どういう経緯でこの本が
手元にあるのか忘れましたが、本屋へ立ち寄ると手ぶらでは帰れなくて
そんな時題名に惹かれて買ったような記憶です。ある一族が毎年
長崎の離島に集まり古い家の前の草刈りをすると言うお話です。
昔の歴史を振り返ったり、オムニバス風の文章です。
第162回芥川賞受賞のこと後から知りました
私は方言が入った小説はその背景や環境を想像できて、好きですが
この作品の方言はあまりにも過激すぎて、意味がわからない、
さすがそんな方言には振り仮名ついていますが。その時は
文章を読みすすんでいるのに中断することになります。
やはり物事はほどほどが良いと思った、「過ぎたるは何とやら・・・」
登場人物は3世代(懐旧シーンは4世代も)
若い世代は古い家の前の雑草刈る価値を疑う。親世代はそれを無視、
毎年この離島に集い、昔話したりと満足している。また来年を約して
夫々に家に帰っていく。 初めての作家、なかなか面白く読めました。
到来物の筍、私は初物でした。
美味しくできました。自画自賛。