終わってしまった展覧会で申し訳ないのですが
臼木秀之+遠山伸吾 のアートユニット「HUST」のインスタレーション
「In Vitro」が
ヨコハマ・クリエイティブ・センター ホールにてありました。
横浜らしい旧い西洋建築を模した空間で、無数のセミの抜け殻が浮かぶ…
音楽と相まって広い空間が胎内のよう。
抜け殻に付けられたバーコードは、遺伝子情報のよう…
洋館風の壁の真っ白さと妙にモダンなシャンデリアに違和感を覚えるが
空間に身を置いていると、だんだんそのミスマッチ具合も、その奇妙なズレが心地よく感じてくるから、人間の感性なんて結構いい加減かもしれない。
セミの抜け殻は、思いのほか綺麗だったし
これだけの数を集める過程を思うと、
私が関わっていない作家のその行為そのものがインスタレーション作品に思えてくる。
…しかし、この建物は好きじゃないなあ。
全部が大理石でできていれば、好きだったと思う。
偽物は、ウソ臭さが匂って来るんだよなあ。
今回は、建物の偽物っぽさと、作品のシリアスさが醸し出す奇妙な違和感が、なぜかとても心地よかった。
次回の「HUST」作品は5月17日から銀座一丁目にて。
こちらは本物の旧いビル 銀座奥野ビルのギャラリーにて。
楽しみです。
臼木秀之+遠山伸吾 のアートユニット「HUST」のインスタレーション
「In Vitro」が
ヨコハマ・クリエイティブ・センター ホールにてありました。
横浜らしい旧い西洋建築を模した空間で、無数のセミの抜け殻が浮かぶ…
音楽と相まって広い空間が胎内のよう。
抜け殻に付けられたバーコードは、遺伝子情報のよう…
洋館風の壁の真っ白さと妙にモダンなシャンデリアに違和感を覚えるが
空間に身を置いていると、だんだんそのミスマッチ具合も、その奇妙なズレが心地よく感じてくるから、人間の感性なんて結構いい加減かもしれない。
セミの抜け殻は、思いのほか綺麗だったし
これだけの数を集める過程を思うと、
私が関わっていない作家のその行為そのものがインスタレーション作品に思えてくる。
…しかし、この建物は好きじゃないなあ。
全部が大理石でできていれば、好きだったと思う。
偽物は、ウソ臭さが匂って来るんだよなあ。
今回は、建物の偽物っぽさと、作品のシリアスさが醸し出す奇妙な違和感が、なぜかとても心地よかった。
次回の「HUST」作品は5月17日から銀座一丁目にて。
こちらは本物の旧いビル 銀座奥野ビルのギャラリーにて。
楽しみです。