Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

2008年度シカゴ日本人学校百人一首大会を観る!

2008-01-31 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、またかなり冷え込む中、シカゴ日本人学校の大体育館にて、新年恒例の百人一首大会があった。小学5年生から中学2年生が参加した。

この日のために子供たちは、百人一首を覚え、学校でもかなり前からテストでチェックされ、家で練習する熱心な子供たちもいる。うちの長男は、とくに家で練習するわけでもなく、淡々としている。こんなんで大丈夫だろうか?5、6年生にやられるのではないかと心配するのは、親ばかり。

今回は、平安時代の仏像などの写真が貼られ、琴の音色も流れ、平安調の雰囲気がかもしだされている。(中学部の先生いろいろとありがとうございます。)

6、7人のグループに分かれ、輪になってちらし取りというスタイルで取る。1回戦の途中から観に行ったのだが、息子は調子が良さそうだ。淡々と取っている。5年生ぐらいの小さな男の子が、「はい!」と言いながら、小柄の体で手をのばしている姿が微笑ましい。体が大きくがっちりした中学2年生の男子が、やや小さくなりながら、真剣に取り組んでいる。みんなしっかり、正座をして、背筋がピンとのびている。シーンとした静けさがただよう。これこれ、全日校らしい生真面目さがでている。いいなあ、シカゴにいながらも、本当の日本らしいことにしっかり取り組めて。またまた1人で感動に浸っている母。

1回戦終了。息子に聞くと、なんと1位。各グループの同順位同士で、2回戦を行う。息子のグループは、凄腕の中2の女子がいた。早い!何回も素早く取る。この女子が、おそらくダントツであろう。他にもできる中2の女子がいたようで、息子は苦戦している模様。これで、予選落ちだな・・・とがっかりしていたら・・・

いよいよ順位を決める決勝戦。それまでは、ちらし取りだったけど、1対1の源平合戦。おおっ、なんと息子が決勝戦に残っている。キャー!母としてはうれしい!忙しい中、来た甲斐があったというもの。昨日の交流学習の次男の展開と対照的だわ。

息子は、小学5年生のみるからにやる気満々の男の子と対戦。なんとか、中学部の意地を見せて欲しい。しかし、この男の子がすごかった。パンとはたくように、手をスライドする技を見せながら、取りまくる。息子もくやしさが表情にただよう。1、2位決定戦は中2の男子と女子の対決。両方ともやり手のメンバーだ。勿論そのうちの1人は、2回戦で息子のグループでダントツだった女子だ。

結局、息子は、5年生の男の子にやられ、残念ながら6位。優勝は、その中2の女子。でも、みんな真剣に取り組む姿が、本当に素晴らしいし、かっこいい!去年の百人一首大会も中2の女子がダントツで優勝した姿が私の目には焼きついている。どうして、日本人学校の子供たちは、こんなに何にでも一生懸命できるのだろうか。

最後は、クラス対抗。これは、うれしいことに、息子のクラス、中1が優勝。学級委員でかつ文化委員でこのイベントをささえたコウキ君とリサちゃんの2人がしっかり賞状を受け取った。ご苦労様。最後、息子の担任の先生に「中一、よかったですね。」と声をかけたら、嬉しそうだった。さて、来年はいかに!

追伸

息子が持って帰ってきた「百人一首大会要項」を見ると、細かくスケジュール、ルール、進行表がある。その中に、司会をする生徒が言う台詞に「選手宣誓 宣誓、ほくたちは、江戸時代から親しまれてきた百人一首を楽しむことにより、日本の伝統遊技の素晴らしさを知り、大切にしていくと共に、小学部・中学部の交流を深め、清々堂々と勝負したいと思います。」と書かれている。私は遅れて行ったので、この部分を逃がしてしまったのだが、やはり、またまたさすが全日校、完璧な行事をしようという心意気を感じて、うれしくなってしまった。

いざ、ハーパーカレッジのぺリーのドローイングのクラスへ

2008-01-30 | ハーパー・カレッジ
先ほどの投稿の続きです。さて、日本人学校を出て、大急ぎで、ハーパーカレッジのペリーのドローイング2のクラスへ向かい、いつものスタジオに入った。ペリーには、今日子供の学校の交流学習で遅れると言ってある。しかし、みんなの雰囲気が・・・すごい集中力とパワーを感じる。前回のやや怠惰な学生がいたドローイング1のクラスの雰囲気とまったく違う。

ペリーは、すでに一通り今日の説明をサンプル作品とともにし終わっていて、生徒たちと談笑したり、1人1人の指導に入っている。急いで、先週知り合った、日本人のヒロミさんにどうするかを聞く。

今回のプロジェクトの第一弾は、なんの変哲もないやや小ぶりのオブジェを二つ配置して、まずグラディエーションをつけながら、鉛筆で描く。私は、何のオブジェにするか、先週迷いに迷って、コーヒーカップの紙でできた台形のカバーと小さな同じ黄銅色のボックスに決めたのだが・・・

台形のカバーは描けたんだけど、2点遠近法を使って、横にボックスを描かなくてはいけない。できない!まわりがすでにかなり進んでいるのが気になって、集中力ゼロ。どうしても、うまくできず、頭をかきむしり、他のオブジェを探しまくる。

鍵やらカンやら取り出して、あたふたしていると、ペリーが「何やっているんだ?」

I cannot draw the box! I jsut can't.

「まったく君は、遅れてきて、騒いで、できないだと!」とみんなの前で小さな子供のように初めておこられる。前回のクラスでは、私は優等生だったのに・・・うう、泣きたい!

「こっちへこい!」とペリーーが黒板に2点遠近法をささっと描く。私はオブジェを箱から別の丸いものにしたいのに。ペリーはこれにしないといけないと言う。しょうがない。やるか!開き直って、やり始める。隣のヒロミさんは、とっくに第1弾は終わっていて、照明を使いながら、すでに第2弾の光と影をつけるドローイングに入っている。ますますあせる。

2点遠近法で、なんとかボックスを描き上げたが、ペリーが、「濃淡がおかしい。」と言う。またしてもやり直し。前回のクラスでも何回もやり直しをしたプロジェクトがあった。よし、明日、また大学に行って、やり直すことにしよう。またまた、気を取り直す。

そして、帰りに、英語科に寄って、一番の仲良しの教授、ウィルソンに会って、ほっとする。ペリーとまったくタイプの違う人。両方私は気が合うんだよね、なぜか。横にシカゴ文学というクラスでお世話になったディビス女教授もいる。久し振り!3人で、いろんな世間話をしてたら、今日の失敗の落ち込みはどこかへ行ってしまった。ウィルソン教授が、「去年、Kuniも大学からのジャパントリップというクラスで、一緒にヒロシマに行ったんだよ。」とディビス教授にうれしそうに教えている。この話は、またゆっくりブログでします。すごくエキサイティングな日本旅行をアメリカ人の学生たちと去年の3月しました。

今日は、子供のことでも、自分のことでも気を取り直した日だった。こんな風にして、私のシカゴの冬の1日は過ぎていくのである。

シカゴ日本人学校小学2年生交流学習~日本人学校へ招待編 「日本の遊び」紹介

2008-01-30 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、シカゴ日本人学校全日校で、小学2年生の次男の交流学習のプログラムが最後で、相手校を招待したので、見学しに行った。大学のデッサンのクラスと時間が重なっていたので、途中までしか見れなかったが、充実した内容だった。

今回、2回目の招待で、前回の招待は、「折り紙」がテーマだったが、今回は、「日本の遊び」がテーマ。次男は、週末から自分の言わなければならない台詞を日本語と英語で繰り返し練習して、やる気満々。各自、台詞が決まっていて、台本の流れに沿って、プログラムは進められるので、一人一人きちんと仕事をこなさないといけない。息子は、9時半過ぎといつもより早めに寝る。

10時半過ぎに現地校の子供たちが到着。みんなはりきって、出迎える。息子もパートナーのクリストファーをさがす。私は、シャッターチャンスをのがすまいとカメラを構える・・・えっ、いない!クリストファーいないよ!なにー!や・す・み!そりゃあないだろ!病気だって!!そんなあ!がっくりくる息子。私もへなへな・・・何のために大学さぼってきたのかなあ。

先生方が、すぐに別の子のパートナーを紹介してくれる。でも、2対1で、知らない子じゃあ・・・でも、気を取り直して頑張れよ。(私もね)

図書室で、日本人の子供たちが、簡単な歓迎の言葉を投げかけて、体育館に移動。まずは、玉入れで、リラックス。息子を含めた日本人の子供たちが、前にでて、玉入れの説明を日本語と英語でする。みんな間違えずにきちんと説明する。

運動会の玉入れとまったく同じ方法で、赤と白に分かれて、日本人とアメリカ人の子供たちが入り乱れて、競う。現地校の担任の先生によると、このような玉入れ競技は、アメリカの学校にはないらしい。

そして、いよいよ「日本の遊び」の紹介。紹介する日本の遊びは、「けん玉」「こま回し」「お手玉」「はねつき」「だるま落とし」である。数人の日本人の子供たちが説明しながら、実際にデモンストレーションをして見せる。ユキト君のけん玉のデモンストレーションが、いきなりすごい!上下両方の受け口を回しながら、代わる代わる受け止めるあの高度な離れ業を見せる。アメリカ人の子供たちがびっくりしている。

そして、カズヤ君が、さっそうとこま回しを見せる。くるくる回るこまをさっと紐を下に通したりして、やたらかっこいい!この時点で、アメリカ人の子供たちの目がキラキラ。「早く日本の遊びやりたーい!」ムードがみなぎっている。マナちゃんのかわいらしいお手玉のデモンストレーションもみんなうっとり!現地校の先生も「すごい!」と喜んでいる。

5つの遊びのステーションに分かれて、パートナーに教えながら、一緒に日本の遊びをやる。こま回しは、むつかしいけれど、アメリカ人の子供たちは何回も挑戦している。おお、校長先生もこまの紐を巻くお手伝いに来てくださった。

はねつきは、なかなか続かないけど、シカゴでアメリカ人とやるはねつきなんて、乙なものです。

けん玉が、アメリカ人の子供にはとてもできないかと思っていたら、息子の新しいパートナーは、辛抱強く練習している。おっ、2回もできた。現地校の担任の先生も1回できた。お互い、すごくうれしそう。

こんな感じで、プログラムは進む。私は、この辺で学校を後にした。この後、一緒にランチを食べて、福笑いとお別れの会では、「旅立ちの日に」を歌って、別れを惜しんだという。

この日本人学校の交流プログラムの「日本の遊び」は、ほとんどの学年で行っているが、本当によくできている。台本があり、やり方を日本語と英語で説明し、プログラムの流れがある。日本人の子供たちは、日本でもなじみの薄くなった昔からの「日本の遊び」を学びながら、アメリカ人の子供たちにその良さを伝える。アメリカ人の先生方も細かく指をつかうこま回しなどに感心していた。日本文化の醍醐味を伝えるという貴重な場を、日本人の子供たちと見学している親たちに提供していると思う。

日本人学校って、やはりすごいと思う。上の息子たちが一生懸命取り組んでいる中学部のソーランの踊りの迫力もすごいけど、小学部の交流学習のプログラムも(中学部もだけど)凝っていて、素晴らしい!

今回、日本の遊びを紹介するのが大成功だったのは、担任の先生が言うには、2年生の子供たちが、一生懸命練習したからだという。

さて、パートナーが休みだった我が子は、帰ってきてから、それでも満足そう。「クリストファーから手紙をもらった。」と美しい手紙を見せてくれた。連絡帳には、担任の先生から「パートナーがお休みで残念でしたが、新しいパートナーと交流しようと一生懸命頑張ってくれました。」と書かれていた。「そんなことまで見ていて下さったのか。」と再び感動!「今回のこともまた勉強。」と私は胸をなでおろした。






ブルーマン・グループを観に行く

2008-01-29 | スポーツ一般・娯楽
日本でも話題のブルーマン・グループをダウンタウンのBriar Street Theaterで、家族で観に行った。演劇関係って、日本人は言葉の壁があるから、なかなか楽しめないけど、パントマイムでコメディー中心のこれなら、子供たちも楽しめるかと思って、去年のクリスマス休暇に行った。

劇場の中は、パイプなどをはめ込んだ壁で、無機質な現代アート空間を演出している。私たちの列は、前から7列目。その前の列まで、ポンチョが用意されていて、みんなきちんとそれを着用している。私たちは、大丈夫なのだろうか?いったい何がとびだすのか!子供たちも緊張している。白い紙の鉢巻まで渡され、頭に巻く。なぜか東洋っぽいイメージも演出。

始まる前に、文章が流れ、観客を引き込む。「ピューリッツア賞受賞の何々さんという作家がきているから、みんなで挨拶しよう!」「せーの、ハーイ!」「今日は何々さんのバースディーだからハッピーバースディーと言おう!」などとみんなで叫ぶ。最初からとばす、とばす。

ブルーマンたち3人が舞台に現れる。マシュマロを投げ、口の中で受け止め、口いっぱいになったり、太鼓をたたくとカラフルな水しぶきが上がったりとまさに奇想天外。3人がお互い顔を見合わせるときの表情がなんともいえないほどユーモラスで、一番受ける。

観客から、年配の黒人の女性が舞台に上げられ、無理矢理一緒に演技(?)させられる。困った表情をしていたおばさんが、いつの間にかブルーマンを引っ張っていっている。まるでブルーマンの演技パワーがおばさんにのりうつったのかのよう!

実は、その日がこのおばさんのバースディーだったんですね。私たちの後ろの席の方で、主人が盗み聞きしてわかったことです。なるほど。ブルーマンからのバースディープレゼントは、ぐちゃぐちゃになったバナナだったらしい。

もう一人の若い男性も舞台外に連れ去られ、すさまじい状態に!これ以上は言えない!

ブルーマンは、観客の席によじ登る。あやうく、主人も餌食になりそうになる。目が合うとだめ!3人のブルーマンの左側の人を私は、気に入ったのだが、どうも生みの親の一人であるクリス・ウインク氏のような気がする。ウィンク氏の素顔の写真ととても似ていて、シアターのプログラム・パンフレットの出演者の中に彼の名前を見つけたからである。

最後は、何かが、観客席を襲うので、(子供たちは、これまみれになった)ぜひぜひ、皆さんブルーマン・グループをシカゴ滞在中に観に行ってみてください。

カメラ等の撮影は禁止だが、終わった後もブルーマンたちが、出口にいて、写真を一緒に撮らせてくれるから、くれぐれもカメラもお忘れなく!私たちは、カメラを持っていかなかったので、ブルーマンとは握手しただけで、写真を撮れなかったのが心残り。

写真は、ブルーマン・グループのパンフレットより

www.bluman.com

新しいメガネとコンタクトレンズを注文する

2008-01-29 | アメリカ生活雑感
今日は比較的暖かく、ほっとしていたら、午後から風が強くなってきて、やはり気が抜けないなと引き締める。主人の会社がVSPという目専用の保険に入ったのを機に、自分のメガネを注文。うきうきしながら、近所のBuffalo Grove Eye Care Centerというメガネ屋に取りにいった。

自分の顔に合うメガネのフレームって、自分じゃなかなか見つからないけど、ここの係のおばちゃんは、やり手のようで、フレームを見にいった日に、「これは、どう?」と2,3種類のフレームを次から次へと勧める。どんぴしゃで、私の顔や髪の毛の色にあったフレームを探しあててくれた。コレでなくちゃダメ!という気にまでなってしまうほどのフレームがあった。すぐその日のうちに検眼の予約まで入れてしまう。

Humphaey'sという人気メーカーのメガネフレームらしい。別の係の愛想のいいおばちゃんもここのを愛用していて、さかんに勧める、50才代に見えないほど若々しく、彼女の笑顔にフレームがとけあっている。

検眼もてきぱきといい感じの男性のドクターでした。私の信頼できるアーリントン・ハイツのドクター・ウッドもすごく親切で大好きだけど、このドクターでもいいかな。

長男は、VSPの保険が使えるバッファロー・グローブのKeno Opticalというメガネ屋のかわいらしい若い女性のドクターに検眼してもらい、コンタクトを注文。近眼の野球少年には、コンタクトは必須!コンタクトにしたら、打率上昇しましたよ。勿論、本人の努力があるからだけど。

メガネを変えて、気分を新たに!



ファンダメンタル・ベースボール・クリニック

2008-01-27 | ベースボール・クリニック
今日は、バッファロー・グローブ北東にある、ジョイ・オブ・ザ・ゲームというベースボール・アカデミーで、次男がファンダメンタル・ベースボール・クリニックという毎週土曜午後に行われる野球のクラスを受けにいった。

ジョイは、数年前にできた比較的新しいベースボール・アカデミーだが、冬の厳しい寒さで、外でトレーニングができないこの地で、野球の練習ができる貴重な場所である。そんなに広くないのだが、大人も含めてバッティングケージで打ち込みをしたり、土のあるマウンドで、本格的なピッチング練習ができるいい施設を持つ。

その子供たちの野球のレベルに応じたさまざまなクリニックがあり、次男が受けている小学校1、2年生用のファンダメンタル・ベースボール・クリニックは、小さな子供にもわかりやすく、かつ楽しみながら、野球の基礎が学べるように工夫されている。

小学校高学年ぐらいから、プロが使うような道具も使いながら、バッティング・スピードを高めるようなクラスもあり、コーチたちもアメリカ各地にセミナーに参加したりして、教える内容も研究しているようだ。

次男は、キンダーガーデンから、ジョイのクリニックに冬は通っているが、1人も日本人は見かけたことがなかった。しかし、去年の秋のクリニックからクラスの友達が2人参加、この1月からも1人加わり、4人の日本人がクリニックに参加するようになった。そのうち2人は、シャンバーグから来ている。シャンバーグの方は、こういう野球のクリニックがないという。

今日のクラスは、バッティング練習。ティー・バッティング、トス・バッティング、そして黄色く長い鉄のような棒をコーチが振り回してそれを打つバッティング練習と3つのステーションを4、5人が組になって回る。最後は、ティー・バッティングの競争。テニスボールをティーに置いて、思いっきり壁に向かって打つ。

終わったら、ベースボール・カードを10枚ぐらいもらう。みんなこの瞬間がとてもうれしいようだ。いつも昔の選手のカードが多く、母としてはがっかりするのだが、先週はなんと2007年のイチローのバッティング姿が入っていたので、次男は大喜び。他にもトム・グラビンやカルロス・リーなど大物があり、長男はウハウハ喜んでいたが、次男はその重要性はまったくわかっていない。まさに子豚に真珠ってやつですな。

長男のベースボール・カード収集は、順調で各チームかなりいい選手が満載されている。私もときどき開いてみて、悦に入っている。しかし、なぜかホワイトソックス時代の井口選手のカード数が少ない。毎回ウッドフィールド・モールにある「フィールド・オブ・ドリームス」でカードを買っていたが、井口選手のカードはいつも売り切れでなかった。それほど人気だったのだ。ところで、次男のまったく知らない昔の選手の大量のカードをどうしよう!

と話がジョイから横道にそれてしまった。通常、次男がクリニックを受けている間、長男と主人は、バッティング・ケージで交代で打ち込み、マウンドがあいていれば、ピッチング練習を行う。しかし、めずらしく今日は予約がいっぱいでとれず。うちは、ここの年間家族メンバーになっているので、予約さえすれば、家族の誰でもいつでも野球練習ができる。数百ドルかかるから、高く感じるが、何回でも家族全員(私も秘かにやりたいと思っている)が使えるので、お得だ。

また、元メジャーリーガーのコーチの個人レッスンもあったり、あのホワイトソックスのピッチング・コーチ、ドン・クーパーも1年に1回来る。去年の年末は来なかったけど。2月は、マイナーリーグのシャンバーグ・フライヤーズのフリーのクリニックが行われる。監督と選手がジョイのコーチとともに教えてくれるらしい。今週そのメールが入った瞬間、長男から「かして!」とパソコンを奪い取り、メールを機関銃のように打った。横で私のことをめったにほめない長男があっけにとられながら、「ママって英語打つのめちゃ早いね!」とびっくりしている。こんな時、昔取ったなんとかで、アメリカの通信社で秒を競って、英語でニュースを書いていた経験が生きる。案の定、翌日ジョイのオーナーのデイブから、「息子たちの2席はとれた。トレメンダス・リスポンス(おびただしい数の回答)のメールが入り、45席あったのはうまった。」とのこと。やっぱりね。なんたって、フリーだからね。

とにかく、冬の野球練習は、こつこつ基礎をつむしかない。春のリーグを待って、井口選手たちも日本でトレーニングに励んでいるから、息子たちもいいシーズンが迎えられるよう、練習しないと。

写真は、右上からジョイのファンダメンタル・ベースボールのクラスのメインのコーチ、エリック、真ん中がティム、左がザック。エリックは、丁寧で面倒見がいい。それでいて、ちょっとハンサムなので、母たちも連れて行き甲斐がある。
子供たちは、右からタイガ君、リョウ君、息子、サトシ君の4人の野球小僧たち。
楽しみながら、上達できるといいね。



シカゴ日本人学校全日校1、2年生そり遊び満開!

2008-01-26 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、摂氏マイナス台だったが、シカゴ日本人学校全日校の1、2年生は、アーリントン・ハイツ市の学校そばのトーマス・ミドル・スクール横のそり場で、そり遊びを満喫した。


子供たちは、最初からとばして、果敢にすべっていた。慣れている感じ。ちょうどいい距離のそり場で、さぞや寒いかと思いきや、風もやみ、ちょうどいいそりコンディション。そり遊びができるかどうかこの寒さで私たちは心配したけど、さすが日本人学校の先生たち。見事に絶好のコンディション日を選んでくださった。雪の堅さもさほどコチコチに凍ってなくて、ほどよく滑りやすそう。

みんなあちこちから、すべる、すべる。2、3人で組になっている子たちもいる。
これだけの日本人の子供たちが一気にそりを滑るのを見るのも圧巻か!


そう思っていたら、お母さんたちも「キャー!」と言いながら、楽しそうに滑ってる。童心にかえってますねえ。

おっと、1年生のかっこいい男と評判(?)の担任の先生が、なにやらとりだしてる。なんとでかいブルーの敷物のときにつかうビニール。これにみんな乗って、先生たちが引っ張る。7、8人の子供たちが乗ってます。なんと、最後のほうは、1年生のお母さんもかっこいい先生とそれに乗って、めちゃ楽しそうです。それを写真にとるお母さんも力が入ってます。担任の先生は、ほとんどアイドル状態です。

もちろん、その後、2年生もこちらは、かわいらしい女の担任の先生もヘルプのお母さんと一緒に子供たちをビニールにのせて、引っ張りました。みんなうれしそう!

いったいみんな何回坂をすべったのでしょう。そりを満喫できて、帰る頃は、満足感がみんなの顔にただよっていた。

2人の担任の先生とヘルプのお母さんたち、寒い中本当にありがとうございました。

2年生保護者の方のためにとりあえず報告まで。他にも写真を複数枚入れようかと思っていますが、このブログの使い方をマスターしていないので、また時間があるときに、トライしますので、またこのそり遊びのサイトをチェックしてみてください。

冬の子供たちの習い事は母にとって命がけ!

2008-01-25 | アメリカ生活雑感
昨日も今日もすさまじい寒さだった。今日は、確かまたまたウインド・チル・アドバイザリが朝の予報ででていたと思う。摂氏にするとマイナス20度ぐらいなのか?

昨日は、5時半ぐらいから下の子のスイミングがあったのに、記事を書いていたので、ちょっと出遅れたら、なんと外は雪。すでに降っていて、道路はばっちりお決まりのスライド状態。ダンディー・ロードを走り出して、「ああ、来るんじゃなかった・・・」と後悔しながら、のろのろ運転を半ばやけくそに、しかし、死ぬ気(?)でやる。後ろから、何台も抜かれようと、「絶対スピードださないぞ!」と誓いながら・・・まったく命と引き換えに、スイミングのクラスごときに必死にならんといかんとは・・・でも、運動不足で、ますます子豚ちゃん状態になってしまうし・・・10分遅れぐらいで着いたら、他の子供たちはみんな欠席もなくしっかりやっている。雪の日は早めにでなくては、とわかっていることを復唱。

今日は、上の子のバスケットのチームの練習日。バッファロー・グローブのアプタキシック・ジュニア・ハイスクールまで行かねば。6時半といういやな時間。必死で、夕飯の支度を終え、すげー寒さの中を凍りついた愛車、シエナが行く。

「ああ、もしも事故ったら、どうしよう!」車からでていく煙がなぜか妙に気になる。この地で、この寒さで事故ったら、凍傷になるかな。ポリスはすぐ来てくれるのだろうか。だから、絶対手袋と帽子はポケットに入れとけ!といつも口すっぱく子供たちに言ってある。たかが、片道13分ぐらいの運転だけど、冬の夜の運転はやはり命がけ。でも、子供たちの習い事のために母は頑張る!

そして、無事に暖かい家にもどって、安堵、安堵。今日もすべてのスケジュール終了。みんな元気!食欲もりもり!日本のように外を歩けないかとか、外で遊べないから、運動不足になるといくら言われようと、一日元気でこの地で過ごせたから、いいジャン。と自分に言い聞かせる。いろんなことがいつも頭のなかをめぐるけど、日本と比べるのはやめよう。いろんな心配は、日本に帰国が決まってからしよう。シカゴの冬の一日をのりきることのほうが大事です。他の母たちも同じように頑張っているんだろうね。




久し振りにコラム記事を書いた

2008-01-24 | アメリカ生活雑感
今日は、一日家にこもって、ひたすらコラム記事を書いた。シカゴ発のウェッブサイト上の情報誌「US新聞」からの依頼で、久し振りにちゃんと取材をし、今日やっと書きあげた。

日本語幼稚園に関する記事だが、詳しい内容は、でてからのお楽しみってことで。自分の過去の体験談を入れて、仕上げてみた。

エディターの藤河さんが、いつもメールで励ましてくれる。その励まし方が、すごく光っている。すごく温かくて、誠実な彼の人柄がメールにでている。いつも淡々としたエディターにしか出会ったことがなかったので、とてもうれしい。

いいメディアと出会えて、幸せです。ちなみに、US新聞の多佳子さんのコラムなどはクオリティが高いし、藤河さんの写真は、シカゴの町をクールながら、同時に温かく表現してる。まさに藤河さんの言うように「シカゴはクール」ね。では、皆様US新聞をよろしく!www.usshimbun.com


ペリーのドローイング2クラス@ハーパー・カレッジ

2008-01-23 | ハーパー・カレッジ
今日は、春学期が始まったので、約1ヵ月ぶりに、ハーパー・カレッジに行った。子供たちを朝バスストップに送っていった時、昨晩の雪と凍結で、道路のコンディションが危険な状態だったので、行けるかどうか心配したが、家を出る頃には、メインの道路の雪と氷は解けて、大丈夫だった。しかし、パーキングロットは、新学期が始まった初日のため、込んでいたので、雪で埋まった黄色い線を見分けるのが苦労した。

さて、私が取ったのは、「ドローイング2(デッサン)」のクラス。9月から取っていた「ドローイング1」で、デッサンの面白さにのめり込んだため、続けて取ってみた。教授は、ペリー・ポロックという正真正銘のアーティスト。彼の授業が面白く、人間味溢れていたため、またまた彼のドローイングのクラスを取ってみた。

今日は、さすがに、新しいクラスで、新しいメンバーのため、ちょっとアイロニックな冗談あふれるポロック節はでなかったけど、ちょいお茶目でハンサムなペリーの顔を久し振りに拝めて、安心した。やっと私の居場所にもどってきたって感じ。

授業の前に、隣に座っていた人が、大人の女の人だったので、すぐ話しかけてみたら、私のようにクラスは、1クラスのみしかとっていないという。すでに、アートの分野では、「デザイン1」「ドローイング1」「美術史1」を取っているという。働きながら、大学に通っているというから、同じような境遇だと(私の場合家事と子育てだけど)妙に安心した。前回のクラスでは、ほとんど若いフルタイムの学生たちがほとんどだったので、ざっくばらんに話せる雰囲気じゃなかった。

日本人の人も一人いるようだ。この大学に通い始めて、ずいぶんたつけど、日本人の学生と一緒にクラスになったのは、初めてだ。

ペリーは、スライドを使って、過去の学生たちがこのクラスでやったプロジェクトを見せている。ドローイングというよりもデザインに近いかのような作品群。抽象的な作品もあれば、今風のアニメ的な若々しい作品もあり、ちょっと私の分野じゃないぞという印象だ。私は、見たままをデッサンしたいんだけど・・・

前回は、鉛筆、チャコールなど白黒で勝負していたけど、今回は、ウォーターカラーやらパステルなど色のついた材料を使って、作品に挑む。うーん、自信がない!
と言っていたら、「大丈夫、君ならやれる!」とペリーに励まされ、というか丸め込まれて、家路についた。