最近は歌舞伎座の一幕見などは数回行っておりますが、手術以降みっちり観たのは数回で、最近は宝塚の方が多い昨今。
「国立劇場」には行ってみたい理由もあったのでちょうど仁左衛門さまの演目を見つけたので辛うじて残っていた2,700円の席をネットでゲットしてありました。
「通し狂言霊験亀山鉾ー亀山の敵討ー」という演目です。
久ぶりに地下鉄で「半蔵門」までお出かけ、半蔵門駅の6番出口ってのが新設されたようです。オー素晴らしい地上まで上下しっかりエスカレーターが設置されております。
ネット予約したチケットは機械で発券です。本当に便利な世の中になりました。
ちょっと早く着いたので伝統芸能情報館「弾く、吹く、打つー日本の伝統音楽の魅力ー」を覗いてみました。広い車寄せ、広い入口、全体的にゆったりしています。
見たかったのはロビーにある平櫛田中作の「鏡獅子」の彫刻です。以前「美の巨人」で紹介されており、これを見るには何某かのチケットを買ってロビーに入らなくてはなりませんでした。
念願達成6代目尾上菊五郎演じる新歌舞伎十八番【春輿鏡獅子】の一場面を捉えたものという木造彫刻は美しく、迫力満点。なのに、この広いロビーだとちょっと引っ込み気味だなぁ。
売店や食堂、無料の休憩所もあるし、コインロッカーは20円(笑)ですと。さすが国立!
アッ途中の緞帳紹介少し見そびれてしまった(-_-;)
今回の演目の為に亀山の名物のコーナーもありました。亀山ローソクや銘菓「亀の尾」など。私は今度広重ごっこで亀山に行く予定なので写メだけ。
お芝居は「色悪」と呼ばれる悪くて強くてニヒルで色っぽいお役が最高に似合う!仁左衛門さまの魅力が満載。おまけに2役こなされるという2倍のおいしさ。
おまけにこのお芝居、亀山だと思っていたけど、その発端が「剣術の試合に敗れた腹癒せに遠江国浜松の家中・石井右内(いしいうない)を闇討ちにした浪人・藤田水右衛門(ふじたみずえもん)のお話。
舞台はその後播州赤穂に飛が「安倍川」に戻ってくる。
さすが4世鶴屋南北作品、女だろうが弱いものだろうが卑怯な手で殺しちゃったりするが、劇的にも棺桶が燃えたり、本物の水被っての演技があったり、超楽しい。
ご本人も仰っているがこの作品を演じるのは大変もう一度見られるかどうか?ってくらいにハードワークでしょう、ニヒルな声も少し以前よりも小さくなったの?と心配したりする。
そして最後にもう一度ビックリしたのは終演時間に合わせてバスが出ることでした。「東京駅」「新宿駅」「渋谷駅」行きなど、さすがに国立劇場!
売店であまりの可愛さに衝動買いした猫のチョコボール、よく見たら結局プリントだけなんだけど裏側まで丁寧に猫になっていて、とても食べられそうにない(笑)
2階の売店の豆大福はちょっと私の好みじゃないかな?1階売店の名物は高級和服の奥様が全部買い占められて完売でした(笑)何て言うお饅頭だったか?今度調べます。