「怒りの葡萄」に見る、追い詰められた者たちの逞しい創造力 2021年05月06日 05時22分44秒 | 読書 私は一度だけ、路上生活者を車に乗せた事がある。 信号待ちで止まってると、いきなりドアを開けて乗り込んできた。男の強烈な悪臭に圧倒され、断る言葉すら思いつかなかった。 決して悪い人じゃなかったが、私の身体は一瞬にして無数のシラミに覆われ、全身が痒くなりだした。野良猫も生臭いが、ここまでは酷くはなかった。 とにかく臭いが半端じゃない。悪臭という次元を遥かに超えていた。玉ねぎが腐ったとかいう、それ以上 . . . 本文を読む