仁、そして、皆へ

そこから 聞こえる声
そして 今

金の生る木Ⅱ

2008年02月13日 15時24分52秒 | Weblog
何が目的なのか、確かなことは何もなかったような気がする。でも、僕らは「集団」を作り、「組織」となり、「行動」を開始していた。組織が動くためには金がいる。金の生る木が必要になってきた。行動の神秘性が人気を呼んだのか、それとも満たされない人々が多かったのか、ヒロムの説教がすばらしかったのか、人が人を呼びそのころで会員は200人くらいになっていたと思う。なぜだろう、宗教団体のように教理経典があるわけでもなく、預言者の存在があったわけでもない。皆はただそこに来ることが目的のように集まりはじめたのだ。その人間たちに満足与えるために僕らは場所を用意し、「行為」を演出した。運営費を得るために僕らは会費を取った。はじめはたいした金額ではなかったように思うが活動費を差し引くと余剰金が残るようになった。