立夏を過ぎました。
季節の移ろいはあっという間で、二十四節季の季語がないと、うっかり見落としてしまうことばかりです。
春は終り、もう夏ですね。
ジャスミンの花が、町中に香っていて、
花の香りが気づきを促してくれることの何と多いことか。
沈丁花、ジャスミン、金木犀
薫りの強い花が、庭木や街路樹に多く植えられているので、町中に溢れていますね。
むかしからこんなに花が香ったかしら?
と、ふと考えます。
ジャスミンなんて最近見かけるようになった気がします。
ふと薫った最初の瞬間に、ああ季節が変わったんだと思います。
最初に新しい香りに気付いた時の嬉しい感じ。
花は季節通りに咲いていますが、今年の春は寒かったと思います。
震災の恐怖や不安が、寒いというイメージをさらに強くしているかもしれません。
景気も冷え込みましたし、ネガティブ要素の多い春が、嵐のように過ぎて行った
そんな感じです。
これから、どんな季節が来るのだろう?
去年の酷暑を思い出して、今年の夏もきっと何かしら異常なことがおきる季節なのだろう
と身構えています。
暑さが異常なのか、冷夏なのか、他の怖いことが起きるのか。
この春に起きたいろいろ異常なことは、人の立場の違いを顕わにした、と思います。
被災地と、何事もなかった地方。
大都会と田舎。
子供と大人。
老人と若者。
日本人と異邦人。
普通のことが普通ではなくなった時、人は余裕を失って、みんなそれぞれ違うんだ、
ということを受け入れられなくなるように思います。
みんなちがってみんないい。
そう言えるのは、とても平和な証拠です。
平和ではなくなった時、人は、社会は、均質性を求める方向に走り出します。
そして、違うもの探し、魔女裁判、が起きるのです。
みんな不安という心の闇が作り出すもの。
今年の春は異常事態が起きました。
不安が日本を覆いました。
その不安の温度差でさえ、受け入れられなくなっている私がいる。
多くの人がそうだと思います。
これからやってくる、恐らく暑い夏も、また更なる異常事態を引き連れてくるのだと思います。
そして、ますます、人との違いを許容できる範囲が狭くなる。
そういう余裕のない心なのだという自覚をしっかりしておかないと、
社会全体がおかしな方向へ行くような気がしてなりません。
季節の移ろいはあっという間で、二十四節季の季語がないと、うっかり見落としてしまうことばかりです。
春は終り、もう夏ですね。
ジャスミンの花が、町中に香っていて、
花の香りが気づきを促してくれることの何と多いことか。
沈丁花、ジャスミン、金木犀
薫りの強い花が、庭木や街路樹に多く植えられているので、町中に溢れていますね。
むかしからこんなに花が香ったかしら?
と、ふと考えます。
ジャスミンなんて最近見かけるようになった気がします。
ふと薫った最初の瞬間に、ああ季節が変わったんだと思います。
最初に新しい香りに気付いた時の嬉しい感じ。
花は季節通りに咲いていますが、今年の春は寒かったと思います。
震災の恐怖や不安が、寒いというイメージをさらに強くしているかもしれません。
景気も冷え込みましたし、ネガティブ要素の多い春が、嵐のように過ぎて行った
そんな感じです。
これから、どんな季節が来るのだろう?
去年の酷暑を思い出して、今年の夏もきっと何かしら異常なことがおきる季節なのだろう
と身構えています。
暑さが異常なのか、冷夏なのか、他の怖いことが起きるのか。
この春に起きたいろいろ異常なことは、人の立場の違いを顕わにした、と思います。
被災地と、何事もなかった地方。
大都会と田舎。
子供と大人。
老人と若者。
日本人と異邦人。
普通のことが普通ではなくなった時、人は余裕を失って、みんなそれぞれ違うんだ、
ということを受け入れられなくなるように思います。
みんなちがってみんないい。
そう言えるのは、とても平和な証拠です。
平和ではなくなった時、人は、社会は、均質性を求める方向に走り出します。
そして、違うもの探し、魔女裁判、が起きるのです。
みんな不安という心の闇が作り出すもの。
今年の春は異常事態が起きました。
不安が日本を覆いました。
その不安の温度差でさえ、受け入れられなくなっている私がいる。
多くの人がそうだと思います。
これからやってくる、恐らく暑い夏も、また更なる異常事態を引き連れてくるのだと思います。
そして、ますます、人との違いを許容できる範囲が狭くなる。
そういう余裕のない心なのだという自覚をしっかりしておかないと、
社会全体がおかしな方向へ行くような気がしてなりません。