1月17日(土)10時~会館にて、保護者向け 性教育講座が開かれました。
性教育事業の初企画ですが、満席御礼!!
大人22名、小・中学生女子4名、乳幼児4名とにぎやかな会となりました。
赤ちゃんから高校生の保護者の方々がおいでくださいました。
夏休み親子講座を年1回開催していますが、もっとじっくり保護者が勉強できる時間がほしいとご意見をいただき、
開催することになりましたが、なんせ初企画!
短い時間でどの様な内容を、どれだけお伝えするか、
スタッフ一同たくさん打ち合わせを重ねました。
どんな反応かな・・・ドキドキしながらの開催でしたので、
たくさんの方々にお越しいただいて、本当にうれしかったです!
会場にはパパも2人参加!(残念ながら体調不良のためキャンセルのパパもいました。)
パパとママが足並みをそろえて子どもに性のお話をしていけることはとっても素敵ですね!
始めに15問の性に関するクイズに答えていただきました。
これがけっこう、難しいんですよ~。
一部ご紹介します。
「1、生理の時に流れる血の成分は90%が血液である」
「2、精通(初めての射精)が12歳以下であった男の子は3%くらいである」
「3、エイズは先進国では日本だけが増加している」
いかがですか?
答えは・・・
1 ×(約50%です)
2 ×(約30%です)
3 ○(特に若い20~30代に増加中)
クイズの答え合わせをした後に、3つのグループに分かれ自己紹介しましたが、
これがとっても盛り上がりました!時間がいくらあっても足りないくらい!!
みなさん、自身の戸惑った経験から、子どもにはどう接してよいのか?!と悩まれている様子が伝わってきました。
性に対してオープンに語れる場も、貴重なのかもしれませんね。
パパからの貴重な意見に、ママたち「勉強になる~!」
その後はパワーポイントによる講義です。
二次性徴(特に男子への性教育は急務であること)、メディアリテラシー、
デートDV、セクシャルマイノリティーについての説明をした後に、
最後は「生まれる」のDVD鑑賞で講座は終わりました。
反響の大きかった助産師川村さんによるセクシャルマイノリティーの講義
アンケートでは、やはり「生まれる」は大好評でした。
「あの時のことを思い出し、感動しました。」
「尊い命を宿すこと。二次性徴はそのスタートであり、明るく、幸せなこと」
「性は「いのちの誕生」も含めた大切なことだと気づいた」など、
暗かった性に対する意識に変化があった方も多かったようです。
お話の合間に胎児ちゃん人形で遊んでいてくれてありがとう。
男の子への性教育の大切さや、セクシャルマイノリティーの人は40人に1人と
身近な存在ではあるものの、本人たちは非常に生きにくい社会であることへの理解につながったと
ご意見もたくさんいただきました。
また、うれしいことに、もっとたくさんの人に届けてほしい!というご意見もいただきました。
講座が終わった後も、たくさんの方から、たくさん質問をお受けしました。
質問にお答えしていると、「安心しました。目から鱗です・・・」と
涙がこぼれるママもいらっしゃいました。
性が明るく、幸せなものであるように、保護者の皆様の意識が変われば、
きっと子どもたちにもその大切さが伝わります。
そして、自分自身を大切にしよう。
愛する人を大切にしようということが伝わってゆくのだと思います。
来館してくださった皆様、ご参加していただきましてありがとうございました。
都合悪く参加できなかった皆様も、どうぞ、またどんどん企画いたしますので、
その時はぜひご参加くださいね!
京都府助産師会には、性教育事業担当がいます。
京都府どこへでも出張いたします。
また、性教育に興味のある助産師さん、一緒に勉強しませんか?
会館までお気軽にお問い合わせください。
性教育事業担当 渡邉安衣子(中支部)