Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

下の息子、レイク・ズーリックで、人気DJキャシーの息子と同じ野球チームに!

2008-09-09 | リトルリーグ
昨日は、澄み渡った秋空の下、下の息子は、レイク・ズーリックの秋のリーグのチームに滑り込みで入れ、初めてバッファロー・グローブ以外の地域の新しいチームで、試合を楽しんだ。

秋のリトルリーグのプログラムがある地域というのが、まことに少ない。バッファロー・グローブのパーク・ディストリクトは毎年あるのだが、11歳以上。下の息子は10月で9歳なので、チャンスはない。しかも、今年のパーク・ディストリクトのプログラムは、人数が集まらず、キャンセルになってしまい、レジストしていた上の息子たちはガックリ!

私は、ネットでさまざまなプログラムをリサーチしまくった。ウイーリング、プロスペクト・ハイツなどなど。あきらめずに、一つ一つチェックしていったが、どこも秋の野球のプログラムはない!万事キュースか!と思いきや、ふと何年か前にアメリカ人のお母さんが言っていたことを思い出した。レイク・ズーリックで、下の子のサッカーのチームの友達のお兄ちゃんが秋の野球をやっていると。

そうだ!レイク・ズーリックだ!ネットで探し出し、各リーグの担当者に即電話。その人に聞くと、レイク・ズーリックの住民しか登録できないだろうとのこと。すかさず、バッファロー・グローブの友達が登録できたことを言う。秘書担当にメールして聞けとのこと。サイトでチェックしても、メールアドレスがわからないまま、レジストの期日がせまっていたので、えいやっ!とチェックをそえて申し込んでしまった。

この貴重な情報を数人の野球少年を持つ友達にも教えると、2人の友達も半ばやけくそで申し込んだ。そして、必死で、秘書のアドレスを探し出し、メールを入れる。すぐに返信は来た。住民が登録してから、8月22日過ぎに入れるかどうかわかるという。しかし、22日過ぎてもまったく連絡は無かった。9月に入ってあきらめて、下の息子はバスケットのクラスをレジストして、とる予定にしていたら、9月4日にいきなりチームのコーチから連絡が入り、下の息子はチームに入れたという。上の息子たちのコルツ・リーグは、またしても人数が集まらずキャンセル。残念!しかし、下の息子だけでも入れてよかった。だめもとでやってみるものだ。このプログラムに2人の息子たちのレジストをした近所のミヤタさんちも兄弟で下のシンジ君だけ入れたという。

今回のことで、やはりあきらめずにいろいろと手を尽くしてやってみることが一番だということがわかった。このプログラムは、週1回の試合のみで、練習もなく、10月半ばの短い期間行われる。私たちのように帰国をひかえて、忙しい身にはまことにありがたい、貴重なプログラムだ。

さて、土曜日にチームのメンバーの顔合わせと練習が2時間ほどあり、チーム名はメジャーリーグのチームではない「セインツ」で、白の可愛らしいユニフォーム。番号のみで、名前は入らず、いたってシンプル。帽子は、ブルーで、レイク・ズーリックの「LZ」のイニシャルが入っている。

レイク・ズーリックは知らない土地なので、知っている子はいないだろうと、メンバー表を見たら、なんと息子がメダリオンという幼稚園時代の友達、「ザンダー」の名前があった。ザンダーは、ラジオのFMの地元シカゴの代表局、101.9のミックス・ステーションの朝の人気番組、「エリック・アンド・キャシー・ショー」の有名DJキャシーの息子。ちょっとハスキーボイスで、軽快なエリックとの掛け合いが毎朝ラジオを通して流れる。テレビのWGNとミックス・ステーションが提携しているため、WGNの朝のニュースにもたまに出演したり、ダウンタウンを走るバスの看板や53の高速沿いの大きな看板にもよくキャシーの顔が写っているほどの有名人。


DJキャシーと夫のバート、その子供たち (月刊誌「Chicago Parent」2007年1月号より)

ザンダーは、幼稚園時代、とてもアクティブな子だった。当時、息子は、ザンダーの妹アニカと同じクラスだったが、隣のクラスのザンダーとも仲良く、誕生会にも2人をよんで、キャシーが連れてきてくれた。アニカと息子が同じ時間にジムを取っていたのもあって、その間、多忙なキャシーとも私は話す機会に恵まれ、キャシーの気取らない人柄を知ることができた。キャシーの夫は、バートで、空手の先生。その幼稚園にもときたま教えにきてくれていたし、バッファロー・グローブに空手道場を持っている。1回うちにもキャシーが2人を連れて、遊びに来てくれたし、ザンダーの誕生会には、うちの息子たちを招待してくれた。

しかし、その時のバースディ・パーティは、すごかった。なんと爬虫類パーティーだった。3匹もの大きなワニ、大きな亀、何十メートルもある白ヘビなど。バートの空手道場にこれらの爬虫類がわんさかいたのだ。子供たちはそれらに触ったり、上にのったりとすごい状態だった。キャシーの思いつきだったようだが、上の息子はさすがに辟易して、その日の夜はなかなか寝れなかったようだ。その時、バートに聞くと、キャシーは親戚をよぶパーティーにもラクダを連れてきたりと、「まったく(この業界の人たちは)クレージーなんだよ!」とぼやいていた。

さて、昨日の試合は、7つのフィールドがあるレイク・ズーリックの大きな公園、ステイプル・パーク。さまざまな広さのフィールドを持ち、きちんとしたコンセッション・スタンドもある。ここなら、兄弟でチームに入っても、あちこちのフィールドに親が車で連れて行かなくてもすむ。

下の息子のセインツの試合は、ウルブスと対戦で、小ぶりのフィールド#4で、バッファロー・グローブの息子が属していたBGRAの今季のファームリーグが使っていたフィールドよりかなり小さい。ピッチャーとバッターの距離も短い。去年の息子が属していたピントリーグぐらいか、それより短いかも。地域によってこんなにも違ってくるとは!

コーチの雰囲気も穏やかで、コーチの数もたったの2人。今までは、コーチが5、6人と多く、それ以外のお父さんたちもコーチと一体になって、子供たちを教えていたから、ベンチはお父さんだらけだった。早速、監督のケビンが、うちの主人を見つけて、1塁ベースコーチをやってくれとの指示。初めて参加するんだけど・・・土曜日の練習で手伝ったらしいから、早速あてにされたのだろう。



試合前の練習も淡々とのんびりしたムード。子供たちの野球技術もBGRAに比べて、そんなに高くなさそう。おっとりした息子でもここならバッチリだ。いきなり、1番バッターで、起用され、守りもセンター、3塁、1塁、キャッチャーといろんなところをまわしてくれた。1塁やキャッチャーの守りはやったことがない息子にとって、いい経験だ。BGRAではみんな数箇所の守りを固定だったから、そんなチャンスがなかった。こちらは、打順も守りも完全に公平にまわしていくというから、上手い子もへたな子も関係ない。

バートが、BGRAは、コンペティティブで、ザンダーにはあわないから、こちらでやっていると言う。確かにその通りだ。しかし、ザンダーは、しっかりきれいなヒットを打ち、いいバッティングを見せる。あくまでも小さな頃から上をめざし、コンペティティブな環境で、必死に子供たちをきたえる親もいれば、バートたちのようにあえて、それを避け、慎重に楽しくスポーツができる環境を選ぶ親もいる。

息子は、1回目の打席はかなりスピードのあるピッチャーのため、三振。(うちのチームそのあと2者連続三振)こういうピッチャーもいるのか!あとの打席は、全部フォアボールで出塁。チームの初得点も踏み、息子気分は上々。


優しそうな監督のケビンと、息子ホームをうかがう


息子、キャッチャー姿で相手チームとハイファイ

ここのプログラムでは、フォアボールのあと、2回コーチが投げ、それを空振りしても、塁にでれるという不思議なルール。勝敗もうちのチームは、負けたようだが、スコアラーがいないので、(相手チームはスコアラーがいた)何対何かで終わったのかもわからない。アバウトな感じ。横のフィールドで同じく試合でプレーしていた4年生のシンジ君は、初試合で、3打数3安打の猛打賞デビュー。監督から一番活躍したごほうびのシールをもらって、帽子にはってうれしそう。



DJのキャシーとは「久し振り!」と挨拶し合う。3月に養子にしたアランという9ヶ月の黒人の可愛らしい赤ちゃんを抱っこしていた。ここでは、キャシーも騒がれることなく、普通のアメリカ人のお母さんとして、ザンダーを激励!3人目の赤ちゃんをかかえて、超多忙な毎日だろうが、ザンダーがプレーする試合はみのがさず、また会えそうだ。

昨日の試合で、アメリカのリトルリーグもいろんな場所で、まったく違うルールが適用されているんだとわかった。古巣で友達がいるプログラムが子供にとって居心地がいいのかもしれないが、新しい場所でプレーすることも本当にいい経験になる。息子は、このプログラムを終えて、まったく環境の違う日本のリトルリーグに挑戦する。親はドキドキである。

リトルリーグBGRA、バッファロー・グローブの50周年パレードに参加する!

2008-09-01 | リトルリーグ
今日は、シカゴ郊外北、バッファロー・グローブの町誕生50周年記念の派手なパレードに、地元のリトルリーグBGRAの代表として、下の息子が、仲間たちと町の中心地を行進した。



今日は華氏90度近くまで上がったであろうかと思わせるほどの炎天下。12時半にクーパー・ミドル・スクールからでている道、インディアン・ヒルに集合とのBGRA首脳からの指示。息子のリトルのチーム、インディアンズの監督コーチ・アルが言うには、「俺たちはインディアンズだから、やはりインディアン・ヒルに集まるのかあ!」などとわけのわからないことを言っている。

毎年レイバーディ・ウイークエンドのこの時期は、どの地域でもお祭りが行われている。バッファロー・グローブも「バッファロー・グローブディズ」というお祭りで、町の中心地、レイククック・ロードとラップ・ブルバードあたりに、ミニ遊園地が設置され、近所の人々でごったがえす。しかし、今年は、町誕生50周年というだけあって、パレードがド派手だ。というかいつもパレードってあったっけ?BGRAがパレードに参加するというのも近年ではないらしい。

私は、アーリントン・ハイツに住んでいるのだが、息子たちのスポーツ活動がバッファロー・グローブであるため、夕方はいつもこの地域をドライブしている。小学校、野球場、体育館など施設がとても充実している。

自然環境ものどかで、緑が多く、ゆったりとしている。バッファロー・グローブロードを北上し、アプタキシック・ロードまで来ると、パンプキンファームで有名なディディエ・ファームという広々とした美しいファームも見られる。(全日校3年生が9月に遠足で行く所)つまり、バッファロー・グローブは田舎ってこと。今のように開けてきたのは、ここ10数年ぐらいのことらしい。昔は何もないド田舎だったという。しかし、スティーブンソン高校の学区もあるため、各小・中学校の教育水準も高く、よって住宅物件も高い。ジュイッシュ系の人々が多くすんでいるため、教育ないし、スポーツ熱心。すべて平等の精神で、人種差別はない。よって、私たちはバッファローグローブで活動していて、いつもみんなからよくしてもらって、居心地がよかった。仲のいいアメリカ人の友達も多くできた。今日もパレードに参加していると、あちこちで何人もの知り合いに出会い、ハグしながら、「いつ(日本に)帰っちゃうの?」と聞かれた。

さて、下の息子は、パレードの前には、BGRAの首脳秘書係のアランから、パレードをするにあたっての注意を聞かされた。



パレードをしながら、キャンディを配るのだが、小さな子供たちには危ないので投げずに手渡すこと。子供たちが行進する後ろから、車がついてくるので、くれぐれも注意すること。インディアンズからは、息子、コーチアルの息子のジャスティン、ジャシュとたった3人の参加。参加する子供達も全員ではそんなに多くなかった。高学年や中学生たちは、車に乗って参加。息子たちは、久し振りにチームのメンバーに会ったので、うれしくて、待っている間、じゃれあって、遊んでいる。

久し振りにBGRAのドン、プレジデントのキースと彼の奥さん、キャロルに会う。この2人は、20年以上も彼らの子供たちとともに、BGRAの活動をささえてきたという。



去年からキースがプレジデントになり、シーズン中のコンセッションスタンドでは、夫婦でお店をいつも切り盛りし、メンバーのボランティアワークをしきる。私も売り子のボランティアの当番のときは、キャロルにいろいろやり方を教わった。キャロルは病院のX線の技師でフルタイムで働きながら、ずっとBGRAのボランティアワークもこなしているというから、忙しい。しかし、全然苦には感じないという。キースは、BGRAのことはすべて把握していて、なるべくみんな親たちはBGRAの活動にかかわるようにと言われた。

私が、「息子の去年と今年のBGRAのリーグでの公式記録を日本の高校受験に必要だから、作ってほしい」とキースに頼んだら、今手配してくれている。BGRAは、各試合の選手個人の細かいさまざまな記録からリーグ全体の個人の順位まですべて網羅している。息子は今年のシーズンは、打率が6割9分近くまで上がっているので、リーグでもトップレベルである。アメリカでの野球活動の記録は、きっと日本の野球の盛んな高校を受験するときに、きっと役に立つに違いない。キースにもそのことを説明して、理解してもらったので、きちんとしたものをだしてもらえそうだ。このように積極的に熱心にBGRAにかかわってきたキースとキャロルは、夫婦そろって、地域のリトルリーグを心底愛しているのだろう。

キャロルたちは、うちのようにアーリントン・ハイツに20年以上住みながら、BGRAに参加してきたという。キャロルの3人の子供たちは今は20代だが、その子供たちが小さいころは、BGRAのメンバーの数がかなり多く、なかなか入れなかったという。今ではリクルートしなければならないほど減ったという。現在、BGRAは約2000人のメンバーをかかえる大きな組織だが、お金さえ払えば、必ず誰でも入れる。野球をする子供たちの数が年々減っているのだろうか。

BGRAのリクルートの紙がついたキャンディを子供たちはもらい、自分たちの帽子に入れる。これを配って、BGRAをアピールするというわけ。息子は、あとから来た同じクラスのタイガ君とそのキャンディをなめ始めている。ウーン、大丈夫かいな。

さて、1時をかなりまわって、かなり遅れてBGRAのパレードが開始。なんと42番目だというから、すごい数の団体のパレードだ。3人の子供たちが、BGRAの横長の旗を持って、大々的にアピール!その後ろにBGRAの首脳とユニフォームを着たリトルリーガーたち。そして、車が続く。息子たちは、必死でキャンディを配る。あっという間に紙のついたキャンディはなくなり、次から次へと袋からキャンディをだして、配りまくる。大人も子供もみんな大きな袋をかかえて、待っている。

沿道は、近所の人々でぎっしり。イスをだして座っていたり、アプタイザーやビールをテーブルにだして談笑している人も。多くの人たちが、うれしそうに私達に手を振って、励ましてくれた。息子たちも誇らしそうに行進する。こういう風景がアメリカらしい。

私たちの後ろは、バッファローグローブ高校のマーチングバンドだ。一番前でリードするお姉さんたちが美人でカッコいい!地元のボーイスカウトやガールスカウトのグループ。議員の宣伝カー。消防車も繰り出す。しかし、炎天下で、頭がくらくらするほどの暑さだ。子供たちは、キャンディを配る面白さで、文句も言わず、黙々と歩く。私は、写真も必死でとりまくっているせいか、疲れてふらふら。のどもカラカラ、「まだかいなあ!」と叫ぶ。途中で、水のシャワーも浴びながら、なんとかラップ・ブルバードの最終地点までたどりつく。

やれやれ・・・と思いきや、車がないじゃん!また、来た道をもどらなければならない。普段車で数分の道なのに、なんて長いのか!何百回と往復したバッファロー・グローブ・パーク・ディストリクトのあるバーナード・ドライブだが、こんな風にじっくり歩いたのは初めてだった。パレードは、見るよりも参加するのが面白い。アメリカのコミュニティの一員だと自覚できて、地元の人々ととけあっている実感!でも、でも、疲れたあ!帰ってからは、バタンキューで、シャワーを浴びたら、横になって、しばらく寝ていた。

では、また写真をすこしづつアップしていきますので、またこの投稿をのぞいてみてください。多くの写真をアップするのは、おそろしく時間がかかる。引越し準備もしなくてはいけないので、忙しい身であります。



息子、リトルリーグBGRAのオールスター戦で活躍!~続き

2008-07-12 | リトルリーグ
試合開始前のミーティングでは、詳しいルールの打ち合わせがあったらしい。監督は、ディビジョンの勝率の一番いいチームの監督が行う。息子のチーム、ナショナルリーグは、リーグ内で圧倒的な強さを誇るエンジェルスの監督、マイク。20人ぐらいのメンバーが片方チームにいるため、打順は公平にくじ。息子は、中間の11番目。ピッチャーは、各自1イニングづつ投げる。9イニングのため、9人のピッチャーが起用され、前回の投稿の写真に写っていた細身で背の高い速球投手コーリーが先発に選ばれ、息子は光栄にも最後の回のクローザーに選ばれていた。この日のために、新しいピッチングフォームも完成。主人とともに入念なピッチング練習をして、準備周到。

相手のアメリカンリーグが先攻。コーリーが気合を入れて、いつもの威圧的なフォームで、勢い良く投げ下ろすが、主人いわく、「気負っている!」ため、ストライクがなかなか決まらない。ヒットも連打され、1回で5点あっという間に取られ、「あーあ!」

逆に、ナショナルリーグは、リーグ屈指の剛速球ピッチャー、アダムにしっかり抑えられ、点数が入らない。アダムは、ディビジョンで息子のチームと対戦したとき、すごい接戦の試合の最終回を息子とともにクローザーとして、投げあい、お互い抑えたライバル。晴れの舞台で、実力が発揮できるのは、まさに本物!


気迫が漂うアダムのピッチング

2回か3回の裏、アメリカンが0点のときに、息子の打順が回ってきた。親の方がどきどきする。



息子は、落ち着いて、レフトに大きなヒットを放ち、軽々の2塁打。アメリカン初めての大きなヒット。得意の盗塁も決め、アメリカン初めてのホームを踏む。やれやれ!アメリカン頑張れ!

その後は、ナショナルの方が、常に先攻して、点数差を広げる。息子は、次の打順でも2塁打を打ち、活躍。無事役目を果たし、私たち親は、ほっとする。しかし、みんななんだかだれてきて、「早く終わらないかなあ!」ムードも漂っている。しかし、9回にならないと、息子のピッチングは見られない。

7回は、メジャーリーグでも恒例のセブンイニングストレッチで、マイクの前にお母さんと数人の選手が囲んで、「テイク・ミー・アウト・ツー・ザ・ボールゲーム」を大声でうれしそうに歌う。



夜の7時15分から始まった試合も攻撃が長かったため、10時前になってしまい、なんと9回は打ち切られることになってしまった。うっそー!そんなバカな!
息子のピッチングカットされてしまった。ひどすぎる!晴れの舞台をずっと楽しみにしていたのに・・・

終了式は、またしても、1人1人が呼ばれ、各リーグの監督からトロフィーが渡される。



あーあ、息子不完全燃焼。ピッチャーとしての快感を知ってしまった今、打撃だけ活躍しても満たされなくなってしまった私たち親子。誠にぜいたくな言い草。しかし、経験したら、あんなにあこがれてたオールスターもあっけなく終わるのね・・・一夜の夢か?!

息子、リトルリーグBGRAのオールスター戦で、活躍!

2008-07-08 | リトルリーグ
独立記念日の週末、3日から6日の4日間、バッファロー・グローブのリトルリーグ、BGRAは、恒例のオールスター戦で、大人も子供も野球三昧で大盛況!今年は、上の息子がオールスター選手に選ばれたので、地域の大きな野球の祭典に、私たちも巻き込まれた。

年齢ごとの各リーグごとの各チームから3,4人チームのメンバーの投票で選ばれた子供たちが、アメリカンリーグとナショナルリーグに分かれて、いつもの試合よりも長いイニングを闘う。まさにメジャーリーグのオールスター戦のお子様版であるが、あたかも自分の子供がオールスターに選ばれたかのような工夫された栄誉だたよう雰囲気の中で、親たちもつかの間の夢心地!

息子は、4日の夜の13歳、14歳混合のパロミノ・リーグに出場。いつも試合があるバッファロー・グローブの照明施設のある素晴らしいフィールド、エムリック・ノースに集合。

隣の照明施設のあるやや小ぶりのジェイ・ジョーンズというフィールドでは、パロミノのバッティングスキルを競う競技に続いて、バディ・ベースボールという身体・知的障害者たちのリーグの試合が華々しく行われていた。各選手に1人づつヘルプする人たちがみっちりついて、怪我のないように安全に楽しくプレーが行われる特殊なリーグである。見学する人たちの数も多く、プレーに一喜一憂していて、万人ができるアメリカのスポーツの裾野の広さに驚く。

さて、息子のオールスターの方は、1人1人選手名をアナウンスされ、1塁線と3塁線に各チーム一列に並ぶ。よばれて出て行くときは、並んだメンバー1人1人と握手しながら、整列。


左から3人が息子のチーム、パイレーツから。左から、マイケル、息子の相棒のキャッチャー、ケン、息子。赤のフィリーズのユニフォームを着ている右から2番目は、速球投手コーリー、右端は、息子のトラベルチーム、ペイトリオットで一緒の名キャッチャー、ショーン。

最後にコーチたちも同じように並び、まさにオールスターの感。10歳ぐらいのおしゃまな女の子がナショナル・アンサムを高らかに歌い、盛り上げる。みんな帽子を脱いで、胸にあてる。息子もいつものようにやる。こんなささいなことでも、他のアメリカに住む日本人の野球少年と同じように、息子はアメリカナイズしている。近所の野球少年勢ぞろいで、みんなはしゃいでいる。息子は、知り合いが多く、息子は日本人でめだつため、知らない子でも息子の名前は知っていて、話しかけてくるという。6年以上も同じ地域で野球をやっていると、現地校に通ってなくても、心が通じ合うアメリカ人の友達ができる。野球に感謝である。





試合の始球式は、やはりバティ・ベースボールのメンバーが車椅子から行う。こういう弱者に気を使うのは、アメリカならでは。

この項がまた続けて書くので、また読んでください!


ジャパンフェスティバル・・・しかし野球の試合が続く

2008-06-22 | リトルリーグ
ジャパン・フェスティバルのことが書きたいが、今日はその気力なし。というかジャパン・フェスティバルのソーランの興奮がふきとんでしまった。下の息子が夕方5時半から、上の息子が夜の8時から試合。

上の息子は、10時半現在、まだ試合で戦っている。3塁打をかっとばし、あわやホームランというあたりで果敢に本塁に突っ込み、アウト!よし、よくやった!スコアが、24対11でパイレーツがアストロズに勝っているところまで見たが、どうなったのだろうか。母は、寒くて、疲れて帰ってきてしまった。

このところ上の息子4試合連続の試合。明日も10時から遠いフィールドでトラベルの試合、あさっても遠いフィールド。今週は3連投で、昨日ついに肩を痛め、コーチたちが顔色を真っ青にし、今日は息子はピッチャーするのを禁止。

ジャパンフェスティバルのことは、また明日書こう!これから、食事をします。ああ、腹減った!息子もそうだろう。おにぎりのみで戦っている。

このブログで、ソーランのことを読もうと思った方にはすみません。今は、野球の試合のことしか考えられない!いつも頭が、日本とアメリカを行き来します。


追伸

その後息子は、10時45分に帰ってきたが、なんとアイスで肩を冷やしている。最終回、投げるように監督に頼まれたという。ナニー!母怒る!またまたパイレーツのピッチャーが打たれ、追いつかれそうになったので、息子がクローザーで抑え、勝ったという。やれやれ。肩は大丈夫なのだろうか。もう、母はしらん!

上の息子のチーム、BGRAハウスリーグ、パイレーツメンバー紹介!

2008-06-18 | リトルリーグ
今週は超忙しく、ブログを書いている暇ではないのだが、上の息子のバッファロー・グローブのBGRAというリトルリーグのハウスリーグのチーム、「パイレーツ」を紹介しよう。先週やっとチームフォトをとれたので、ブログにそのときの写真を公開。といっても1人のメンバー、ジャシュがいなかった。


右下がチームの監督、ティム。左上がティムの息子で、スラッガー、マイケル。
その隣がアシスタントコーチのフィル、息子、そして、キャプテンでキャッチャーのケン。その隣がアシスタントコーチの主人、アレックス、ジョン、アシスタントコーチのボブ。右上の私服は、怪我をしてしまったバカでかいケン。
下の段左から、昔からの息子の仲良しの美形の友達、デュラン、マーク、ハリー、ブレイク、そしてマーク。

こんなちょっとお茶目なメンバーで、パイレーツは、構成されている。


おいおい、ちょっと目を離すと、こんな感じになってしまう。息子とマイケルあたりは、普通なんだけど・・・1人寝そべっているケンはいつもユーモア溢れるキャプテン。背が高く、普段のプレー中はやけに大人っぽいティーンなのだが、よーく見ると、かわいい顔をしてます。


毎回、毎回試合のたびに、この旗をつけて、気合を入れている模様。これは、カッコいいジョン(左)がもってきてくれている。私のお気に入りのジョンは、外野の守備がよく、ときどきピッチャーもする。バッティングもなかなかいい。ほんと、アメリカ人のティーンエージャーは、金髪で長髪が多く、みんなカッコいい!ケンとジョンが並ぶと、背が高くて、なかなかさまになってる。



おおっ、忘れてた。もう一人のアシスタントコーチのケン。ちょっと80年代ハードロッカーって感じでしょ。貫禄ある。キャプテンのケンのお父さん。ケンとは、うちは何回も同じチームになっているので、主人とは仲良し。ケンは、いつも大きな声で、みんなを奮い立たせる。ティムがわりと静かなので、いいコンビ。なぜケンがナショナルズのユニフォームかというと、下の息子の監督も兼任しているため。まったく、忙しい人だ。もう一人のアシスタントコーチ、フィルも下の息子のチームのアシスタントコーチを兼任。フィルとも同じチームは、2回目。主人とも気が合うらしい。フィルは、阪神タイガースファンで、いつもタイガースの帽子をかぶっている。主人は、ケンやフィルのことを「BGRAおやじ」とよぶ。


そして、最後が監督のティム。とても丁寧でやさしい監督。みんなにチャンスを与えてくれる。勝負にめちゃくちゃこだわらず、淡々としている感じ。このところ、パイレーツも調子がでてきたので、ここから勝ちに持っていけるか!

Hey, Tim, I introduced our team, Pirates to Japanese friends.
How is that? I do not have time to translate these, maybe Ken may translate this article.

実は、ケンもティムも日本語が読めないのだが、このブログをチェックしてます。ケンの日本にいるお父さんが、息子ケンがこのブログにでたときの投稿をばっちり英語に翻訳したそうです。驚き!

Happy Father's Day! ~リトルリーガーたちの父の日は、いいプレーを見せること!

2008-06-16 | リトルリーグ
父の日の今日は、午後から素晴らしい晴天になり、下の息子のチーム、インディアンスは、バッファローグローブのエムリック・イーストというフィールドで、おじいちゃんやおばあちゃんを招待して、試合を見ながらのポトラックパーティーを楽しんだ。

マシューとおじいちゃんとおばあちゃん

対するのは、現在ファームリーグでも勝ち数で上位の強敵エンジェルス。去年、おとどしと一緒のチームだった野球のうまいブラッドとジャックが所属するチーム。よって、息子もエンジェルスと対戦するのを楽しみにしていた。



私は、上の息子の英検の送り迎えで、試合はちょっとしか見れなかったが、インディアンズが3対2でリードしているので安心。持ち寄りのアップタイザーを食べながら見る。私が持ってきた子供たちへのラムネは、インディアンズのメンバー用にぴったり12本。ビジネスマネージャーのリサが、息子のジャシュが大好きだと大喜び。しかし、なんと貴重なラムネを2人の大人が飲み始めてしまった。リサがすかさず、ラムネを隠し、もっと買ってくるように頼まれる。ラムネってアメリカ人にこんなに人気があるとは、知らなかった。

息子もヒットを打って、父の日の自分の任務を果たす。父もうれしそうに写真に息子とおさまる。

試合は、インディアンズが追加点を入れ、クローザーは、またしてもエースのマシュー。エンジェルスのスラッガーで、仲良しのブラッドを三振に見事しとめ、チームを勝利に導く。インディアンズのメンバーは、父の日に、大きなプレゼントを贈れた。みんな父たちと写真におさまり、最高の笑顔を見せる。

 監督のアルと息子のジャスティン

試合後は、子供たちは、ラムネを大喜びでがぶ飲み。木登りしながらのチームフォトにおさまり、フィールド裏の小川のダックを見て、一息いれていた。

上の息子の方は、今日トラベルのチームとハウスリーグのチームと両方で2試合あったのだが、ラッキーなことに、朝の雨で、両方中止とあいなった。というわけで、心置きなく、今日は英検を受けられました。試合をやってから、駆け込んで受験すると精神的に余裕がないので、よかった。こういうこともたまにあるのねえ。

BGRAトラベルチーム「ペイトリオット」の開幕戦で、息子開幕投手に!好投すれど、勝利ならず!

2008-06-15 | リトルリーグ
今日は、素晴らしい快晴の土曜日の絶好の野球日和。雲一つないとは、このこと。息子が所属するバッファローグローブのBGRAの13歳のトラベルチーム、「ペイトリオット」が今季参加するノースショア・ベースボール・リーグ(NSBL)の開幕戦。これから、7月下旬にかけて、このシカゴ校外のよりすぐりのトラベルチーム同士で、激しい闘いが繰り広げられる。

ペイトリオットは、5月の終わりのメモリアルディ・ウイークエンドで、数試合闘っている。まあ、前哨戦といったところか。5分5分ぐらいの結果だったようだ。
 
ペトリオットの緑のユニフォームがとてもカッコいい!左上の袖にアメリカ国旗、右上の袖に、昔のアメリカの独立戦争時代の兵士がついている。いかにもペイトリオット、愛国者という感じ。この緑のユニフォームが上で、真ん中に「バッファロー・グローブ」と黄色の文字で大きく入っている。その下のユニフォームは、黄色で、「ペイトリオット」と大きく緑の文字で入っている。この色使いが誠にセンスがいい。このペイトリオットという名前は、地元の名門、スティーブンソン高校の野球部のペイトリオット(生徒数が多いため、このチームに入るのは、かなりの難関らしい)からきているらしく、子供たちにとって、とても誇らしい地域を代表するチームというイメージがあるとのことだ。

息子は、そのときのトーナメントでは、1試合だけ参加して、ピッチャーをやったが、調子が悪く、打たれた!BBGRAの多くの保護者たちから一目おかれるほど、評判のいい、トラベルチームの監督経験の多いベテラン監督、ブルースは、その試合後、「スピードだけで押すな。トラベルの選手たちは、速い球でも打てるから、変化球やスピードを変えて、もっと工夫しろ。」というようなことを息子にアドバイスしていた。

今日が、開幕戦だとわかっていない私たちは、のほほんと家族でピクニック気分で、プロスペクトハイツの広々としたマッカーサーパークへ。息子がいきなり先発だと聞かされて、「エーッ!」後で、開幕戦だと知って、びっくり。今日は、緑の方は、着ずに、黄色のペイトリオットの方でプレーするという。

下の息子とボーッとしていると、のんびり寝そべっていた太っちょのおじさんが話しかける。日本人メジャーリーガーの話をペラペラ。「父の日はどうする?俺は、娘からよくカードをもらったり、レストランに連れて行ってもらったりしたよ。」よーく見ると、このおっさん、審判の服着ているじゃん。ベテランの主審の感じだ。

ハウスリーグの息子のチームの監督、ティムは、息子同士がトラベルでも同じチームなので、うれしそうに私たちに話しかける。昔、ハウスリーグのチームで一緒だったマイケルのお母さん、キムともしゃべりまくる。というか、キムから質問ぜめにあう。息子の日本人学校のこと、高校はどこに行くかなどなど。よほど、日本人である息子に興味があるのだろう。

さて、息子が投げ出した。調子は悪くない。しかし、なんでもないゴロを内野がうまく捕れず、エラーが2つでて、2点献上してしまう。しかし、その後は三振にしとめて、抑える。盗塁の走者もキャッチャーのショーンが強肩を見せ、矢のような送球で、3塁でアウトにしとめる。こういう鋭いプレーが誠にトラベルらしい。



ペイトリオットの方は、打線に元気がない。相手のピッチングも良さそうだ。でも、打てない相手ではないのに、打線が続かない。


対戦相手のプロスペクト・ハイツの先発ピッチャーも好投

2回、3回は、息子は、いつもの力強いピッチングで、点数を与えず、うまく抑えた。

 かなりふてぶてしくなった息子。鋭い目線がこわい!

とくに、体の大きいクリーンアップの選手に対したときは、力で押しながら、何回か後ろにファールにされ、見ているほうもハラハラしたが、最後スローな変化球で、うまくタイミングをはずし、空振りにしとめる。大きなスラッガーを空振り三振にとる快感は、最高であろう。おお、前回の監督のアドバイスをしっかり実行しているではないか!監督もさぞやうれしいだろう。



監督のブルースは、息子のピッチングの調子がいいので、もっと投げさせたかったらしいが、めずらしく、息子の肩が痛く、自分から投げるのをやめることを申し出た。今週は、水曜日のハウスリーグの試合で、クローザーとしてめいっぱい65球投げ、練習でも2日間続けて投げたので、無理をしないほうがいいとの判断。しかし、3回投げて、30球も投げていないほどの少ない効率のいい投球数。お見事!

肝心のバッティングは、打順5番。2回目の打席で、2塁に走者をおいて、息子の打席。

 
いつものように、独特のストレッチをして、構える神主打法で、相手投手を威嚇



パッカーン!外野への大きなあたり。2塁打のようだ。これで1打点だ!と思ったら、なんと本塁突入の走者がバックホームされて、刺されてアウト。外野の抜群のコントロールとそれに答えて、キャッチャーがバシッと素手で獲るというファインプレー!さすが、トラベルチームだ。こんなにひきしまったプレーがでるとは。負けていても、こういう迫力のクロスプレーが見れるだけでも、来た甲斐がある。

その後、息子は、足でかせいだ内野安打で打線をつないだが、やはり打線がつながらず、ペイトリオットは1点も取れず、5対0で負けてしまった。しかし、7回で、1時間半という展開の早いひきしまった試合で、見ているほうは気持ちが良かった。やはり、両方のトラベルチームは、守備が抜群によかった。これからどんなドラマが生まれるか、楽しみである。



今日は、下の息子の仲良しの友達、リオ君たちが応援に来てくれて、リオ君のお母さん、リカさんにも息子の雄姿を見せられて、よかった。リオ君は、「どうやったらあんな速い球が投げられて、どうやったらあんな速い球が打てるの?」と帰り道、お母さんに聞いていたらしい。

下の息子、今シーズン初ピッチング、ゲームボールをもらう!

2008-06-12 | リトルリーグ
今日は、いろいろと書きたいことがあるのだが、下の息子のリトルリーグのチーム、インディアンズの昨日の試合内容が素晴らしかったので、まずはこれ。息子は、2番手で投げることになっていたので、私もドキドキ。前日まで、毎日主人が息子を特訓し、ストライクもとれるように、かなり練習していた。


登板前日、兄の試合が終わった7時半から、同じフィールドで父との猛練習!
バッファロー・グローブの美しいオールドファームというフィールド。横で、小ぶりの湖が静かに見守る


球のにぎりを確認する。


対戦は、前回インディアンズが圧勝したレッズで、上の息子のチームのマークの弟アレックがいて、アレックのお父さんでアシスタントコーチのフィルがいる。フィルと主人はお互い上の息子のアシスタントコーチをしていて、過去同じチームにもなったことのある仲良しの間柄。敵のアシスタントコーチ、フィルがわざわざ挨拶にくる。


登板前の父との入念なウオームアップ。

試合は、レッズが点を先行し、3回表、いよいよ息子緊張しながらの登板。今季初のピッチャーなので、みんながやや心配そうに見守る中、息子は頑張った。まだまだコンスタントにきれいなストレートな球は、投げられず、山なりになるときが多い。それでも、ピッチャーとしてだしてもらえるという、誠に太っ腹の監督のアルの信頼にこたえるべく、練習を積んでのぞんだこのイニング。アルとは、3年連続してチームに引き抜かれ、息子のことをとても大事に育ててくれているのがわかる。


最初イニングで、塁が埋まり、守りのインディアンズピンチ。アルがみんなをマウンドに集めて、励ます!

最初の2人は、軽い内野フライや小さなゴロだったのだが、守備が追いつかず、残念ながらセーフ。だが、息子のピッチングは、ストライクも入り、まわりのお父さんコーチが口々に「いいピッチングをしている!」味方の守りのメンバーも息子の名前を呼びながら、「グレイトピッチング!」と大きな声で励ます。その後もゴロだったが、点数が入る。この辺で、なかなかストライクが入らず、フォアボールで、相手のコーチのピッチ。(フォアボールをだすと相手のコーチが残りのストライクカウント分投げるというルール)コーチは、子供たちに打ちやすい球を投げるので、ますます点を入れられるのではないかと、こちらはハラハラ、ドキドキ。大量に点数を入れられ、負け試合になったらどうしようと心配するが、簡単にフォースアウトなどで、2点に押さえ、スリーアウトでチェンジ。息子は、守備でもピッチャーゴロを果敢に1塁に投げる。よかった!無事に終わって。今シーズン初めてのピッチング、上出来!



打撃の方も息子は、その後続けて2ヒットを打ち、2打点を上げる大活躍。充実感溢れる顔をして、ベースを駆け回っている。インディアンズは、調子よく、点を重ね、7対5でリード。最後は、速球で球威があり、コントロール抜群のうちのチームのエース、マシューが見事なピッチングを2回披露。マシューは、1点も許さず、完璧なクローザーの役目を果たして、インディアンズが勝つ。終わりのいつもの儀式、両チーム全員のグランドでのハイファイもみんな生き生きとしている。

試合後のアルによるミーティングで、今日もみんなそれぞれ活躍したと一人一人ほめる。でも初ピッチングで、頑張って投げ、いいヒット立て続けにだした息子にゲームボールが贈られた。これで、今季2回目のゲームゴールをゲット。パチパチ!

きょうは、メンバー全員による投票で、3人のオールスターへの出場者が選ばれた。息子は、選ばれなかったので、いたくくやしがっていた。「選ばれた子たちは、たくさん練習したから、うまくなったんだよ。だから、今よりもっと練習して、うまくなったら、きっとオールスターに選ばれるよ。」と慰めた。

リトルリーガーたちは、試合での最高に楽しい思い出、くやしい思い出、チームプレーの充実感、スポーツマンシップの大事さなどさまざまなことを試合を通して学んでいく。私たちにとって、アメリカ生活でのアメリカ人家族との貴重な時間がリトルリーグでもたらされる。

上の息子、リトルリーグBGRAのオールスターメンバーに選ばれる!

2008-06-11 | リトルリーグ
土曜日、うちの家族にとって忘れられないニュースがあった。上の息子が、バッファロー・グローブのBGRAというリトルリーグのパロミノリーグ(13歳、14歳混合)の栄えあるオールスターのメンバーに投票で選ばれたというのだ。

息子にとって、ずっと念願だったオールスターへの出場。毎年、各リーグごとに独立記念日の週末に近い4日間、メジャーリーグのオールスターのように、華々しく行われる。お父さん、お母さん総出で、ボランティアで、食べ物も用意し、売り、試合の行われるフィールドは、アメリカ国旗で囲まれ、まさにアメリカといった感じ。各選手の名前が入った丁寧なパンフレットまで用意される。

試合前は、各選手がチームごとに名前をアナウンスされ、アメリカンリーグとナショナルリーグと分かれ、一列に並んで、ナショナルアンサムが流れる。まるで、本当のオールスターのような感じで、みんなが子供たちの雄姿を見るのを楽しみにするバッファロー・グローブの大きな祭典だ。プレーする子供たちは、まさに選ばれたものといった感じで、他のチームのメンバーや地域のいろんな人たちが見守る中、誇りを持ってプレーする。

このオールスターのメンバーを決めるのは、各チームメンバー全員による投票で、3人ないしその時点で、上位のチームは4人選ばれる。勿論、自分自身に入れてもいい。だから、よほど実力がない限り、ときどきは、子供たちの主観も左右する。仲には、仲のいい友達に入れる子もいるかもしれない。

息子は、この数年実力はあったのに、なかなか選ばれず、去年は、チームでピッチャーで打順4番で、選ばれてもおかしくなかったのに、4番目の投票率の補欠で、ちょっと悔しげに、チームのメンバーがオールスターにでるのを見守っていた。

今年の息子たちのチーム、パイレーツは、3人選ばれ、息子、パロミノリーグ屈指のスラッガー、マイケル、そしてチームキャプテンでキャッチャーのケンが、栄えあるメンバーとなった。

息子が選ばれた大きな理由は、前回の12対11というすさまじい試合でのこと。うちのチームが1点リードして向かえた最終回表、相手チームのエースが速球で3者三振にうちとる。その裏の最後の回、息子がクローザーとして投げ、無死2塁、3塁の1打サヨナラの絶体絶命の場面で、3者三振に相手をうちとったという印象深い働きをしたからかもしれない。このときは、全員が息子に駆け寄り、「Yが僕らを救った!」とみんな叫んだ!バッテリーを組んだケンは、最初に打撃妨害で1塁にランナーを進め、このピンチを招いたので、息子に抱きついていた。周りは、次の試合の子供たちや親たちが待っていて、異様な雰囲気。主人は、「この試合のことは、一生忘れない!」と言い放っているほどのすさまじい試合だった。リトルリーグの試合というのは、さまざまなドラマが生まれ、子供たちはその中で、相手を思いやるスポーツマンシップや勇気を学んでいく。本当に何にもかえがたい経験をしていると思う。

さて、息子のでるオールスターの試合は、7月5日(日)午後7時15分から、エムリック・ノースというフィールドで行われる。BGRAのオールスターは、7月3日(木)から始まり、6日(日)まで11試合もある。現在パロミノリーグのアメリカンとナショナルのディビジョントップの成績の監督同志がオールスターチームの監督になるようだ。息子は、ピッチャーとしてだしてもらえるのだろうか。イニング数も普段より多く行われる。各ピッチャーは、1イニングづつ投げ、できるだけ多くの子供たちがプレーできるようにしてある。息子にとって、実力のある仲良しの友達との試合も楽しみの一つである。