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京都府助産師会オフィシャルblog

【開催報告】いのちのふれ愛講座 幼い時から性について子どもと話そう 

2015年11月24日 | 助産師会支援事業

いのちのふれ愛講座 保護者向け性教育講座

「幼い時から性について子どもと話そう」開催いたしました

 

 

11月21日(土)会館にて保護者向け性教育講座が開かれました。

去年も好評だったグループワーク

学校で教えてもらったことは、何も残っていない。

いいイメージの性は、出産のこと、もう1人欲しいくらい。

悪いイメージは、性暴力や性的メディア情報。子どものパソコンの画像を見てパソコンを触れなくなったお母さんもいました。

子どもと性についてどのように向き合ったらいいのか、解らない。

去年より長めにしていた時間は、まだまだ話したりない様子で終わりました。

その後、性のイメージを7つに分けてお話させていただきました。

「生殖性」「貴重性」の性は、私たち助産師が一番の語り手です。

子どもの「命はどうして生まれてきたの」という問いかけにきちんと向き合って、

命の成り立ち、どのように成長して、どのように生まれるのか答えてあげることは、子ども自身の存在を肯定します。そして自信を持って生きることにつながります。

中学校の性教育でも見ていただいている「うまれる」のDVDも

鑑賞していただきました。実はこのDVD、性を学んでこなかった男の先生にも好評です。

「関係性」「行為性」の性は、人が愛を育むために必要なコミニュケーションの取り方、優しいふれあい(ボディタッチ)のことです。

家族を含めた好きな人と、思いやりのある言葉やふれあいで、ほっとリラックスできる関係を築いていけたらいいですね。

「邪悪性」の性は、性を嫌なもの、汚い、怖いと感じるマイナスのイメージです。両親の価値観や自分の体験などで影響されます。歪んだ性的メディアからの情報には、メディアリテラシーが大切です。

「危険性」の性には、性感染症などの健康リスクにつながるものから人権侵害につながるものまで、危険を含んだたくさんの問題があります。どんな問題があるのか、まず知識として知ることが、予防行動につながります。

「(理解されにくい)困難な性」には、LGBTそしてQ、インターセックスなど

セクシャルマイノリティーの人の存在を知ることで、多様性な人のいる社会で

共に生きることにつながります。

私たち大人もまた、きちんと性のこと教えてもらえなかったため、子供と向き合えないのかもしれませんね。

性はより良い生をいきる知恵です。

幼児期から思春期前期までの子どもたちに正しい性のことを教えることは、歪んだ性的メデイアに触れても「それは嫌だ」と判断できるようになると言われています。

性を知ることは、慎重な行動につながります。

幼い頃から家庭でオープンに話ができればいいですね。

[講座受講後の感想]

  家族で性について話し合うことは、大切なことであることが解った。

  性について話をする時期、伝え方、参考になりました。

  他の人と性について話をするのは、初めての経験でした。良いイメージが増

  えました。

  今日まず絵本を購入して、夫にも子どもたちに話をしてもらうようにしたい

  と思います。

今年私たち性教育チームは、8月から毎月1回ごと4回の講座を行ってきました。

来年度もまたバージョンアップした形で、皆様にお届けすることができますように、研鑽を重ねていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

                性教育チーム

                       古川昭代

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