
大統領としての4年間の集大成が、アメリカ民主主義への”身内”の暴力による冒涜だとしたら、これほどマヌケな事もない。
勿論、トランプには想定内であったろうが、この哀れな”ハゲ爺”が仕出かした世紀の大失態は、世界中に見せつけた史上最悪の赤っ恥でもあり、笑えない奇悲劇でもあった。
というのも、アメリカがアメリカであり続ける為の民主主義と自由が、無能で狂った老いぼれによって、ボロボロに踏み躙られたのだから。
トランプは過去4年に遡り、大統領権限を剥奪されるべきだ。そして、今回、暴動を引き起した”身内”と、そのきっかけを作った”扇動者”トランプを今すぐ逮捕すべきだ。もしそれが出来ないのなら、アメリカの正義は死滅する。
まるで、オウム真理教の地下鉄サリン事件を見てる様な壮絶な光景でもあったが、これこそがトランプが仕掛けたテロであり、アメリカの最悪を象徴する暴力でもあった。
自由の女神は今頃涙を浮かべ、トランプの頭に弱々しく張り付いた金ピカの髪をむしり取り、”クソッタレ、アンタは生まれた時から狂ってるのよ”とでも嘆くのだろうか。
逆に、こういった末恐ろしくも無邪気な暴動を見てると、白人至上主義も今や妄想に過ぎないのかな?と思ってしまう。彼らを見てて、恐ろしいというより、悲しく虚しく哀れに思えてきた。
今すぐ、議会へ向かえ
米大統領選の投票結果を認定する1月6日、認定会議が開かれた米議会議事堂にトランプ大統領の支持者の集団が乱入し、会議が中断した。この集団は、トランプ氏がホワイトハウス近くで開いた集会に集まり、”選挙は盗まれた。今すぐ議会へ向かえ”という演説を聴いた後、彼らは議事堂に向かった。
複数の議員が、ガスマスク装着を指示されたとツイート。
抗議者の女性の1人が撃たれ、その後、この女性の死亡した。その後、3人が死亡、52人が逮捕された。その上、パイプ爆弾も発見され、暴動というより、テロ未遂と言えなくもない。
トランプ氏は暴動が起きた約2時間後、TwitterやInstagamで”この選挙は盗まれたものは明らかだが、誰も傷つけたくはない。あなた達は家に帰る必要がある”と呼び掛けた(ITMediaより)。
でも、こうなる事は明白だった。
民主党のバイデンが勝利した場合、トランプ支持者の中には、”不正選挙だ”として認めない人々が出て来るのも明らかだった。そして、彼らが暴動を起こすのも明白だった。
トランプ支持層の中には、過激な集団が存在するとされる。なかでもQアノンという陰謀論を信じる連中は、絶対に負けを認めないだろう。
Qアノンとは、Qと名乗る人物が2017年からネットの匿名掲示板で広げた荒唐無稽な陰謀論を指す。因みに、アノンはアノニマス、つまり”匿名”という意味だ。
彼らが展開する陰謀説とは、”米国政府は影の権力者(ディープステート)に支配されている。トランプは彼らと戦う真の英雄だ”とか、”民主党のリベラルエリートたちは異常な小児性愛者で、裏で非道な児童売春をしている”とか、全くバカバカしい陰謀論だ。
しかし、トランプ支持の集会では、Qアノン支持を公言し、児童売春デマを信じ、”子どもたちを救え”と真顔で叫ぶ人がいるなど、それなりの影響力を持つ。
以下、「トランプが負けたら”アメリカ全土で暴動・テロが起きる”の深刻度」より一部抜粋です。
敗北を認めない敗者たち
トランプ敗北を認めない人々が皆、武装して暴れるかといえばそういう事でもない。トランプ敗北を認めない人々でも、その大勢は穏健な抗議行動に留めるだろう。これは香港デモも同じである。
しかし、銃を持ち出して抗議行動をする人が一定数出てくる。その中心になるのは、全米やカナダに広いネットワークを持つ”プラウド・ボーイズ”などの極右グループや、”スリー・パーセンターズ”や”オース・キーパーズ”などの極右ミリシア(武装した自警団)で、彼らはそこそこの動員力がある。
中でもプラウド・ボーイズは、トランプ支持を強く打ち出す。前回の大統領選があった2016年に設立された白人至上主義の極右グループで、人種差別反対デモへの妨害行為は記憶に新しい。
実際、9月29日に行われたトランプとバイデンの候補者討論会で、このグループについてのトランプの発言が大きく注目された。
司会者がトランプに対し、白人至上主義者やミリシアを非難し、暴力に加担しないよう促すか?を尋ねた所、トランプは”その気はある”と答えたものの、”それは一体、私に誰を非難させたいのか”と逆質問。
そこにバイデンが”プラウド・ボーイズだ”と口を挟んだ瞬間、トランプは何と”プラウド・ボーイズよ、下がってスタンバイせよ”とカメラ目線で言い放った。
プラウドのメンバーたちは大喜びで、トランプから直々に”指令が出た”とばかりに、SNSに”了解、僕らは準備ができている”と書き込んだメンバーもいた。
まるで、現職の大統領が極右の暴力行為を認め、煽っているかの様なやりとりだ。
トランプの失言だろうが、プラウド・ボーイズはこれを旗印に、もし選挙でトランプが敗北となれば、暴力的な抗議行動の先頭に立つ事も予想される。つまり、騒動の火種をトランプ自らが作ったともいえる(実際にそうなったのだが)。
米国内テロの6割以上が極右系妄想型
ただ、彼らの殆どが”テロリスト”という訳ではない。荒っぽい示威行動は得意だが、堂々と組織を上げて武装闘争を行う様な事はできないだろう。 しかし、彼らの末端やシンパの様な立場の人間から、過激な行動をしたがる輩が出てきてもおかしくはない。
特に、多くの人間がバイデン勝利を認めない行動を起こした時、そうした光景がTVやネットで放送されると、それに刺激を受け、”自分こそは正義のヒーローだ”と妄想し、暴発する個人やグループが出てくる可能性がある。
こうした非現実的な”妄想をする危険分子”はどこの国にもそれなりにいるが、米国は銃器の入手が容易な為、その危険度が極めて高い。
米国でのテロ事案では、極右系の妄想型テロはその他のテロよりずっと多い事がわかる。
米国では今年、黒人差別反対デモの高まりから、極左系の無政府主義テロの脅威が注目されたが、現実には極右テロの方がずっと多い。近年、イスラムテロが警戒されたが、それよりも極右テロの方が多いのだ。
例えば、この4半世紀の米国内テロ(計画含む)のうち極右テロは、他の極左テロや宗教テロを抑え、全体の57%にもなる。しかも、この比率は過去6年の間に増加し、2019年から20年8月までは、テロ行為全体の2/3を極右系によるテロが占めた。
こうした状況に、FBIのレイ長官は2020年2月5日、ネオナチと白人至上主義つまり極右を、国内の脅威の優先事項に引き上げた。
米国土安全保障省が10月6日に公開した脅威評価年次レポートでも、”白人至上主義が米国内で最も継続的で致死性が高い脅威”と言及した。アメリカでは、それだけ極右のリアルな脅威が高まってるのだ。
妄想派テロは連鎖する
もっとも、極右だの白人至上主義だのといってもその組織の多くは高度に組織化されたものではない。 例えば10月8日、トランプとコロナ対策で対立したミシガン州知事(民主党)の誘拐を計画した13人の男たちが逮捕されたが、彼らは”ウルバリン・ウォッチメン”と自称するグループの仲間たちだ。
因みに、ウルバリンはイタチ科の動物で、アメリカンコミックでは有名な超人的ヒーローの事で、Facebookを通じて集まった彼らは、ミシガン州の村落にある中心的人物の家で軍事訓練をし、最初は州議会を占拠する予定が、警備が厳重だった為、知事誘拐に計画を変更した。
元々、大した組織でもないが、考える事が極端なのだ。しかし、彼らが掲げていたのが”ブーガルー”という考えだ。
これは、銃規制反対や反体制運動などの信条の為に、政府と戦う武装闘争・内戦の事で、近年このブーガルー運動は米国の極右で支持者を拡大し、実際にそれを掲げ、米国内での内戦を夢見て起こされた、妄想型テロが相次いでる。
こうした過激派グループも、前出のプラウド・ボーイズなどのトランプ支持の極右グループが、トランプ敗北を認めない示威行動を行った場合、それを追い風に自分たちもテロを企てるかもしれない。
そして、仮にそんなテロがまた大々的に報じられたりすれば、それに刺激され、極右系の個人や仲間内グループの暴発が誘引される危険性もある。つまり、テロは連鎖するのだ。
仮にトランプが勝利すれば、極右が暴れる事はないが、敗北した場合は、選挙の無効を主張し、極右グループが示威行動や暴動を起こす可能性は充分にある。
流石に、そこからクーデターや内戦などにエスカレートする事はないが、そうした混乱をきっかけに、極右の末端が妄想型のテロを起こすかもしれない。
そうしたテロが米国社会を変えるという事はあり得ず、起きたとしても単発的な事件に終わるだろう。だが、過去にはそんな少数の仲間内グループが起こした、168人もの犠牲者を生んだ1995年のオクラホマ連邦ビル爆破事件などの例もあるので、甘く見てはならない。
以上、黒井文太郎氏(FRIDAYデジタル)のコラムからでした。
根拠なき陰謀論
この記事は昨年の11月2日に書かれたものだが、黒井氏のコラム通りの展開になってしまった。
ここまで完璧に予測した黒井氏もアッパレだが、白人至上主義たちの単細胞さにも呆れ果てる。
勿論、彼らにも正義はあった筈だ。
”選挙は不正だ。正しい民主主義はオレたちが守る”という気持ちも解らなくはない。
しかし、トランプが主張する選挙不正疑惑は、全て”根拠なき陰謀論”として各州当局や司法当局から却下されているが、トランプはそれすらも”不正な陰謀だ”と主張し、陰謀論信者の盲信による暴走を生んだ。
トランプが敗北を認めないのは最初から判りきってた。そして、妄想系極右勢力のトランプ支持者をTwitterで扇動する事も予想された事だ。そして、彼らが暴動を起こす事も明白だった。
だから、米議会議事堂にトランプ大統領の支持者の集団が乱入し、暴動を興した事件を知った時も、ヤッパリかって感じだった。
まるで事前に作られたシナリオを棒読みしてる気分だった。
しかし、4人の死者が出た事は、トランプにとってもアメリカにとっても、大きな痛手に違いない。
確かに、ペンス副大統領がここに来てトランプに背を向けた事も、今回の暴動の1つの要因になってるかもだが、そのペンスも今回の暴動に関しては、最大級の言葉でトランプを非難した。トランプの”イエスマン”だったポンペオ国務長官も、暴動への非難を明らかにしている。
この様に、ホワイトハウスの共和党幹部らトランプ大統領の側近たちが相次いで辞意を表明してる事を考えると、トランプ自身が捏造した”根拠なき陰謀論”に踊らされた”身内”の暴動は、追い詰められ孤立したトランプの扇動でもあり、トランプの”最後の抵抗”を示すものである。
トランプの最後の抵抗は、そのままトランプの自死と妄想系極右テロの自滅を仄めかすものであり、同時に民主主義とアメリカに対する大きな裏切りでもあった。
最後に〜トランプの自死とアメリカの復活
”扇動者”トランプは、自分を支持するFOXニュースを賞賛し、その他のメディアを”フェイク”と非難し続けたが、最後にはFOXにも背を向けられ、官僚や側近にも耳を貸さず、陰謀論の主な発信者であるトランプ弁護団だけを頼りにした。
こうした陰謀論が政治に入り込んだのが、この4年間のアメリカ政治の”特殊性”だった。
しかも、その陰謀論の発信者が大統領自身という異常事態こそが、この4年間の米国であり、その異常事態の最悪の結果が、今回の暴動事件という事になる。
つまりトランプ政権は、4人の死者を出す”議事堂乱入”で、最悪の終幕を告げたのだ。
アメリカは自由の国だ。しかし、自由だからとて何をやっても自由だと思ったら、それはそのままアメリカの自死を露呈するものだ。
そういう私は、アメリカが分断すると予想した。しかし、その予想も外れそうだ。
というのも、その前に自虐的な暴動が起きてしまったからだ。そしてこの暴動をきっかけに、トランプが自死すれば、トランプ支持者の暴動すらも自死するのだろうか。
トランプ帝国はコロナによって追い詰められ、狂った陰謀説と妄想派極右の暴動によって最終章を迎え、そして死滅する。
”トランプ死すとも、アメリカは死なない”
今のアメリカにとって、一番の特効薬はコロナワクチンでもなく、トランプの自死なのであろうか。
分断するアメリカから暴徒化するアメリカへ。VOTEが暴徒に変わる時、アメリカの民主主義は死滅する?
それとも、この最悪の結果が政権内に蔓延するフェイクを死滅させ、政権内の結束を生み、真の正義と民主主義を復活させるのだろうか?
今回の議事堂乱入事件は明らかにトランプが扇動したものであり、事実政権内部でも検討がなされてるらしいです。
今回の両院合同会議でのハイデン次期大統領の政権確定の手続きは、ペンス副大統領が議長となって手続きを進めてました。そこにトランプの支持者が乱入したのです。まさにこれこそが反逆罪ですよね。
その間、トランプは孤立し、雲隠れしてたんですから。今やトランプは議会に顔を出す権利も権限も資格も何もありません。あるのは、扇動者いや犯罪者の資格だけです。
スムーズに政権移行する為にも、トランプをテロ未遂犯の主導者として逮捕し、極右白人過激派を徹底して抑え込む必要がありますね。
逆を言えば、身内の暴動のお陰でトランプの強制追放が現実のものとなったわけです。
滑稽な結末ですが、トランプが大統領になったのも滑稽というフェイクそのものでしたね。
頼みのTwitterもFacebookも無期限停止になりましたから、トランプの手足はもぎられた事になりますね。
しかし安倍も安倍でこのハゲ爺にまんまと脅され、戦闘機の爆買いがなければ、その分コロナ対策に回せたんですが。
結局、アベもハゲもフェイクの塊なんですよね。
あり得ない大統領が登場したことで、あり得ない展開が生まれた。それだけのことかもだ。
アメリカファストも米朝会談も全ては偽物。
つまりトランプはフェイクの中でしか存在しないお化けだったんだ。同じように、白人至上主義も妄想というフェイクだったんだろうな。
終わり方としては最低だったけど、こうでもしないとアメリカの特殊性は変わらないのかな。
支持者に推されてトップに立ち、
支持者の行いによって地に堕ちる。
祇園精舍の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
琵琶法師の弾き語りが聞こえてくるようです。
では、また。
元々共和党支持者は、ブッシュとゴアの選挙の時も暴動を引き起こしましたから、”またか”って感じでした。
策に溺れたというより、最後はフェイクに自ら溺れたって感じです。
フェイクの大国アメリカはこれからどこへ向かおうとしてるのでしょうか?
それに行き場を失った極右過激白人はどこへ向かおうとしてるのでしょうか?
共和党も脳みそを入れ替えないと死滅するかもですね。
支持者の行いによって、トランプは地に堕ちましたね。でも、トランプも支持者も全く悪びれた様子はありません。
しかし彼らは、アメリカにとって不必要な存在になるのは明らかです。
まるで、フェイクの風に吹き飛ばされる塵と同じですね。
暴力が正義だと思ったらもっと大バカよ
元々アメリカの民主主義が崩壊してるから最悪の事態になったけど
腐った頭皮ではすぐハゲるように
トランプは、ハゲとともに去るべきだったの
ザマ見ろっげだわ👅
白人至上主義もここまで堕ちるとは・・・
トランプよ、恥を知れ!といいたいですが、その恥すら通り越してます。
Hoo女史の怒りがここまで伝わってきそうです。でも本当の事ですもんね。
所詮は哀れな貧しい白人なんだ
彼らの表情を見てもわかるように
まともな教育を受けてないから
獰猛な野生の動物みたいな顔してる
それでも昔のアメリカならば
それなりに裕福な生活ができたんだ
でも今のアメリカは違う
格差のツケは貧しい人種に
貧しい白人は鬱憤を貧しい黒人にぶつける
故に貧しさが暴動の引き金になる
トランプは彼らの貧しさに突け込み
陰謀論をぶちまけ彼らを扇動した
今になって掌を返してももう遅すぎる
追放か逮捕か弾劾か。
トランプの選択肢は、今やこの3つだけす。
哀れかな、貧しい白人も世界のお荷物かもですが、今後の振舞いには気を付けないと、同胞からも袖にされるでしょうね。
結局、トランプは最後の最後で、同胞にすら背を向けた格好になったんですが、彼らはどんな気分なんでしょうか?