今、香取慎吾ちゃんの「スマステ」で田村正和氏が出てらっしゃいます。
そうです。お察しのとおり、私は田村さんが大好きです(私は重症の年上好きなので、田村さんの年代になってやっと大人の男性として憧れる領域に入ります)。
しかし田村さんを敬愛しているのは、かっこいい大人の男性だからではありません。彼の持つ卓越した自己プロデュース能力ゆえです。
卓越した自己プロデュース能力といえば、バーレスククィーン、ディータ・ヴォン・ティース様です。
彼女は美の理想を20世紀前半に求め、自らのメイクやファッションもそれを意識したアンティークなスタイルを貫き、化粧法は10代の頃から変えていないそうです。
すばらしい。しかしフィクションの世界で夢を売るプロならば、まさしく理想の姿といえましょう。
私はディータ様がセクシーだからでも美しいからでもセンスが素晴らしいからでもなく、その高潔なプロ意識ゆえに敬愛しているのですね。
今回、映画『ラストラブ』公開にあわせて珍しくトーク番組に出演している田村さんを見たら、その点でディータ様とまるで同じでした。
普通なら撮ってほしくないような喋っている最中の振る舞いまで計算しつくされており、どんなポーズでも絵になります。というか、絵になるポーズしかしてないんだな、あれは。
それも一朝一夕でできたものではなく、20年から昔のドラマに出ている田村さんを見ても、彼の美意識はすでに完全に確立されており、キャラ作りに迷っている様子はいっさいなし。もしかすると、ものすごく若い頃は流石の田村さんも模索してらっしゃったのかもしれないけれど、そんな時代はとっくの昔に終わっているのでしょうね。
さらに、自分を貫いていながら相手のこともしっかり研究しているのがすばらしいです。
今日も慎吾ちゃんとの共演に際し、慎吾ちゃんやSMAPの近年の出演作をくまなく見てきたことが言葉の端々にうかがわれ、全てのメンバーの才能を的確に言い当てているあたり流石です。
しかも、そういう自分の水面下での努力をひけらかしたりはしないんだな。
かなりサービス精神の豊富なエンターテイナー、プロ中のプロという印象でした。
こういう素晴らしいプロに対してプライベートの話を訊くなど言語道断です。その点慎吾ちゃんは賢いね(田村さんほどの大物になれば、ある程度の箝口令は敷かれているんでしょうけど)。
よく、俳優やアーティストがプライベートの話をしたがらないのをつかまえて「何様のつもりだ」的な論調になってるマスコミがいるけれど、それは勘違いというものですよ。
マスコミにとっては自分の家族の話なんかをほいほいとしゃべっちゃうタレントの方が扱いやすくてウケがいいだろうけど、私にいわせればプライベートを秘して「自分の仕事だけ見て評価してくれ!」という態度を貫くプロの方がかっこいいな。
とくに、田村さんみたいに自分の仕事能力が優れている人はなおさらですね。
見にいっちゃおうかなあ、ラストラブ。
三谷幸喜作品以外の邦画は映画館では観ない主義を放棄しちゃうけど、ほかならぬ田村さんですもの、まあいいか。
そうです。お察しのとおり、私は田村さんが大好きです(私は重症の年上好きなので、田村さんの年代になってやっと大人の男性として憧れる領域に入ります)。
しかし田村さんを敬愛しているのは、かっこいい大人の男性だからではありません。彼の持つ卓越した自己プロデュース能力ゆえです。
卓越した自己プロデュース能力といえば、バーレスククィーン、ディータ・ヴォン・ティース様です。
彼女は美の理想を20世紀前半に求め、自らのメイクやファッションもそれを意識したアンティークなスタイルを貫き、化粧法は10代の頃から変えていないそうです。
すばらしい。しかしフィクションの世界で夢を売るプロならば、まさしく理想の姿といえましょう。
私はディータ様がセクシーだからでも美しいからでもセンスが素晴らしいからでもなく、その高潔なプロ意識ゆえに敬愛しているのですね。
今回、映画『ラストラブ』公開にあわせて珍しくトーク番組に出演している田村さんを見たら、その点でディータ様とまるで同じでした。
普通なら撮ってほしくないような喋っている最中の振る舞いまで計算しつくされており、どんなポーズでも絵になります。というか、絵になるポーズしかしてないんだな、あれは。
それも一朝一夕でできたものではなく、20年から昔のドラマに出ている田村さんを見ても、彼の美意識はすでに完全に確立されており、キャラ作りに迷っている様子はいっさいなし。もしかすると、ものすごく若い頃は流石の田村さんも模索してらっしゃったのかもしれないけれど、そんな時代はとっくの昔に終わっているのでしょうね。
さらに、自分を貫いていながら相手のこともしっかり研究しているのがすばらしいです。
今日も慎吾ちゃんとの共演に際し、慎吾ちゃんやSMAPの近年の出演作をくまなく見てきたことが言葉の端々にうかがわれ、全てのメンバーの才能を的確に言い当てているあたり流石です。
しかも、そういう自分の水面下での努力をひけらかしたりはしないんだな。
かなりサービス精神の豊富なエンターテイナー、プロ中のプロという印象でした。
こういう素晴らしいプロに対してプライベートの話を訊くなど言語道断です。その点慎吾ちゃんは賢いね(田村さんほどの大物になれば、ある程度の箝口令は敷かれているんでしょうけど)。
よく、俳優やアーティストがプライベートの話をしたがらないのをつかまえて「何様のつもりだ」的な論調になってるマスコミがいるけれど、それは勘違いというものですよ。
マスコミにとっては自分の家族の話なんかをほいほいとしゃべっちゃうタレントの方が扱いやすくてウケがいいだろうけど、私にいわせればプライベートを秘して「自分の仕事だけ見て評価してくれ!」という態度を貫くプロの方がかっこいいな。
とくに、田村さんみたいに自分の仕事能力が優れている人はなおさらですね。
見にいっちゃおうかなあ、ラストラブ。
三谷幸喜作品以外の邦画は映画館では観ない主義を放棄しちゃうけど、ほかならぬ田村さんですもの、まあいいか。