翌日5月2日もよく晴れた一日でした。
ホテルをチェックアウトして名古屋お約束のモーニングセットを
「
シャポーブラン」にていただきました。
パンやサンドイッチがバイキング方式で食べ放題。
やっぱり餡トーストは美味しい♪
この日向かったのは
白鳥庭園。
熱田神宮ほど近く、水の風景を生かした美しい日本庭園です。
庭園の中央に位置する清羽亭で春のこの季節に行われるのがさつき市民茶会です。
今年は日替わりで5月2、3日が
ロ・ヴーさんによる中国茶『春山夏山』の席、
5日は裏千家のしょうぶの席、6日は表千家によるさつきの席でした。
渡り廊下に設けられた待合に座っていると
豊かな時間の流れを感じます。
蘇州や杭州の庭園でも感じたような、静寂と風雅。
人の手によって作りだす自然美は文人趣味に通じています。
茶会がいよいよ始まりました。
北宋の山水画家・郭煕の七言絶句の一節、
「春山淡冶而如笑」から、春山笑う、をテーマにしています。
日差しは夏のように強かったのですが、
清羽亭の中は涼しい風が通り、まだ春の名残を感じます。
2日は春、3日は夏を取り上げ、
春から初夏への季節の移ろいを表現しているそうです。
お茶は福建省産の黄金桂。
お菓子は瑞々しい「仙桃」。
20名の立礼席で10時から30分ごとに一日12回茶席を設けるというスケジュールですので、
準備も当日の水屋も大変だったことと思います。
ロ・ヴーさんがこの市民茶会を担当するようになって7年、
最初はお抹茶世界の壁が厚く、いろいろ大変なこともあったようですが
大勢の皆さんに中国茶の雰囲気を知ってもらえる素晴らしい場と機会であると思いました。
今後の活動のヒントをいただいた気がいたします。
今回茶会に参加させていただくにあたり、
茶会のスタッフを務めた茶友の白米さんに大変お世話になりました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ロ・ヴーの岩崎さん、小池さんにも久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
素敵な茶会をありがとうございました!