毎年夏になると、決まった様にこの番組が登場する。「愛は地球を救う」というテーマは今や、日テレの代名詞となった。
しかし、”24時間テレビの実態”で検索すると、黒い噂が出るわ出るわ。
こうした”有名人の有名人による有名人の為の24時間テレビ”という視点で眺めると、黒い噂は当然起きうるべくして起きた実像でもある。
黒い噂の最も顕著な例が”ギャラ問題”
昨年は歴代2位となる15.5億円もの募金を全国から集めた24時間テレビは一方で、出演者に支払われる額も相当にのぼる。
「FLASH」によれば、番組制作費が4億2000万円で広告収入は22億2750万円と莫大な利益を生んだ(2013年)。
メインを務めた嵐には5000万円、マラソンを走った大島美幸には1000万、司会の羽鳥慎一と上戸彩には500万のギャラが生じた。
これに対し日テレは、”基本的にボランティアで務めて頂いてる。しかし、拘束時間の長い方など、謝礼という形でのお支払いをしている”と回答。
高額ギャラは否定したが、過去にマラソンを走った萩本欽一が”だってギャラがいいんだよ”と、2000万のギャラがあった事を暗示し、炎上した。
出演者だけでなく、制作会社に支払われるカネも通常よりいいとされる(週刊誌記者)。
一方で大物芸人の中には、24時間テレビに嫌悪感を隠さない者もいる。松本人志はギャラの存在を明らかにしたし、明石家さんまは”ギャラが出るなら出演しない”との立場を表明した。
かつて司会を務めた西田ひかるも、”日本のチャリティ番組は出演料が出るの?”のと驚いた。欧米では、チャリティ番組への出演はもらわないのが常識だ。
”愛は地球を救う”とのお題を掲げる24時間テレビだが、”実際に救うのは日本テレビの経営じゃないか”と非難されても仕方がない。
以上、livedoorNewsより抜粋&編集でした。
黒い噂と高い視聴率
平均世帯視聴率が16.5%と、相変わらず高い数字を叩き出す「24時間テレビ」だが、”マンネリ” ”チャリティー精神にもとる” ”視聴率優先”など、否定的な意見が少なくない。
しかし90年代以降、ドキュメントバラエティという新分野を開拓し、幅広く多くの人に見てもらい、個人視聴率を伸ばすという令和時代の方向性を日テレは示している。
「24時間テレビ〜愛は地球を救う」は、日テレ開局25周年特集として1978年に始まった。
初回の平均世帯視聴率は15.6%で、募金も12億円近くに達し、翌年以降も継続となる。但し、2回目以降、視聴率は次第に下がり、募金も初回の半分ぐらいの年もあった。
そこでマンネリを打破する為、1992年にリニューアルを行い、エンタメ化を進めた。
ドラマやドキュメンタリーなどを福祉色から音楽番組など娯楽色を強め、更にチャリティーマラソンをスタートさせ、感動を演出。
平均視聴率は安定して2桁をとる様になり、05年には19.0%を記録。募金も2011年に19億8600万円と最高を記録した。
勿論、当時から批判の声も多かった。例えばデーブ•スペクターのツイートは有名だ。
”障害を持つ方へのサポートを目的にしている筈なのに、実際は広告代理店と企業の利益とイメージアップの為に続けられてる”
因みに、リツイートが8万5千強、”いいね”が28万近くついた。
一方で、週刊新潮の論調も手厳しい。
”マンネリと言われて久しいが、今回も目新しさは嵐とジャニーズJrとマラソンランナーが4人になった事くらい。これがチャリティーとどう結びつくのかは誰にも説明できない。そろそろチャリティーの原点に立ち返り、再出発したらどうだろう”
”嵐のギャラが総額5000万円とか、マラソンのチャリティーランナーが2000万とか、そんなの全部大嘘。正しくは24時間拘束されるメインクラスで1人300万円程度。ランナーは知名度によるが、せいぜい500万円”(日テレ制作マン)
とはいえ、「24時間テレビ」のモデルとなった海外のチャリティー番組はノーギャラが常識。マンネリと指摘されて久しい24時間テレビもギャラの面で海外並みにすべきではないか?”損して得取れではないが、ノーギャラにした方が、より視聴者に受け入れられる気がしてならない”(新潮WEBライター)。
事実、日テレ局内外でも”不要論”が噴出し、ガサツな視聴率優先の姿勢を批判した。
もはやチャリティー精神を忘れ、視聴率獲得に奔走する同番組。いま一度、番組のコンセプトを考え直す時が来ているのかも知れない(日刊ゲンダイ)。
”撒き餌”と”感動ポルノ”のせめぎ合い
日本では、真面目な福祉番組は実態としてあまり見られないし、チャリティー番組に娯楽や感動の演出を加えるのは間違いと言えるだろうか。
日テレの基本コンセプトは、より多くの視聴者に見てもらい、広告主のニーズを満たす事だ。これはデーブが指摘した様に”企業の利益とイメージアップ”だが、いわば民間放送局の本来業務だ。しかし、それを誰が批判できるのだろうか。
”撒き餌”としてのエンタメの先の感動をドキュメントバラエティ的手法を通じて究める。今後も24時間テレビの進化は続きそうだという専門家の声もある。
一方で、NHKEテレのバリバラは、24時間テレビを”感動ポルノ”と真っ向から批判した。
因みに”感動ポルノ”とは、意図を持った感動場面で感情を煽る事で、ポルノ自体は性的な興奮を掻き立てるのに使われる。
この言葉は、障害者が障害を持つというだけで、”感動をもらった、励まされた”と言われる場面を演出する。そこには、障害を負った経緯やその負担、障害者本人の思いではなく、単に積極的&前向きに努力する姿だけがクローズアップされがちだ。
”清く正しい障害者”が懸命に何かを達成しようとする場面をメディアで取り上げる事こそが”感動ポルノ”なのだ。紹介されるのは常に身体障害者であり、精神障害者や発達障害者が登場する事は殆どない。
英国BBCは1996年、障害者の”困難に耐えて頑張る”姿ばかりが描写されがちな事に対する抗議運動を受け、”障害者を勇敢なヒーローや哀れむべき犠牲者として描く事は侮辱に繋がる”とのガイドラインを制定した。
また、2020年の新型コロナ渦における医療従事者への感謝として、”コロナと戦う医療従事者へお礼のメッセージを送りましょう”との自治体やタレントの音頭が、”感動ポルノ”や”全体主義的”だと批判されるケースも出てきている(Wiki)。
つまり、障害者という弱い存在が安直な感動を生む”感動ポルノ”に利用されてるだけなのだろうか。
やっぱり、偽善なのか?
そして、今年の「愛は地球を救う2020」が23日に終わった。
無観客とはいっても、チャリティー活動の派手な演出が番組の趣旨となってるだけに、”偽善だ”との声が少なくない。
そして今回は、その同番組中で出演者たちが”偽善”について言及する場面か見られた。
以下、「出演者の訴え、ネットはどう受け止めたか?」から参照です。
シドニー五輪金の高橋尚子による「募金ラン」は、今回の大きな目玉であった。
以前から、”毎回意味不明な企画立案するのが好きな偽善番組”とか”募金ランって何故走る必要があるの?普通に募金すればいいんじゃない?”などの批判の声も上がってはいた。
これに対し、”沢山の金をもらってと疑念を持たれてる方もいると思う。でもお金を頂く気持ちはない。「偽善」と言われる事もあるでしょうし、この時期にマラソンをやる必要があるのか?色んな意見があると思いますが、私が今できるのは走る事。
コロナがあって多くの人たちが大変な中で、私が走る事で何か恩返しができれば、私の姿を見て元気になってもらえる人がいるといいなと”と高橋尚子は語った。
高橋率いる「チームQ」の一員として走った女優の土屋太鳳は、23日の出走直前にインスタグラムを更新した。
”日本にはチャリティー活動がまだ根付いてないと聞きます。確かに、寄付や支援に関する話題は難しいのかな、「偽善」という感じ方も存在するし・・・
お金かけて番組を作るのなら、その金を寄付すればいいという意見もあります。色んな視点や考え方や意見がある事自体は、とても大切だと思います。
アーティストやアスリート達がパフォーマンスやスポーツを通じてチャリティ活動をしたり、今日の「募金ラン」もランナーが募金するという新しい形を試す新しい一歩になると思ってます”
事実、「募金ラン」は最終的に合計236キロを走り、470万円を募金した。高橋さんは事前の宣言の116キロ、土屋さんは30キロを走った。
彼女達は、ただ募金するだけでなく”伝える”事の意義を、体を張って走る事で強調した。しかし悲しいかな、いいか悪いかは別にして、ここにも”偽善”という言葉が出てくる。
彼女たちが幾ら貰ったかは公表される筈もない。事実、彼女たちがもたらした生の感動は多くの募金を呼び込んだ。
それでも、”疑惑”や”偽善”という言葉は彼女たちに付きまとう。
私は、自らのブログで”何もしない事の勇気”を書いた。もし彼女たちが何もしなかったら、偽善と感動とも無縁だったろうか。
この番組に出演していたさだまさしは、”偽善”について語る。
”売名行為や偽善行為とか言う人は必ずいる。売名行為っていうけど、オレ結構売れてるし、今さら偽善行為って言われても、元々偽善者だから。言うだけ言って何もしない奴よりは、偽善者でも人の為にやる奴の方がいいじゃん”
Twitter上では、放送中や放送後も批判的な声が上がった。
一方で、出演者自ら”偽善”に関して発言した事について、
”やらない善よりやる偽善と言いながら走る高橋は凄い”
”高橋尚子には、首がもげそうになるくらい共感した。今まで偽善って言っててごめんなさい”
”さだまさしの言葉に全てが凝縮されている。今年もやり切ってくれた日テレに拍手”
”偽善的だなんて全く思わない。私も小さな目標をつくって小さくとも一歩を動き出したいと思う”などと、称賛する声も少なくなかった。
以上、ヤフーニュースからでした。
でも一番大切なのは、お金の流れだ
”偽善”とか云々言う前に、チャリティで集めたお金の流れを明らかにする事が本当の意味でのチャリティだし、弱者救済だと思う。
ギャラを払うんだったら、そのギャラも公表すべきだ。
出演者が偽善者と開き直るのなら、幾らもらったか堂々と言えばいい。高橋のさだの土屋の、喉の奥で引っ掛かりそうな作られた?発言はそのせいだろうか。
勿論、ギャラの額はどの番組でも明かされない。まして「24時間テレビ」というチャリティとなれば、余計に誤解を招く。
故に、”偽善”という憶測が十数年に渡り、延々と流れ続けてる訳だが、”他番組並みのギャラ”(日本テレ制作マン)が事実なら、やはり偽善そのものだろう。
汗を流して走ったからとて、偽善が消えて亡くなる筈もない。
たとえ少ないお金でも、確実に困ってる人にしっかりと行き渡れば、それだけでも立派なチャリティである。
涙と汗を流し、派手なパフォーマンスで生の感動を与えても、お金の流れが少しでも淀んでしまえば、チャリティ活動は一瞬で濁ってしまう。
お金の流れを明確にする事は、チャリティの絶対原則な筈だ。
日テレは、集めた金の流れや使いみちを明らかにすべきだ。困ってる人に募金が十全に行き渡る事こそが、陳腐な感動を凌駕する最高のパフォーマンスでもあるのだから。
結局、”偽善”という隠れ蓑を武器に、「24時間テレビ」は繁殖し続ける。
”偽善”という感動のコートを羽織り、有名人は”悪徳”に支配されたチャリティ番組を堂々と闊歩する。
お陰で我ら庶民は、”偽善でも踏み出せば正義になる”と錯覚する。
障害者も含め、本当に困ってる連中は、芸能人に支払うギャラがあるのなら、その1/10でも回せってのが本音だろう。
”何もしない善人よりも、小さな事でも何かをしてくれる偽善者の方がマシ”だという論理が日本中を席巻する時、チャリティの本来の精神は失われる。
2日間の感動?のパフォーマンスが終わり、日テレの上層部は笑いが止まらないだろう。
というのも今年も募金額は、番組終了時点で過去10年で2番目に多い5億5200万を記録した。
偽善が悪徳を超えた「24時間テレビ」はこれからも健在だろうか。
だから私は、さだまさしがどうも好きになれない?
追記〜実際はどうなの?
推定ですが、ギャラの総額は2億から3億と言われてます。それにCM収入が22億円以上で、Tシャツ等の売上は6億を超える(1600円×40万枚として)。募金額も15億は超えるだろうから、制作費が4億として、福祉支援(車両や盲導犬の導入など)で年間6億かかったとして、大雑把に計算しても少なくとも20億は日テレの懐に入る計算です。
その上、障害者の出演者には謝礼程度(交通費など)とされます。
一方で、募金活動は日テレではなく公益法人”24時間テレビチャリティ委員会”が行ってるとされますが、どう考えても裏で繋がってますね。
2013年にはTシャツの売上が18億を超え、日テレは2016年から売上を公表しなくなりました。
結局、これだけの大金が動く訳ですから、チャリティといえど、地下に潜り、偽善に染まるのが当然です。
以上、寄せられたコメント追加しました。
私は自分が障害者だから、こうした障害者を利用する番組は好きではありません。障害を理解してはほしいですが、同情はされたくありません。同情とは形を変えた侮辱です。この番組は障害者を侮辱する番組かもしれませんから即刻やめるべきです。
出演者に謝礼を払う段階で、すでにインチキです。
視聴者はテレビ局に騙されないようにしましょう。
こんなインチキチャリティが40年以上も続いてる訳で、悪行と判っていながらそれを楽しんでる大衆がいる。
五体満足の一般大衆と障害者の温度差を強く感じますね。
私は元々テレビは洗脳媒体と思っております
同情をかいながら視聴者の善意に甘えて利益を上げるなんて会社の品格が分かります
まぁ日テレに品格を求めるのは無理が有りますが仰る通り金ので流れの透明性を示して貰うのが募金なさった視聴者に対する義務だと思います
街中で福祉事業者が障がいを持った方をこの暑さの中で車椅子に乗せてさらし者の様に扱っている募金活動に腹立たしく思っております。
この記事も読売シンパからすれば、ヘイトなんでしょうが、読売が如何に悪の権力を傘にしてるかが理解できます。
安倍政権と同じく、読売も忖度•隠蔽•捏造の3蜜に塗れてんですよね。
Qちゃんも大金チラつかされて血迷ったんでしょうか。
王の867本もMr長嶋も
読売が作り上げたフェイクよ
42年にも渡る愚行と愚策の連続
この読売の悪行が日本列島に蔓延る
これもチャリティ界のパンデミック
ですよね。
24時間テレビの愚行と
愛は地球を救うという愚策
よくもまあ42年間も続けられたもんです。
局のピンハネとか半端ないんでしょうね。
土屋のコメントも作られ過ぎ感があるし、
さだまさしの開き直りが全てを表してる。
偽善で何が悪い?が日本テレビの結論なんですよ。
募金してやってるだけでも有り難く思え!ってのが腹の中なんだ。
転んださん、
もっと露骨に糾弾しても良かったな
土屋ちゃんはEカップを揺らしながら
エロっぽい感動をアッピールしてました
感動ポルノってこういうのを言うんですよ
こんなん見せられて募金する大衆の愚直な心理が俺は理解できない
結局、日テレがやってる事は偽善という開き直りです。追い詰められた人間同様に、どんな悪行でも平気でやってしまう。
でも記事を書いてて、しっくりこないんですね。誰もが思ってる事を書いてるだけなのかなって・・・
24時間テレビというより、Eカップばかりが連日話題になってます。ほんとアホ臭で、日テレのレヴェルってこんなもんです。
Qちゃんも今頃は後悔してるでしょうね。巨乳のバカ娘に主役を奪われたって・・・
寄付させる側も寄付する側も何考えてんのか?理解に苦しみますね。