北朝霞駅から市内循環バスに乗って、根岸台というところで降りて歩いて見ることにしました。おやっ、お寺があったぞ。
さて、何というお寺なのでしょう? まず入って見るか、
ずらりと六地蔵が立っています。その向こうには本堂が見えました。
立派な構えです。
梵鐘堂もありますね。ひと通りぐるっと回り出て見ると、
すぐ脇に会館があります。いろいろな仏事に使われているのでしょうね。ところで、この台雲寺というお寺はどんなお寺でしょう?
真言宗智山派の台雲寺は、西林山養安院と号します。創建年代等は不詳ながら、当初は東方の堂山にあり、その後西方にあたる当所へ移転、台雲寺六世法印定政が天正年間(1532-1555)が中興したといいます。台雲寺所蔵の文化財には鉄造阿弥陀如来立像(朝霞市指定有形文化財)この仏像は、台雲寺に伝わるもので、像高約20cmの小像ながら、鋳造技術にはみるべきものがあり、製作年代は、鎌倉末期~室町時代初期のもので、鉄仏としては市内唯一で、県内でも非常に貴重な作品であるとありますが、残念ながら一般には公開されていないのでしょう。ちなみに、ここには県指定文化財の板碑群があるそうですが、わかりませんでした。「本尊(阿弥陀如来)は木彫の坐像であるが、胎内の墨書紙片によって、村中の念仏講中から浄財を募り、元禄十四(一七〇一)年江戸仏師大学二二歳が造立したものであることがわかっている。幸いにして、昭和の戦火による本堂焼失から免れた。焼失した本堂は昭和三年のもので、今ある本堂は昭和三十一年完成のものである。加えて、庫裡は昭和三十九年、鐘楼は梵鐘とも昭和五十六年の造建である。その他、薬師如来・観音菩薩なども安置する。なお、昭和五十七年には別院として比企郡鳩山町に鳩山聖地霊園を設けている。」とありました。
つづく
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