93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

新田次郎さん

2019-02-27 18:00:06 | 読書

新田次郎さんを知ったのは、夫の蔵書「アラスカ物語・氷原」でした。

この本、古くて文字も小さいので文庫本「アラスカ物語を」買いました。

以来、「槍ヶ岳開山」「怒る富士」「八甲田山死の彷徨」他

山岳ものを読んだ。

その後武田一族を読んできました。

最近、大長編、武田信玄「風・林・火・山」を再読、

やはり素晴らしいと思った。

初読のときより感動したくらいです。

山岳小説も信玄も新田さん独特の風景や情景描写に

誰もが魅せられます。

夫人は藤原ていさん「流れる星は生きている」は子供3人連れて

引き揚げの苦労を描きベストセラーになりました。

その3人のお一人、ご子息藤原正彦さんは著名な数学者、

少しまえ「国家の品格」が話題になりました。

信玄は甲斐の国、新田次郎さんは諏訪出身であることから

武田一族に格別の思い入れがあったようです。

諏訪は信濃の国ですが、信玄の諏訪への愛着は

小説の中で綿々と書いています。

信玄を再読し終えてまだ余韻を味わっています。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする