舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

待ってました

2009-10-25 03:18:54 | ダンス話&スタジオM
先日の発表会の時に撮っていただいた写真が、家にやってきました
撮ってくださった方が、もの凄く凝って編集しておられるため、今日届いたのはとりあえず一部です。
発表後にグループごとに撮った写真と、私やマミちゃんが写っている写真を頂いてきました。

というわけで、その中からの一枚をご紹介です。
つってもまた私しか写ってなくてごめんなさい(笑)。ホントはもっと全体像が分る写真がいいんですが、いかんせん今回の会場は舞台が遠くて照明が入っているホールと違い、至近距離でハッキリ写っているため、肖像権を鑑みると大勢が写っている写真は掲載するのが非常に難しいのです。

きっと、生徒さんたちの中には載せても構わないと言ってくださる方もいらっしゃるかもしれませんし、じっさい肖像権のことなどあまり気にしないでこういうブログなどに人物の写真を載せている方は大勢いらっしゃるのでしょうけれど、どうしても私は気にしてしまいますね。

そもそも、こないだビヨンセのライヴで叶美香さんをお見かけした時に書いたとおり、芸能人に何の断りもなくカメラを向けるのも悪いと思っている私なのです。
最近、番組のロケ中に通行人が出演者を取り囲んで携帯カメラとかで無言でばしばし撮っているところがよく映像に映っているけれど、あれもどうかと思うなあ。
いくら芸能人とはいえ、撮りたいならご本人に一声かけるべきだと思うんですよね。

まして公共の場で公開するとなると、自分自身は特に気にしませんが(そらそうだ自分のブログだもの)、他の方を載せるのはどうしても抵抗があります。
写っている全員から許可をとれればいいんですが、それはなかなか大変ですし、内心イヤと思っていたら申し訳ないし...などと考えたあげく、けっきょく自分とかマミちゃんだけの写真だけ載せている次第です。

まぁ、たとえば遠景の写真や、出演者が正面を向いてない写真とか、皆さんのプライバシーを侵害しない範囲内で載せられそうなのがありましたら、これからご紹介していきますね。
そうそう、これを読んでおられる生徒さんの中で「私は載せられても構わないわよ」とか、逆に「私は絶対イヤ」といったご意見がありましたら、是非忌憚なくお聞かせください。


あ。今、「忌憚」と書いて思い出したんですけど。
今日の新聞に、常用漢字見直しの話が載っていましたね。(いきなり話題変った!)
そしたら、常用漢字から外される字の中に、「忌憚」の「憚」が入ってるじゃないですか!!

ちょっと待ってくださいよ。「忌憚」て、日常的にめちゃ使う言葉じゃないですか。
もちろん訓読みの「憚る」という言葉も、ばりばり生きている言葉です。
ワープロで使うのはもちろん、手書きだって書けるくらいおなじみの漢字です。

他の削除対象も、「招聘」の「聘」、「歩哨」の「哨」、「諜報」の「諜」など、誰がどう見ても使う漢字ばかりです。
諜報の諜が無くなっちゃったら、ジェームズ・ボンドの職業はどう書くんですか。
まさか「ちょう報員」とか書くんじゃないでしょうね。だったら私、本気でグレますよ。

私は漢語を一部だけ平仮名にするのを非常に嫌います。それこそ忌憚しまくりです。
小学校の教科書には、「まだ習ってない漢字は平仮名で書く」というとんでもない習慣があり、んなら潔く全部平仮名で書けばいいものを、「教室」を「きょう室」とするような表記がまかり通り、私に吐き気悪寒蕁麻疹を催させました。

何度も述べておりますとおり、言葉に関して私は完全に変態です。
丁度、マミちゃんが服のシルエットに変態的にこだわるのに似ています。
音の響きにも字面にも、執拗に自分の美意識を持ち出す、非常に厄介な変態なのです。

例えば私は「気持ち」の送り仮名の「ち」がそれこそキモチ悪いので、必ず「気持」と書きます。
「コドモ」は誰がなんと言おうと「子供」です。「子ども」も「こども」もいけません。
「確認」という言葉の音の連なりに耳が耐えられないので、私の喋ることを良く聞いていただければ、これを決して使わないことにお気づきになるでしょう。

基本的に、漢字密度の高い文章を書きますが、好んで平仮名で書くのは、ご存知のとおり「たしょう」「きょくたん」「けっきょく」「じっさい」などです。
それと、ごく一部の外来語を平仮名で書きたがります。あ、「はんばーぐ」は平仮名で書いちゃダメ(笑)。外来語なら何でもいいというわけではないらしいです。

これ以上並べ立てるともう変態度が増す一方なので例示はこの程度に留めますが、とにかくこの変態性癖は、今に始まったことではありません。
「きょう室」的な用法は、当時の私の変態脳におけるNGゾーンにジャストミーーーート(そういやこの言葉が流行ったのもその頃だな)してしまった訳なんですね。

変態の...いえ三つ子の魂百までとはよく言ったもので、このNGゾーンは今も変わりません。
したがって、このまま上記の文字が常用漢字から外されてしまいますと、「忌たんのない意見を述べる」「著名な研究者を招へいする」「兵士が歩しょうに立つ」「英国ちょう報員ジェームズ・ボンド」といった凄く頭の悪そうな書き方が世の中に氾濫しかねないということであり、これは是非とも避けていただきたいのです。

だからといって、これらの言葉を使うこと自体を避け、「招聘する」を「招く」に言い換えていったりすると、これらの言葉がどんどん忘れ去られていき、日本語のボキャブラリーがますます貧弱になってしまいます。
ただでさえ、ボキャブラリーの貧しさ故に何を見ても「かわいい」としか形容できないような嘆かわしい風潮が生まれつつあるのですから、日本語の豊かな語彙を少しでも多く残そうとするのが、私のような言語系変態の責務だと思っています。

ブログランキング参加してみました。クリックして頂けると幸甚の至りです。