Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

マイナーリーグ、シャンバーグ・フライヤーズのベースボール・クリニック

2008-02-17 | ベースボール・クリニック
今日は、いつも息子たちが通うバッファロー・グローブのジョイ・オブ・ザ・ゲーム・ベースボール・アカデミーで、シカゴ郊外にある地元の人気マイナーリーグのチーム、シャンバーグ・フライヤーズによるベースボール・クリニックに息子二人が参加した。

シャンバーグ・フライヤーズの監督、スティーブ・マードック氏(背番号14番)自ら率先して、ファンダメンタルなバッティング、ピッチングのフォームの説明があり、二人の現役選手と共に、実際に直接子供たちに丁寧な指導を行った。

フライヤーズの監督2年目のマードック氏は、監督とは思えないほど、現役選手のように動きがきびきびして、若々しい。他の二人の選手たちもとても親切でやさしく、手取り足取り熱心に子供たちのフォームを調整してくれていた。

二人の現役選手は、一人がスマートで背の高い黒人の3塁手、スティーブ・フレンド。もう一人のハンサムでがっちりした白人の選手は、外野手で、背番号22番のコーレイ・スタング。下の息子は、スタングに丁寧にバッティングフォームをチェックされていた。

ジョイ・オブ・ザ・ゲームのおなじみのコーチたちも一緒にグループごとに分かれている子供たちに指導。プロの監督と選手が指導にきているとあって、いつものジョイのクラスより熱気むんむんで、子供たちも真剣に耳を傾けていた。

上の息子は、ピッチングフォームを見てもらっていたが、昼間同じ場所で投げ込みをしていたので、ボールがきれいに流れ、ストライクが入っていた。現在バスケットのチームに息子は入っているのだが、偶然同じグループに息子のバスケットのチームの監督の息子ジョーディも一緒になり、ジョーディの父親であるバリーも熱心にフライヤーズの監督や選手の言うことをメモしていた。

2時間という長めのクリニックだったので、みんな保護者は子供たちを送って、帰りに迎えに来るだけかと思ったら、アメリカ人の父親たちは、かなり残って、フライヤーズの教え方をじっと見学していた。40人ぐらいのさまざまな年齢の子供たちが参加していたようだ。

今回の企画は、ジョイによるフリーのクリニック。こんな貴重な機会はのがす手はない。私たちも恩恵をもらい、息子たちの仲良しの近所の野球友達、コウキ君とシンジ君兄弟も誘って、日本人は4人で参加。クリニックの最後は、サイン会。フライヤーズの監督と二人の選手に全員サインしてもらって、4人の男の子たちは大満足であった。フライヤーズの開幕戦のただ券も各自もらったので、今年は、ぜひフライヤーズを応援しに、シャンバーグにあるアレックシアン・フィールドに行きたいものだ。

Alexian Field
1999 S. Springinsguth Rd. Schaumburg, IL 60193
847-891-2255
http://www.flyersbaseball.com


Joy of the Game Baseball & Softball Academy
1455 Busch Pkwy.
Buffalo Grove, IL 60089
847-850-5691
http://www.joyofthegamebaseball.com


写真は、左から三塁手スティーブ・フレンド、真ん中が、監督のスティーブ・マードック、右が外野手のコーレイ・スタング





ファンダメンタル・ベースボール・クリニック

2008-01-27 | ベースボール・クリニック
今日は、バッファロー・グローブ北東にある、ジョイ・オブ・ザ・ゲームというベースボール・アカデミーで、次男がファンダメンタル・ベースボール・クリニックという毎週土曜午後に行われる野球のクラスを受けにいった。

ジョイは、数年前にできた比較的新しいベースボール・アカデミーだが、冬の厳しい寒さで、外でトレーニングができないこの地で、野球の練習ができる貴重な場所である。そんなに広くないのだが、大人も含めてバッティングケージで打ち込みをしたり、土のあるマウンドで、本格的なピッチング練習ができるいい施設を持つ。

その子供たちの野球のレベルに応じたさまざまなクリニックがあり、次男が受けている小学校1、2年生用のファンダメンタル・ベースボール・クリニックは、小さな子供にもわかりやすく、かつ楽しみながら、野球の基礎が学べるように工夫されている。

小学校高学年ぐらいから、プロが使うような道具も使いながら、バッティング・スピードを高めるようなクラスもあり、コーチたちもアメリカ各地にセミナーに参加したりして、教える内容も研究しているようだ。

次男は、キンダーガーデンから、ジョイのクリニックに冬は通っているが、1人も日本人は見かけたことがなかった。しかし、去年の秋のクリニックからクラスの友達が2人参加、この1月からも1人加わり、4人の日本人がクリニックに参加するようになった。そのうち2人は、シャンバーグから来ている。シャンバーグの方は、こういう野球のクリニックがないという。

今日のクラスは、バッティング練習。ティー・バッティング、トス・バッティング、そして黄色く長い鉄のような棒をコーチが振り回してそれを打つバッティング練習と3つのステーションを4、5人が組になって回る。最後は、ティー・バッティングの競争。テニスボールをティーに置いて、思いっきり壁に向かって打つ。

終わったら、ベースボール・カードを10枚ぐらいもらう。みんなこの瞬間がとてもうれしいようだ。いつも昔の選手のカードが多く、母としてはがっかりするのだが、先週はなんと2007年のイチローのバッティング姿が入っていたので、次男は大喜び。他にもトム・グラビンやカルロス・リーなど大物があり、長男はウハウハ喜んでいたが、次男はその重要性はまったくわかっていない。まさに子豚に真珠ってやつですな。

長男のベースボール・カード収集は、順調で各チームかなりいい選手が満載されている。私もときどき開いてみて、悦に入っている。しかし、なぜかホワイトソックス時代の井口選手のカード数が少ない。毎回ウッドフィールド・モールにある「フィールド・オブ・ドリームス」でカードを買っていたが、井口選手のカードはいつも売り切れでなかった。それほど人気だったのだ。ところで、次男のまったく知らない昔の選手の大量のカードをどうしよう!

と話がジョイから横道にそれてしまった。通常、次男がクリニックを受けている間、長男と主人は、バッティング・ケージで交代で打ち込み、マウンドがあいていれば、ピッチング練習を行う。しかし、めずらしく今日は予約がいっぱいでとれず。うちは、ここの年間家族メンバーになっているので、予約さえすれば、家族の誰でもいつでも野球練習ができる。数百ドルかかるから、高く感じるが、何回でも家族全員(私も秘かにやりたいと思っている)が使えるので、お得だ。

また、元メジャーリーガーのコーチの個人レッスンもあったり、あのホワイトソックスのピッチング・コーチ、ドン・クーパーも1年に1回来る。去年の年末は来なかったけど。2月は、マイナーリーグのシャンバーグ・フライヤーズのフリーのクリニックが行われる。監督と選手がジョイのコーチとともに教えてくれるらしい。今週そのメールが入った瞬間、長男から「かして!」とパソコンを奪い取り、メールを機関銃のように打った。横で私のことをめったにほめない長男があっけにとられながら、「ママって英語打つのめちゃ早いね!」とびっくりしている。こんな時、昔取ったなんとかで、アメリカの通信社で秒を競って、英語でニュースを書いていた経験が生きる。案の定、翌日ジョイのオーナーのデイブから、「息子たちの2席はとれた。トレメンダス・リスポンス(おびただしい数の回答)のメールが入り、45席あったのはうまった。」とのこと。やっぱりね。なんたって、フリーだからね。

とにかく、冬の野球練習は、こつこつ基礎をつむしかない。春のリーグを待って、井口選手たちも日本でトレーニングに励んでいるから、息子たちもいいシーズンが迎えられるよう、練習しないと。

写真は、右上からジョイのファンダメンタル・ベースボールのクラスのメインのコーチ、エリック、真ん中がティム、左がザック。エリックは、丁寧で面倒見がいい。それでいて、ちょっとハンサムなので、母たちも連れて行き甲斐がある。
子供たちは、右からタイガ君、リョウ君、息子、サトシ君の4人の野球小僧たち。
楽しみながら、上達できるといいね。