象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

アーベルとその時代、その3〜”パリの論文”とアーベルの楕円関数論と〜

2020年04月03日 03時00分10秒 | 数学のお話
 前回(2/23)の”アーベルその2”では、「パリの論文」の紛失の真相を中心に述べました。 このパリの論文の原題は「ある非常に広範な超越関数の一般的性質において」で、その主題は、一般的な代数関数の積分(アーベル積分)に対し、”加法定理”が確立する事でした。 これはあまりにも突飛な理論で、パリ学士院の審査員であったコーシーやルジャンドルの理解を大きく超 . . . 本文を読む