今日は、下の息子が通う小学校の冬恒例の持久走が行われた。12月だというのに、ぽかぽかと暖かい日差しと雲一つ無い真っ青な空の下、男女に分かれて、各学年の子供たちがいっせいに走り、日ごろの持久力を競った。
息子は、持久走に参加するのは、初めて。11月に何回か行われた練習では、「きついから、歩くしかない!」などと言っていたので、私はやきもきして、息子にとって、先月の音楽会に続いて、大きなチャレンジングなイベントとかなり心配した。
1、2年生が800メートル、3、4年生が1200メートル、5、6年生が1700メートルの距離を走り、校庭を半周から2周して、学校の外を簡単にぐるりと周る。知り合いのお母さんたちの話によると、この距離は子供たちの持久力を比べるのには、短いのだそうだ。本当の意味での持久力は、もっと長い距離でないと、わからなくて、この距離だと持久力が足りなくても、短距離が速い子供が気力で、突っ走り、上位を獲得してしまうという。
しかし、うちの息子にとっては、長距離を走ったことがないので、とにかく遅くてもいいから、完走できるだけでいい。どうか完走できますように!と祈る母。校庭には、多くの母親、及び父親たちがわが子の晴れ姿を見ようと集まっている。ビデオを片手に、自分の子供が上位に入る自信がある親たちは、気合がはいっている。日本の母親たちは働いている人が多いから、こういうイベントに無関心かと思えば、みんなパートを遅刻したり休んだりして、ビッグイベントにのぞんでいる。「ナーンだ。日本でもシカゴでも親たちが熱心なのは、みんな同じなのね。」とほっとする。
引越してきて間もないので、知り合いがあまりいなくて、1人さびしく応援するのだと思ったら、次から次へと友達が現われ、「ひさしぶり~!」とぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ。中には、7年ぶりの古い友達がいて、すごい勢いで、自分自身の話をし、アメリカのことを質問される。私はその勢いにポカ~ンとしてしまう。数人の友達が、息子と同じ学年の友達を紹介してくれる。他のクラスだが、彼女らの子供が男の子とのこと。初めて話すが、なごやかに、情報交換。ラッキー!こういうイベントがあると助かる。
さて、息子たち3年生は、一番に走る。息子たち男の子たちは、最初の女の子軍団の後だ。1クラス33人ぐらいで、4クラスだから、130人ぐらいだろうか。その半分だから、70人前後か。すごい固まりの男の子たちが一斉に飛び出す。
友達の話では、このときが危ないのだそうだ。過去、このときに勢いがありすぎて、ころんで怪我をする子供たちがいたという。他の学年だが、骨折をした男の子もいたそうだ。日本の小学校は、年々子供の数が少なくなっているとはいえ、1学年1クラスしかないシカゴに比べると、ド迫力だ。
さて、息子は黙々と無表情で、走る。最初は、後半より後ろの方だったが、抜かしたりしている。「がんばれ~!息子よ!」
校庭を2週して、外へみんな出て行く。大急ぎで、外を見に行く。あっという間に、先頭集団が学校の校門にもどってくる。速い!息子の数少ない友達のケンちゃんが、その中にいる。ケンちゃんは剣道をしている。普段からきたえているんだろうなあ。ケンちゃんのお母さんもお父さんと応援に熱がこもる。「ケン、がんばれ~!」ケンちゃん、堂々の3位でゴール。
息子が、外から校門に向かってくる。後方軍団の中だが、まだまだ、後方に何人もいる。やったじゃん。スピードもおちていない。「ケンちゃん、3位よ~!」歓喜するケンちゃんのお母さんの横で、もっと大げさに興奮して「息子が完走できて、本当によかったあ!」と私は飛び上がるぐらい大喜びする。周りから見れば、なぜ??と思われただろう。上の息子の友達のお母さんも息子を応援してくれた。シカゴ日本人学校全日校での日々の運動がきいていたのかしら。本当にありがとう、イダせんせ~い!大大感謝!息子でこの調子だから、全日校3年生のみんなは、日本でも絶対大丈夫よ!
息子に続いて、後方の子供たちが、必死で走る。最後の2、3人の子供たちには、みんな拍手で迎える。中には、きつくて歩きたくなる子もいるだろうが、完走することに意義があるのだ。親たちは、上位に勝利した子供の親には、「おめでとう!」と表面上は祝福しているが、なんとなくくやしさがただよっている。子供にとっての一大イベントの持久走。が、親としての威信がかかっているので、親にとっても一大イベントなのだ。私は、息子が完走できて、今日は1日気持ちが良くて、ハッピーだった。息子、第二関門突破!
息子は、持久走に参加するのは、初めて。11月に何回か行われた練習では、「きついから、歩くしかない!」などと言っていたので、私はやきもきして、息子にとって、先月の音楽会に続いて、大きなチャレンジングなイベントとかなり心配した。
1、2年生が800メートル、3、4年生が1200メートル、5、6年生が1700メートルの距離を走り、校庭を半周から2周して、学校の外を簡単にぐるりと周る。知り合いのお母さんたちの話によると、この距離は子供たちの持久力を比べるのには、短いのだそうだ。本当の意味での持久力は、もっと長い距離でないと、わからなくて、この距離だと持久力が足りなくても、短距離が速い子供が気力で、突っ走り、上位を獲得してしまうという。
しかし、うちの息子にとっては、長距離を走ったことがないので、とにかく遅くてもいいから、完走できるだけでいい。どうか完走できますように!と祈る母。校庭には、多くの母親、及び父親たちがわが子の晴れ姿を見ようと集まっている。ビデオを片手に、自分の子供が上位に入る自信がある親たちは、気合がはいっている。日本の母親たちは働いている人が多いから、こういうイベントに無関心かと思えば、みんなパートを遅刻したり休んだりして、ビッグイベントにのぞんでいる。「ナーンだ。日本でもシカゴでも親たちが熱心なのは、みんな同じなのね。」とほっとする。
引越してきて間もないので、知り合いがあまりいなくて、1人さびしく応援するのだと思ったら、次から次へと友達が現われ、「ひさしぶり~!」とぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ。中には、7年ぶりの古い友達がいて、すごい勢いで、自分自身の話をし、アメリカのことを質問される。私はその勢いにポカ~ンとしてしまう。数人の友達が、息子と同じ学年の友達を紹介してくれる。他のクラスだが、彼女らの子供が男の子とのこと。初めて話すが、なごやかに、情報交換。ラッキー!こういうイベントがあると助かる。
さて、息子たち3年生は、一番に走る。息子たち男の子たちは、最初の女の子軍団の後だ。1クラス33人ぐらいで、4クラスだから、130人ぐらいだろうか。その半分だから、70人前後か。すごい固まりの男の子たちが一斉に飛び出す。
友達の話では、このときが危ないのだそうだ。過去、このときに勢いがありすぎて、ころんで怪我をする子供たちがいたという。他の学年だが、骨折をした男の子もいたそうだ。日本の小学校は、年々子供の数が少なくなっているとはいえ、1学年1クラスしかないシカゴに比べると、ド迫力だ。
さて、息子は黙々と無表情で、走る。最初は、後半より後ろの方だったが、抜かしたりしている。「がんばれ~!息子よ!」
校庭を2週して、外へみんな出て行く。大急ぎで、外を見に行く。あっという間に、先頭集団が学校の校門にもどってくる。速い!息子の数少ない友達のケンちゃんが、その中にいる。ケンちゃんは剣道をしている。普段からきたえているんだろうなあ。ケンちゃんのお母さんもお父さんと応援に熱がこもる。「ケン、がんばれ~!」ケンちゃん、堂々の3位でゴール。
息子が、外から校門に向かってくる。後方軍団の中だが、まだまだ、後方に何人もいる。やったじゃん。スピードもおちていない。「ケンちゃん、3位よ~!」歓喜するケンちゃんのお母さんの横で、もっと大げさに興奮して「息子が完走できて、本当によかったあ!」と私は飛び上がるぐらい大喜びする。周りから見れば、なぜ??と思われただろう。上の息子の友達のお母さんも息子を応援してくれた。シカゴ日本人学校全日校での日々の運動がきいていたのかしら。本当にありがとう、イダせんせ~い!大大感謝!息子でこの調子だから、全日校3年生のみんなは、日本でも絶対大丈夫よ!
息子に続いて、後方の子供たちが、必死で走る。最後の2、3人の子供たちには、みんな拍手で迎える。中には、きつくて歩きたくなる子もいるだろうが、完走することに意義があるのだ。親たちは、上位に勝利した子供の親には、「おめでとう!」と表面上は祝福しているが、なんとなくくやしさがただよっている。子供にとっての一大イベントの持久走。が、親としての威信がかかっているので、親にとっても一大イベントなのだ。私は、息子が完走できて、今日は1日気持ちが良くて、ハッピーだった。息子、第二関門突破!