草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

ストイックの極み、、お見事玉三郎さん

2008年01月16日 | 歌舞伎
NHKの「プロフェショナル」で歌舞伎俳優の玉三郎さんの1時間特番を見た。

いやぁ色々なことを知って感動した。

まさか1歳半のときに小児麻痺で片足が短くなっていたなんて、、いまでも足袋の片方にはクッションを入れているとか。

あの玉三郎さんが!

若い頃にブームだった頃テレビで特集していた覚えがあったが、ソレは今思うと歌舞伎からちょっと遠ざかった頃で監督とかやっていた頃だったのかな。

もう何十年も前なのでまさか今のようにおかまがオネエマンズとかいってテレビのゴールデンに大挙して出る時代ではなかったから(笑)

特集を見ても歌舞伎の伝統やすごさを知らない頃だったし、妙な偏見もあったのできれいといわれてもすごいといわれていても若干違和感があった。

今回の番組で取り上げていた能仕立ての舞台はしっかり拝見した。

春猿さん笑也さん笑三郎さんなど一流を部下に従えて、さすがの実力を拝見したが、以前に同じ演目の一般的な舞台を見ていたので(海老蔵さんが鬼だったと思うが)ずいぶん演出で違うなぁと思って12月は拝見していた。

歌舞伎座と自宅との往復。帰宅してすぐにマッサージを受けて就寝、声のために電話も控えるという徹底振り。

幼い頃から気がつけばいつまでも踊り続けていたという玉三郎さん。まさしく踊りの天女が地上に舞い降りたんだな。

もちろん踊りだけではない、何度かブログに書いたが芸の達者さもぴか一です。
お琴・三味線・鼓どれも抜群の安定感で見せ付ける。

若手女形では大好きな七之助さんとビジュアルもかぶるのですごく楽しみでもあるけど、やはり玉三郎さんは唯一無二のお方だろうと思う。

ご自分が満足できなくなったらその時には王監督のようにまだトップクラスの実力でもさっさと引退されるような予感もするから玉三郎さんの舞台は欠かさず拝見しようと心に決めた。

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2 コメント

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はじめまして (萩の里)
2008-01-16 09:49:16
私も昨日の番組は意見しました。

歌舞伎に関しては、まだ一度も拝見していない私ですが、この番組には ぐいぐい ひきつけられました。

特に 歌舞伎は古くて固定したものを演じつづけておられると思っていたのですが 今回の番組を拝見して玉三郎さんが能に着目され 新しいものを 志され 多忙な中 一歩一歩新しいものを 作り出される姿勢には感動しました。

見終わったあと 野球のイチローさんと同じような
一種の求道者のような印象を受けました。

改めて玉三郎さんの今後を注目していきたいとおもいます。

それから このブログなかなか いいですね。
お気に入りに入れて 今後も 拝見させていただきます。
がんばってくださいね。



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初めまして (草もち姫)
2008-01-16 23:56:29
コメントありがとうございました。歌舞伎は1999年から突然はまってしまい、いまだに飽きずに通い続けています。玉三郎さんの舞台は是非お勧めです。あとは片岡仁左衛門さん。もう、、色っぽったらないんですから、、あの仁左様・玉様は最高でしたよ。
遊んでばっかりのブログですがよかったら時々遊びに来てください。
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