Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

「デッサン2」クラスのプロジェクトとへビィな記事を同時並行でやる

2008-02-29 | ハーパー・カレッジ
今週は忙しかった。先週取材した記事のテープ起こしをして、記事をこつこつ書きながら、ハーパーカレッジの「デッサン2」のクラスのプロジェクトの仕上げをやっていたからだ。

今回のペリー(教授)のデッサン2のクラスは、みんな真剣にアートに取り組んでいる生徒たちばかりで、おしゃべりをしながらも、手は確実に動いている。さっさと仕上げている人もいるし、みんな色使いが斬新だったり、細かく陰影を作り出し、見事な出来栄えの人が多い。横目で見ながら、自分の作品を見ると、がっくりして反省点ばかりだ。

しかし、今週ペリーのアドバイスで、影の部分が自分なりに納得のいく色がでて、なおかつグラディエーションをつけるのに成功したので、ほっとした。

水曜日に、ダウンタウンのアートインスティチュートへ、注目のエドワード・ホッパーの展覧会を観に行くという企画をペリーがしてくれたのだが、大事な記事を書き上げなくてはいけないので、泣く泣く断念した。ペリーと一緒に行って、ホッパー絵画の世界を満喫しようと思ったけど・・・残念!

ペリーは、おとといのクラスで、みんなに大学内にあるカフェのスタバのコーヒーをおごってくれた。注文をとって、8人分も一緒にコーヒーを運んだ。ペリーとは2学期目なので、なんだか教授といえども、お互いバディ気分になっている。同じクラスのヒロミさんと「ペリーの顔を見ると、ほっとするね。」と言い合っていた。

同じクラスのもう一人の日本人ノゾムさんは、超まじめな大学生。日本語も英語も完璧にしゃべる。デッサンの才能もすごい!とことんつきつめてやるタイプ。ウーン、どうやったら、こんな子が育つんだろう。お母さんに会ってみたい!

さて、今日は次のプロジェクトに入った。マンガやぬりえからヒントを得て、それを変えながら、作品に仕上げるという難物。家中のマンガや絵本をひっくり返して、いいキャラを探す。本屋でも目をさらのようにして、面白いキャラがないか探す。ポケモン、トトロ、ウルトラマン、カービィ、スパイダーマン、ディズニーなどなど。ナイ!これっと思うのが。今日は、記事も仕上げなくてはならず、またまた重いテーマの記事とギャップのある超軽いマンガの世界を行き来した。頭の中が支離滅裂である。誰かいいキャラがあったら、教えて欲しい!

記事は、まもなくUS新聞に掲載されますので、また読んでください。今回も、かなり力を入れて、書きました!




富田先生1年間ありがとう!シカゴ日本人学校小学2年生の成長を!

2008-02-26 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、シカゴ日本人学校全日校2年生の最後の授業参観とクラスの懇談会があった。授業参観は「こんなに大きくなったよ。」という題の生活科の授業で、子供たち1人1人が生まれたときのエピソードやこれまでの歩みを作文に書き、それをみんなの前で発表し、私たち保護者の涙を誘った。

子供たちが発表している間、音響を交え、その子の赤ちゃんのときや幼児の頃の写真もスライドで見ながら、クラスの子供たちのささやかなこれまでの人生体験をほのぼのと楽しむ貴重な時間となった。

子供たちは、親たちにインタビューして、自分の名前の由来を説明したり、赤ちゃんの頃は何もできなかったけど、2年生でこんなことができるようになったと自覚したことを発表する子たちが多かった。この生活科の学習を通して、子供たちは、自分の親がどのようにして自分の小さい頃面倒をみてくれたか、感謝することも学んだようだ。

担任の富田先生は、シカゴ日本人学校全日校始まって以来の初めての女の担任の先生。今まで担任の先生は、ずっと男の先生というのが、シカゴ日本人学校での習わし(?)だったので、私たち保護者にとって、女の担任の先生は新鮮だった。小学2年生は、まだ低学年ということもあって、細やかな部分まで気がつく女の先生ならではの気の使い方に、私たち保護者は安心して、子供たちを任せることができた。みんな同感です。

この1年を振り返ると、クラスの児童の数が夏以降どんどん増え、26人と学校一の大所帯のクラスになり、イベントの多い学校なので、みんなをまとめるのに、富田先生もさぞや大変だったと思う。日々の勉強、運動、そして数々の思い出に残るイベントを富田先生は、子供たち自身の力が引き出せるように引っ張っていってくださった。

どの保護者も子供たちが発表するたびに、「みんな1年間一生懸命頑張ってきたね!」とうなずきながら、心の中でほめているのがわかる。

富田先生も懇談会で、この1年を総括して、「2年生の子は、転入生が入ってきても、困らないように助けてあげて、輪の中に入れてあげるという自然な暖かさがあります。みんな得意、不得意な所があるが、細かいところまで一生懸命な姿が印象的でした。1年生がいる場では、1年生にいろんな声かけをして、一歩づつ自立したのではないかと思います。」とうれしそうに、おっしゃった。

保護者の方もこの1年の富田先生のご苦労を感謝して、アルバム委員の内田さんと山口さんが中心となって、保護者たちが心を込めて作ったオリジナルのアルバムが先生に贈られた。思いがけなかったのか、先生の目に涙が光った。かわいらしい富田先生のイメージに合わせて、かわいいイメージでまとめられた素敵な手作りのアルバムだった。私も写真で協力したが、各ページアイディア満載で協力してくださった方、ありがとうございました。

最後に、富田先生、1年間みんなのことをみてくださって、ありがとうございました。これからも、ずっとみんなのことを見守っていてくださいね。

シカゴ日本人学校中学部保護者会・懇談会に行く・・・重要です!

2008-02-24 | シカゴ日本人学校全日校
昨日は、シカゴ日本人学校中学部の保護者会とクラスの懇談会があった。保護者会が始まる前、待っていたとき、1月のウイスコンシン州のアルパイン・バレーへの一泊のスキー旅行の写真のスライドを音楽と共に大きく映し出してくれるという心憎い演出。みんなの楽しそうな様子が伝わってくる。このときの写真は先生方が撮ってくださったのだが、かなりの枚数で、子供たちの生き生きした様子を知ることができた。それをCDに焼いてくれて、すぐに私たちに回してくださった。いろんなことを先生方がいつもしてくださるので、本当に頭が下がる。

飯塚先生のスキー教室の報告に続いて、中学部長の山田先生が、この一年を振り返った中学部全体の様子や感想を詳しく話してくださった。「みんな頼もしくなったと思う。みんなすべてに対して前向きで、一生懸命。その上すごく素直で、吸収力が強い。我々も、よし、この子らのために一生懸命やろうという力をいただいているので有難い。」と冒頭で、うれしいコメントを言ってくださった。

「3Cから4Cへ・・・つまり、勉強も行事も何事もチャレンジしようと感じたときに、チャレンジをすることを心がけさせた。そのためには、自分自身をチェンジ(変える)しなくてはいけない。自分を変えた後は、チャンピオンになるように、いろんなことにベストを尽くすように言ってきた。その結果、自分たち自身で、いろんなことをやるようになった。つねに何かをやろうと動いている彼らは美しい。」とほめてくださった。

ソーランを振り返って、「(部活のない日本人学校にとって)唯一のクラブ活動のようなものだが、今年は和太鼓を入れ、太鼓をたたいた本人たちも新しいソーランをつくりあげたという感じだった。」と満足気におっしゃった。私たちの息子たち中1は、今年ソーランを初めて踊り、最初はぎこちなかったけど、何回か踊るうちにだんだん慣れてきた感じだった。来年度は新中1を教える立場になるので、頑張ってほしい。新中3を中心に、ソーランもまたまた進化するだろうから、私たちも目が離せない。(去年のジャパン・フェスティバルでの中学部のソーランの様子はUS新聞のコラムでも読める http://www.usshimbun.com/childcare/futaba-soran.html)

クラスの懇談会では、担任の飯塚先生が、みんな勉強に行事に頑張っていることを保護者に伝え、さまざまな受験情報も教えてくださった。飯塚先生によると、中2の5月にある実力テストあたりから、受験も意識させたほうがよく、受験する高校をしっかりリサーチし始めなくてはいけないとのこと。最近は、公立高校の受験システムがかなり昔と変わってきているということで、推薦のやりかたも学校によってさまざまであり、学区が取り払われ、県内のいろんな学校を受けられるようになった県も多くなってきているとのことだ。夏休みに高校の説明会が行われるところが多いので、そういうときに一時帰国して、説明会を聞きに行くよう勧められた。

「ああ、いよいよ受験を意識する年齢になったのだ。」と私たち保護者は、お互い顔を見合わせた。

うちは、まったくまだ日本の高校のことを調べていないので、3月に一時帰国した際に、情報収集しなければと思う。日本人学校は、先生方の対応がいいので、安心だが、シカゴにいるので、日本の情報が限られるため、まずは自分でよく調べないといけない。受験を今まで意識していなかったが、中2になったら、いよいよ子供にとって人生最初の試練に立ち向かう時期に突入していくということだ。

写真は、2007年10月11日、文化祭での中学部全員が踊ったソーランの最後のフィニッシュの姿

必見!カブスのチケットを取る!福留選手応援しに行きます!

2008-02-23 | メジャーリーグ
今日は、いよいよ10時から今シーズンのシカゴ・カブスのチケットの売り出しだ。頼みの主人が日本に出張となり、私がチケットを取らなくてはならなくなった。勿論、こちらのメジャーのチケットなんて、今まで主人任せで、自分で取ったことがない。無事に取れるだろうか・・・今年は、福留選手の加入で、カブスがみんなの最大の注目球団になっているし、私たちも福留選手をリグレーフィールドでじかに見て、応援したい!親子4人のアメリカ生活での最大の楽しみがかかっているから、責任重大だ。

主人がプリントアウトしたスケジュールを見ると、4月5、6日のアストロズ戦(松井カズ選手)、5月26日のドジャーズ戦(斉藤選手、黒田選手)、そして、8月30、31日のフィリーズ戦(田口選手)に印がついている。私が一番見たい井口選手のいるパドレス戦には、印がついていない。5月の12日から15日のウイークディで、学校があり、子供たち自身の野球の試合と重なる可能性がある。ここは、無理ということか・・・残念!

3つのうちどれを優先で取るか、しばし考える・・・やはり、ドジャーズ戦であろう。メモリアルディの5月の終わりの祝日。シカゴで一番いい季節だ。アストロズ戦で、松井カズ選手も見たいが、4月の始めで、シカゴはこの時期湖からの風が強く、まだまだ寒く、冷え込むのは、今までの経験でわかる。季節のいい5月のメモリアルディのドジャーズ戦で、斉藤選手か黒田選手を見るほうを優先しようと自分の中で決定。なんだか、緊張。家事も手につかないが、金曜のごみ出しだけ、必死に終えて、電話を片手にパソコンをにらみつける。戦闘開始!

カブスのH/Pにアクセスするが、いったいどうやるのだろう。主人のオンラインのアカウントがあるはずだが、えい、いいや、自分のアカウントを作ってしまえ。10時前に大急ぎでアカウントを作り、スケジュールの表の取りたい日にちをクリックして、待機する。電話も番号を必死に確認。「電話とオンライン両方で同時に取っていけ。」との主人の指令なのだ。電話のほうが取りやすいだろうとのこと。なかなか取れないので、おそらく、午後までかかるだろうと言っていた。今日は、1時半から、日本人学校の中学部の今年度最後の大事な保護者会と懇談会があるのに・・・しかたがない。カブスのチケットを取ることが、うちの家族にとって今は大事だ。中学部の先生方、校長先生、もしも遅れたらすみません、許してください。

主人は、何年か前、カブス対ヤンキースというめったにないすごいカードのチケットを5枚バラバラの席で購入した実績がある。根性としか言いようがない。このときの試合、熱狂的なヤンキースファン(というか日本のジャイアンツファンで、松井ファン)の年老いた父も来ていて、家族はバラバラに座っていて、父は勿論熱狂的なカブスファンのおばさまたちに囲まれた。英語なんてしゃべれないのに、おばちゃんに話しかけられたもんだから、「ジャパニーズ、ノーイングリッシュ、OKヤンキース、マツイ、グッド」とかなんとか言っててもおこられず、カブスにヒットがでたとき、父もカブスファンと一緒に拍手したら、周りのおばさんたちににこにこして(はるばる日本から来たのねーって感じか)握手を求められたという。なんて、調子のいいじいちゃん。

10時前から、電話しだす・・・・まったくだめ!ひたすら、リダイヤルしっぱなし。何もできない。オンラインのほうもずっと待機中でだめ!こんなんじゃ、絶対とれないなあ!とほほ・・・洗濯機を回しながら、ずっと電話のリダイヤルを回し続ける。家事は片手でやりずらいので、今取材中の資料に目を通しながら、リダイヤルをずっと続ける。生と死というテーマの内容の重い資料だが、今自分が片方でやっている行為と程遠い。ああ、こんなんでいいのだろうか!

10時半ごろ、かかった!電話がつながった!肉声ではないが、順序だてて、機械の音声がゆっくり言ってくれたので、苦労しながらも確実にチケットが取れた。5枚分、なんとセクション4の10列目が取れた。内野のかなりいい席かも。すごい!かなりの額だが、払うしかない。ドジャーズ戦が取れた!

オンラインのほうを見ると、その後、すぐに、表示がでて、3月31日のブリュワーズとの開幕戦、8月9日のカーディナルス戦、6月のホワイトソックスとの3連戦がソールドアウトになっている。開幕戦が売り切れるのは早いが、もっと早く一瞬でソールドアウトになると思っていた。私もこのとき、開幕戦も取ろうとしたら、取れたのかということがわかる。次回の参考として、頭に入れておこう。

そして、アストロズ戦も取るため、気を取り直して、再び電話に挑戦する。しかし、2回目は長かった。ずっとつながらない。オンラインの方は、まったくダメ。やっと電話がつながったのが、12時半ぐらい。今度は、機械音声でなく、人が対応してくれたので、わかりやすかったし、安心して取れた。しかし、さすがにこの時間では、いい席がなく、1塁側の外野ということだった。ということは、福留選手ってライトだから、福留選手の近くかなあとかすかに思いながら、注文する。こちらは、ドジャーズ戦で取ったチケット代の3分の1以下とかなり安い。

このあたりで、オンラインを見ると、8月と9月の2日のカーディナルス戦がソールドアウトと追加されている。なるほど、やはりカーディナルス戦が人気ね。

とりあえず、無事使命を果たし、日本人学校の保護者会にも余裕で間に合うので、ほっとする。よかった。今まで、カブス戦は人気で、チケットを取るのがむつかしいと聞いていたが、今日のカブス戦チケット取り初体験で、意外とあっさり第一弾は電話で取れるということが、判明した。オンラインはまったくダメでした。

福留選手応援しに行きます!


追伸:しかし、リダイヤルのやりすぎで、電話がおかしくなってしまった。相手に雑音しか聞こえないらしい。あまりに強くリダイヤルを押しすぎたのかも。
カブスのチケットの代償かあ。困ったなあ・・・







シカゴ日本人学校で、ガドガドグループがゆかいな音楽コンサートをプレゼント!

2008-02-22 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、シカゴ日本人学校全日校の大体育館で、「ガドガド」グループがユニークな音楽のコンサートを小学1年生から4年生及び保護者とその小さな兄弟、姉妹たちにプレゼントしてくれた。ガドガド(「インドネシア語で「寄せ集め」という意味)は、「青山こどもの城」で活躍する4人編成の日本人グループで、世界の民族音楽も各地の楽器を使って取り混ぜ、NHKの「おかあさんといっしょ」にも出演し、日本で人気があるという。

基本的には、ピアノ、ドラム、ベース、ボーカルで編成されているが、アフリカやアジアの独特の音がでるユニークな楽器を使ったり、ときにはお酒(?)や水道管までもを楽器にして「メリーさんの羊」を演奏してしまう。そのユニークな才能と演出に子供たちはびっくり!ガドガドが届けるゆかいな掛け声、パントマイムや踊りを子供たちは一斉にまねして、即興の一体型のコンサートが繰り広げられた。先生方やお母さんたち、小さな子供たちも全員参加して、ガドガドと一緒に踊りを楽しんだ。

途中、茶髪のボーカルのお兄さんが、曲芸を見せると、会場は大いに盛り上がった。ガドガドが子供たちの心を見事にとらえて、みんな集中して、メンバーの動きに合わせて、手拍子や踊りを進んでやっていたのに驚いた。ガドガドオリジナルの曲の演奏では、子供たちから親の私たちにまで心にしみるほどのいい詩をボーカルのお兄さんが届けてくれた。私も彼らのCDがほしくなったほど。

ガドガドグループは、日本、ヨーロッパ、アメリカなどで公演を行っているという。今日のコンサートは、ANAが企画して、シカゴの子供たちを喜ばせてくれた。ガドガドは、きっと子供たちが大好きなのだろう。また、いつかどこかで、みんなガドガドのメンバーに会えるといいね!

子供たちのスポーツのチームフォト

2008-02-21 | リトルリーグ
今日は、息子たちのスポーツのチームフォトの話。毎シーズン、スポーツのチームが新しくなるたびに、チームで記念写真を撮る。2人の息子たちの試合の合い間をぬって、「ピクチャーディ」という日に、バッファローグローブ北のハーフディロードにあるツィン・グローブ・ジュニア・ハイスクールまではるばるでかけた。(最近は、近所のクーパー・ミドル・スクールが多く、助かっているが)

最初は、アメリカ人のチームメートと写真におさまるというので、記念にもなるから、大喜びででかけて、1人のかっこいいポーズをつけた写真も同時に撮ってくれるので、いろんな大きさの写真やグッズを注文していた。野球のチームフォトのときは、ベースボールカードに仕上げてくれたり、はては、息子の写真が大きなバッジになったりと、あの手この手で、いろんなものを注文するようにできていた。さすがに、スポーツ誌の表紙になっているような写真は注文しなかったが。上の息子が、小学2,3年生の頃、チームの監督の奥さんが、双子の息子たちが写っている大きなバッジを2つつけて、堂々と現れた時は、「ウーン、かなりの親ばかだなあ。」とびっくりしたものだ。

上の息子なんて、シカゴにきて各シーズンさまざまなスポーツのチームに属するものだから、もう13、14回ぐらいチームフォトを撮っているのではないだろうか。数年前からやり始めた秋の野球のチームは、チームフォトを撮らないので、私が撮り、みんなにメールするのだが、自分で言うのもなんだが、プロよりもずっといい仕上がりだ。プロが撮影するチームフォトは、各リーグチームの数がすさまじいから、流れ作業になってしまう。アメリカって、スポーツがらみのビジネスがかなりもうかるのだろう。

去年春に日本で一眼レフを購入して以来、リトルリーグのアメリカ人たちの写真を撮ることにはまってしまい、それを主人がCDに焼いてチームのみんなに渡したら、コーチたちにとても喜ばれた。私としては、主人が忙しくコーチもできず、私もビジネスマネジャーもしていないので、せめてカメラマンとして、チームの写真を撮り始めようと思ったのが、きっかけだった。チームパーティの時、みんなが本当にうれしそうに、写真に写った自分の子供たちのバッティングやピッチングフォームを何回も見ているので、やってあげてよかった。コーチたちは、試合にかかりっきりで、自分の子供たちの写真を撮ることができないから、よけいに有難いのだろう。

でも、ファインダーからのぞくリトルリーガーたちの雄姿は、本当に美しい。ユニフォームの鮮やかな色やグラウンドの土煙りが立ち上る独特の瞬間を切り取るのが、快感だ。もう完全に趣味になってきたよう。自分の息子以外のアメリカ人のチームメートたちを撮るのも楽しくってしょうがなかった。なんというか、ユニフォーム姿がさまになっているのだ。

さて、再び、チームフォトの話にもどるが、残念なことに、バスケットのチームフォトに写る人数が、年々少なくなってきている。全部でメンバーは10人いるのだが、上の右下の写真のように、去年は6人しか写ってないし、(監督さえいない)今年は、左下の写真のように、監督を真ん中にして、なんとさびしいことに4人しか写っていない。アメリカ人も毎シーズンやっているから、「もういいや!」ということなのだろう。今のところ、うちは、毎回一応写りに行っている。

バスケットに比べて、野球のほうは、上の息子の年齢でも出席率がいい。下の息子のおとどしのティーボールのチームに至っては、12人の子供たちに6人のコーチが写っていた。やはり、小さい子たちの親は熱心だね。

4月からの野球のシーズンが待ち遠しい!今年もリトルリーガーたちのいいショットをバシバシ撮りまくるつもりだし、次男が仲のいい監督のチームに引き抜かれたら、チームのビジネスマネージャーに立候補しようかと秘かに思っている。これまで、さんざんお世話になっているので、そろそろちゃんとボランティアもしないとね。コンセッションスタンドなどの売り子のボランティアワークは、大変そうに見えるけど、これがやり始めるとなかなか楽しい。ぜひ皆様、一度学生のアルバイト気分で売り子に挑戦してみてください。

久し振りに親子で日本クリニックを訪問

2008-02-20 | 病院
今日は、おそらく1年以上ぶりに、日本クリニックを訪れ、親子3人でインフルエンザの予防接種を受けた。(今頃で、かなり遅いけど)ここのところ、子供たちはまったく病気をせず、うれしいことに、日本クリニックにお世話にならずにすんでいる。去年インフルエンザの予防接種を受けて以来だ。久し振りに子供たちのかかりつけの先生に会えるかと思いきや、出張でいらっしゃらなかった。残念!重要なことを聞いたのだが、看護婦さんの話では、最近インフルエンザがはやってきているという。手洗い、うがいをお忘れなく!

日本クリニックのかかりつけの先生には、息子たち2人が小さな頃からずいぶんお世話になった。上の息子が、日本にいた小さい頃から低学年にかけては、アレルギー性鼻炎からくる喘息の症状がときどきでていたので、ちょっとしたことでも、「もしかして、喘息?」と疑って、病院にはまめに足を運んで、ひどい時は、薬を吸入していた時期があった。今の図体のでかい息子からは、考えられないが。よく子供たちは、体力がつくと、自然に喘息も治るというが、まさにその通りであった。シカゴの土地も体に合っているのか、こちらにきてから、アレルギーの症状がぴたりと止まった。

それでも、小学校5年生ぐらいまで、2回ぐらい風邪をこじらせて喘息になり、それがひどくなり、肺炎になりかけたことがあった。一時帰国のとき、日本でアレルギー症状がでて、喘息になり、治らずにシカゴに帰ってきて、日本でもらった薬が切れたので、いつもの咳止めのラビタッシンを飲ませたのがいけなかった。ますますせきが止まらなくなり、肺炎になりかけていて、喘息の時にそのラビタッシンを飲むと、症状が悪化すると先生に言われて驚愕した。「とんでもないことをした。」と深く反省し、アメリカの薬局で買える薬は、使い方で危険なことになると肝に銘じた。タイラノールやモートリンなど、熱がすぐ引き、親にとって便利な薬が多いが、日本の薬より強いのだろう。歯槽膿漏用のうがいをする薬をあやまって飲んで、全身にジンマシンがでて、1週間全身がかゆかったことも息子は経験している。皆様、こちらの薬はよく調べてから慎重にお使いください。

上の息子が小学5、6年生になると、卒業式の練習などで立ちっぱなしだと貧血で倒れたりと、誠にお騒がせな奴であった。よく、私の携帯に担任の先生から呼び出しがあり、学校に行くと、事務所に息子が寝ていた。(当時の担任の先生、本当にお世話かけました)かかりつけの先生の話だと、この貧血症というのは、これぐらいの年齢の子供たちに多く、治しようがなく、水分をよくとるしかないとか。主人も高校生の頃、駅のホームで貧血で倒れ、線路に落ち、近くの人が引っ張りあげてくれて、(その直後に電車がきた)九死に一生を得たという経験があるので、父親譲りの体質であるといえる。中学部の先生、長時間立ちっぱなしのときは、どうか息子のことをよろしくお願いします。

また、忘れもしない事件が、上の息子は、小学3年生の交流学習の時、(たしか肺炎になった直後のことだ)バッファロー・グローブの現地校で突然倒れて、現地校の先生の計らいで救急車で運ばれた。息が苦しそうで、足腰がたたなかったのが、いけなかった。「どこかおかしい箇所があるのでは?」と疑われたのである。検査のため、アーリントン・ハイツにあるノースウェスト・コミュニティ・ホスピタルに入院し、一泊。脳のCTスキャンを含むあらゆる検査の結果、どこも悪くなく、どうやら単なる貧血だった。またまた、お騒がせな!しかし、ゲームし放題の、いい食事がでて、ホテルのような病院の待遇のよさに、「また入院したくなった。」と息子はのたまった。このときも、日本クリニックのかかりつけの先生は、次の日の朝早く、コミュニティ・ホスピタルに息子を見舞ってくださった。確か、このときの請求書の額は、4500ドル以上であったかと記憶している。大方保険でまかなったので、払ったのは数百ドルだったであろうか。やれやれ。しかし、どこも悪くなくてよかった。

日本クリニックや慶応ノースウェスタン・クリニックなどの日本人のお医者さんがいる病院があるので、私たちも安心して、シカゴに住める。やはり、何かあったときに、日本語で対応してもらえるのが、本当に有難い。

去年の3月花粉症の時期に日本に一時帰国したとき、上の息子は、かなりひどい花粉症の症状がでた。今年も3月に一時帰国するので、今日はそのための薬を処方してもらった。その薬で、症状がとまるといいのだが。

しかし、上の息子に比べて、下の息子は小さい頃から丈夫だ。プリスクール時代から、病気で学校を休んだという記憶がまったくない。好き嫌いが上の息子よりあって、夜遅くまで起きているときもよくある。なぜ、こんなに丈夫なのか不思議である。上の子よりも下の子のほうが強いのだろうか。

しかし、こんなに息子たちが、シカゴの土地になじんでしまって、日本に本帰国したときが、なんだかこわい。

バッファロー・グローブの「エスケープ」で家族でボーリングを楽しむ

2008-02-19 | スポーツ一般・娯楽
今日は、午後からかなり寒くなってきて、雪もちらついてきたので、バッファローグローグの人気娯楽施設、「エスケープ」で、家族でボーリングを楽しんだ。

エスケープは、バッファロー・グローブの中心地に位置し、シアターやさまざまないいお店のある感じのいいタウン・センターという人気のモール内にあるため、いつも小さな子供からティーン・エージャー、大人と幅広く楽しんでいる。ボーリング以外にも、レーザーガンで打ち合い点数を競う、レーザー・タッグやゲームセンター、バッティング・ケージと冬の室内で楽しむ娯楽に持ってこいの場所である。

私の記憶では、うちがシカゴに6年前に越してきてすぐの頃、このエスケープができて、上の息子の仲良しのアメリカ人の友達ジェームスの誕生会がここであった。それ以来、野球のチームの最初のペアレント・ミーティングに個室が使われるなど、バッファロー・グローブの貴重な交流場所としてもみんなに利用されている。

シカゴ日本人学校全日校からも車で10分ぐらいと近いので、上の息子の学年は、ちょくちょく冬はエスケープで、ボーリングやレーザー・タッグで、クラス単位で楽しんでいる。親にとって誠に有難い場所である。

うちの家族もたまにここでボーリングをしている。ボーリングは、ガーターにならないようなゲートをつけると、小さな子供でも十分プレーできるので、家族ぐるみで楽しめるスポーツだ。

エスケープの受付をしようとしたら、早速知り合いのアメリカ人に出くわした。1月に私が投稿した中にでてきた、上の息子のバスケットの試合で対戦したチームにいた美形のブライアンとその父親ビクターだ。「よっ」というと、「今バッティングケージで(ブライアンが)打ち込みをしてきた。」と言う。「うちは今から家族でボーリングよ。」と言うと「そりゃいいアイディアだ。」と言いながら、帰って行った。3月の終わりから野球のチームの練習が始まるので、野球少年のブライアンも着々と準備しているようだ。ビクターは、息子のスポーツに対して、とても熱心で、いつもチームのコーチを引き受けている。何回か息子とブライアンは野球でもバスケットでも同じチームメートになっている。うちの息子も毎週バッティングケージで打ち込みで調整をしていて、どの野球少年も同じだ。息子たち2人が、さまざまなスポーツをバッファロー・グローブでしてきたおかげで、バッファロー・グローブのあちこちで知り合いに出会う。

今日は、2ゲームして、みんなの調子はまあまあ。私も今日はストライクが何回かでて、ストレス解消!いい音楽も鳴っていて、途中、私の大好きなヘビメタのガンズ・アンド・ローゼズの「You could be mine 」という曲がかかったので、ますます調子がでた。(実は、私と主人は、ヘビメタ・ハードロック大好き人間)下の息子は、両手でドデンと落とす小さい子ならではの投球法。主人が教えて、やっと片手に。下の息子は、スコア100までいくが目標だったのだが、今日は2ゲームともそれに届かなかったので、終わったら、ぶつぶつ文句を言っていた。よほど、くやしかったのだろう。

ただ、このエスケープで、下の息子が5歳ぐらいの時、上のお兄ちゃんたちとボーリングをやっていて、指をボールにはさんで、骨にひびを入れた経験があるので、小さな子供たちは、要注意だ。

隣で10歳ぐらいのアメリカ人の男の子2人だけで(親はいなかった)やっているレーンで、ボールが途中で止まってしまい、彼らが何回もそのボールに向かってボールをころがしてぶつけようとしている。ピンを落とすバーにまで何回かぶつけて、機械もおかしくなってしまっている。困った奴らだと思い、しっかり注意したら、係の人がでてきた。やはり、小学生中学年ぐらいまでは、ボーリングは親が見ていたほうがいいような気がする。



eScape

350 McHenry Rd
Buffalo Grove, IL 60089
847-821-9000
www.escape.us

息子の7年生のバスケットボールリーグ大詰め

2008-02-18 | バスケットボール・リーグ
今日は、夕方上の息子の7年生のボーイズ・バスケットボール・リーグの試合が、バッファロー・グローブ・ハイスクールであった。今シーズンこのリーグは、全部で10試合あるのだが、今日は7試合目。その後、トーナメントもある。

このバスケットのリーグは、バッファロー・グローブ・パーク・ディストリクトのプログラムなのだが、トーナメントを行うのは、7年生からなので、リクレーショナルな目的とはいえ、ややコンペティティブになっているかなとも感じる。1月初めから始まったこのリーグももう大詰めを迎える。

息子のチーム、コネッティカットは、今まで5勝1敗で、結講強い。しかし、今日の相手チームは、ノース・カロライナというチームで、コネティカットが唯一負けたチーム。たしか接戦の末、1点差で惜敗したと記憶している。昨日、野球のクリニックで息子のチームの監督バリーに会った時、「明日は負けられない!」という感じのことを匂わせていた。

バリーとこのとき初めてゆっくり話したのだが、(最近、私も他のアメリカ人の親たちと同じようにドライブスルーのように息子を練習場の中学校にただおろし、迎えに行くだけなので、監督とあまり話す機会がない)バリーの息子のジューディは4人兄弟の末っ子なので、バリーはいろんなスポーツで監督の経験がかなりあるようだ。野球のリーグでも監督をやっていたのを主人が記憶している。バリーが言うには、このところさまざまなスポーツで、年々トラベルチームに入る年齢が低くなり、その数も増えているという。トラベルチームなどに入って、子供たちが小さな頃からコンペティティブな環境に入り、プレッシャーを感じるのはよくない。しかし、スポーツを楽しみながら、ある程度コンペティティブになるのも必要である。そのバランスのとり方がむつかしいねとバリーは強調していた。私も同感。

そして、バリーが、息子がこのところリバウンドやカットに積極的になっていて、技術が向上していることを言ってくれたので、「鋭く一人一人を見てくれているんだ。」とうれしくなった。うちは、野球一家で、息子も野球に賭けていて、バスケットは冬のトレーニングだと割り切っている。でも、やるからには、チームに貢献できるようがんばってほしいのが親心。

さて、試合の方だが、強豪チームを相手に、コネティカットはかなり善戦。リードしたかと思うと、逆転の繰り返しのシーソーゲームというすごい試合になった。相手のチームの3人の選手たちの動きがかなりシャープで速い。確実にシュートを決める選手が1人いて、リードされがちになる。

息子も、素早くコートを横切って、いい場面でロングシュートを何回か試みるが、なかなか決まらない。他のメンバーも相手チームにちょっと押されぎみなのをどうにか阻止しようと必死にボールを取り返している。すごい接戦の試合になっていった。

後半過ぎに、ちょっとしたことで、点数を広げられ、「ああ、これまでか!」と思ったら、またまたあきらめずに、コネティカットが追いつきそうになる。そして、残り数十秒で、バリーが背の高い2人の選手に3ポイントシュートの指示をだす。しかし、その2人がミスってしまい、相手にボールがわたり、また数ポイント入り、最後は45対41でコネティカットが負けた。

終わって、全力を尽くしたという感じで、みんなうなだれ気味。バリーがミーティングだとみんなを集めるが、最後にミスって、シュートができなかった背の高いジェイクが顔を上げず、ひたすら泣いている。ミーティングの最中、もう1人指示がだされて、シュートが最後できなかったアレンも責任を感じて、顔を上げて泣いている。

みんな勝つことに一生懸命だ。試合中もバスケットというスポーツはみんな走りっぱなしで、全力を尽くしているのが、見ていてわかる。いいチームに息子は入ったと思うし、息子の動きが毎試合よくなっているので、親としてとてもうれしい。アメリカって、いろんなスポーツを楽しめる国で、その国でスポーツを頑張っている息子が、私はうらやましい。

マイナーリーグ、シャンバーグ・フライヤーズのベースボール・クリニック

2008-02-17 | ベースボール・クリニック
今日は、いつも息子たちが通うバッファロー・グローブのジョイ・オブ・ザ・ゲーム・ベースボール・アカデミーで、シカゴ郊外にある地元の人気マイナーリーグのチーム、シャンバーグ・フライヤーズによるベースボール・クリニックに息子二人が参加した。

シャンバーグ・フライヤーズの監督、スティーブ・マードック氏(背番号14番)自ら率先して、ファンダメンタルなバッティング、ピッチングのフォームの説明があり、二人の現役選手と共に、実際に直接子供たちに丁寧な指導を行った。

フライヤーズの監督2年目のマードック氏は、監督とは思えないほど、現役選手のように動きがきびきびして、若々しい。他の二人の選手たちもとても親切でやさしく、手取り足取り熱心に子供たちのフォームを調整してくれていた。

二人の現役選手は、一人がスマートで背の高い黒人の3塁手、スティーブ・フレンド。もう一人のハンサムでがっちりした白人の選手は、外野手で、背番号22番のコーレイ・スタング。下の息子は、スタングに丁寧にバッティングフォームをチェックされていた。

ジョイ・オブ・ザ・ゲームのおなじみのコーチたちも一緒にグループごとに分かれている子供たちに指導。プロの監督と選手が指導にきているとあって、いつものジョイのクラスより熱気むんむんで、子供たちも真剣に耳を傾けていた。

上の息子は、ピッチングフォームを見てもらっていたが、昼間同じ場所で投げ込みをしていたので、ボールがきれいに流れ、ストライクが入っていた。現在バスケットのチームに息子は入っているのだが、偶然同じグループに息子のバスケットのチームの監督の息子ジョーディも一緒になり、ジョーディの父親であるバリーも熱心にフライヤーズの監督や選手の言うことをメモしていた。

2時間という長めのクリニックだったので、みんな保護者は子供たちを送って、帰りに迎えに来るだけかと思ったら、アメリカ人の父親たちは、かなり残って、フライヤーズの教え方をじっと見学していた。40人ぐらいのさまざまな年齢の子供たちが参加していたようだ。

今回の企画は、ジョイによるフリーのクリニック。こんな貴重な機会はのがす手はない。私たちも恩恵をもらい、息子たちの仲良しの近所の野球友達、コウキ君とシンジ君兄弟も誘って、日本人は4人で参加。クリニックの最後は、サイン会。フライヤーズの監督と二人の選手に全員サインしてもらって、4人の男の子たちは大満足であった。フライヤーズの開幕戦のただ券も各自もらったので、今年は、ぜひフライヤーズを応援しに、シャンバーグにあるアレックシアン・フィールドに行きたいものだ。

Alexian Field
1999 S. Springinsguth Rd. Schaumburg, IL 60193
847-891-2255
http://www.flyersbaseball.com


Joy of the Game Baseball & Softball Academy
1455 Busch Pkwy.
Buffalo Grove, IL 60089
847-850-5691
http://www.joyofthegamebaseball.com


写真は、左から三塁手スティーブ・フレンド、真ん中が、監督のスティーブ・マードック、右が外野手のコーレイ・スタング