台北滞在も残すところあと一日半、四日目の日曜日は旧友たちとの約束で埋まっていました。
お昼は「
小慢」で小曼さんの美味しいお茶をいただき、午後は
台北書院へ。
台北書院では季節ごとに茶会が行われていますが、この日は夏季茶会の日。
石碇で自然生態茶園を営む高定石氏のスペシャルバージョンです。
今回の台北旅行をこの日程にしたのも、この茶会に参加するためでした。
高さんとは茶会の直前に会って挨拶するくらいしか時間が取れず、
「今回一緒に牛肉麺は食べられないのか」と言われましたが、またそれは次回、ね。
四季茶会は2年前の冬季にも参加しましたが、構成はだいたい同じ。
席に着くと二種類のお茶を茶席主が淹れてくれます。
今回のお茶は2013年の高さんの紅茶と2007年の武夷岩茶でした。
私たちの茶席主は羅小姐と言う方。
彼女が着ていた白い茶服はオーダーしたものだそうで、紅楼夢に出てきそうな江南美人の雰囲気が素敵でした。
お茶もとても丁寧に美味しく淹れてくださいました。
お茶を飲んで、舞踏や演奏や京劇を楽しんで、主催の林谷芳氏の(長~い)お話を聞いて・・・3時間ほど。
今回高さんのお話も聞けるのかと思っていましたが、それはなかったのがちょっと誤算だったかな。
余裕を持って組んでいたはずのスケジュールでしたが、茶会が思いの外押したので、急いで次のアポイントの場所へ。
邵老師の茶器のお店「
拾歳小玩」です。
邵老師ご夫妻のプロデュースする茶器は今、台北で一番人気と言ってもいいかもしれません。
前日の茶家十職の茶会でもVIP席でお茶を淹れていらした邵老師の本業は中国伝統音楽。
まさしく文人茶の系譜を引き継ぐ茶人と言えましょう。
とても知的でチャーミングな方です。
邵老師に別れを告げて、この日最後の目的地へ。
私の友人C小姐が去年夏に結婚し、新居でお茶サロンを開いたというのでお邪魔してきました。
旦那様とも初対面のご挨拶♪

二匹の猫ちゃんが迎えてくれました。
黒猫の黒漆漆はうらりんの膝の上が何故か気に入ってましたっけ。
C小姐が前の週に行ってきたばかりという武夷山の岩茶を飲ませてくれました。
しばらくしてその日の台北書院の茶会で茶席主を務めていたというEJが加わり、
話も盛り上がって陽明山の温泉に行こうか、なんて流れになりましたが、
さすがに旅の最終日ともなると体力が残っていません。
(留学時代、夜中に友人たちとノリで北投の川辺の温泉に行ったのを思い出しましたよ。若かった、あの頃は。)
次回連れてってね、ということでその日はお開きに。
台北初夏の旅、何だかとっても名残惜しい最後の夜でした。
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