生がいるものだと思った。その先生がシカゴで教えたソーランが、今やシカゴ日本人学校全日校中学部の伝統となり、部活ができないシカゴ日本人学校で、部活のような先輩後輩の関係を深める強い絆となっている。

私は、2003年頃文化祭で、初めて中学部のソーランを見た。その時の衝撃は、今も鮮明に覚えている。オガタ先生自身も端で、黒いマントをはおい、そのマントをたなびかせながら、生徒以上にエネルギッシュに踊られ、その姿が目に焼きついている。その時にソーランをリードしていた中3の女子の力強い踊りも忘れられない。あまりにすごくて、目頭が熱くなったほどだった。そして、そのときは、筋書きにない、なんと「アンコール!」まで飛び出し、それに答えて、生徒たちは、もう一度舞った。そのときに、「全日校ってすごい!」と思ったものだ。それ以来、毎年中学部のソーランを見ながら、上の息子は、「いつかソーランを踊りたい!」と心に誓っていた。

そして、去年その夢が実現。今年は、円熟したソーランを見せてくれた。見ている私たちは、安心して、息子たちの踊りを堪能できた。もう一度、「アンコール!」がでるほどの全員の力が結集されたエネルギッシュなソーランを舞ってほしいものだ。


初めてのソーランデビューを飾った中1生 まだあどけなさが残る 頑張って踊りぬいた後、ほっとした表情で、担任の先生と


ソーラン円熟期に入った中2生

ソーランは、日本でも多くの学校で運動会で取り入れられたりして、教育材料として使われているという。しかし、このシカゴの地の、ジャパンフェスティバルという多くのアメリカ人の目に触れる晴れの舞台で、ソーランを舞うことに大きな意義があると思う。ソーランを踊ることによって、生徒たちは日本の伝統を守ることを認識し、そして、シカゴ日本人学校全日校の伝統が受け継がれていくのである。




ジャパンフェスティバル・・・しかし野球の試合が続く

2008-06-22 | リトルリーグ
ジャパン・フェスティバルのことが書きたいが、今日はその気力なし。というかジャパン・フェスティバルのソーランの興奮がふきとんでしまった。下の息子が夕方5時半から、上の息子が夜の8時から試合。

上の息子は、10時半現在、まだ試合で戦っている。3塁打をかっとばし、あわやホームランというあたりで果敢に本塁に突っ込み、アウト!よし、よくやった!スコアが、24対11でパイレーツがアストロズに勝っているところまで見たが、どうなったのだろうか。母は、寒くて、疲れて帰ってきてしまった。

このところ上の息子4試合連続の試合。明日も10時から遠いフィールドでトラベルの試合、あさっても遠いフィールド。今週は3連投で、昨日ついに肩を痛め、コーチたちが顔色を真っ青にし、今日は息子はピッチャーするのを禁止。

ジャパンフェスティバルのことは、また明日書こう!これから、食事をします。ああ、腹減った!息子もそうだろう。おにぎりのみで戦っている。

このブログで、ソーランのことを読もうと思った方にはすみません。今は、野球の試合のことしか考えられない!いつも頭が、日本とアメリカを行き来します。


追伸

その後息子は、10時45分に帰ってきたが、なんとアイスで肩を冷やしている。最終回、投げるように監督に頼まれたという。ナニー!母怒る!またまたパイレーツのピッチャーが打たれ、追いつかれそうになったので、息子がクローザーで抑え、勝ったという。やれやれ。肩は大丈夫なのだろうか。もう、母はしらん!

シカゴ・カブス、福留選手の応援歌「Fukudome, Bring it Home」を聴く!

2008-06-21 | メジャーリーグ
今週、ウォルグリーンで、カブスグッズを物色していたら、(意外と安くて掘り出し物がある)すごいCDを見つけてしまった。「Take me out to a Cubs game-musice for the Cubs fan」Wind Chill という熱狂的なカブスファンが作成したCD。「100周年記念版」とまで書かれている。カブスがワールドチャンピオンになったのが、1908年。それから、100年目の今年こそ!というファンの絶大な心の底からの期待がこのCDに現れている。



ミスター・カブスとよばれ、カブスの最初の黒人選手で今も人気者のアーニー・バンクスの500本目の本塁打のラジオ中継でCDは始まり、カブスが試合で勝ったときに流れるおなじみのスティーブ・グッドマンの「Go Cubs Go」が、2番目に入っている。この曲は、誠にシカゴらしく、口ずさみやすい。

そして、なんとなんと、驚くなかれ、7番目に、あの3月31日のリグレー・フィールドでの今季開幕のカブス対ブリュワーズ戦の9回裏、3対0でカブスが負けていたときに迎えた、福留選手の打席のWGNラジオの実況中継が入っている。福留選手のデビュー戦から、アナウンサーは、「コースケ、コースケ」とファーストネームで、親しみを込めて福留選手のことをよんでいる。

ノーアウトで、2人ベースに走者を置き、1ストライク、3ボールで迎えた、打席。緊張が走る中、あたかも福留選手のホームランを予期するかのように、ライトの守りは深くなる・・・そして・・・センターにつきささる見事なホームラン。福留選手の同点3ランホームランの熱狂的なラジオ中継。カブスファンは、その瞬間大騒ぎ!

これは、カブスファン、福留ファンには、絶対にのがせない代物である。カブスの元名選手でカブスといえばこの人、WGNの解説者のロン・サントの興奮しまくった大笑いと雄たけびが、すごい!「Oooh, my Gosh!...How about that! How about this opening day!..Oooh, my Gosh!...He nailed that, baby!」この名文句で終わっている。

そして、次の8番目に、「Fukudome, Bring it Home」という福留選手の温かい応援歌まで入っている。銀行マンだったマーク・ハロッドという人が福留選手のことを歌ったこんな内容の歌詞。カブスの試合をカバーするラジオアナウンサー、パット・ヒューやテレビのアナウンサー、レン・キャスパーたちの中継を録音し、調べながら、この絶妙な歌詞をつくりあげたという。

「私たちは、今までのことはわかっている。そして、何がほしいのかも。海を渡って探し続けた。そして見つけた、ゴールデングラブのライトフィールダー。彼は、日本人。・・・フクドメ、私たちは、君を頼りにしている・・・フクドメ、君は1人じゃないよ!」

Lyrics to “Fukudome, Bring it Home” by Racine singer/songwriter Mark Harrod:

Chant: K-Fu. K-Fu. K-Fu. K-Fu.

Take me to Clark and Addison

Cover me in ivy

’Cause we all know where we’ve been

And where we want to go again.

Been searching overseas and

Found a golden glove right fielder. He’s Japanese,

And I hear he lives to win.

’Bout time we brought a dragon in.

Fukudome … bring it home

Fukudome … we’re counting on

Fukudome … Pat Hughes> I really like this kid. I do.

Fukudome … Tell me you

Fukudome … hit home runs, too.

Fukudome … Life is great. Cubs win!!!

See they watch his every step

And record his every breath

Talk about his every move

And tell us what he’s going to do … I say

Take him to Clark and Addison

Cover him in ivy

Let time bring out the Cub in him

Now let’s go get a Series win.

Fukudome … bring it home

Fukudome … we’re counting on

Fukudome … Len Kasper> Kosuke is one part of a great team.

Fukudome … Tell me you

Fukudome … hit home runs, too.

Fukudome … life is great. Cubs win!!!

I know it’s been 100 years.

I know it seems so long ago.

But now that there’s a dragon here

Let’s take care of that Billy goat.

Fukudome … you are home

Fukudome … you’re not alone

Fukudome … Pat Hughes> Kosuke Fukudome has fit right in with this ball club.

Fukudome … Tell me you

Fukudome … hit home runs, too.

Fukudome … life is great. Cubs Win!!!

Len Kasper> Kosuke just may put this team over the top.

Life is great. Cubs Win!!!

Pat Hughes and Len Kasper> We should get used to saying that around here.

ウェッブサイト上のJune 6, 2008 The Journal Times より
http://www.journaltimes.com/articles/2008/06/06/local_news/doc4849fece5f787566187244.txt

昨日は、バーンズアンドノーブルという本屋で、「フクドメ」という福留選手のティーシャツをきているアメリカ人に会った。普通の福留ティーシャツよりも凝っていて、何色か色が加えてある。

「アメリカ野球の歴史」のクラスでも福留選手のファンが多い。クリスは、「僕は、フクドメが大好き。フクドメは、今や僕たち(シカゴの人たち)のアイドルだ!」と興奮して話す。

オールスター投票も福留選手は、順調だという。ぜひともでてほしい。今日から、シカゴは、カブス対ホワイトソックスのクロスタウンシリーズ。1位同士の対決で、このシリーズ今までの記録は、30勝30敗とまったくの5分5分の結果。忙しくて、オンタイムで全部見れないが、録画でも流れるだろうから、楽しみにしていよう。今日の試合は、午後1時から。

このCDのウェッブサイト:http://www.takemeouttoacubsgame.com/



シカゴ日本人学校全日校中学部、ソーラン練習たけなわ!~必見、太鼓の演技!

2008-06-20 | シカゴ日本人学校全日校
今日、21日土曜日のジャパンフェスティバルまじかのお昼休みに、ソーランの練習を少しだけ見に、シカゴ日本人学校に行った。上の息子の担任の先生が指導されている、中3男子6人による太鼓練習が中学部のポッドであるというので、最初に行く。

中学部のポッドに近づくと、太鼓の音が聞こえてくる。中に入れてもらい、見学したら・・・すごい出来だった。すごいなんてもんじゃない、力強い太鼓の音とともに、動きがすごかった。あまり、ここで書いてしまうと、楽しみがなくなってしまうので、見てのお楽しみということで・・・



 右の女の方が、太鼓の指導者、スギヤマさん


6人の超カッコいい中3男子たちの迫力ある太鼓パフォーマンス。ジャニーズなんて、まったくおよびじゃないほどの、カッコよさ!真剣に集中して取り組んでいる姿が、本当に本当に美しい!感動をよぶ。みんなイケメンな上に、こんなことを短期間にマスターしてしまうから、すごい!うちの息子は、この中に入っていないが、もし自分の息子がこのようなことをしていたら、きっと母は、ジーンとして、涙を流すであろう。



先生の話では、6月3日、運動会が終わってからすぐにこの練習に取り組んだというから、たった2週間で、ここまでもってくるか!今回、なぜ彼らの動きがピシッときまっているかというと、太鼓の専門家に来てもらって、直接指導してもらっているから。

その指導者は、スギヤマさんという女の方(上の写真)で、静岡で、10年間、プロの指導の下で、地元の太鼓グループに入って、活動を続けてきたという。お昼休みという短い時間で、中3の生徒たち6人は、徹底的にこの方に指導を受け、細かい動きもマスターしたという。スギヤマさんの話では、今年は、各自ソロの太鼓の演技も取り入れ、1人1人が自分で考えて、独自の動きをするというから、楽しみだ。

さて、中学部全体で踊る肝心のソーランは、大体育館で、中3の女子をリーダーにして、練習が行われていた。

 イントロのポーズ


今年は、中学部の人数が増えているから、確実に覚えていないと、動きがちぐはぐになってしまう。中2と中3は、軽やかに踊っている。中1は、動きがまだ少しぎこちない生徒もいる。去年も中1は、直前までそうだった。

 この腰を落とす動きを決めるのがむつかしい

残る練習日は、明日1日。頑張れ、中学生たち!

と思いながら、外に出ると、素晴らしい晴天の青空。日本人学校の校庭に出たら、こんな風景にでくわした。

 
裸で、野球のグランドで、のんびり昼寝をしているアメリカ人。子供たちは、必死で練習しているのに・・・うらやましい!

ジャパン・フェスティバルに向けて、ソーラン用の双葉会のティーシャツ届く!

2008-06-19 | シカゴ日本人学校全日校
今、できたてのほやほやの双葉会の黒いティーシャツ、127枚を業者からもらってきました。印刷したてで、まだ暖かいです。これだけのティーシャツが並ぶと壮観です。緑の双葉のロゴがいとおしーい!



これを着て、はっぴを上からはおり、いざソーランへ!21日のジャパンフェスティバルに向けて、今日もシカゴ日本人学校全日校の中学生たちは、必死で練習に励んでいることでしょう。中には、ご家族でこのティーシャツを着て、応援にかけつける家族もいらっしゃるとか。(うちのことだー!)

エンドウさん、中1学級委員さんたち、タカハシさんご協力をありがとうございました。エンドウさん、中3の仕分けをよろしく!ミヤタさんとニシノさんに協力して仕分けをしてもらい、明日、子供たちに渡せますので、子供たちにサイズの確認をするようにお願いします。

上の息子のチーム、BGRAハウスリーグ、パイレーツメンバー紹介!

2008-06-18 | リトルリーグ
今週は超忙しく、ブログを書いている暇ではないのだが、上の息子のバッファロー・グローブのBGRAというリトルリーグのハウスリーグのチーム、「パイレーツ」を紹介しよう。先週やっとチームフォトをとれたので、ブログにそのときの写真を公開。といっても1人のメンバー、ジャシュがいなかった。


右下がチームの監督、ティム。左上がティムの息子で、スラッガー、マイケル。
その隣がアシスタントコーチのフィル、息子、そして、キャプテンでキャッチャーのケン。その隣がアシスタントコーチの主人、アレックス、ジョン、アシスタントコーチのボブ。右上の私服は、怪我をしてしまったバカでかいケン。
下の段左から、昔からの息子の仲良しの美形の友達、デュラン、マーク、ハリー、ブレイク、そしてマーク。

こんなちょっとお茶目なメンバーで、パイレーツは、構成されている。


おいおい、ちょっと目を離すと、こんな感じになってしまう。息子とマイケルあたりは、普通なんだけど・・・1人寝そべっているケンはいつもユーモア溢れるキャプテン。背が高く、普段のプレー中はやけに大人っぽいティーンなのだが、よーく見ると、かわいい顔をしてます。


毎回、毎回試合のたびに、この旗をつけて、気合を入れている模様。これは、カッコいいジョン(左)がもってきてくれている。私のお気に入りのジョンは、外野の守備がよく、ときどきピッチャーもする。バッティングもなかなかいい。ほんと、アメリカ人のティーンエージャーは、金髪で長髪が多く、みんなカッコいい!ケンとジョンが並ぶと、背が高くて、なかなかさまになってる。



おおっ、忘れてた。もう一人のアシスタントコーチのケン。ちょっと80年代ハードロッカーって感じでしょ。貫禄ある。キャプテンのケンのお父さん。ケンとは、うちは何回も同じチームになっているので、主人とは仲良し。ケンは、いつも大きな声で、みんなを奮い立たせる。ティムがわりと静かなので、いいコンビ。なぜケンがナショナルズのユニフォームかというと、下の息子の監督も兼任しているため。まったく、忙しい人だ。もう一人のアシスタントコーチ、フィルも下の息子のチームのアシスタントコーチを兼任。フィルとも同じチームは、2回目。主人とも気が合うらしい。フィルは、阪神タイガースファンで、いつもタイガースの帽子をかぶっている。主人は、ケンやフィルのことを「BGRAおやじ」とよぶ。


そして、最後が監督のティム。とても丁寧でやさしい監督。みんなにチャンスを与えてくれる。勝負にめちゃくちゃこだわらず、淡々としている感じ。このところ、パイレーツも調子がでてきたので、ここから勝ちに持っていけるか!

Hey, Tim, I introduced our team, Pirates to Japanese friends.
How is that? I do not have time to translate these, maybe Ken may translate this article.

実は、ケンもティムも日本語が読めないのだが、このブログをチェックしてます。ケンの日本にいるお父さんが、息子ケンがこのブログにでたときの投稿をばっちり英語に翻訳したそうです。驚き!