Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

龍馬死す!~「龍馬伝」最終回にて

2010-11-28 | 日本生活雑感
ついにその時は来た!
「(暗殺シーン)見たくない、見たくない!と思いつつ、福山雅治扮する坂本龍馬の壮絶な最期を見とった。
くしくも龍馬の誕生日である11月15日が命日。

福山龍馬がソフトな印象だったので、暗殺シーンもややソフトに仕上げてくれるかと思いきや・・・
容赦なくズバズバたたききってくれるわなぁ。
実際は脳天を割られて中身がでていたというから、龍馬の最期はすさまじかったのだろう。

最終回は、近江屋で一緒にきられた中岡慎太郎より、岩崎弥太郎とのからみに重きがおいてあったような気がする。
弥太郎が、龍馬に対してきらいだと言いながら、さまざまな人から恨みをかい、その矛先が龍馬に向かうと注意したとき、龍馬は悲しげな表情を弥太郎に向けながら、名言を残す。(このシーンでは涙が自然にでてきた)

「世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る」
自分がなすべきことを信じ、何事も恐れず、世の流れを大政奉還へ導いた龍馬ならではの言葉である。
こんな人間が日本にはいたんだなぁ・・・
龍馬の日本人としての血が私たちにも流れているかと思うと、なんだが力がわいてくるぜよ!
この「龍馬伝」を見て何かを感じた子どもたちや若者が、明日の日本を背負ってたってくれや!

「龍馬伝」での坂本龍馬の描き方や福山龍馬の演技に関して、さまざまな批評もあるだろうが、龍馬のことをよく知らなかった私たちにとって、日本人にとっての龍馬の存在の重さを気付かせてくれたことはマッコトありがたい。
毎週日曜日の龍馬の飛翔が楽しみであった。
脇を固めた演技派あるいはイケメン俳優たちもよかった。
シャのかかったような独特の映像、場面に抜群にマッチした美しい音楽。
龍馬が亡くなった直後もいつもしんみりしたシーンに使われた私の大好きな音楽が流れた。

「龍馬伝」のCDでも買って、美しい音を聞きながら、龍馬を偲ぼうか?
何回も読んだ坂本龍馬の本をまた読み直すか。

いつか坂本龍馬のお墓におまいりしにいきたい!

写真は「龍馬伝」公式サイトより
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/


追伸

「龍馬伝」公式サイトに福山雅治からの龍馬に対するメッセージが載っている。
龍馬を体感し、演じきったからこその熱い思いが溢れている。
http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/topics/30_interview/index.html








小田原散策記~小田原城、ロビンソン、かまぼこ

2010-11-14 | 日本生活雑感
深まり行く秋を感じる今日この頃。
10月から11月にかけては絶好の散策日和。
「2重生活をしている私の毎日は忙しい、忙しい!」とぼやいていてはつまらない!
「どんな状況でもポジティブ思考で楽しいことに変えてしまえ!」というのが私の信条。

というわけで、小田原での生活が無事立ち上がり、家事の合間をぬって行ってきました。
なんと、10月下旬より小田原城散策3回、酒匂川散策1回、箱根湯本1回。
精力的でしょ。

小田原の有名な「ロビンソン」というモールへもちょくちょく出かけています。
これがまた楽しくって!
ふとアメリカ生活を感じさせるような雰囲気もある感じのいいモール。
イトーヨーカドーへ通り抜けるところが一番ほっとする場所。
あ~あ、もっと早く小田原に引っ越せばよかった。

小田原城は駅から近く、二宮尊徳の神社も併設している。
天守閣までの道のりがまた格別にいい!
いくつかの門を越え、階段を上り、堂々とした天守閣を見上げる。

ここは北条氏のお城。
箱根湯本の早雲寺には北条五代のお墓まである。
これも見てきましたよ。
がぜん北条氏に興味がわいてきた。
北条早雲とは戦国武将のはしりらしい。
かつては関東を制覇したほどの勢力があった北条氏だが、豊臣秀吉によって滅びてしまう。
な~んてことを知ると、小田原に住んでいる身としては、「にっくき秀吉!」と思ってしまう。

小田原城の中に歴史見聞館があり、北条氏の歴史がわかりやすく展示してある。
下の息子がお城に入る前にここに入るというので、入ったが、なかなか面白かった。
秀吉との戦いの前の北条側の会議は、実物大の人形でリアルに表現してあった。

そして、おみやげはやっぱかまぼこでしょ。
鈴廣か籠清か?
どっちもおいしい。
籠清はユニークなものがある。
イカ墨や枝豆、シソなどを入れたかまぼこ。
主人が発掘してくれているのだが、本当においしい。
自分で買った鈴廣のチーズいりのかまぼこもめちゃおいしかった。

小田原に住むと毎日が観光気分だわな!
こんなにいい所だから、みんな遊びにきてね!











私立高校文化祭のパフォーマンスって・・・「少女時代」を男子が踊る?!

2010-11-12 | 日本の教育一般
今日は速攻で投稿します。
書きたいことがおそろしくあるのに、PCにアクセスできないため、書けない!
欲求不満じゃ!

何を優先して書けばいいのやら・・・時間ないのに、悩む!

10月の終わりに上の息子の私立高校の文化祭があった。
初日は台風にかかり、午前中で閉まったが、2日目はフルで開催。
息子は大教室で踊りを披露するというので、はるばる出かけてしまった。

しかし、息子たちの出演する時間前後にパフォーマンスの目玉である應援部が出演しているではないか!
あの早稲田カラーに身をつつんだカッコいいチアの人々と硬派な應援団長たち。
かなりの観客を動員している。
その観客たるや、学生よりも保護者や受験生の保護者たちが多い。
この学校の文化祭は不思議と保護者の数がすごい!
やはり早稲田付属の難関校のせいであろうか?

「もっと見ていたい!」という気持ちを抑えて、息子たちのほうへ行く。
「こりゃ、見に来てくれる人が少ないなぁ・・・」と心配する。

息子は生徒会の同士、N君と2人で踊る。
舞台に立った2人は対照的ないでたちであった。
息子はワイルドなイメージで、黒のタイトなジーンズに長めのブーツ。(おい、中学までの関係者びっくりしないで!息子は変わった)
かたやN君はぶかっとした短めのパンツに黄緑のパーカのソフトな雰囲気。
この対照的な2人は生徒会でもいいコンビをぶちかましていることがわかる。

第一弾は言わずと知れたソーラン。
息子、長い手足をおもいきり上下に動かし、シカゴ日本人学校時代のようにダイナミックに踊る。
2人でちょっとさびしいが、、見事に2人ソーランを決めてくれた。

息子は黒いハットをかぶり、2曲目の嵐の去年の代表曲「Believe」に挑戦!
「俺らにもこれぐらいできるぞ!」という精神で細かい動きを見せてくれる。
これははしょって紹介程度。

さて、メインの踊りは、やはり中学時代にバカうけした嵐の去年のヒットナンバー「Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」
ウヒャー、息子の手足がますます高く舞い上がる。
中学時代学年一体が柔らかかった息子だけある。
所々5人の嵐の踊りを2人用にアレンジしているのが憎い!
親バカかもしれないが、2人とも結構うまく嵐のナンバーをこなしていたんじゃないか!

息子のクラスメートや受験生らしき中学生にも見てもらい、「よかった、よかった」と胸をなでおろす。
忙しい中、息子、N君と練習した甲斐があった。

私は息子の踊りが終わったら、観客がますます増えているチアや應援団を少し見て、息子のクラスのセンスのいいお化け屋敷の外観と生徒会の部屋を見て、さっさと帰ってきた。
生徒会の部屋では、受験生の保護者が入試のことを生徒会のメンバーに真剣に聞いていた。
生徒会のメンバーである息子もここでは女子の受験生3人からいろいろと入試のことを聞かれたので、細かく丁寧に答えたという。

夕方買い物の途中で、息子から突然メール、「(後夜祭の)一発芸コンテストで学年優勝した!」というのだ。
なんのこっちゃ?
つまり、クラスを代表して再び嵐の踊りを全校生徒の前で1人で踊り、拍手の数が学年で一番多かったというので、学年優勝したらしい。
パフォーマンスの数分前にクラスの担当委員にやるよう言われたらしいのだが、ノリにのってその前の踊りより、もっと激しく踊ってしまったのがよかったらしい。(やけくそだったのだろうか)

なんと最優秀クラス企画賞も1年生ながら息子のクラスがとった。
他には女装を含むベストカップル賞も息子のクラスがゲット。
息子たちのクラスメートにとってサイコーの文化祭となったようだ。

サイコーに面白かった出来事として、一発芸コンテストのベストパフォーマンスに輝いたのは、3年生のマッチョな男子たちによる美脚軍団「少女時代」の踊り。
息子の話では、運動部のメンバーが完璧にK-POPの人気グループ「少女時代」の踊りをこなし、会場は爆笑と悲鳴と拍手の渦につつまれたらしい。
ううっ、一目見たかった、このユニークなパフォーマンス!
でもこれ書いたら受験生減ったりして・・・いやいや大幅に増えるかもしれぬ!

まあ、今どきの高校の文化祭の一部を息子の話をもとにレポートしてみました。
写真はまた時間があったら入れますね!

早稲田優勝!50年ぶりの早慶戦優勝決定戦~六大学野球応援リポート

2010-11-03 | 日本プロ野球
東京六大学野球秋季リーグ、1960年秋以来となる早慶の優勝決定戦。
美しく晴れ渡った秋空の下、3万6000人を集めた神宮球場での大試合の優勝旗は早稲田大学に渡された!
この歴史的な試合をなんと学生応援席で観戦しながら、早稲田の一員として熱狂的な大応援団に参加できた。
初めて観戦した六大学の試合が歴史的な優勝決定戦!
ずっと見たかった早稲田のキャプテン斎藤佑樹君の雄姿と早慶戦の熱い応援風景。
その一部となれてサイコーの1日であった。



その試合は斎藤君の素晴らしいピッチングと早稲田打線爆発とで、私たち応援団もめちゃくちゃ盛り上がった。
いやもう、応援団の熱いパフォーマンスはすごかった!
団長を中心に規律正しくみんなが一丸となって声をそろえる。
早稲田が点を入れるたびに知らないもの同士でも肩をさっと組んで体を横に揺らしながら、「紺碧の空」を大声で歌い上げる。
2点入れると2回歌っちゃうわけだから、壮観としかいいようがない。

初めて歌った「紺碧の空」。
それまで歌詞もメロディも知らなかったのに、試合の途中で覚えてしまったほど。
有名な校歌「都の西北」もおごそかに歌った。
最初と7回の攻撃の前、そして試合の後。
「我らが母校・・・」まさに母校の気がしてくる。
「進取の精神 学の独立」この台詞の響きがマッコト(龍馬伝みたい)心にしみる。
歌っている間中ずっとこぶしをつくった右手を上から下にななめに上げては下ろす。
歌が終わっても右手こぶしは上げたままみんなの動きはぴたっと止まっている。
慣れていない私にとってこの瞬間が苦しかった。

応援のエール交換も感動的だった。
お互いが敵の大学を最後「フレーフレー慶應!(早稲田)」と応援し、拍手し、団長は敬礼する。
チアの女子学生の人たちも笑顔を絶やすことなく休みなく踊り続け、応援団の演奏も大いに試合を盛り上げていた。

団長の応援姿も正真正銘の硬派といった感じですごくかっこよかった。
団長が「斎藤佑樹を勝たせるぞ!」などと言うたびに、みんなが「そうだ!」とこぶしを突き上げる。
何を言っているかわからなくても「そうだ!」「そうだ!」と言う。

さまざまな応援歌を応援団の人たちが歌詞が書かれた大きなボードを一々掲げる。
メロディがわからなくても何回も聞いていると覚えてしまう。
臙脂色の厚紙でできたメガフォンを振り回しながら応援。
これは応援部がデザインして作成しているという。

試合の方は7回まで抜群のコントロールで斎藤君がヒットを許さないという最高のピッチング。
あわや「大舞台で斎藤ノーヒットノーランか?!」と思いきや、8回味方のエラーからヒットが続き、5失点し、7対5。
ここで大石君登場。
見事に空振り三振にしとめ、9回最後の打者も三振に。
早稲田優勝が決まった!

斎藤君の試合後の優勝インタビューと早稲田大学大隈講堂前での祝賀会での挨拶が印象的だった。
両方をまとめてざっと記す。

「最後に1つだけ言わせてください。いろんな人からずっと斎藤佑樹は何か持っていると言われ続けてきて、自分自身何かと考えました。今日何を持っているのか確信しました・・・それは仲間です!ここまでチャンスをつないでくれた仲間、早稲田を応援してくれた仲間、そしてここに集まってくれたすべての仲間に感謝します!(中略)今日はありがとうございました!」

やっぱり斎藤祐樹はスーパースターだ!
こんな言葉がでるなんて。
でも今日の言葉はものすごく力強かった!
大学生活最後の試合を優秀の美で飾れる精神力の強さ。
日ハムに入っても大学での経験を糧に活躍することだろう。
早稲田大学野球部、今日の熱い思いをありがとう!
応援部の皆さん、素晴らしいパフォーマンスで盛り上げてくださって、ご苦労様でした。


追伸

応援席に入れたのは、かつて勤めていた航空会社の同期あっちゃんのおかげ。
あっちゃんの息子さんは早稲田の応援部員で活躍中。
学ランを来て楽器を吹く姿、すごくカッコよかったです!
そして、応援団関係の方が席を確保してくださった。
本当にありがとうございました。
あっちゃん、早稲田のおかげで何年ぶりかにまた会えたね。