草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

故郷静岡の観光客になる  その5「現役の転車台ツアー」

2015年07月22日 | 鉄道

最寄りの鉄道の駅「天竜浜名湖線 二俣駅」は国鉄時代からの重要な駅で、現在は第3セクターが運営しているが、全国でも数少ない現役の転車台が稼働している。

以前にテレビドラマのミステリーでも登場したりしたり、最近の鉄道ブームでバラエティーなどでも紹介されている。

昼前からお邪魔する予定だった知人宅に向かう前に、気になっていたので「転車台見学ツアー」について駅に問い合わせたら、10時50分出発で40分間だという。

時計を見たら10時42分。かっ飛ばせば(笑)間に合いそう?ということで挨拶もそこそこに出発!駐車場には48分には到着して、何とかセーフ。

それもかなりたくさんのお客様がいたので間に合った感じです。広い駐車場も結構車が停まっていました。お代は300円、電車で来たら200円だそうです。

      

子供連れの他に明らかに鉄道ファンと思われる若者、ナイスミドル、私もナイスミディで参加でございます。

案内の女性「加藤雅子さん」は明らかに私と同じ位の世代?遠州弁バリバリの元気なマダムです。このしゃべりは素人じゃない気がします。

    

天竜浜名湖鉄道は起業当時からユニークな地元密着企画などでヒットを飛ばしたのですが、数年前にドル箱の「天竜下り」で死者を出す事故をしたのでおそらく、その分も鉄道で盛り返そうとしているのかもしれません。

とにかく暑い時間帯ですが、貴重な時間になりそうです。私も「鉄子」のはしくれですので(*^_^*)

元々は国鉄時代、戦時中に工場などが多く重要な浜松近辺を通る大事な東海道線の伏線として、掛川⇔新所原に線路を引きSLが走っていました。現在でも線路は繋がっているようです。もっとも現在の車両は厳密に言うとディーゼル車(軽油で動くものでパンタグラフが無いです)なので自力では走れないのですが。

昔はバスも車もなく、人も多かったのでかなりにぎわったようですが、私の子供のころも3-4両で走っていたような気もしますが、現在はほとんどが1両、時々2両らしいです。

    

ということでここの施設全部が国の「登録有形文化財」らしいです。SLに必要な水を保存していたタンク、真っ黒にすすけるので必要だったお風呂なども残っており、事務室と洗濯場は現役で稼働しています。

そして転車台も車庫に入れる為というより、一番大事な検査のための小屋に入れるのに活躍しているそうです。がかなりロートルになり、時々調子が悪くなることも、、かといって部品もなかなか無く、先日やっと長崎の駅で使っていないものがあったので運んだとか、、

    

いよいよ電車が入ってきました。ガッチャーンと大きな音がして台に乗りました。頑張って、、、20度位回った?所でストップでした(-_-;)

                

うーん、残念、でも次は鉄道資料館の見学です。お宝グッズが沢山あります。桑田圭祐さんがCMできたのでしょうか?鉄道マニアの中川家礼二さんの一日駅長もあったんですね。

私も親戚のうちに行ったりするときには利用していたので駅の看板など懐かしいです。

                

この日はこんなに集まったせいか?もう一度転車台を動かしてくれました。通常の乗客は少ないようですが、ビール列車とかのイベント列車は集客も上々のようです。

    

地方の小さな企業でもアイディアを活かして存続して欲しいなと思っています。「遠州弁」のパネルなども懐かしく笑えました。基礎屋的遠州弁講座のサイトも可愛いです。

                      

生粋の遠州民族ですが、18歳から家を離れてドサ回りの人生なので思いっきり観光客になって楽しみました。

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故郷静岡の観光客になる  その4 本命の「本田宗一郎ものづくり伝承館」と宿題(-_-;)

2015年07月22日 | お出かけ

実家の裏にある「諏訪神社」の駐車場にあるちょっとレトロな建物が昔公民館だった場所で、私たちが高校時代には図書館だった場所ですが、2010から郷土の偉人「本田宗一郎ものづくり伝承館」となっていました。

           

田舎には平日に行くことが多かったのであるのは知っていてけど入った事が無くて今回の帰省の本命はここに行くことでした。

近いのは分っていたけど、なんと裏口から数えたら徒歩100歩でした(笑)他県ナンバーの車のグループも開館待ち。なんと無料で閲覧券みたいのを渡されます。

内装は天竜の木材をふんだんに使った立派でシンプルな物ですが、一説によるとご高齢の本田夫人の為にとエレベーターも完備です。階段も歩くのが嬉しくなるような木の匂いのするものです。

    

受付周辺にはお土産が色々ありましたが、まずは展示を見なければ、、モニターでは本田氏の生い立ちを郷土の自慢と合わせて(-_-;)放映中。もちろん二俣で生まれて尋常小学校まではいたけれど浜松~東京に出て、その後の活躍は世界の本田ですので、何をか況や。(ここでは使わない方が良い?「論外だ」の様に、否定的な意味に使うんでしょうかね?良い意味では使わない?教えて佐保ちゃん)人となりやレースに掛けた歴史、当時の映像もふんだんに見られます。

          

本田のカブ、「ぽんぽん」と呼ぶのは遠州弁?本田ファンならにやけそうなラインナップ。2階では地元の画家の書いた二俣の町の絵が展示されております。なんとこれも同級生のお兄さんの作品でした。文房具屋さんの息子さんだったからかな?パステル、水彩、油絵、版画まであります。どの場所もなじみが深いし、作家さんの郷土愛を感じます。

      

さてお土産ですが、本田のバッジ、ピン、ミニチュア製品、車やバイクのパネル、キャップや書籍だけでなく、天竜の木製品からオリジナルの本田氏をデザインした手ぬぐい、それを利用したミニバッグ、ティッシュケース、新製品の「ポンポン柄の手ぬぐい」、「ポンポンサブレ」等があり、目移りします。

          

郷土のPR担当としてあちこちで発信していこうかと思います。

ところで我が家の祖先の女流宗匠の蓮苔さんの事で、やっと写真が見つかったのでコピーして参りました。「念仏連中」という人たちとの写真ですが一緒に写っているのが地元の名だたるお寺の住職なので、、多分ちょっとした怖い集団だったかも(笑)

    

近所の二俣の生き字引のような母世代のマダムからいろいろ面白いエピソードを聞けました。同時にせっかくだからこの本貸してあげるから読んでみて、、と「松島十湖」という浜松の俳人(第二の芭蕉なんて言われたらしいけど?)「蓮苔」(本名は大隅みね)という私の3代くらい前のおばあさんはその一番弟子だったそうです。)せっかくなのでまた少しこれに向き合ってみようかな、、実家の蔵には蓮苔さんや十湖さんの短冊があって先代は時々虫干ししていたというので、、この秋くらいにはまた行ってみねば、、そして「浅間山」にある句碑の掃除もしなければ、、本家の従姉と宿題を分けることになりました。

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