草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

もう一回みたい。絶対楽しい納涼歌舞伎1部

2006年08月24日 | 歌舞伎
1部は3本立て「慶安太平記」は丸橋忠弥を橋之助さんが魅せてくれる。

立ち回りと言ってもチャンバラだけではない。戸板を使って屋根に駆け上がり、・縄の上に飛び降りる・ものすごい運動量だ。

役者馬鹿とききしに勝る橋之助さんの鍛錬の賜物か?

2話目は福助さんが「近江のお兼」を演じる。

力持ちのお兼が荒馬を手なずけ、チンピラをやっつけ、恋を語り、民謡を踊り、最後には布晒しで華やかに魅せてくれる。

残念だったのは最初の荒馬を手なずけるところが3階からは見えなかった。残念

色っぽく、表情も豊かでなんか余裕のある福助さんはもう貫禄。

3話の「たのきゅう」は「田能久」を元に、人気の脚本家わかぎゑふと言う人がアレンジした舞踊劇。

舞台の中央に大きな木の切り株。その周りにミニチュアの芝居小屋、田舎の家、舞台の楽屋裏、おろちの棲家を配置して、

切り株の上でおろちの染五郎さんとのやり取りがあったり、踊りを見せたりする。

今日の染さんはハイテンション!三津五郎さんが演じるたぬきに「娘に化けて」「坊主に化けて」とリクエストを出して役者なので上手に化けるたびに「萌えー!」とか「ちょっとちょっとちょっと」と合いの手を入れたり。

最後は派手にやられてしまうが、舞台は小判が舞い散り豪華絢爛・にぎやかで楽しい舞台に、大満足。

あちこちから「お上手ね」「すごいわね」と言う声が聞こえる。

1・2・3とも構成もうまくて久しぶりに全部飽きずに楽しめた。

今回は誰か誘えばよかったな。絶対喜んでもらえたと思うから。

もし時間がある方はぜひいってみてね。
コメント
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