神融心酔 

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マルかバツか?

2013-11-06 | 茶にまつわる文化・芸術
横浜のサロン「茶文化空間・香流」で開かれた
台湾茶ドットネット店主、大倉健太氏によるセミナー
「茶商の鑑定眼」に参加してきました。

このセミナーはもともと先月の「地球にやさしい中国茶交流会」で行われた
大倉氏による「よい茶葉とは何か ~茶商の視点から~」の内容を踏襲したもの。
講義時間も増え、受講者定員が少人数なのでより詳しい内容になっていたようです。


目の前に置かれた5種類の台湾烏龍茶の荒茶。
最初はその茶葉がそれぞれどういう来歴かは明かされません。

茶商の立場として考えて、マルかバツか、いいか悪いか、
つまりは仕入れるか仕入れないか。

クイズ形式に皆で話し合いながら、
外観を観察し、茶湯の様子を見て、
香りと味を判定し
最後に答えが知らされます。

最初の外観の拝見だけでほとんどの情報が出ていたのも面白い発見でした。
茶商の方々がどのような鑑定基準でお茶を選んでいるのかを知ることができ
とても勉強になりました。

通常、自分で手に入れる茶葉は既に茶商のふるいにかかっています。
店頭で試飲するかサンプルを飲んでみて口に合うか合わないかで購入を決めるわけですが
消費者サイドにいる私たちのポイントは鑑定眼のしっかりした茶商の店を選んでいるかどうかにありますね。
そのためにも客観的な鑑定基準を理解しておく必要性を感じました。


これだけのサンプルを揃えてレジュメを作るのは大変な作業だったと思います。
エコ茶会ではエントリーする時間がなかったので、
今回横浜まで足を運んで正解でした。

大倉さん、有意義なセミナーをありがとうございました。
企画し裏方も担当してくださった香流の皆さま、ありがとうございました。


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