今年は珍しく高校野球を見てる。甲子園の決勝での奥川投手の超高校級のピッチングも見た。松坂世代以来、甲子園はご無沙汰だったので、余計に今年は力が入る。
そして今、U18W杯野球が行われてる。
ここ数日は雨が続き、それも反日のメッカ韓国(キジャン)での開催という事で、悲願の世界一を狙う若き侍ジャパンも、万全な状態とは言えない。
しかし、W杯4連覇中のアメリカに大勝し、ここに来て大きな盛り上がりを魅せてる。
そして、スーパーラウンドの今日。甲子園の決勝以来、2週間ぶりとなるエース奥川(写真)の登板には、多くの日米スカウトの熱い視線が注がれた。
そんな中、肩の張り等の不安も囁かれたが、7回18脱三振1失点の力投で、参加国トップのチーム打率(.321)を誇り、大リーグの卵5人を揃えるカナダを、5対1で圧倒した。
いよいよ明日は憎〜き韓国だ。”一番艦”の佐々木で圧勝したいもんだな。
飛ばないバットと理想の野球スタイル
日本は”野球の国”だ。どこへ行っても野球のグラウンドがある。それも殆どが座席付き。こんな国は世界中どこに行っても、日本とアメリカだけだろう。
勿論、その理由の起源は甲子園にある。
しかしその甲子園も、過密な日程や球数の問題、飛びすぎるバットに加熱するメディアなど、危機感がない訳でもない。”飛びすぎるバット”クリックです。
U18W杯は国際ルールで行われる。球数制限は日本よりずっと緻密でシビアだ。
故に、投手の起用方やチーム全体のコンディショニングが勝利の大きな鍵となる。従来の一部の選手だけに頼るといった、素人受けする安直な展開は避けられる。
U18W杯を見てると、甲子園も国際ルールに基づいた運営をすべきだとつくづく思う。
飛ばないバットを使うから、試合が締まる。転がる打球が多いから、守備も締まる。見てる方も緊迫感が生まれ、ワクワクする。こんな経験は何時以来か。これこそが野球のあるべき姿だ。
昔の野球は、プロもアマも今の様に、ボールが飛ぶ事はなかった。長打が打てる人は限られた。それ以外の選手は、バットを短く持ち、コンパクトに強い打球を転がそうとした。
お陰で試合時間は短く、選手と観客は一体となり、その緊張感は最後まで持続した。
それに比べ、今の野球はグランドサイズが大きくなった分、ボールがやけに飛ぶ。お陰で、1番から9番まで誰もがバットを長々と構え、下から振り回す様になった。
バカは、それを”フライボール革命”(要クリック)と持て囃す。お陰で、毎日が派手なだけの花火大会に成り下がり、野球そのものが粗雑に成り下がった。
その花火大会が全国規模で消滅の傾向にあるのは、既にブログ(”祭りがなくなる”)にも書いた。
野球のあるべき姿とは?
元々野球というスポーツは、頭脳ゲームでもあった様に、様々なイカサマが横行した。それでも廃れる事はなかった。むしろ、大きく繁殖した。
ホームランが悪い筈もない。ホームランを量産した”野球の神様”ベーブルースは、野球という”土の上の球技”をメディアに乗せ、娯楽の王様として大きく飛躍させた。
今の現代野球は、紛れもなくホームランが作り上げたものだ。
しかし当時は、飛ばない筈のボールをスタンドまでぶっ飛ばすから、みな興奮し、我を忘れ、幻想に浸り、ホームランに酔いしった。
故に、ホームランバッターはメジャーの中でも特権階級になり得たのだ。
一昔前の野球を知ってる人は多いだろうが。球威のあるストレートは、会心の当りでもフェンスに近づくに連れ、その打球は失速したもんだ。逆に、変化球は当てただけで、ピンポンみたいに弾き飛んだ。
しかし、今のボールはピンポンみたいに弾きがよく、まともに当たらなくてもよく飛ぶ。豪速球でも、角度をつけただけで簡単にスタンドインする。これでは野球とは言えない。
今、U18W杯を見てると、昔ながらの野球の原点に触れてる様で、とても懐かしい。そして居心地がいい。
「野球ルネッサンス」、つまり古典式野球の復活がそこにはある。
元々野球とは、そういうもんなのだ。
先発は佐々木でしょうか。左腕宮城もありだが、ここは佐々木でガツンと行きたいね。
韓国も昨日は台湾に負けたから、今日はエースを注ぎ込んでくるはずだ。
日本は先制して、一気にカタをつけたい。競り合うと韓国の粘りは異常だから。
ということで、ニッポン!チャチャチャ!
クセになったみたいだな。ガラスのエースとはこの事か。期待してただけに、残念!
でも、西は投打に大車輪ですね。次は宮城かな、これまた連投だ。
チャチャチャ!ガンバレ日本!
佐々木がいきなりの降板で、悪い予感したんだけど
これも韓国の執念かな。
明日からは他力本願だけど、こればかりは。
こういう展開になると、韓国はめっぽう強い。反日同様にシツコイんだよな。
でも佐々木の血豆は1週間経っても治んなかったのかな。
確かに、過保護すぎるのも問題なのかな?張本さんは指が不自由でも、首位打者取ったんだよな。南海のメイは親指がなくても、メジャーでプレーしてたんだよな。
監督がどうのとか、金属バットの影響とか、選手のエラーとか、佐々木の指の怪我とか。
勿論、勝ちに行ってしっかりと準備して、選手の選別も悪くはなかったとは思うけど。メディアはある事ない事原因を探るよね。
でも現場には全く責任はないと思うのよ。だって体を張って日の丸を背負って戦ってるんだから。絶対に現場を責めてはいけないのよ。
それでもメディアは現場にしか目を向けない。
勿論、佐々木のマメの怪我がなかったら、韓国には勝ってた筈で、決勝ではアメリカだろうから、奥川と佐々木と繋げば優勝できたかもしれないけど。
でもこれも結果論で、誰も佐々木を責められない。コーチも監督も。
日本のメディアは佐々木の評価が落ちたと騒ぐけど、メジャーのスカウトは佐々木にぞっこんだもの。ここら辺も日本と外国のメディアの趣向がはっきりと分かれるんだな。
それに、永田監督ら首脳陣の日給が2千円というのにも呆れた。だって高野連は毎年、7億から8億の利益があるわけでしょ?
計19日で約4万円。これなんか日本お得意のブラックボランティアだよ。これじゃ愚痴や言い訳の一つも出るわけだ。
これで勝てって言われても、日の丸を背負う気にもなれないよ。選手もこういうお粗末な待遇を薄々知ってたんだろうか。これじゃ勝てる試合も勝てないよな。
早速ブログにします。コメントどうも有難うです。