昔、エンジンに銅線を付けてキャブへつなげてキャブヒーターにするという民間伝承があった(笑)
その殆どは、気休めだった。
しかし、気休めとはいえ洗濯バサミエンジン冷却法(笑)同様、やる人はいました。
で、本当に熱伝導効果があるのか実験してみた。
この実験で効果があれば、ブリザーパイプのヒーターとして使えますからね。
用意する物は、先日の温度計2個。
そして、銅線(電線)です。
先端は、もし効果があればと思い、先端をハンマーで潰して穴を開けてビス止め出来るようにしました。
左右の温度が違いますが、まあ許容範囲としておきます。
実験開始、茶碗にお湯を入れて銅線と温度計のセンサーを入れます。
もう1個の温度センサーは、銅線の先端にテープで固定しました。
お湯の温度が42.4℃、銅線の温度が20.4℃です。
1分後の温度、お湯の方は温度が上がって、銅線は0.1℃上昇。
2分後、お湯に漬けた温度計は0.1℃下がって、銅線の先端が0.1℃上昇。
2分後、お湯の温度が1.1℃下がり、銅線先端が0.2℃上昇。
なかなか結果が出ないので、茶碗のお湯を熱くしてみた。
お湯の温度が55.1℃で銅線先端が21.6℃と0.3℃上昇。
微妙に効果がある気がしますがね。
室温が21.6℃?ぐらいありますので、銅線先端の温度は室温に近いからかなり微妙。
そのまま実験を続けますが、1分後には銅線先端の温度が0.1℃下がりました。
で、1分後にまた0.1℃上がる。
5~10℃上がれば効果アリ、と言えるんでしょうが、これはダメでしょう。
同様なものを銅パイプで作れそうですが曲げ加工と断熱がややこしいのでニミリかニイロクのFケーブルを数本束ねるというのはどうでしょう。イチニイゴよりは効果があるような気がします(単なる憶測です)。
ただ、熱伝導が良すぎるあまり、温度計まで熱を伝えれず放熱するんだと推測しました。
という事は、温度計までの銅線を保温すれば良いとなります。
これはこれでまた実験する価値があるので、いずれ実験すると思います。