2018年の5月に書いた記事で、ネタ的に古いですが、新たに更新し、タイトルを少し変え、新規に投稿します。
異論や反論もあろうが、日本人は拉致問題に対する考えが少し甘過ぎると思わなくもない。被害被害だけを取り上げ、拉致被害だけの視点で、日本だけが被害者ぶるのは安直過ぎると思わなくもない。
日本の高度成長は、日本人が戦後必死に働き、頑張ったからではなく、朝鮮戦争やベトナム戦争の甘い蜜を、日本がアメリカを頼りに吸った結果と言えなくもない。
隣国の朝鮮戦争での数多くの犠牲の上で、成り上がった高度成長であるという見方も出来なくはない。因みに、朝鮮特需に関しては様々な説があるが、敗戦後の日本が急激に回復する一助ともなってた部分があり、高度経済成長の足掛かりともなったともされる。
故に日本は、300万人もの犠牲者を出した朝鮮戦争とは全く関わりがないとは、とても言い切れない。
そこで今日は、拉致問題を”1.4兆円も掛かったピョンヤン宣言”の視点から眺めてみたい。
朝鮮半島支配の歴史
日本人の99%?は、日本の高度成長は日本人が頑張ったからだと信じ込んでいます。勿論、日本が日本人が頑張ったのは事実ですが。
もし、日本と北朝鮮が全く反対の立場にいたら、日本は北朝鮮と全く同じ事(拉致行為)をしたでしょうか。バブルで成り上がった北朝鮮は、敗戦国日本を蔑視し、大金を世界中にバラ撒き、強請り捲るだろうか?
日本は第二次大戦以前から(1910〜1945)、35年もの間、朝鮮半島を植民地支配してましたが、拉致が40年というのも奇遇です。
この間、朝鮮人は教育、官吏任用などで差別され、自治は認められず。勿論、言論•思想•信条の自由、及び、集会•結社の自由も認められていなかった。
この様な強圧的な支配は、朝鮮人の不満を強め、植民地化以前の抗日組織は満州や沿海州に移って抵抗を続けた。
特に、1939年~1945 年までは、朝鮮から日本本土に労働者の強制徴用を行った。この間、朝鮮から日本本土に強制徴用された労働者は、推定72万人。また中国からも約4万人が日本本土に移送。”募集”や”官斡旋”で連れてこられた事になってるが、その実態は”拉致”と同じだったという。
彼らは炭坑、鉱山、土木工事などで従事させられ、労働条件は劣悪。脱走や暴動も起ったが、失敗すれば見せしめのリンチを受けた。こうして朝鮮人6万余、中国人7千人が死亡したと言われる(「世界史の窓」より)。
因みに朝鮮側は12万人と主張してるが、これは明らかに嘘っぽい。
しかし、書かれてる事の半分が真実だとしても、センチな日本人には認めたくない真実でもある。「日本による朝鮮支配の40年」は韓国人の姜在彦が書いたもので、朝日系で韓国寄りとの痛烈な批判もあるが、敢えて引用しました。
この朝鮮半島の植民地支配という名の”大規模な拉致”?が、北朝鮮の拉致を生んだとも言えなくもない。
つまり拉致は、火のない所から起きるものではないとも言える。
全ては、学ぶ事から始まる
歴史的事実というのは各人によって様々なので、全ての歴史書を丸々鵜呑みにする訳にもアカンのですが。北朝鮮の拉致に比べると、スケールが規模が違いすぎますね。
但し、2014年現在、国連は北朝鮮による拉致被害者は世界14カ国で20万人を超えるとしてる(産経新聞)。
しかし日本のメディアや政治家も、こういった植民地時代の以前の歴史を掘り起こし、真剣に勉強して欲しいです。でないと、北朝鮮の拉致の等身大の実態なんて理解できる筈もない。
勿論、拉致された家族の被害意識も理解できます。でも、相手の被害意識も正確に理解する必要があるでしょうか。
全ては、学ぶ事から始まる。しかし、政治家もメディアも全く学ぼうとはしなかった。
横山めぐみの弟である哲也氏が、”(政府やメディアは)40年間何もしてくれなかった”と憤ったのは、”40年間何も学ばなかった”と言い換える事が出来る。勿論、我々も何もしなかった側だし、大きな事は言えない。
北朝鮮は戦後、日米韓の多額の経済援助を受けながらも、被害意識だけを全面に押し出し、好き勝手な挑発を繰り返してきました。
挙げ句には、その金で核を作り、隣国を脅かして来たんです。
これ以上、謝罪すべきではない
特に日本は、慢性化した電力不足の為の原子力発電所の設備や鉄道の整備、朝鮮戦争で崩壊したインフラを含め、食料や医療物資の無償支援など、北朝鮮の復興に本気で取り組んでました。
特に1994年の北朝鮮の核開発凍結の時、日本は5億ドルを支払う羽目になった。その上、高価な軽水炉型原子炉をタダで作ってやった。あの時に拉致被害者を帰国させる事が出来た筈と、当時のバブルに浮かれ切った議員や関係者は真剣に悔やんだらしい(補足)。
しかしそういう日本の必死の取り組みを知っていながら、2002年の日朝平壌宣言時は400億ドル(4.8兆円)を要求した。
日本は十分に謝罪し、賠償責任を果たした筈だ。これは世界共通の認識である。
北朝鮮は日本の歴史を学び、理解しない限り、歩み寄りなんて夢の夢。日本は傲慢過ぎたし、北朝鮮は無能過ぎたのか。
北朝鮮を”ならず者”と呼ぶなら、第二次大戦時のアメリカは超のつく大量破壊兵器そのものです。今もそのスタンスは変わっていません。
つまり、”真のならず者”はアメリカなんですけどね。
戦争に勝ち負けはなく、全てが殺戮者であり、重犯罪です。正義や愛国主義も含め、全てを負に変えてしまうのが戦争です。
もっと日本は日本人は、狭義の経験や狭い過去ではなく、広義の歴史から学ぶべきだ。それもお互いの歴史をだ。無駄な援助や謝罪をなくす為にもです。一方的•主観的な経験から学ぼうとするから不幸は続くし、稚弱な被害意識が蔓延し、互いを不幸にするのか。
”凡人は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ”とありますね。
1.4兆円も掛かったピョンヤン宣言
ただ、今は図に乗ってる北朝鮮も、核廃棄の費用を日本が出すなら、拉致問題については交渉のテーブルに付いてもいいという、生意気なカードをチラつかせてます。
つまり、2匹目どころか10匹目のドジョウを狙っている。
事実、2002年の日朝ピョンヤン宣言では、小泉元首相から、1.4兆円の支援を引き出した。何の実行力もない?”拉致”も”謝罪”の言葉も明記されないピョンヤン宣言にだ。
翌年、5人の拉致被害者が日本に戻ってきた。一人頭、約3千億円。何とバカ高く付いた解決費だろうか。
上述した北朝鮮への復興支援を知り尽くしてる元小泉首相がやらかした失策と言えなくもない。アメリカが激怒するのも頷ける。一方で”拉致を認めさせた”英雄と捉えてはいますが。
以下、「韓国•北朝鮮が日本からぶん捕る1兆4000億円の戦後賠償」から一部抜粋です。
因みに、”タカリ屋”北朝鮮は当初、4.8兆円をも要求したという。
現に韓国の李明博元大統領は、”北朝鮮が核•ミサイルを放棄するなら、日本から400億ドル出させる”と公約した。この400億ドルの根拠になったのが、この日朝平壌宣言である。
北朝鮮側は、日本が植民地統治期間に収奪した金額とその利子として400億ドル(約4.8兆円)を要求した。このベラボウな賠償請求に日本側も請求権があるとし、北朝鮮に残した発電所や製鉄所や鉄道などの社会基盤を北朝鮮はずっと無料で使ってきたのだから、その費用を支払うべきだと反論した。
結局、国交正常化に伴い、日本が支援するのは115億ドル(約1.4兆円)で合意した。
一方で、北朝鮮への戦後賠償は済んでいるという説もある。
”1965年に日本と韓国が戦前の関係を清算し、新たに外交関係を築く為の日韓基本条約を結んだ。その際に韓国は、「どうせ統一されるのだから北朝鮮の分もくれ」と要求し、結局、無償3億ドルと長期低利の借款2億ドル、更に3億ドル以上の民間借款提供で合意に至った。
当時の韓国の年間輸出額が4000万ドルほどだから、その20年分(8億ドル)に相当する金額で、日本は外貨準備高の半分近くを韓国の経済発展に注いだ事になる”(国際ジャーナリスト)
この援助金こそが、朴正煕元大統領による”漢江の奇跡”として実を結ぶのだが。北朝鮮の分まで日本から掠め取った事は、韓国国民も北朝鮮も知らない。
しかも、2005年1月17日付日経新聞の「植民地支配”韓国に個人補償義務”朴政権当時の文書公開」との記事によれば、”日韓基本条約以降の個人補償の義務は、全て韓国政府が負うとの事が確認された”とある。
つまり、韓国の”元従軍慰安婦”や”元徴用工”が日本政府相手に補償を求める裁判は、全くのお門違いなのだ。
以上、Excite Newsからでした。
以来、韓国と北朝鮮にとって、平和ボンボンな日本は”金になる木”であり続けている。
最後に〜日本政府は何処までバカなのか
でも、日本も日本人もそこまでバカではない筈だ。バブルも経済大国も遠い過去であり、ケツを叩いて脅せば、金を出す国ではなかった筈。しかし今や、財布の中には借金しかない。
それでも、安倍はいい面をしたがる。その安倍も前述の北朝鮮への復興事業は知ってる筈だ。拉致問題解決の意気込みは人一倍強かった筈だ。しかし、早々と”心が折れて”しまった。
勿論、全てを安倍政権責任に押し付ける事は出来ない。でも、安倍が首相でいる限り、無能のキムにすらナメられる。事実、安倍晋三を評して、”クマの足の裏のようにツラの皮が厚い”と北朝鮮に言わしめた。
かつてテリー伊藤の、”北朝鮮も被害者意識を持ってる”との発言が炎上した事で、日本人のセンチメンタリズムが一層、浮き彫りになった様な気がする。でも、テリーには、感情ではなく、歴史を語って欲しかった。感情は感傷を誘うだけなのだから。
横田めぐみさんの父、滋さんが43年間娘に会えず亡くなった。安倍首相は”申し訳ない思いで一杯だ”とコメントしたが、今や反省の色はない。
小泉元首相が1.4兆円もの大金をバラ撒いた挙げ句、北朝鮮にまんまと騙され、”めぐみは病死した”と真っ赤な嘘を付かれた時、いつもは冷静沈着な滋さんは悔し泣きした。
”日本政府はメディアは何処までバカなのか”と、天国で悔し泣きしてる横田滋さんの姿が目に浮かぶ。
ここにて家族会のリーダーを失った拉致被害者たち、副リーダーだった反安倍派の蓮池透氏は、家族会から追い出される様にして去っていった。そして今、政府に失望を抱えたまま、横田滋さんが亡くなった。
9年間、拉致問題を全く進展させる事が出来なかった安倍政権に、家族会から異論や疑問が出ない事に微妙な違和感を抱いてしまうのは私だけか?
それとも解決するに、無理がありすぎる難題なのか?
このメンチになりがちな拉致問題が、議員の慢性化した票集めの手段になる事だけは避けるべきだと思うのだが。
そして「救う会」は安倍礼賛グループ。
「全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会」も、櫻井よしこ氏などが司会をするようになって、安倍信者の集まりのようになってしまったようです。
国民大集会で「何年経ってると思うんだ」と安倍にヤジが飛んでも、司会の櫻井氏が「総理のありがたいおことばですから、静かに聴きましょう」と諫めたとか。
う~ん、気持ち悪い。
拉致問題は完全に政治の場になってしまった感じですね。
ソースはこちら
https://lite-ra.com/2020/06/post-5469.html
やっぱり、そういう事だったんですね。
何だか怪しいとは思ってましたが、途中から変にギクシャクし始めましたもんね。
結局、拉致問題も議員の票集めに過ぎなかったんですよ。人の不幸ほど票になるのもないですから。その上、拉致被害者の家族にはカネだけ与えて、大人しくさせておく。
こうしてみると全くの本末転倒ですね。これじゃ拉致問題が解決するはずもない。
「救う会」も「安倍を救う界」にならなければいいんですが・・・
貴重なコメント有難うです。
日本が統治する前の朝鮮半島の歴史は、何度かブログで書いたんですが。
総じて、知恵と創造力のない民族は皆絶滅するんですかね。
本音を言えば、ガツンといてまえですが。何かいい方法はないのかな^^;
しかし昔全学連の闘志だった人に産経新聞購読を勧められて読み出してから考え方が180度変わりました。歴史を学ぶと言っても、そのテキスト如何によっては全く受け止め方が異なってきます。現在の私は自分が日本人であるという自覚から、朝日新聞に書かれてあることは信じたくないです。朝鮮を植民地化したと言われていますが、正しくは併合だったと聞きます。だからこそ日本は皇太子妃にする予定だった皇女を朝鮮の皇太子妃として、朝鮮に差し出したと。ネットではそれが横田めぐみさんのお母さん、早紀江さんの母親であったとも。ここらあたりの話になると信憑性に乏しいですが、しかし少なくとも私は、戦前の日本も、それほどひどいことはしていないと思いたいですし、思っていません。慰安婦問題に至ってはは完全にでっち上げだと思っています。朝鮮人慰安婦は朝鮮人女性の志願であったと。日本はその志願者達に十分に手当も出したのに、今頃になって「無理やり徴用された」と慰安婦像まで作って世界に吹聴することを看過できないと憤っています。私自身は、もう先も短いですが、これからこの国を背負って生きていく人達のために、学校教育で事実でない歴史を教え込む韓国、中国、北朝鮮に強く抗議しなければと思っています。
結局、それらを受け入れる度量があるかだけの問題かな。”日本は悪くない、悪いのは奴らだ”という気持ちも解らなくもないけど、やってしまった事は事実です。
北朝鮮は元より、今や韓国も被害者意識だけが強く復讐心に燃えさかり、学ぶ事を忘れた国です。日本も同じ様になったら終わりですね。
最初から舐められてんだよ
小泉も既に出方が見抜かれてた
ドサクサ紛れのフライングって奴だな
そして、見事に騙された
北はもうアメリカと中国しか相手にしないね
日本も韓国も国家だとは思ってない
金だけ踏んだくってオサラバなんだ
1.4兆円かかった日朝平壌宣言も
80億ドルかかった日韓基本条約も
今や反故にされちまった
日本の政府がアホなのは
今に始まった事じゃないけど
新型コロナ同様に拉致問題にしても
最初の始動がマズかったのかな
私は、この歳になって、いかにこの日本が韓国、中国、北朝鮮の食い物になっているかということを知りました。
これらの国々は、隙あらば日本から援助をせしめようと虎視眈々としています。それだけならまだしも、中国は日本の領土である尖閣列島を奪おうとしているし、韓国は対馬を奪おうとしています。対馬は既に実効支配されていると聞きます。国内においても、日本の売国奴議員が東京の一等地を朝鮮学校に無償提供したとか。日本は、今中から腐ってきています。そんな売国奴日本人がこういう教科書”歴史の窓”を書いたということは十分考えられることです。
日本は今、周辺国からぼったくられるだけぼったくられて、その上、国内の売国奴議員たちに国土まで奪われようとしています。
そんな時節に、”歴史の窓”などという、どこの誰べえが書いたかもわからない教科書で洗脳されたら、この国は滅びてしまいます。この”歴史の窓”の内容は、ぜったい日本の子供たちに読ませてはいけません。
反日教育をしている周辺国の子供達が反日に染まっているのに、日本の子供達が日本に誇りを持てなくなるだけじゃなく、それら反日教育を受けた国々の人間に唯々諾々と従うようになり、日本人は完全に奴隷になってしまいます。いま私達大人がしっかりして、日本の子供達に、この日本に誇りが持てるような教育をしないで、いったい誰がしてくれるというのですか。
でも問題がここまでややこしく拗れるともう無理かなという気もします。
悲しいかなそれが人間の復讐心ですかね。