舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

Ballad of Fallen Angels

2008-03-18 04:24:07 | 徒然話
日曜日のパーティーはおかげさまで無事成功裡に終わりました!!!
参加者のみなさん、長時間おつかれ様でした~。

あんのじょう作業ノルマがまったく終わらず、昨日も一昨日も徹夜でした。マジで一睡もしなかったですね。
だから、パーティーが終わって家に帰るなり、ソファでまったりしていたかえるたちを引き寄せて大勢抱え込んで寝こけてしまいました。
ひどい体勢だったはずですが、身体が痛いとか全然気づかなかったですね。すべてのものに眠気が勝っている感じでした。

こんなに寝こけたのは、高校の一夜漬け以来です。
私の高校のテスト期間は一日2教科ずつ、一週間ほどかけて行われまして、私はテストウィーク直前の日曜までいっさい勉強をやらないで完全なる一夜漬けでのぞむため、毎晩徹夜でした。
なんたって前夜まで時間割も出題範囲もよくわかってないからね。たまに授業中にメモし忘れていて、仕方なくとりあえず前後の範囲も多めにやっとくことが結構ありましたっけ(莫迦だ。明らかに莫迦だ)。

しかもそのときは暗記もの教科が何日も続き、今まで聞いたこともない人名を一晩で覚えるせいで寝る暇がなく(←授業聞けよ)、暗記続きのテストが終わったその日に、なんと帰るなり居間にぶっ倒れて午前3時まで一度も目を醒ましませんでした。

テストなんてのは自分一人の問題ですからこれで許されましたが、ことは数百人規模のパーティーですからね。もうそういうギリギリ仕事は許されないんだと、改めて肝に銘じた次第です。

かように今回もまた反省点は多々ございますが、参加して下さった方の評判はまあまあのようで、ほっとしております♪
ダメだったところは前回同様メモしておいて、次回(っていつになるやらわからんけど)のために役立てます。
パーティーの模様はおいおい撮っていただいた写真と一緒にご紹介してまいりますね。


今日はアニメ『カウボーイビバップ』の放映日でした。
これで私の一週間分の疲れも睡眠不足も綺麗にふっ飛ぶよほんと。
だから今日はおもいっきし放送時間の被ったコンバットはスッパリ止めました。
というより私にとって、カウボーイビバップと秤にかけて勝てる番組はおそらくほとんどありません。

いよいよお待ちかねの「堕天使たちのバラッド」、スパイクの過去が初めて垣間見られるエピソードです。
かつての恩人であった組織の幹部マオに高額の賞金がかけられているのを知り、危険も顧みずに飛び出そうとするスパイク。

そのときの現在の相棒・ジェットとのやり取りがまた好きです。この会話から分かることは、二人はしばらく一緒にやっているにも関わらず、お互いの過去をほとんど知らないし、また敢えて干渉しようともせずに来たのだなということ。
しかしスパイクの態度から何かを察したらしいジェットとしては彼が心配なんですな。
もちろん、どちらもそんなことをストレートに口に出す御仁じゃありません。珍しく感情的に言い合う二人。一方的に飛び出すスパイク。マオにかけられた賞金の額に目が眩んでこれまた一人勝手に行動するフェイ姐さん。頭にきて「知らん!」と拗ね、船に残って趣味の盆栽に没頭するジェット(笑)。
ああもう、最高です。この人たちの独立独歩ぶり、たまりません。

とはいえ、好きとかたまらんとかいってる場合じゃないんだな。
この賞金情報は実は罠で、賞金首であるマオは既に殺された後でした。
彼を殺した人物こそ、スパイクの宿敵・ヴィシャスです。

スパイクは3年前のある出来事を境に組織を離れ、生死も知られずに姿をくらましていました。
一方のヴィシャスはその後も組織に残り、穏健派に転向していく組織の有り様が許せず、ほかの組織と盟約を結ぼうとしたマオを殺害したのです。

それまでのスパイクとヴィシャスはともに組織の人間でしかも相棒でした。
10年前に初めてこのエピソードを見た時、私はヴィシャスが殺意と狂気にみちたとんでもない敵と思ったものでしたが、最終話まで観て10歳年を取った今はもはやそう思っていません。

私がもう少し深読みのできる人間だったら、このエピソードの終盤、教会での再会と死闘の末にスパイクが割れたステンドグラスの欠片とともに墜ちながらとりとめなく回想するシーンの断片で気付いていたはずです。

それは昔スパイクとヴィシャスがまだ相棒だった頃のこと、銃撃戦のさなかにお互い背中を向けあって不敵に笑いあう二人の姿です。
よほど信頼している相手じゃなきゃ、戦場で背中は預けないですよね。

他人に背中を預けてこんな笑みを浮かべられるヴィシャスという人物は、殺意と狂気だけの男などではない。そういう人間にこんな表情はできません。

おそらく彼は誰よりも筋の通っている(自分で筋を通すと思ったことは決して曲げない)人物なんじゃないかと思います。
だからスパイクの裏切りが許せなかった。軟化していく組織の有様に耐えられなかった。その思いがあまりに強いゆえに彼は現在のような凶行(彼は今回のエピソードで恩人である幹部を殺害した上、アニメ終盤ではクーデターを起こして組織を乗っ取ります)に走ったのでしょう。

う~む。やっぱり私は、こういう人が好きだ。
やってることの善悪はこの際どうでもよろしい。私は、自分の信念をかたくなに貫こうとする人に弱いのです。
時代や強者の趨勢に媚びへつらって生きるくらいなら、命をかけてでも信念を貫き通した方が良いに決まっています。

ヴィシャスが破壊し殺戮することによって信念を貫こうとするのに対し、スパイクは一見飄々と生きていて、実はその柔軟な勝手気侭さ故に誰一人彼を変えることができない。まるで、どれだけ風に流されようと決してつかむことのできない雲のように。
これも一つの「自分」の貫き方だと思います。

私としてはどっちも好きなんで、このまま別々の道をいった方がいいように思いますが、そんなわけにはいきませんし、実際このアニメのラストでは二人のあいだに決着がつきます。
彼らにとってお互いどうしても対決しなければならない存在なんですね。


まあ、ラストまではまだ間があります。
それまでは存分に『ビバップ』の世界を堪能することといたしましょう。

長い長い長い1日

2008-03-15 23:23:25 | 徒然話
けっきょく昨夜?今朝?寝たのは7時近くなってからでした。

3時間ほど寝て起きた後は方々のクラスにやっと届いた衣装を届けたりレッスンに行ったりして、最終的に会場での下準備を済ませて今ようやく家に戻って参りました。

会場での仕込みに力を貸して下さった皆さん、本当にありがとうございました!!あれだけの仕事量私達だけではとても歯が立たないところでした。無事終わったのは皆さんのお蔭です♪

さて、簡単な夜食を済ませたら最後の仕込みに入ります。何時までかかるかさっぱりわからないけど、あとひと息頑張るぞー!!

記念品到着!!

2008-03-14 03:22:50 | ダンス話&スタジオM
日曜日のパーティーで全員にお配りする「メイン記念品」がついに出来上がりました!!
同時にプログラムも刷り上がりました。つまり、これでもって記念品はコンプリートです♪
あ~、予定どおり平穏無事に行ってくれて良かった~。

メイン記念品は前回よりゴージャスめです。
生徒さんたちのリクエストにお応えして、大きさも機能性もアップ!!

普段使いのバッグに大判の本やノートを入れると角が折れちゃうし、A4まで入るサイズとなると今度はポケットとかがないシンプルすぎる物が多いんですよね。
でも今回の記念品はA4用紙が余裕で入るサイズです。書類や本を持ち歩くことの多い私は、このサイズで我ながら助かったと思います(笑)。

みんなお揃いですから、私たちは早速自分の目印を付けました。
私はもちろんカエル♪で、マミちゃんはラフォーレの地層階にある系ショップの飾りを装着しています。
今の日本にマミちゃんのファッション感覚を満足させるものはほとんど存在しません。その数少ない例外がラフォーレの地下にはあります。
それらのショップの一つで昨年衝動的に買ったのがこの飾り。飾り欲しさに要りもしないセットのミニスカートを買ったのです(つーか一般的にはメインはむしろミニスカートの方だったのではという気が)。

衝動的にゲットしたにもかかわらず、この飾りのピンクときたら誂えたように今回の記念品の柄とピッタリ同色なのです。
この人のこういう色彩感覚はどこから来るんでしょうね。あたかも元々こういう飾りが付いている物のように、憎たらしいくらいピッタリなもんで、私もプライドをかなぐり捨てて同じ飾り(←同じものを買っておけば間違いがないので、私は大抵母とお揃いを持っている)をつけようと思いかけました。
どうやらマミちゃんにとってピンクは「ピンク」という一色ではないんです。幾多のピンクがあり、しかもその中からぴったり合う色ってのをトリュフを探す豚さながらに嗅ぎ当ててしまいます。

よく柄物の生地で作った衣装に色のあわない無地のフリルがついてると憤慨しています。
マミちゃんにしてみれば、これは洋服のプロがやってはいけない失態のうちのようです。
多くの人にとっては「え、同じ色じゃん」と思うんでしょうけどね。ただ、何かが素敵じゃないなあ、と思うだけです。
でもマミちゃんはその「素敵じゃない」原因(色だったりシルエットだったり)を着用する前から瞬時に言い当ててしまいます。

本当に憎たらしいことに、マミちゃんの服飾の美学にはブレない軸ってものがありまして、自分に何が似合うか腹が立つほど熟知しているので、まず間違った選択をすることがない上、新しく買ったものと前から持ってるアイテムがしっくり符合しやがります。ケッ。

以前も「あんたは帽子が似合うからいいわよね、被る帽子被る帽子似合いよってからに、ったく」と八つ当たり気味に言ったら、「私は被らなくても何が似合うかわかるのよ」と、自分は帽子が似合うと自慢した方がまだしも可愛げがある言いようでした。憎らしいったら。

かりにも実の母を憎らしい憎らしいと申しておりますのは、この人が自分のセンスをカサにきて娘のセンスをあからさまに莫迦にするからです(笑)。
さっきの記念品の目印にしたって、私がカエルをたくさんぶら下げようとしたら「統一感がない」「色が合わない」と言いたい放題。んも~~~。

まあそれはともかく、似合う帽子が一目で分かるまでになったのは、ひとえにこの人の帽子好きによります。
彼女は帽子が好きでたまらず、ファッションの画竜点睛は帽子だと公言しております(もっとも本人は「画竜点睛」なんて言葉知りませんが←せめてもの対抗心)。

そんな彼女がこだわりにこだわってデザイン&コーディネイトしたのが、今回のスタジオMの衣装with帽子です。
じつはそれもパーティーで注目していただきたいものの一つなわけで。
一曲目に20人以上で参上いたしますので、どうぞマミちゃんのこだわりの一端を垣間見てくださいまし。

腹が減っては戦ができぬから減らさないでおこう

2008-03-13 03:49:04 | ダンス話&スタジオM
週末まで連日続くパーティーの準備、今日はまず発表&メレフラタイムの音を作りましたっ。
発表会や骨髄バンクと比べれば曲数が少ないぶん楽なんですが、それでも全部で2時間分の音づくりですからけっこう時間がかかりました。

音質を犠牲にすれば、もっと早く楽に作る方法もあるんですが。私としては音質だけは譲りたくないのです。
って「○○だけは譲りたくない」つーモンが多すぎるんですよね、我々親子は。それ最早「だけ」じゃないだろ、とセルフ突っ込みを入れてみたり。

音質は良い状態で録りたい、でも量が多くて時間がかかり過ぎるというとき、私はデッキ2台同時進行を断行します。
私の耳は音楽と人の話とテレビの音声とかを同時に3つくらい聞き分けられるので(←こういうのを地獄耳という)、2台のデッキが別々のタイミングで別々の曲を流していてもまったく普通に操作できます。
ま、いっつも2台稼働させないといけないギリギリの状況下で生まれた火事場の莫迦力的能力といえなくもないです(笑)。


そうして無事音をとり終えたら、今度はお食事券を作りました。

今回のお食事券はグループごとに1枚ずつで、ホテルの朝食のように、チケットにそのグループの人数や時間帯が書いてあります。
お食事時間が来たらこれを持っている部長さんや代表の方のところに集結し、みんな揃ってお食事にお越しくださいね♪

これまた「○○だけは譲りたくない」シリーズで、作っているうちにどんどん絵柄に凝りたくなってしまい、おもわず全員に渡したくなるような萌え柄になってしまいました。
あああ、でもコレまで数百枚生産していたら、またまた仕事が増えてしまうのでじっとガマンガマン~~~!!
ちなみにこの券は携帯しやすいようにちょうどチケットを入れるホルダーに収まるサイズで作りました♪


この手の作業は私の好むところなので苦にはならないんですが、いかんせん量が多い!!
だからここ数週間、気付くと3時4時になっとります。
ただただ不思議なのは、これだけ睡眠時間を削って忙しくしているのに体重がまったく減らないことです。
寝ないと痩せるってどこかで聞いた覚えがあるのに、我々に適用されないのはなぜなんでしょう。
今だって私の背後からしきりに誘惑してくるケンタッキーのたまごタルトの秋波を巧みに避けてしのいでるんですぜ。

所詮、今やってるのはどれだけ忙しかろうと肉体労働ではないからなあ。
しかもよく考えたら、たまごタルトの一個目はついさっき食べたのでした。
これじゃ痩せるはずないわねえ。

みんなでやればこわくない

2008-03-12 03:36:20 | ダンス話&スタジオM
夜のレッスンに来た生徒さんたちにお手伝いをお願いして、パーティー記念品の仕込みをしました♪

ストレッチ用マットを使ってパーティー会場のステージを作ってひととおり練習した後、そのマットを井戸端会議型(笑)に並べ替え、材料を真ん中に置いてあたかも内職のごとく袋詰め作業をしました。

内職といっても、みんなでお喋りしながらやれば楽しいし、あっという間に終わりますねー♪
もっとも、今日のメンバーの中には手先が器用でこういった作業がすごく上手い生徒さんもいて、そういう人たちのおかげで捗ったのもあるでしょうね。
いずれにしても、我々二人だけでやったら朝までかかったかもしれないところを、大勢でやったのですごく助かりました!!

うれしかったのは、我々の選んだおまけ記念品があんがい好評らしいことです。
ブツを出してきたら皆さん「うわ~、かわい~~」と盛り上がってくれて、「こんな夢追いかけ過ぎのブツをはたして喜んでもらえるのだろうか」という一抹の不安がちょっと救われました(笑)。

当日はメインの記念品の中に今日みんなでセットしたおまけ記念品やプログラムを入れて、さながらお楽しみ袋の様相です。
しかも、どのおまけも会場内で役立つグッズとなっておりますので、パーティー中に持ち歩いていただければ幸いです♪

記念品の内容は基本的に全員同じですが、色柄や形状がけっこう違います。
今夜の生徒さんたちも「ワタシ何色の何型が欲しい~!!」などと盛り上がってました。
なるべくシャッフルしてグループごとの偏りがないようにしますね。どんなものが当たるかは、当日会場でのお楽しみです。

ちなみに。今日の内職で詰めたもの以外にもう一つ、おまけ記念品があります。
おまけといってもちょっと大物ですね。こちらの方も色柄にバリエーションがあります。
ギフトっぽい入れ物に入ってますが、開ければ当日早速お使いいただけます♪

...って、具体的な品物が分からないとピンときませんよね。
ちょっとばかしヒントを申しますと、
(1) 袋を開ける
(2) まず香りを楽しむ
(3) スイッチオンで目で楽しむ
(4) 箱を開けて手触りを楽しむ
(5) 会場内でレッツ活用!!

...という手順でお楽しみいただければと思います(※よけいわからん!!)。

まあ、当日受け取ったら落ち着いた場所でゆっくりためつすがめつしてみて下さい。(←細かいモノも入ってるので落とすとアレです)
それと、使い方を誤るととんでもないことになるモノが入っておりますので、開会後の記念品説明によーく耳を傾けてくださいね!!
まちがっても袋の中身を食べないように!!!

(↑故意に情報を攪乱してないか私)

ホンキィ・トンク・ウィメン

2008-03-11 04:35:05 | ダンス話&スタジオM
....はっ、気がついたら20時間超働きどおしでした。

今朝は6時過ぎ(つまり私にとっては真夜中です丑三つ時です)に起き、パーティー前最後の買い出しのために上京しました。
参加者全員にお渡しする記念品(の、おまけ)や、抽選会の賞品などです。

今回はメインの記念品に加え、目で鼻で手触りで楽しめるおまけ記念品もいろいろ用意してみました。
当初は「これは抽選会の賞品にしよう」と思ってたけど全員にあげたくなり記念品にしてしまったグッズなんてのもあります(笑)。

しかし抽選で当たるものが少ないんじゃつまらないので、賞品もいろいろ選んできましたよ
ほどほどに夢があり、ほどほどに実用的な品物を選んだつもりです...が、なにぶん我々の選んだものなので、ついつい実用より夢を追いかけがちなラインナップになってしまった気がしないでもありません(笑)。

日光に戻るとすぐ、先々週から始まった日光市レクリエーション協会の講座でした。
こないだも書いたとおり、前回より生徒さんとの距離が近いのがとてもうれしいです。反応が直に伝わってきますものね。

生徒さんもそう思っている方がけっこう多いのか、説明に熱心に耳を傾けて、かなり楽しそうに踊ってくださいます♪うれしいねえ
新人さんが多いけれど、歌詞などを説明してもついマニアックな解説にはまり込みがちな私の話をすごく真剣に聴いてくださいますし。
能書き担当冥利に尽きます!!

レッスンが終わって帰宅後は、再びパーティー準備に戻りました。
そういや我々のデモンストレーションの練習全然してないんだっけ
というわけで今日ようやくちょっとばかし練習しました。
うあ~~、振り付け忘れてる~~。でもこの曲は歌詞を覚えていたので、歌詞を頼りに踊れます。
曲自体がすごく好きで繰り返し聴いてたことが幸いしましたね。

まあ、今回のパーティーで注目していただきたいのは我々のデモなんかじゃありません。
ゲストダンサーのデモンストレーションをこそ堪能していただきたいです。(←お~い、自分のデモが心許ない逃げか~~)

そうそう、プログラムには載っていないのですが、もう一人ゲストの方がいらして踊ってくださることになっておりますので、今回はゲストダンサーがほんとに大勢!!
自分が踊るのはもちろん楽しいですから前回以上に踊れるパーティーになってますが、ショーとしても十分楽しめる内容になると思います♪


早朝から深夜まで忙しかった今日の唯一の息抜きが、『カウボーイビバップ』の放映でした。
12時にオープニングテーマ「Tank!」を10年ぶりに聴いたときは、大袈裟でなしに鳥肌が立ちました。
もう10年経ったのねえ。なのにまったく古びる気配がなく、さすがは私のアニメ観を変えた作品です。

今日はSession #3とSession #4の連続放映です。前半の回でフェイ・ヴァレンタイン姐さんが初登場し、後半でビバップ号に居着きます。
こういう経緯で仲間になったから、熱い友情とか深い絆とかとは無縁の、個人が完全に独立してるビバップクルー独特のゆる~い人間関係が築かれてゆくわけですね。

前から思ってるんですが、#3のフェイ姐さんの顔はほかの回と若干違いますよね。林原さんの声もまだ慣れてない感じです。

あと久しぶりに見て気づいたのは、このアニメって激しい戦闘シーンになればなるほどBGMが軽快になります。
あたかも自分の命の危機に際してさえ飄々と戦う主人公・スパイクのようです。

スパイクも彼なりにカラダはって戦ってるんですが、本人の言を借りれば「醒めない夢を見ている」かのような、どこか現実を現実として捉えてない気配があり、それであの飄々としたキャラクターになってるんですね。
これは彼本来の性格じゃなく、スパイクの過去にいろんな事情があるわけなんですが。
その過去の断片が次週の放映で垣間見られます。

次週、スパイクの過去に絡む人物として、いよいよ私の大好きなヴィシャスという人物が登場します!!

現在スパイクとヴィシャスは宿敵同士で、出会ったらもう殺しあうしかないほどの関係なのですが、私はスパイクが好きなのと同じくらい彼の宿敵も好きです。
なぜヴィシャスが好きか本当の理由はネタバレに足を突っ込むので語れませんが、まず外見だけいっても、飛び道具使う敵相手に日本刀でやり合う心意気も好きなら、黒尽くめの服装やマフラーをちょい不良オヤジがけしてるとこなんかも好きです。
あ、見ため的にはスパイクより好きかも......ごめんスパイク。

彼の姿はエンディングでもモノクロ映像で見られます。
金網越しにスパイクと背中合わせに立っている彼こそがヴィシャスです。ね、いかにも私の好きそうな服装でしょう(笑)。

来週は放送されるころにはパーティーは終わっているんですねえ。
どうかパーティーが無事終わり、晴れやかな気持でヴィシャスとの再会を果たしたいものです。ふふふ
...って、ストーリーはおよそ晴れやかとは程遠い内容ですが(笑)。

プログラム原稿完成!!

2008-03-10 02:06:42 | 創作活動
いよいよ今週となったスタジオMパーティーの当日にお渡しするプログラムの原稿が書きあがりました!!
今日作って今日速達で印刷屋さんに送りました。相変わらずギリギリ仕事ですねえ

プログラムはピンクのA3の紙に両面印刷し、二つ折りにしたものです。
この画像の絵が表紙で、開くと会次第が一目で見られるようになっており、裏表紙に会場マップがついてます。

当日のスケジュールやグループ発表の順番などはさすがにもう出来上がっておりますので、それに細かい連絡事項などを書き足してワープロ原稿は出来上がりです。

しかし問題は手書き原稿のページ、つまり表紙と裏表紙ですね。
なにしろ一から手描きで描いていかなくちゃなりません。なのに宅急便の締め切り時刻は刻々と迫っています!!...という、まったく毎度ながらギリギリの状態で描きつつ、ちょびっとだけ小説家や漫画家の気持を味わいました。
ま、プロの大変さはこんなもんじゃないと思いますが。

私がこの通り小さい頃から漫画やらイラストやら小説を書いていると、いろんな人から「漫画(小説)家になれば」と言われたものです。
でも、好きだからって仕事にできるわけじゃないんだね。プロは「上手い素人」の延長線上にいるわけではないから。
私ごときの才能と技術と意志ではとてもとても無理です。
とはいえ、だからといって全然描かないのもつまらないので、こういうおりに待ってましたとばかりに描いてるわけですね。

マップは以前会場スタッフの方に描いていただいた見取り図をもとに作成しました。
設計士の祖父・良美さんの遺伝で、建物の見取り図はミリ単位で測ってキッチリ書きたくなるんですが、今回はイラストマップなので、下絵はキッチリ計って書いておいたところに、清書の線をあえてフリーハンドで描いて手描き感を出しました。

見取り図の上に描いてあるイラストはすべて無修正ペン描きです。無修正って。誤解を招くような言い回しはやめようね。

ちなみに、「ステージ」「ショップ」なんて説明書きの横についてるイメージイラストは皆人間ですが、じっさいの見取り図内を我が物顔に飛び回っているのはカエルたちだったりします。
「イメージイラストのダンサーと、見取り図上のステージで踊っているカエルたちが同じポーズをしている」などの小ネタも仕込まれておりますので、当日受け取った方はチラ見してみてくださいまし♪

表紙にいたっては完全に下書きなしのペン入れ一本勝負です。
ただこれは失敗が怖いのと、なんたって時間がない中で描かなければならなかったため、本来ならやりたくないことですが以前の自分のアイディアを再利用しました。

元ネタは中学校のとき描いた修学旅行のしおりの表紙です。
修学旅行自体は行きたくないとか早く帰りたいとかダダこねたくせに、こういう仕込みだけは好きだったんですね(笑)。
それはビックリ箱から中学の制服を来た人々や京都っぽいシンボル(お寺とか舞妓さんとか)が勢いよく飛び出している絵でした。
今回は「桃の節句パーティー」という触れ込みなのでビックリ箱を桃に変え、こんな感じに仕上げました。

本当は色を塗りたかったのですが、何度も言ってるようにとにかく時間がないッ!!!ということで諦めました。
最終的に時間ができれば、会場掲示用に色付きバージョンも製作したいですね♪

でもほんとは、これをゲットした皆さん各自で塗り絵にご利用いただければ何よりです。
塗った方はぜひ私にも拝見させてください。私は自分の絵を塗ってもらうのが大好きなのです。
色彩感覚は人によって全然違うので、自分の絵が全然違うテイストに生まれ変わった姿を見たりするととても楽しいのです。

渾身の!?イラスト&マップ付きプログラムは今週後半に出来上がってくる予定です。
出来上がりを楽しみに待ちつつ、余韻に浸ってる場合じゃないので次の仕事いきまーす!!!

かえるさん大活躍

2008-03-09 01:24:16 | カエル偏愛
先日もちょっとご紹介した、新顔が加わって総勢60人になったかえる達。
常日頃フォーメーションを考えたり生徒さんに説明する際に役立ってくれてますが、今各地のクラスでパーティーの練習のために外回りをして大活躍しています。

外回りに出ているのは、各色の代表1人ずつで計12人です。
いつも同じメンバーが出かけるのでは不平等なので、ときおりメンバーを交代しています。
その12人をパーティー会場の見取り図に乗せ、説明や立ち位置を決めるのです。

最近思い付いた良い方法は、生徒さんに好きな色の子を選んでもらって、自分の立ち位置に並べてもらうことです。
そうすれば自分がどのカエルか覚えやすいですものね。
ただ問題は「私はこの子が好き」などと言われているのを聞いて、選ばれなかった子が悲しみはしないかということです。
だから選ばれなかった子もお客さん役として活躍してもらうのです。
もっとも、どの子がモテるかはあんがいクラスによってけっこう違うので、本人たちには「みんな等しく活躍できて良かったね」と声をかけています。


できればもっといろんな色の子が欲しいですね。メンバーが12人以下ということはそうそうありませんので。
さしあたり、ゼッケンや服を作って同じ色の子を見分けられるようにしようと思っています。
でも、そりゃ色の種類が増えたらさらに萌えること必至ですから、今ないピンクや紫やモスグリーンやエメラルドグリーンなどが増えたら、こんなにうれしいことはありません。
めざせ100人!!

さて、パーティーまであと一週間です。
当分たっぷりした睡眠時間は望めないけれど、参加した人が楽しいと思ってくれるようなパーティーにできるなら、頑張りがいもあるってものです♪

組分け帽子

2008-03-08 03:51:24 | ダンス話&スタジオM
パーティーの準備も大詰めに入り、当日の細かいこと...席順やお食事のグループ分けなど...を決める段階に入ってます。

お食事の時間を分けるといっても、もちろん同じグループのメンバーは一緒にランチできるようになってます。あとは人数や発表の時間なんかの兼ね合いで割り振ってます。

もう一つ重要な要素は、「共通の関係者」がいるグループ同士をなるべく近い時間割や席順にすることです。
私は限られたグループ内のみで固まっているのではなく、グループの枠を超えてより多くの人と親交を広める方がずっとずっと好き。だからこのパーティーでもそういう機会が持てたらいいな、と思っているのです。
だれか一人でもほかのグループに関係者がいると、その人同士をきっかけにほかのメンバーも交流を持てるかもしれません♪

ちょっと例外なのはうちのスタジオの生徒さんたちで、そちらのみはジャンルやレッスンの時間帯などでさらに4つに組分けしました。
1グループとして考えると人数が多すぎるため、ほんとに便宜上の組分けをしたに過ぎないんで、じっさいにはほとんど一緒に行動するようになると思いますけどね。

組分けといえば、そうです、ハリー・ポッターの「組分け帽子」です。
しかもちょうど組数は4つ。おお、まさにグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、そしてスリザリン!!!

この偶然の一致に興奮し、各寮の名前をそれぞれのグループに割り振ろうと思ったのですが、スリザリンにされた人がひがむといけないのでやめておきました。で、じっさい「スリザリンだけはやめて~~~」と言ってる人がいました。...勝手に命名しなくて良かった。

(※ハリーが所属してる魔法学校の寮がグリフィンドールで、敵対関係にあるのがスリザリンといい、宿敵ヴォルデモートをはじめ多くの闇の魔法使いがそこ出身なのです)

しかし正直いって私自身は個人的にスリザリンが好きです
どの寮に入りたいかって言われたら、そりゃスリザリンだな。

なんたってシンボルカラーがいいです。シルバーとモスグリーンだもの。制服見たって、暖色系のグリフィンドールよりスリザリンの方が断然いいです。
私はグリフィンドールとスリザリンの紋章が2個セットになったグッズを買いましたが、スリザリンだけペンケースにつけて長らく愛用し、グリフィンドールはどこに行ったかわからん(あるいは誰かにあげちゃったかも)気がします。

あと組分け帽子の歌がいいですね。
耳に心地好い美辞麗句で自画自賛するほかの3つの寮に対し、スリザリンだけは己の野望剥き出しで媚びる気が一つも感じられず、正直なところがなかなかよろしい。

ただ、その態度には好感がもてても、かんじんの野望自体が私とあまり縁のない内容なので、たぶん組分け帽子は私をスリザリンに入れてくれないでしょう(笑)。
ああ~でも、私はとてつもなくスネイプさんが好きなんで、やっぱりハリーみたく帽子に頼み込んででもスリザリンに入れてもらいたいです。なんとかなりませんかねえ。



って、寮以前に自分の魔力をなんとかしろよ。

丕緒の鳥 十二国記

2008-03-07 03:04:24 | ぼくはこんな本を読んできた
ついに、ついに、ついに、小野不由美さんの「十二国記」最新作が出版されました。

「十二国記」...それは、私が「ライラの冒険」に並ぶ不世出の傑作と思っているシリーズものです。
「yom yom」という文芸誌の一編として載ったサイドストーリー的な短編ですが、それでもよいのです。十二国記の世界を存分に堪能することができ、私は今最高に満足だーーー!!!

しかしこれだけ時間がないと言ってるのにどうやって読む暇があったのか。
いいえ、もちろん暇などありませんでした
でも仕事以外の時間を全て読書に振り向ければ、短編の一つくらい読めるものです。
それでも、中断の連続でえらく時間がかかりましたけどね。

サイドストーリーといっても、そもそもこの作品は何が本筋と呼べるのか分からないところがあります。
同じ場所を舞台とし、共通の人物が登場してはいても、時代設定も主人公も作品ごとに違いますから。

しかし私にとって心配なのは、「十二国記」は舞台設定がわりかし複雑なので、この文芸誌でいきなりこの作品を読んだ人はまったく訳がわからないんじゃないかってことです。

たとえば記念すべき第一作『月の影 影の海』から読んでいれば、現代日本から突然この異世界に連れてこられた主人公・陽子の視点をとおして我々読者も未知の世界を徐々に知ってゆくことができるのですが、この作品では何の前触れもなく主人公は百数十年同じ職に就いているとかとんでもないことが語られて、何も知らない人はぶっ飛ぶんじゃないでしょうか。


えー、じゃ、例によって私メがお節介な解説をひとくさり。
でも多分ホワイトハートの既刊を読んだ方が役に立つ気がしますが(笑)。

まず主人公が百数十年生きているという件、これはべつにこの世界の人がおそろしく長命なわけではなく、一種の国家公務員になると原則、不老不死になるのです。

この世界で一定以上の地位の役人になることは、仙籍に入ることを意味します。つまり仙人になっちゃうのですね。
仙籍に入った途端、年をとらなくなり、外見はそのときのまま止まります。ついでに、よほどのことがない限り死にません。普通の武器じゃ倒せません。
罷免されたり自ら籍を返上したりしなければ、永遠に生きることも可能なのです。
今回の主人公・丕緒(ひしょ)氏も、その能力を認められて百数十年の永きにわたって同じ職に就いているようです。

役人が不老不死になるのは、王様も不老不死だからですね。
王になるともはや神です。なんかエジプトのアメン=ラー信仰みたいな話だな。
しかしこの世界では別に王様は信仰のよりどころではなく、本当に「一度人間として死に、神として生まれ変わる」ことで王になるのだとか。

不死の王様が暴君だったら、とんでもないことになってしまいます。
そこで、王が万一道を踏み誤った場合のみ、王は病んで退位...つまり死んでしまいます。
失敗したら死んじゃうんだよ。おそろしい世界だねえ。そこまでして王になりたくないよね。
しかし王に課せられた責とは本来それほどまでに重いもの。判断一つで、幾千万の民の生死が決まってしまうのですから。

この作品では、王たる責任の重さが繰り返し語られ、それを軽んじた王がたどる凄惨な末路が容赦なく示されます。
しかしその一方で、賢政をしいて数百年にわたって国を平和に導いている王も登場します。
名君さえ得られれば、その治世が数十年数百年と続いた方が同じ方針で国を治めてゆくことができるというわけです。
そういう優れた王様たちは誰もみな人間として魅力的です。それぞれが自分の個性にあった方法で統治しているのがよく分かります。

今回の短編の舞台である慶国は、もう長いことそういう名君に恵まれていません。
すると歴代の王は皆短命で、そのせいで国は荒れ放題です。
主人公・丕緒も百年以上におよぶ職務の中で、歴代の王の悪政によって仲間を奪われ、王に対して、国に対して絶望と猜疑を抱き、いまや自分の仕事への情熱もすっかり失っていました。

そんなおり、慶に新しい王が誕生します。
丕緒の仕事は祭事に使う品を誂えること。一種の職人です。
しかし、もはや王のために作る品など何一つ思い浮かばず、とめどなく過去を追憶しているうちに、彼の考えはある結論に達します。

丕緒はいったい何を思い、どんなものを作り上げたのか。
そして、それを目にした新王の思いがけない反応と、丕緒自身の心境の変化とは...!?!?

...とまあ、物語の詳細は文芸誌「yom yom」をご覧くださいまし♪
とはいえこの雑誌、あまりの小野不由美人気ゆえ売り切れ店続出なのだそうです!!!

書店で手に入らない場合は、ぜひ増刷を待つ間に第一作『月の影 影の海』をお読みになっておくことをおすすめします。
のちに『丕緒の鳥』を読んだ際、ラストで短いながら印象深い言葉を残す「新王」にニヤリとすることうけあいです。

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