ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

小野照先神社で、雅楽を見る

2011-09-23 22:48:51 | 日本文化
今日はお彼岸の中日、秋分の日です。

台風が過ぎて、あんなに暑かった夏が一気に過ぎ去ってしまったかのように
肌寒いくらいになりました。
暑さ寒さも彼岸まで、の言い伝えがあまりにそのとおりです。

地元にある大きな神社、小野照先神社で秋の例祭があるということを、ポスターで知りました。
足利学校と雅楽の夕べ
夕方 17時からです。

昼間、西麻布のギャラリー ル・ベイン で開催されている
「ヘルマン・ツアップ&グルドン・ツァップ カリグラフィーの世界」
を見た帰り、日も傾いて、ほの暗さと肌寒さが本気になって来た時間に、小野照先神社を訪ねました。

災害と神道をテーマの講演を聴き

すっかり日も落ちて、地面に置かれたろうそくの光が澄んで見える中
舞台で2曲演奏&舞が披露されました。








雅楽の調べは思いのほか大きく迫力のある音色で
邦楽特有の、音程の揺れと不協和音がとても心地よくて

プロローグの演奏が始まってしばらくすると、舞楽の舞者が二人登場して

一対で舞う姿を見ていると源氏物語の中で、光源氏と頭中将が青海波という楽曲を舞う場面を思い出していました。
美男で競い合った二人が、こんな風に優雅に力強く舞う姿は、それは美しいだろうな

と思うほど、ゆったりとして優雅な動きのでありながら、とても力強い舞でした。

舞楽の舞ははじめてみましたが、能楽の舞とはまた違う力強さとスピード感でした。

衣装も美しく、ライトアップの光に映えてなお舞を美しく見せたような気がします。


薪能もとても好きですが、野外で観る舞と邦楽の音色は、澄んだ感じと周りのざわざわとした音が混ざって、その雑音が混じることでかえって見ている私を違う世界に連れて行ってくれます。

1時間、雅楽を観て、神主さんのごあいさつのお話でお開きになりました。
神社の例祭ですから、秋の実りに感謝するお祭りですね。
帰宅したら、早速お米の収穫がニュースになっていました。

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