宇宙飛行士の山崎直子さんが、宇宙研究開発機構を退職する、というニュースが流れた。
理科系でもなく、特別天体好き、宇宙好きでもない私は
このことをネットのニュースで今日初めて知った。
山崎直子さんが宇宙飛行士候補に選ばれた時、
宇宙へ飛び立った時、
世間は彼女をとても好意的に話題にしていたと思う。
美人で秀才、そして宇宙飛行士になった女性、
夫も子供もいる、何でも手にしているスーパーウーマンのような扱いだったと思う。
私は、日本人最初の女性宇宙飛行士、向井千秋さんについての本を何冊か読んでいる。
宇宙飛行士になることの困難さ、
宇宙飛行士に選ばれてからの訓練の過酷さ、
を、向井千秋さんの夫が克明に書き記してくれたおかげで、知ることになった。
どれほど聡明で、強く逞しく、明るく、果敢にチャレンジする人
私は宇宙飛行士になる、という人に対してそういうイメージを持っている。
たぶんそのイメージは、そんなに外れていないんじゃないかと思っている。
山崎直子さんは、二人目のお子さんを妊娠中である、という。
そうか、お子さんを産むから、引退するのだろうか。それはわからないが。
ただ、ああ、世の中の男性達にやっかまれるのだろう、とまず思った。
彼女が宇宙飛行士になったために、自分が振り落とされた、と思っている
宇宙飛行士を目指して諦めた男性がたくさんいるだろうと思う。
宇宙飛行士候補を選抜する試験は、相当熾烈だ、と向井万起男【向井千秋さんの夫)さんが書いた本で読んでいる。
多くの優秀な人たちの中からたった3人とか4人とかの、ごくごく選び抜かれた人が
最終的に宇宙飛行士候補として採用になる。
その後、宇宙へ行くための訓練を長い間(2年とか3年とかそれ以上とか)積むのだ。
そういう試練に耐えて勝ち残った人だけが、宇宙飛行士として宇宙へ行くことができる。
山崎さんは、そういう中を勝ち残った人だ。
そして宇宙へ行った人だ。
それを、40歳の若さで引退することに違和感を持つ人がいて当然だと思う。
何でも手にできる人は、簡単に手放すんだな…というようなやっかみ。
そして、女はやっぱり物事を成し遂げられないんだな、という男性の見かた。
子供を出産して、また宇宙飛行士としてチャレンジし続ける人生も
なかったわけではないのだろうと思う。
優秀な人材を、一度宇宙で仕事を成し遂げてきた人を、組織が簡単に手放すとも思えない。
それでも、宇宙飛行士を辞める理由が、彼女にはあったのだと思う。
女性が仕事をしていると必ずぶつかる、「仕事」と「女性として生きる人生」の板挟みという壁。
私も何度もぶつかってもがいた覚えがある。
子供を育てようという人は、もっと難しい選択や決断をしながら、危ういバランスを取っている
というのが現実で、上手くバランスが取りきれず、どちらかをやめる人が多いのだ。
山崎さん、引退する理由を特に語ってはいないようだ。
宇宙飛行士候補に選ばれた時、宇宙へ行くことが決まった時
彼女は語っていた宇宙への夢を語っていたし、宇宙飛行士としてやり遂げたい夢も語っていた。
そんな彼女の人生の方向転換。
そのことを、道半ばでのキャリアロスと考えるのか、
軽やかな転身、と考えるのか、
これから夢を成し遂げようとする、後進の女性たちはどう受け取ればいいのか。
彼女自身も、社会も、今までの社会の固定観念のバイアスで見ないでほしいと思う。
それはきっと今までの既成の価値観に偏りがちな目線だし、
これからの社会が、その古い価値観のままの社会でいいとも思えないから。
お子さんを産んで、また違う道で光り輝く山崎さんに、是非会いたいと思う。
理科系でもなく、特別天体好き、宇宙好きでもない私は
このことをネットのニュースで今日初めて知った。
山崎直子さんが宇宙飛行士候補に選ばれた時、
宇宙へ飛び立った時、
世間は彼女をとても好意的に話題にしていたと思う。
美人で秀才、そして宇宙飛行士になった女性、
夫も子供もいる、何でも手にしているスーパーウーマンのような扱いだったと思う。
私は、日本人最初の女性宇宙飛行士、向井千秋さんについての本を何冊か読んでいる。
宇宙飛行士になることの困難さ、
宇宙飛行士に選ばれてからの訓練の過酷さ、
を、向井千秋さんの夫が克明に書き記してくれたおかげで、知ることになった。
どれほど聡明で、強く逞しく、明るく、果敢にチャレンジする人
私は宇宙飛行士になる、という人に対してそういうイメージを持っている。
たぶんそのイメージは、そんなに外れていないんじゃないかと思っている。
山崎直子さんは、二人目のお子さんを妊娠中である、という。
そうか、お子さんを産むから、引退するのだろうか。それはわからないが。
ただ、ああ、世の中の男性達にやっかまれるのだろう、とまず思った。
彼女が宇宙飛行士になったために、自分が振り落とされた、と思っている
宇宙飛行士を目指して諦めた男性がたくさんいるだろうと思う。
宇宙飛行士候補を選抜する試験は、相当熾烈だ、と向井万起男【向井千秋さんの夫)さんが書いた本で読んでいる。
多くの優秀な人たちの中からたった3人とか4人とかの、ごくごく選び抜かれた人が
最終的に宇宙飛行士候補として採用になる。
その後、宇宙へ行くための訓練を長い間(2年とか3年とかそれ以上とか)積むのだ。
そういう試練に耐えて勝ち残った人だけが、宇宙飛行士として宇宙へ行くことができる。
山崎さんは、そういう中を勝ち残った人だ。
そして宇宙へ行った人だ。
それを、40歳の若さで引退することに違和感を持つ人がいて当然だと思う。
何でも手にできる人は、簡単に手放すんだな…というようなやっかみ。
そして、女はやっぱり物事を成し遂げられないんだな、という男性の見かた。
子供を出産して、また宇宙飛行士としてチャレンジし続ける人生も
なかったわけではないのだろうと思う。
優秀な人材を、一度宇宙で仕事を成し遂げてきた人を、組織が簡単に手放すとも思えない。
それでも、宇宙飛行士を辞める理由が、彼女にはあったのだと思う。
女性が仕事をしていると必ずぶつかる、「仕事」と「女性として生きる人生」の板挟みという壁。
私も何度もぶつかってもがいた覚えがある。
子供を育てようという人は、もっと難しい選択や決断をしながら、危ういバランスを取っている
というのが現実で、上手くバランスが取りきれず、どちらかをやめる人が多いのだ。
山崎さん、引退する理由を特に語ってはいないようだ。
宇宙飛行士候補に選ばれた時、宇宙へ行くことが決まった時
彼女は語っていた宇宙への夢を語っていたし、宇宙飛行士としてやり遂げたい夢も語っていた。
そんな彼女の人生の方向転換。
そのことを、道半ばでのキャリアロスと考えるのか、
軽やかな転身、と考えるのか、
これから夢を成し遂げようとする、後進の女性たちはどう受け取ればいいのか。
彼女自身も、社会も、今までの社会の固定観念のバイアスで見ないでほしいと思う。
それはきっと今までの既成の価値観に偏りがちな目線だし、
これからの社会が、その古い価値観のままの社会でいいとも思えないから。
お子さんを産んで、また違う道で光り輝く山崎さんに、是非会いたいと思う。
自分の人生に照らし合わせること以外に、どうやって人の人生を語ることができるでしょうか?