黒ウサギ外伝

本編『黒ウサギ的こころ』のブログです。

リアルB29

2022-09-30 18:42:36 | 戯言

要介護状態の母の関係で病院のソーシャルワーカーさん、看護師さんとで今後の話をした。

介護ネタは、書きたくないので割愛しますが、母の以前の病状やら身体状況について聞かれた。

その中で看護師さんから『耳が聞こえないのはいつからですか?』と訊かれた。

私『B29ってご存知ですか?』

看『あっはい、戦争中の飛行機?』

私『そうです 当時母は大阪の堺に住んでいて、B29の爆弾の爆風でちぎれた人の体が母にぶつかって聞こえなくなりました』と答えた。

看『・・・・・・・』

私『集団疎開する前の事だそうです』

看『集団疎開?』

平成生まれの看護師さんには、一から説明するのが面倒な空気になった。

相手の欲しい情報として、いつから耳が聞こえなくなったか?ですからね。

私『戦争でケガをしてから耳が悪くなりました』と訂正しました。

その後、母の介護問題について長々と話をして、ある程度の決着が着いた。

話が終わって、ふと思ったんですがね。

リアルなB29を見た人間って、どれくらいまだ生きてるんでしょう?

父なんかずっと八雲町だったから、せいぜい機関車が機銃掃射を受けたぐらいです。

物資不足や赤紙は知ってても、リアルにB29やグラマンの機銃掃射やそれを迎撃する戦闘機の空中戦を見てません。

ボケて、要介助で、歩くのもままならない母ですが、そんな時代を生きて来たんだと今更ながら思ったわ。

コメント (6)
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