93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「背高泡立草」

2023-04-06 18:54:06 | 読書

どういう経緯でこの本が

手元にあるのか忘れましたが、本屋へ立ち寄ると手ぶらでは帰れなくて

そんな時題名に惹かれて買ったような記憶です。ある一族が毎年

長崎の離島に集まり古い家の前の草刈りをすると言うお話です。

昔の歴史を振り返ったり、オムニバス風の文章です。

第162回芥川賞受賞のこと後から知りました

私は方言が入った小説はその背景や環境を想像できて、好きですが

この作品の方言はあまりにも過激すぎて、意味がわからない、

さすがそんな方言には振り仮名ついていますが。その時は

文章を読みすすんでいるのに中断することになります。

やはり物事はほどほどが良いと思った、「過ぎたるは何とやら・・・」

登場人物は3世代(懐旧シーンは4世代も)

若い世代は古い家の前の雑草刈る価値を疑う。親世代はそれを無視、

毎年この離島に集い、昔話したりと満足している。また来年を約して

夫々に家に帰っていく。 初めての作家、なかなか面白く読めました。

到来物の筍、私は初物でした。

美味しくできました。自画自賛。

コメント (12)
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