7月24日東京新聞『筆洗』より▼誰もが待ち望んだ五輪とは言えぬ。開幕までの混乱や迷走を数えあげれば
きりがない。新型コロナ感染拡大を受け五輪中止を求める声はなお残る。▼五輪を成功させたい。そういう国
民の熱は今回、感じられぬ。時代だろう。多くの人には「わたし達の五輪」ではなく、「どこかの誰かがやってい
る五輪」と映っている。「わたし達」と「誰か」の断層が五輪という「輪」を一つにできなかった▼その輪をひょっと
して一つにしてくれるのが競技者達なのかもしれない。コロナという困難に耐え、彼らはここにいる。。。期待!