北欧系サスペンスの凍りつく様な展開には慣れきってる私だが、ドイツ系サスペンスもその残忍性では負けたもんじゃない。
サイコとスリラーを理屈と冷酷で雁字搦めにしたサスペンスと言えば、わかり易いだろう。
”囚われた愛娘を救うべく奔走する検死官の戦いを描いたドイツ製サイコスリラー。
検死官のポールは、運び込まれた女性の遺体の頭部から紙切れを見つける。そこには、ポールの娘の名前(ハンナ)と電話番号が書かれていた。ハンナは「指示に従わないと殺される」と話し、エリックという人物から指示を受けるようポールに伝える。
しかしエリックに電話を掛けると、電話に出た女性リンダは「エリックは死んだ」と話す・・・”
検死官のポールにある死体が運ばれてきた。女性の遺体は、下顎がごっそり抜き取られ”顔から空気が抜けて”いた。
その上、左手首から先も”切除”され、更に、遺体の頭部に小さなカプセルが埋め込まれ、その中には“ハンナ”と彼の娘と同じ名前と電話番号の書かれた紙片が入っていた。
ポールがその番号に電話をかけると、”助けて!パパが指示に従わないと殺される”と半泣きのハンナが叫ぶ。
いきなり興味がソソられる展開に一気に前のめりになる。姿の見えない誘拐犯をじわじわ追い詰めてく展開になるか?と思いきや、マヌケ顔の凶悪レイプ魔が登場し、私は少し混乱した。
物語は、偶然にも遺体を見つけた漫画家リンダが検視官ポールと並行して描かれる。
奇妙な事に、娘が叫んだ“エリック”という男にポールが電話をかけると、なぜかそのリンダが電話に出て、”エリックは死んだ”と告げる。
リンダはたまたまエリックの遺体の近くにいたのだが、彼女も何者かに追われてる様子なのだ。
互いに立場は異なるが、リンダとポールの被害者としての接点が、ここにはあった。
最初の30分程の間に、ここら辺の重要な情報が詰め込まれてるので、集中が必要だろう。
登場人物は皆ワケアリで、全てが怪しく見えてしまう。
不穏な空気が充満し切った重々しい序盤の展開だが、そんな中でもリンダ演じるヤスナ•フリッツィ•バウアーの洗練された美貌は、ある種の清涼感を醸し出す。
某映画批評サイトの満足度100%というのも肯ける。“めっけもん映画”というには失礼だが、2時間強のロングランながら、よく考え抜かれた”キャラ割”には頭が下がる。
ただ、最後の展開が少し理屈っぽすぎたのが唯一の欠点だろうか。もう少しあっさりとしたエンディングでも良かった。
とにかく、ヤスナ•バウアーという女優さんを見てるだけでも、十分に“めっけもん”ではある。
今回の安倍の退陣は政権の削除そのものだ
他にも、中断するという意味がある。
つまり安倍は自らの政策を中断した事になる。
辞職せずに、政界最大派閥の清和会に君臨するとの噂だが、戦略的退陣との声も。
退陣の報道はサプライズだが、やろうとしてる事はサスペンスかスリラーか
でもまずはご苦労さんと言ってあげましょう。
でも問題がこれから山積みですね。
これからも宜しくです。
ドイツ人の理屈っぽさと生真面目さがタブってた感じがします。
でも見て損はないかと。
でも作家よりも脚本家に向いてると思うけどね
意識して書くより、無意識に書いた記事の方が不思議と心を打つんですね。勿論、相手を酷く傷つける事もありますが。
でもプロのコラムは長ーく心の記憶に残るような気がします。私には作家も脚本家も無理っぽです。