京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

パパスイッチオン!妊夫講座を開催致しました

2016年07月04日 | 報告

昨日開催されました、パパスイッチオン!妊夫講座のご報告です。

 

非常に蒸し暑いなか、パパ・ママのペア11組と助産師4名、見学に来てくださった保健師1名で賑やかに開催されました。

 

まずはアイスブレイクに予定日並べ替えゲーム!

パパが集まって赤ちゃんの予定日順に並びます。

具体的な数字を言わずに「終戦記念日より後」、「月末よりちょっと前」などとお互いに予定日を予想しながら並び替えます。

パパのコミュニケーション能力を垣間見ながら会場の雰囲気も和みます。

 

 

次はお産についての勉強です。

赤ちゃんの頭の形状や骨盤の形、子宮や胎盤、へその緒が赤ちゃんにどのように繋がっているのか、模型や赤ちゃん人形を使って勉強しました。

お産の時に赤ちゃんがママの骨盤の形状に合わせて姿勢を変えながら出てきてくれることを知って、みなさん「へぇ〜!」と驚かれていました。

誰にも教わっていないのに、ママのからだと赤ちゃんは互いに協力しあってお産をすすめます。

 

 

更にお産劇。

産婦さん、パパ、助産師に扮して実際のお産がどのような感じなのか、劇を通して見ていただきました。

リアルな劇にみなさんくぎ付け!陣痛が波のようにやってくる様子や、腰を擦ったり水分を摂らせてあげたり…、お産の時にパパができることたくさんあることがお分かりいただけたと思います。

でも、一番大切なのはパパが心に寄り添ってくれることです。立ち会い出産する予定でもしない予定でも、いつも気持ちが寄り添っていられるように、妊娠中からお互いに準備しておきましょう。

【参加者の感想】

・出産の過程をお芝居で見せてもらってとてもわかりやすかったです。

・お産劇、とても感動しました。いろいろな情報がある中、とてもリアリティーを感じられました。

 

 

その後は沐浴です。

まずは助産師のデモンストレーション。皆さん熱心に見学されていました。

その後はいよいよ沐浴実習。実際に赤ちゃん人形をお風呂に入れていただきました。

「抱っこはこんな感じかな?」「緊張する〜」と、パパ・ママが協力しながら楽しく沐浴の練習をして下さいました。

【参加者の感想】

・沐浴の体験ができてよかったです。

・お風呂の体験もして、赤ちゃんが生まれたらきっと役立つと思う。

・沐浴体験が1組ずつ丁寧に指導していただけたのでわかりやすかったです。

 

沐浴の順番を待っている間や終わった後は、妊婦体験や抱っこ紐を見ていただきました。

妊婦体験では何気ない動作を通して、ママのからだの重さや気持ちを体験してもらいました。

抱っこ紐ブースでは、いろいろな種類の抱っこ紐を展示しています。

実際に触って、使ってみて、どの抱っこ紐が使いやすそうか、パパ・ママに合ったものを検討していただきました。

【参加者の感想】

・妻の苦労が少しわかりました。

・妊婦さん体験、よかったです。

・夫に妊婦体験をして欲しくて参加しました。実際に体験してもらえたことで実感がでてきたようです。

 

今回もあっという間の2時間でした。

【全体の感想】

・赤ちゃんとの接し方や母親とのコミュニケーションの大切さを知ることができ、他のパパと接する中で自分の中にも少し父親の自覚がでてきたかなぁと思います。

・参加しやすいように声をかけてくださったり、皆さんのお陰でいろいろと体験することが出来てありがとうございました

・保健センターや病院のマタニティ教室は平日開催が多いので、夫が参加することは難しく、今日のように日曜日に開催してもらえるととてもありがたいです。

・パパスイッチ軌道し始めました。

 

皆様が無事にご出産されますように。

産後はぜひ、パパプロ講座にもお越しください!お子さんとのからだ遊びや関わり方を楽しくご案内させていただきます。妊夫講座の同窓会として、今度はお子さんといらしてください。

ママはヨガやベビーマッサージにいらしてくださいね。


 皆様にまたお会いできる日を楽しみにしています。


 

中支部 竹下


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第1回 勤務助産師セミナー開催

2016年07月02日 | 報告

 

6月25日(土)アスニーにて、今年度初の勤務助産師セミナーが開催されました。

午前、午後とも、約20名の勉強熱心な助産師さんが集結いたしました!

午前は左古かず子先生による、「助産師の腕のみせどころ」の講義でした。

左古さんの助産師を志すきっかけ、助産師としての半生、

私たちが目指していきたい目標などお聞かせいただきました。

 

左古さん、そして、左古さんより先輩の大先輩方の第六感とも言えるその技は、

私たち若い助産師にとって、もはや神業です。

しかし、少しでも近づけるためには、モニターなどの機械の操作が上達することよりも、

もっともっと持っている感覚を研ぎ澄ませることが必要だと気づきました。

 

また、骨盤位についてのお話もありました。

「逆子を直して!」とよく外来にいらっしゃるそうですが、

外回転術はあくまでもエコー下で行うドクターの領域であること。

私たち助産師はまずは生活指導が大切で、

体を温めることだけでなく、夫婦関係など心のケア、

上の子ばかりで赤ちゃんの存在を忘れていませんか?

などの助言が大切であることを日々の実践の中で感じていることを教わりました。

赤ちゃんにお話ししながら、お尻を触って、こっちこっちと優しく誘導してあげることも

あるそうです。

でも、決して無理はしない。抵抗を感じたら絶対にそれ以上は動かさない!

赤ちゃんとの対話、もっともっとしたくなりました!

 

そして、午後からは、中村由美子先生による「フリースタイル分娩」についての

実習と講義でした。

まずはしっかり講義を聞いて、重力や骨格などの理論を教わりました。

そして、実習です!

まずはデモンストレーション!

四つ這い。仰臥位とは児の向きが全く反対側になるので、皆さん、一瞬「あれ?!」

座位。「とにかく、産婦さんにはぴったりくっつくことが大切!」と中村さん。

側臥位。「片側の肩甲が出たら、肛門側に赤ちゃんを招いて~」なるほど、なるほど。

立位。「落下する危険性があるので、しっかり支えて!」

皆さん、熱心に聞いてますね。

「ね、簡単でしょ?」中村さんの笑顔に、「え~?!できるかなぁ?!」とみなさん(笑)

さあ、それぞれの班に分かれて実習です!

そうそう、上手、上手。スタッフである海(まある)助産院の宮川さんも指導に入ります。

「体の向きはこちらがいいですね。」助産師のポジションも大事です。

「分娩介助の時はぴったり産婦さんに近づくように!」と中村さん。

分娩介助の介助をする中村さんも助産師さんにぴったり!

 

勤務されている病院で、フリースタイル分娩を取り入れていただけたらうれしいです。

それぞれの立場や思いがあり、なかなか実現困難なこともあるとは思いますが、

熱い思いで頑張って!とエールをいただき、会は終了いたしました。

先生方、ご参加いただきました皆様、長時間ありがとうございました!

 

次回は7月23日(土)、同じくアスニーにて第二回勤務助産師セミナーが開催されます。

午前は「コミュニケーション講座」、午後は「妊婦健診について」です。

(詳しくは、会のHPをご覧ください。http://kyoto-midwife.jp/

 

地域、病院、教育機関など、様々な場で活躍している助産師達が知恵を出し合い学び合うことで、

妊産婦さんへよりよいケアが提供できますよう、私たちスタッフ一同は今年度も頑張ります!

皆様、どうぞご参加お待ちしています!

 

勤務助産師セミナー担当

中支部 渡邉安衣子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする