草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

8月納涼歌舞伎2・3部 福助さん最高!

2006年08月15日 | 歌舞伎
8月の歌舞伎座はいつもより短めの演目で3部構成になっている。

役者さんにとってはいいのか?結局3つもやって演じる時間は変わりないかそれ以上かも?

去年までは中村勘三郎さんが座頭だったが今年は襲名披露地方公演中で坂東三津五郎さんだ。

2部の吉原狐(よしわらぎつね)は
芸者おきち(福助)は、吉原随一と評判だが、超そそっかしいという役で福助さんがはまり役。

同業のおえん(橋之助)との喧嘩では「この御宿かわせみ!!」とか、あちこちにアドリブ?で笑わせてくれる。
橋之助さんの女役も幕があくまで恐れて?いたがなかなかいい女っぷりでちょっと驚いた。

だめ男に惚れちゃうと狐につままれたようになってしぐさまで狐のようになって可愛い!

追われる身となった旗本の貝塚采女(染五郎)に同情しちゃったり、最後の最後まで倒産した若(馬鹿)旦那にも惚れちゃう。

話の主題は三津五郎さん演じる父親との親子の愛情というものだが、扇雀さんの妹役(めっちゃ若作りの町娘)というのも無茶苦茶でおかしい。

3部の「南総里見八犬伝」はおなじみの話だが、これを歌舞伎座でやるというととにかく豪華になる。

芳流閣の場では屋根の上での立ち回りから、歌舞伎得意の屋根がひっくり返るという仕組み。

しかし2日目だったせいかこの準備が大変なのかちょっと間があきすぎでしらけ気味。

福助さん演じる犬坂毛野の衣装のぶっかえりもいまひとつスムーズではなく福助さんもやりにくそうにしていた。

秀調さんのプロンプトもまた聞こえちゃった、、トホホだよ。
読売新聞の舞台のコメントにも1日目のせいかせりふをこなしていない人もいて、、とか書かれていた。厳しいね。

でもお客さんだって居眠りしている人もたくさんいるんだからいいんじゃないの?歌舞伎って楽しいもん。

8月は特に時間が短いせいもあって3B席なら1650円ですよ。



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