舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

Beyonce World Tour 2009 "I Am..."

2009-10-19 00:30:15 | 徒然話
っということで観てきました、ビヨンセ様!!
そのために今朝は早くから起きたので、いつまで身体が保つか分りませんが、意識の続くかぎりリポートしたいと思います


会場は、先ほども書いたとおり「さいたまスーパーアリーナ」です。
例によってPhotomemoにアリーナ席から見た内部の様子を投稿しましたので、今夜3時頃にこのブログにも載ると思います。

ウチの最寄り駅からもあんがい近く、さいたま新都心駅で電車を降りれば会場はすぐそばです。
少し早く着きすぎたので、近くのショッピングセンター(といっても、これまたウチの近辺のと大して変らない)をうろついて待ちました。

そうこうしてるうちに開場時間になり、いよいよゲートへ。
とにかく巨大な会場ですから、座るエリアによって入口が分かれています。
我々は「おまけつき席」という特殊なシロモノなので、これまた別の列が出来ています。
ここに並んだ人々は、他の列と同じようにチケットを提示して荷物検査を受けて中に入ると、その場でオマケがもらえます。

オマケはピンク、白、金、銀のロゴ入バッグでした。
我々はもちろんピンクです。バッグの上部は黒ですから、まさにウチのテーマカラーですね。ウチのピンクよりはだいぶ優しいピンクでしたが。

後で席に着いてからよく見ると、中にもオマケが入ってました。サーモマグとネックストラップと、先ほどお話ししたディズニーカウントダウンみたいなヒカリモノです。
ほんとは使いたくないんですが、他に光り物が無いのでパキッとやりました。結果的にはやはり、これがあった方がライヴで盛り上がれて楽しかったです。

しかし、その席に行くまでが一苦労でした。
こちらからどうぞと通された入口は、我々の席より遥か上部。つまり、断崖絶壁みたいな景色の中を、一番下まで降りていかねばならなかったのです。
なんとか手すりにつかまり、傍目には冷静を装いつつ降り切りました。

アリーナは前方の指定席と後方の立見エリアに分かれています。
同じカテゴリー内でも、アルファベットで細かく仕切られており、柵で区切られていて、各入口にスタッフが立っていて、チケットをチェックしています。

我々の席はアリーナ全体で見ると中央よりちょっと前くらいの位置にあり、細かく区切られたエリアの中では前から2番目でした。
しかも柵の出入り口のすぐそばです。見張り番のスタッフのお兄さんが常駐しています。
けっきょくこのお兄さんは公演中もずっとそこにいて、しゃがんでくれる訳でもなく、私の視界の真正面にいるものですから、正直言って彼さえいなければ見晴らしは言うことなしだったんですが(笑)、まぁこのお兄さんがいたおかげで不届きな人が私の前に割り込まないで済んだ訳ですから(私の前に割り込みたければ、このお兄さんとラブモード全開の超絶至近距離で相対する事になります)、結果オーライってことで。

開場から開演までは1時間半。えらい時間かけますな。
そのくらいかけた方が、短時間内に殺到しなくていいってことなんでしょうね。確かに、開演15分前になってもまだ空いてる席があるくらいで、随分のんびり入ってくる人も多かったようです。

そんな事を思っているうちに、ちょうど開演時間の頃、会場後方で悲鳴のような歓声が上がりました。
えっまさかビヨンセ様、後ろから登場と一瞬驚きましたが、そうではありませんでした。

なんと、叶美香さんが外国人SPを従えて堂々と入っていらしたのです

パニックになる会場。美香さんに向けられる携帯やデジカメ。っておいおい、美香さんはプライベートで来てんじゃん。何でみんな無言でばしばし撮ってるのさ。
私は個人的に「何の断りも無く人にカメラを向けて撮影する行為」はマナー違反だと思っているので、いくら5秒で取り出せる位置に携帯があろうとも、いくら手を伸ばせば届きそうな位置を美香さんが通過していようとも、「やっぱ好み」とか思いながらそっと見つめるに留めました。


予定開演時刻をだいぶ過ぎてから、ようやくステージが始まりました。
おおお、舞台中央にご登場ましましたビヨンセ様遠くからでもハッキリ分る、そのゴージャスなヴィジュアル

ライヴは、しょっぱなからダンサブルな曲で大いに盛り上がりました。
バックダンサーを従えてステージ狭しと駆け回り、ときおり前方の観客と握手しながらパフォーマンスする彼女を見て真っ先に思ったのは、「なんて素敵な声かしら」ということでした。
ゴージャスなルックスもパワフルなダンスも既に良く存じておりますが、こうも魅力的な低音ハスキーヴォイスだったとは。ますます惚れそうです。
しかし、クリントン国務大臣しかり、アメリカの主要テレビ局で活躍する女性ニュースキャスター(それは日本の「女子アナ」とは完全に別種です)しかり、パワフルでブリリアントな女性には、そういう声こそ最も相応しいと思います。
少なくとも私はそういう声が好きです。


声のみならず、ビヨンセ様のステージを見ていると、完全に私好みの「強いオンナ」のイメージが前面に押し出されています。
象徴的なのが、ビヨンセ様のバックバンドですね。
以前から聞いていたとおり、ビヨンセ様のバンドは完全に女性ばかりです。言うまでもありませんが、そのパフォーマンスは十二分にパワフルでソウルフルです。

強いオンナというと、あくまでも男性との対比で強い(「男勝り」って言葉があるようにですね)と捉えられがちですが、ビヨンセ様の「強さ」は最早、男女の上下関係なんてくだらないものを超越した、いえ男性の存在自体を必要としないような、マジもんの強さを感じます。
うおおお、完全に私の好きなタイプだ。というより、私の目指す女性像はそこなんだ。「オンナのくせに」なんてつまらない男尊女卑思想とは、闘うのではなく、蚊帳の外におくのです。

ビヨンセ様においてとりわけ素晴らしいのは、そういう独立不覊の強い人を演じながらも、女性らしいエレガントなドレスも着こなし、女性ならではのセクシーさを兼ね備えているところです。
そういえばディータ様もそうですね。彼女もあれだけ挑発的なショウを演じながら、「男性の目を意識して踊った事は無いわ。女の子たちが私のショウを観て、ランジェリーを着けてバーレスクの真似をしてくれるようになったら素敵ね」と言ってのける、ファービュラスなお方です。

私が思うに、女性ダンサーやアーティストがセクシーでありながらも魅力的であるためには、男性の目を意識すべきではないと思います。
女性が同性を見る目は、異性に対するときよりもシビアですから、単なる媚ではまったく評価されませんが、それゆえに若さやスタイルなどといったつまらないメッキに騙される事なく、真の実力を見抜いてくれます。
そう考えると、コンサートの観客席のかなり多くを女性が占めているビヨンセ様には、やはりアーティストとしての技量、磨き抜かれたセンス、そして尊敬すべき人間性など、ゴージャスな外見のみにとどまらない魅力が充分に備わっていると言えるのです。

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