草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

六月大歌舞伎夜の部 仁左衛門さんの浮気なら、、

2008年06月04日 | 歌舞伎
第一話は義経千本桜から「すし屋」
江戸時代にはどれくらい源平話が好まれたか(今も、というか少なくとも私の子供の頃も)平重盛が実は生きていてすし屋さんに預けられていたとー

すし屋の放蕩息子の権太が初めて親に認めて欲しくて自分の妻子までぎせにした計画も無情にも無駄に終わって非業の最後を遂げるが、このプリンスは涼やかに二人の女を捨てて仏門に入って行くわけだ。

第二話はお馴染み「身替座禅」歌舞伎の海外興行でもまんべんなく受けるんだ、万国共通なのね。やきもち焼きのやまのかみと浮気旦那(笑)
旦那が今日のかわゆい仁左衛門さんなら何でも許しちゃう
段四郎さんのちびっこオカミさんも迫力あった!

三話は「生きている小平」これは現代劇とも言える口語劇でわかりやすいが

怖い

最後に青白い顔の染さんの幽霊で終わるわけにはいかないという気配りか最後は華やかな「三人形」で賑やかに幕。
二代目錦之助さん美形でイイデスネ。
歌昇さんは体型から天性の奴さん。舞台に響くリズミカルな足音に明るい気分でお開きです。
今日は珍しく三階の三列から五列がバーッと空席で途中はとバスの団体さんでも来るかなと思ったが最後まで空いていた。

終演が9時17分とちょっと遅めだが、気持ちは分かるがまだ幕が閉まってないのに席を立って動くのは失礼だと思いますよ。
役者さんだって気持ち良く見栄切ってるんだから(^_^;)
コメント
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